JPH0273604A - 積層型バリスタ - Google Patents

積層型バリスタ

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Publication number
JPH0273604A
JPH0273604A JP63225850A JP22585088A JPH0273604A JP H0273604 A JPH0273604 A JP H0273604A JP 63225850 A JP63225850 A JP 63225850A JP 22585088 A JP22585088 A JP 22585088A JP H0273604 A JPH0273604 A JP H0273604A
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JP
Japan
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varistor
ceramic layer
layer
internal electrode
laminate
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Pending
Application number
JP63225850A
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English (en)
Inventor
Hiroaki Taira
浩明 平
Kazuyoshi Nakamura
和敬 中村
Yasunobu Yoneda
康信 米田
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電圧非直線性抵抗として機能する積層型バリ
スタに関し、特に酸素欠乏による漏れ電流を回避できる
ようにした構造に関する。
〔従来の技術〕
一般に、バリスタは、印加電圧に応じて抵抗値が非直線
的に変化する抵抗体素子であり、電子回路に過電圧が加
わるのを防止するためのサージ吸収素子として採用され
ている。このようなバリスタとして、従来、第5図及び
第6図に示すような直方体状の積層型バリスタがある(
特公昭58−23921号公報参照)。この積層型バリ
スタ10は、バリスタ層11と内部電極12とを交互に
積層して一体焼結するとともに、該焼結体13の左、右
端面13a、13bに外部電極14を形成して構成され
ている。またこの外部を極14には、上記焼結体13の
左、右端面13a、13bに交互に露出された内部電極
12の一端面12aが接続されている。このような積層
型バリスタにおけるしきい値電圧は、バリスタ層の一粒
界あたりのしきい値電圧と、バリスタ層の厚さ方向の粒
界数とで決まる。ところで、ZnO系バリスタにおける
一粒界あたりのしきい値電圧は略2〜4Vと一定である
から、上記しきい値電圧を低くするにはセラミクスの粒
子径を大きくすればよい。しかし、この粒子径を大きく
するには限界があることから、従来は上記バリスタ層の
厚さをできるだけ薄くするようにしており、最小20μ
閑程度に設定していた。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上記積層型バリスタは、焼成する際の降温過
程でバリスタ層内に酸素を供給する必要がある。ところ
が上記従来のバリスタでは、上記焼成時にバリスタ層へ
の酸素の供給が不足して酸素欠乏状態になるという問題
点がある。この酸素欠乏はバリスタ層が薄いほど顕著と
なる。その結果、しきい値電圧以下での漏れ電流が大き
くなり、ひいては消費電力が増加し、また熱暴走の原因
となるという問題が生じる。この漏れ電流は、バリスタ
層の厚さが薄いほど増大する。
本発明は、上記従来の問題点を解決するためになされた
もので、焼成時に発生する酸素欠乏を防止して、漏れ電
流を低減できる積層型バリスタを提供することを目的と
している。
〔問題点を解決するための手段〕
本件発明者らは、上記酸素欠乏を防止する方法について
の種々の検討過程において、バリスタの特性劣化の原因
として、上記焼成時におけるバリスタ層の酸素欠乏とと
もに、内部電極とバリスタ層との濃度勾配により粒界の
添加物が内部電極へ拡散することが考えられることを見
出した。そこで、添加物の濃度勾配を逆にして、つまり
バリスタ機能を有する添加物を内部電極側に含有させて
やれば、焼成時において、内部電極内のバリスタ成分の
添加物のみをセラミクス層に拡散させることができ、そ
の結果上記酸素欠乏を防止でき、かつ粒界添加物の内部
電極への拡散も防止できることに想到し、本発明を成し
たものである。
そこで、本発明は半導体セラミクス層と内部電極とを交
互に積層してなる積層体の両端面に上記内部電極の一端
面を交互に露出させ、上記セラミクス層の上記内部電極
を囲む部分にバリスタ部を形成したことを特徴とする積
層型バリスタである。
ここで、本発明に係る積層型バリスタの構造を実現する
ための製造方法の一例を説明する。
■ まず、従来から採用されているバリスタ材料の主成
分ではあるが、それだけではバリスタ機能を持たない半
導体性のセラミクス組成物からなるシート状のセラミク
ス層を形成する。一方、上記バリスタ材料の副成分で上
記主成分に加えるとバリスタ機能を発現させるセラミク
ス組成物と内部電極用の金属とを混合させて電極ペース
トを作成する。
■ 次に、上記N、電極ペースト上記セラミクス層に印
刷して内部電極を形成し、この内部電極と上記セラミク
ス層とが交互に位置し、かつ左、右端面にこの内部電極
