JPH0272867A - 細胞培養培地の交換方法 - Google Patents

細胞培養培地の交換方法

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JPH0272867A
JPH0272867A JP63225087A JP22508788A JPH0272867A JP H0272867 A JPH0272867 A JP H0272867A JP 63225087 A JP63225087 A JP 63225087A JP 22508788 A JP22508788 A JP 22508788A JP H0272867 A JPH0272867 A JP H0272867A
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JP
Japan
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medium
culture medium
culture
cell
hollow fiber
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JP63225087A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Hattori
服部 博行
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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  • Apparatus Associated With Microorganisms And Enzymes (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は細胞培養培地の交換方法に関する。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕近年、バ
イオテクノロジーの進歩にともない微生物や細胞などを
培養して利用する装置も種々提案されてきている。
しかし、細胞培養に必要な培地およびその他必要とされ
る成分(たとえば血清、リンホカインなどの生理活性物
質など)の補給はできても老廃物を除去するのに適した
装置はなく、毎日〜数日に1回の割合で培地などを取か
えなければならないというのが実情である。
培地などの取替えは、たとえばカルチャーボトルを使用
して細胞培養を行なうばあいには、これらの操作を無菌
的に行なうために、通常クリーンベンチで行なっている
。それゆえ、クリンベンチなどの設備が必要であるとい
う問題がある。そのうえ、とくに浮遊性細胞の培地を交
換するばあいには培地の交換前に細胞を分離しなければ
ならないという問題がある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は上述のごとき問題、とくにクリーンベンチのご
とき設備を用いずに、無菌的に、しかも細胞を分離した
すせずに容易に培地などを交換して好ましい状態で培養
することを目的としてなされたものであり、 細胞培養培地の交換を行なうに際し、培地は透過するが
細胞は透過しない中空糸束を含んでなる培地交換装置を
用いて行なうことを特徴とする細胞培養培地の交換方法 に関する。
〔作 用〕
本発明の方法では、培地容器中に特定の中空糸束を用い
た培地交換装置を配置しているため、クリーンベンチな
どを用いることなく、無菌的に、また細胞を分離したり
することなく培地を連続的かつ容易に交換することがで
き、培地を一定の好ましい状態に保ちうる。
この結果、長期間安定して効率よく細胞を培養すること
ができる。
〔実施例〕
本発明においては、細胞を培養する際に、細胞は透過し
ないが培地は透過する中空糸束を含んでなる培地交換装
置により培地などが交換される。
前記中空糸束を含んでなる培地交換装置は、培養により
生じた老廃物などを含む培地を排出する培地取出装置と
して機能し、培地などの供給は別に培地供給装置を設け
て行なってもよく、また培地供給兼培地取出装置として
機能してもよい。
まず前記培地交換装置が培地取出装置として機能し、培
地などの供給は別に培地供給装置を設けて行なうばあい
について説明する。
前記培地取出装置として機能する培地交換装置は、たと
えば第1図に示すように、中空糸束(1)の両端が支持
手段(2)、(3)で支持され、上端、下端が開口され
ており、該開口部(9)、(10)には液体通路(4)
、(5)を有するキャップ(6)、(′7)が被冠され
ている装置がその一例としてあげられる。
第1図の装置における中空糸束は上端が開放された例で
あり、使用前の培地取出装置(8)のブライミングが容
易であり、また上下対称形に形成可能なので製造も容易
であるが、必ずしも上端は開放されている必要はなく、
支持手段(2)やキャップ(6)によって封鎖された形
になっていてもよい。ただし、上端が支持手段(′2J
などによって直接封鎖されたものは使用前の培地取出装
置のブライミングが困難であり、またブライミングをし
ないばあいにはエアブロツクがおこり、培地などの取出
効率がわるくなる。
中空糸束(1)を構成する中空糸としては、細胞を透過
しないものであるかぎりとくに限定はないが、通常平均
ポアサイズ30人〜1論程度、さらには30人〜0.2
−程度の中空糸が好ましく使用される。ことに、たとえ
ば平均ポアサイズが30〜50人のばあいには、細胞の