の一端面が交互に露出するように積層して積層体を形成
する。
■ さらに、上記左、右端面に上記電極ペーストを塗布
した後、この積層体を焼成する。するとこれにより、本
発明の積層型バリスタが得られることとなる。即ち、内
部電極側からバリスタ成分が拡散し、セラミクス層の内
部電極を囲む部分にバリスタ部が形成され、バリスタ部
同士の間には半導体セラミクス層が残存した構造となる
なお、本発明の積層型バリスタを製造する場合、上記積
層体の左、右端面には、必ずしも上記電極ペーストを塗
布する必要はない、また、上記積層体を焼成した後上記
左、右端面に内部電極に接続される外部電極を焼き付は
形成することとなるが、この外部電極は焼成前の積層体
に予め塗布しておき、この後一体焼成する方法でもよい
、さらに、上記グリーンシートを形成する方法としては
、ドクターブレード法あるいはスクリーン印刷法等が採
用できる。
〔作用〕
本発明に係る積層型バリスタによれば、半導体セラミク
ス層の内部電極を囲む部分にバリスタ部を形成し、該バ
リスタ部同士の間には半導体セラミクス層が残存した構
造としたので、焼成降温時において半導体セラミクス層
を介してバリスタ層への酸素の供給ができるので、バリ
スタ層の酸素欠乏状態を解消することができる。その結
果、漏れ電流を解消してバリスタ特性を向上でき、ひい
ては消費電力の増大、熱暴走を防止できる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図について説明する。
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による積層型バ
リスタを説明するための図である。
図において、1は本実施例の積層型バリスタであり、こ
のバリスタ1は、半導体セラミクス層2と内部電極3と
を交互に積層し、これを一体焼結してなる焼結体4の左
、右端面4a、4bに外部ilt極5を形成して構成さ
れている。また、上記焼結体4の左、右端面4a、4b
には、各内部電極3の一端面3aが交互に露出しており
、これは上記外部電極5に接続されている。なお、この
各内部電極3の他の部分は焼結体4内に埋設されている
そして、本実施例の上記セラミクス層2の、該セラミク
ス層2の内部電極3を囲む部分、及び上記焼結体4の両
端面4a、4b部分には、バリスタ部6が形成されてい
る。このバリスタ部6は、内部tia内に混合されたバ
リスタ機能を有するバリスタ成分、及び両端4a、4b
に塗布されたバリスタ成分を、焼結時において上記セラ
ミクス層2内に拡散させて形成したものであり、上記セ
ラミクスN2の中央部分には、バリスタ機能を持たない
半導体部分が残った状態となっている。
次に本実施例の積層型バリスタ1の製造方法について説
明する。
■ まず、高純度(99,5%以上)のZnO粉末にを
機バインダーを混合してなるセラミクス材料から、厚さ
100μIのグリーンシートを形成し、該シートを切断
して矩形状の半導体セラミクス層2を形成する。
■ 一方、Co 0(20mo1%)1Mno(20+
aOj!%)、S bl 0s(40+*oj!%)+
 Cr t Os(20mof%)と、Bt Os 、
S io、、PbO,ZnOからなるガラス粉末とを混
合してなるバリスタ材料を準備する。そして、このバリ
スタ材料を、ptにビヒクルを混合してなる内部電極用
材料に対して10wt%加えて電極ペーストを作成する
■ 次に、上記セラミクス層2に、上記電極ペーストを
スクリーン印刷して内部電極3を形成する。この場合、
該内部電極3の一端面3aのみがセラミクス層2の外縁
まで延び、他の端面ば内方に位置するようにする。そし
て、第3図に示すように、セラミクス層2と内部電極3
とが交互に重なり、かつ内部電極3の一端面3aがセラ
ミクス層2の両端面に交互に露出するように積層し、さ
らにこの積層体の上、下面にダミーとしてのセラミクス
層7を重ね、これをプレスで加圧、圧着して積層体を形
成する。するとこれにより、内部電極3の一端面3aの
みが積層体の左、右側面の外方に露出し、残りの部分は
セラミクス層2内に完全に埋設されることとなる。
■ そして、上記積層体の内部電極3の一端面3aが露
出された両端面に、上記電極ペーストからPtを除いて
なるバリスタ材料のみのペーストを塗布する0次に、上
記積層体を空気中にて1200℃で加熱焼成し、焼結体
4を得る。すると、上記内部電極3内のバリスタ材料、
及び積層体の両端面のバリスタ材料がセラミクス層z内
に拡散して、上記内部電極3を囲む部分及び焼結体4の
左、右端面4a、4b部分にバリスタ機能を有するバリ
スタ部6が形成されることとなる。そして、この場合、
内部電極3を構成するPtはセラミクス層2に拡散され
ることなく該内部電極に残ることとなる。
■ しかる後、上記焼結体4の、内部電極3が露出され
た左、右端面4a、4bにAgを主体としてPdを添加
してなるペーストを塗布した後焼き付けて外部電極5を
形成する。
次に本実施例の作用効果について説明する。
本実施例の積層型バリスタ1によれば、内部電極3内に
混合されたバリスタ材料をセラミクス層2に拡散させて
、このセラミクス層2の内部電極3を囲む部分及び焼結
体4の両端面4a、4b部分にバリスタ部6を形成した
ので、内部電極3中の金属がセラミクス粒界相を還元す
る問題を解消でき、焼成降温時における酸素欠乏を回避
できる。
また、従来のバリスタのような、バリスタ成分が内部電
極側に拡散する問題もなく、これらの結果、漏れ電流を
防止できるとともに、消費電力、熱暴走の問題を解消で
き、サージ耐量の低下を防止できる。
次に、本実施例による積層型バリスタ1の効果を確認す
るために行った実験結果について説明する。
この実験では、上記実施例方法により製造された積層数
15枚からなる本実施例試料と、以下の従来方法により
製造された従来試料とを準備して、両者の特性を比較し
た。上記従来試料は、Zn0(95,0mo1%) 、
  Co O(1,0mof%)、 M n O(1,
0moA %)+ S  b t  Ch(2,0mo
l %)、Cr t  Oi(1,0IIO7!%)に
、B20s 、S to、、PbO,ZnOからなるガ
ラス粉末を10wt%加えて原料とし、これから厚さ2
0μ■のグリーンシート状のバリスタ層を形成し、この
上面に内部電極3を印刷するとともに、両者を交互に積
層した後、圧着、焼成し、しかる後外部電極を形成して
なるものを採用した。
まず、上記本実施例試料、従来試料の初期特性としての
VISA及び非直線係数αを測定したところ、vl、A
は本実施例試料4.8 V、従来試料4.6■であった
。また、αは本実施例、従来試料とも30であり、初期
特性では路間等の結果が得られた。
次に、上記各試料に、50Aの8720μs衝撃電流を
5分間隔で2回づつ1時間、つまり24回印加した後、
漏れ電流を測定した。その結果を第4図に示す0図中、
曲線Aは本実施例試料1曲線Bは従来試料を示す。
同図からも明らかなように、従来試料Bでは、電圧■に
おいて10−’Aの漏れ電流が生じているのに対して、
本実施例試料Aでは約10−’Aと漏れ電流は1 /1
000に抑えられている。そして、サージ印加後の漏れ
電流は従来の約1/100となっており、それだけ消費
電力を小さくできるとともに、熱暴走の危険性も少ない
といえる。また、本実施例試料によれば、約5vの低い
v1□で50A以上のサージ耐量が得られ、優れた耐サ
ージ性を有している。
〔発明の効果〕
以上のように本発明に係る積層型バリスタによれば、半
導体セラミクス層と内部電極との積層体の、上記セラミ
クス層の内部電極を囲む部分にバリスタ部を形成したの
で、これの焼成時において発生する酸素欠乏及び内部電
極のバリスタ成分の拡散を回避して、漏れ電流を防止で
きる効果があ
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の一実施例による積層型バ
リスタを説明するための図であり、第1図はその断面図
、第2図はその斜視図、第3図はその分解斜視図、第4
図は電流−電圧の特性図、第5図及び第6図はそれぞれ
従来の積層型バリスタを示す分解斜視図、断面図である
。 図において、1は積層型バリスタ、2は半導体セラミク
ス層、3は内部電極、3aは内部電極の一端面、4は焼
結体(積層体)、4a、4bは左。 右端面、6はバリスタ部である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体セラミクス層と内部電極とを交互に積層し
    て積層体を形成し、該積層体の両端面に上記内部電極の
    一端面を交互に露出させるとともに、上記セラミクス層
    の上記内部電極を囲む部分にバリスタ部を形成したこと
    を特徴とする積層型バリスタ。
JP63225850A 1988-09-08 1988-09-08 積層型バリスタ Pending JPH0273604A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63225850A JPH0273604A (ja) 1988-09-08 1988-09-08 積層型バリスタ

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JP63225850A JPH0273604A (ja) 1988-09-08 1988-09-08 積層型バリスタ

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JPH0273604A true JPH0273604A (ja) 1990-03-13

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ID=16835819

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JP63225850A Pending JPH0273604A (ja) 1988-09-08 1988-09-08 積層型バリスタ

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JP (1) JPH0273604A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04306801A (ja) * 1991-04-03 1992-10-29 Murata Mfg Co Ltd 積層型バリスタ
JPH06120007A (ja) * 1991-05-02 1994-04-28 Murata Mfg Co Ltd 積層型バリスタ

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04306801A (ja) * 1991-04-03 1992-10-29 Murata Mfg Co Ltd 積層型バリスタ
JPH06120007A (ja) * 1991-05-02 1994-04-28 Murata Mfg Co Ltd 積層型バリスタ

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