みならず血清やリンホカインなどの細胞活性化物質も透
過しないため、これらが節約される。またアルブミンや
フィブリノーゲン、リンホカインなどの産生物が透過し
ないので、これらの産生物の回収を必要とするばあいに
有用である。
該中空糸を構成する材質などにもとくに限定はないが、
培地などを透過させるため、たとえば再生セルロースな
どの親水性材料が好ましい。
たとえばセルローストリアセテート、セルロースジアセ
テート、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル
、ポリアミド、ポリテトラフルオロエチレン、ポリスル
ホンなどの親水性でない材料からなる中空糸のばあいに
は、表面を親水化した中空糸を用いる必要がある。
前記中空糸は通常300〜600本程度束ねて両端を、
たとえばウレタン樹脂などでボッティングして支持手段
(2)i3)となるボッティング部を形成することによ
り中空糸束(1)とされる。
中空糸を束ねた際の断面形状、長さなどは、適宜選択す
ればよいが、培地との接触面積が大きくなるようにする
のが好ましく、通常円形の断面形状のものが採用される
。また、中空糸膜の表面に細胞が付着して目詰りするお
それのあるばあいには、中空糸の数を多くして膜の表面
積を広げるなどすればよい。
つぎに培地供給装置から新しい培地などを供給し、老廃
物などを含む培地などを培地取出装置から取出す本発明
の方法を、本発明に用いる細胞培養装置の一例に関する
説明図である第2図に基づき説明する。なお、本発明の
方法に用いる培養装置には培地取出装置として機能する
培地交換装置以外とくに限定はなく、従来から使用され
ているのと同様の装置であれば使用しつる。
第2図において(8)は培地取出装置、01)は細胞培
養装置、Q21は培地などを収容する培地容器、旧は培
地供給装置、04)はガス抜き手段、Gは培養系に雑菌
などが入るのを防止するためのエアフィルター、0■は
培地取出ライン、口は培地取出装置(8)と連通ずる液
体通路を有する保持手段であり、その上端がコックなど
で開放可能に閉鎖されている。
培地などの供給は培地供給装置■より行なわれる。この
際、培地容器02)内の空気を抜くためガス抜き手段0
4)の開放下で行なうのが好ましい。
培養する細胞の取出しは、培地供給装置nにより行なっ
てもよいが、別に装置を設けて行なうのが培地の連続的
な供給・取出しが容易であるなどの点から好ましい。
培地容器0′2Jに培養すべき細胞、血清、リンホカイ
ンなどの細胞活性化物質、培地などが供給され、細胞の
培養条件に応じた温度などの条件下、培養が行なわれる
この際、エアポンプなどにより、たとえば0.2虜程度
のエアフィルターをとおしてガス供給手段(図示されて
いない)からガスが供給され、ガス交換が行なわれ、排
気ガスが、たとえばガス抜き手段0Φから排気される。
また、培地供給袋wtCr3から培地などが供給され、
老廃物などを含む培地は培地取出装置(8)の中空糸を
透過して培地取出ライン0■により取出される。培地な
どの取出しに際し、要すればポンプなどを使用してもよ
いことは当然のことである。
培地供給装置口から供給される新しい培地などの供給量
は、培地量、培養する細胞の種類や密度などにより異な
り、−概に規定できないが、1時間当り培地量の3〜6
%程度になるのが好ましい。また培地などの取出量は供
給される新しい培地などの量に応じて適宜選択すればよ
く、培養液量がほぼ一定になるようにするのが好ましい
たとえば培地の量10100O,細胞数lX108個/
 ml程度で培養するばあい、新しい培地などの供給量
を30〜35m1/hrとし、培地取出装置(8)とし
て膜表面積250cjのごとき性能のものを使用するの
が好ましい。
このような方法で培養することにより、たとえばリンパ
球のばあい、37℃の条件で106個/mlから107
個/ mlに培養することができる。
前記説明においては、培地などの供給を培地供給装置口
により行ない、培地の取出しを培地取出装置(8)によ
り行なったが、培地などの供給と取出しとを1つの装置
である培地供給兼培地取出装置で行なってもよい。
前記培地供給兼培地取出装置は、培地などの供給と取出
しとを1つの装置で行なえるものであるかぎりとくに限
定はないが、たとえば第1図に示す培地取出装置(8)
と同様の装置を用いて行なってもよい。
第1因に示す装置と同様の装置を培地供給兼培地取出装
置として用いるばあいの本発明の方法を、本発明に用い
る細胞培養装置の一例に関する説明図である第3図に基
づき説明する。
第3図に示される装置は、第2図に示される培地供給装
置■および培地取出装置(8)のかわりに培地供給兼培
地取出装置のが設けられているほかは、第2図に示され
た装置とほぼ同様の装置である。なお、図中の旧は培地
供給ラインである。
培地供給ラインUから新しい培地などが導入されるが、
培地供給兼培地取出装置OF3の中空糸の内外で培養液
の濃度が異なるため、培地交換はこの中空糸の内側と外
側の濃度差をなくするような拡散作用によって行なわれ
る。
したがって培地の交換には長時間を要するうえ、このま
までは培地の交換効率もわるく、培地の交換効率を上げ
るためには培地の撹拌手段を設ける必要がある。撹拌手
段を設けて培地を撹拌すると、培地の交換効率が向上す
るだけでなく、培地を一定の状態に維持しやすくなり、
細胞を培養しやすくなる。なお強く撹拌するばあいには
、中空糸束装置として、たとえば空隙のある枠体を有す
るような装置を用いるのが好ましい。
前記枠体は、撹拌により破断などのトラブルが生じやす
い中空糸を保護するためのものであるから、なるべく培
地などの通過がおこりやすいものであるのが好ましく、
このような目的を達成しうるちのであるかぎり、形状、
大きさなどにはとくに限定はない。それゆえ、枠体に存
在する空隙の形状も、たとえば巾広く、長いストリップ
状の空隙であってもよく、スリット状、格子状、円形〜
楕円形などの空隙であってもよい。また空隙率としては
中空糸束(1)を支持しうる限りなるべく大きい方が好
ましい。
第2図、第3図には培養中の培地の状態をモニターする
手段などは記載されていないが、随時モニターしながら
培養しうることは当然のことである。
本発明の方法により培養される細胞の代表例としては、
たとえばリンパ球、骨髄細胞、マクロファージなどが、
その際に使用される細胞活性化物質としては、たとえば
リンホカインやインターフェロンなどが、さらに培地と
しては、たとえば牛胎児血清培地、無血清培地、ヒト血
清培地などがあけられる。
前記説明においては主として培養細胞をうるばあいを念
頭において説明したが、産生物の回収を目的とするばあ
いには産生物を透過させない中空糸を使用する必要があ
る。
そして産生物の具体例としては、たとえばイムノグロブ
リン間1フィブリノーゲン、アルブミン、リンホカイン
、インシュリン、インターフェロン、ウロキナーゼ、成
長ホルモン、モノクローナル抗体などの生理活性物質な
どがあげられる。
つぎに本発明の方法を実施例に基づき説明する。
実施例1 第2図に示す装置とほぼ同様の装置を用いた。
第2図における培地容器02+は硬質ガラス製で容量3
800ml、直径約150mmX高さ約190 amの
円筒状容器、培地取出装置(8)は親水化されたセルロ
ーストリアセテート製の平均ポアサイズ0.1」の中空
糸300本を束ねて有効長が120■■になるようにボ
ッティングしたもの(全表面積250Cシ)でそれぞれ
液通路を有するキャップが被冠されている。そして培地
容器Ozを外部から遮断する蓋体に、培地取出装置(8
)、培地供給装置0および0.2J、IMのエアフィル
ター旧を有するガス抜き手段04)が配置された装置で
ある。なお図示していないが、エアフィルター(0,2
,ca)を介してエアポンプからCO2を5容量%含有
する空気を10m1/m1nの流量で供給し、ガス抜き
手段04)から排気した。
ガス抜き手段(+41の開放下、培地としてRP旧−1
840(味の素■製) 1000 mlを供給したのち
、リンパ球106個/ ml X  100m1 、血
清10m1.リンホカイン200単位からなる細胞浮遊
成約110m1を培地容器側に供給した。そののち、3
7℃で培養を行なった。この間、培地供給装置にから培
地を1 ml / sinの割合で供給するとともに、
1 ml/sinの割合で培地取出装置(8)から取出
しながら20日間培養した。
培養中、1日ごとに培地のpH1炭酸ガス分圧(PCO
2)を11定し、7.2≦pH≦7.3.36m+eH
g≦PCO2≦40關Hgであることを確かめた。
20日間培養後、培養液には5 X 106個/ ml
の細胞が存在していた。
〔発明の効果〕
本発明の方法によると培地を交換する際に細胞を分離す
る必要がなく、クリーンベンチなどを使用しなくても無
菌的に、かつ連続的に培地交換が行なえ、長期間安定し
て培養を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用される装置に用いる培地取
出装置の一例に関する説明図、第2図および第3図はそ
れぞれ本発明の方法に用いる装置の一例に関する説明図
である。 (図面の主要符号) (1):中空糸束 (8):培地取出装置 aa :培地供給兼培地取出装置 特許出願人  株式会社 ニラショー 第2図 第1 第3図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 細胞培養培地の交換を行なうに際し、培地は透過す
    るが細胞は透過しない中空糸束を含んでなる培地交換装
    置を用いて行なうことを特徴とする細胞培養培地の交換
    方法。 2 前記培地交換装置が培地取出装置として機能する請
    求項1記載の方法。 3 前記培地交換装置が培地供給兼培地取出装置として
    機能する請求項1記載の方法。 4 前記中空糸束が、平均ポアサイズ30〜50Åを有
    する再生セルロース製の中空糸、または親水化されたセ
    ルローストリアセテート、セルロースジアセテート、ポ
    リエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミ
    ド、ポリテトラフルオロエチレンもしくはポリスルホン
    製の中空糸を束ねたものである請求項1記載の方法。
JP63225087A 1988-09-07 1988-09-07 細胞培養培地の交換方法 Pending JPH0272867A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60156378A (ja) * 1984-01-26 1985-08-16 Teijin Ltd 細胞培養器

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60156378A (ja) * 1984-01-26 1985-08-16 Teijin Ltd 細胞培養器

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