JPH0272545A - シヤドウマスク形カラー受像管 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明Ｃまシャドウマスク形カラー受像管、特にシャド
ウマスクの構造に関する。

〔従来の技術〕

一般ｉこ、シャドウマスク形カラー受像管４こおいては
、赤、緑、青憂こ対応する３本の電子ビームはシャドウ
マスクの電子ビーム通過孔を通過後、シャドウマスク昏
こ対向配置されるパネル内面に形成された赤、緑、青の
各螢光体絵素普こ射突し、この螢光体絵素を発光させる
ようにしている。

従って、良好な色再現を行うためには、シャドウマスク
の多数の電子ビーム通過孔と対応する３色の螢光体絵素
の相対的位置関係が所定の対応関係にあり、電子ビーム
通過孔を通過した電子ビームが所定の螢光体絵素に正確
に射突させる必要がある。

ところで、電子ビームのシャドウマスク通過率は通常１
５乃至２０チ程度であり、他の大部分の電子ビームはシ
ャドウマスクに衝突してシャドウマスクを加熱、膨張さ
せる。その結果、ビームランディング位置が大きく変移
して色純度の劣化を起すことになる。

このため、第４図に示すように、シャドウマスク１を固
定保持するフレーム２に一端を固定し、他端をパネルピ
ン３に係合させてシャドウマスク構体４をパネル５に装
着するサポートスプリング６にバイメタルを用い、これ
により熱膨張によるシャドウマスク１の位置ずれを補償
する方式が従来η）ら行われ、一応の成果が得られてい
る。

しη）しながら、このような補償方式を用いても、シャ
ドウマスク１がフレーム２に強く固定されていると、第
４図の鎖線７に示すごとく、シャドウマスク１の有効面
は、熱膨張によってその周辺方向よりはパネル方向に大
さく移動し、その結果、シャドウマスクの有効面の曲率
を大すくシてしまい、電子ビームが所定の螢光体絵素に
正確に射突することがでさず、良好な色再現が得られな
い。

その対策として、例えば、第５図および第６図に示すよ
つに、フレームに固定するシャドウマスクのスカート部
を部分的に、その強度を弱くして、シャドウマスクの熱
膨張による伸びをその周辺方向に多く変移でさるように
する方法が提案されている。

第５図（特開昭５２−２２７２号公報、特開昭５２−５
５８５９号公報）は、シャドウマスク１のスカート部８
に縦方向に一対のスリット９を切り込ませて、一端をフ
レーム２と接合する溶接部１０を有する舌片１１をスカ
ート部に設ける方式を、また第６図（実開昭５２−６７
２７０号公報。

実開昭５７−９７３６０号公報、特開昭６０−６３８５
６号公報）は、スカート部８に横または斜め方向のスリ
ット１２を切り込ませて、一端をフレーム２と接合する
溶接部１３を有する舌片１４をスカート部に設ける方式
を夫々示し、シャドウマスク１の熱膨張による伸びを舌
片１１，１４に受けさせ、この舌片の変移によりシャド
ウマスクの有効面をその周辺方向に変移させるようにし
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、前記第５図に示す方式によれば、スカー
ト部８に形成された舌片１１は、シャドウマスクの熱膨
張による伸びを受けて溶接部１ｏを支点として外側方向
に変移させる片持梁を形成するが、舌片１１の変移部分
が溶接部１０ｆこ近接しているため、舌片１１の曲げ応
力が大さくなり、シャドウマスクの熱膨張による伸びを
その周辺方向に十分に変移させることができない。その
ため、舌片１１に薄肉部を設ける方決が提案されている
が、その部分が屈折してしまう恐れがあり、信頼性Ｉこ
問題が残されている。

また、前記第６図の方式によれば、舌片１４は、シャド
ウマスクの熱膨張による伸びを受けて、溶接部１３を支
点として外側方向に変移する片持梁を形成するが、この
片持梁の変移は、主として舌片１４の捩れによるもので
あり、この捩れ応力の剛性は曲げ応力の剛性よりも大き
いので、シャドウマスクの熱膨張憂こよる伸びをその周
辺方向に十分に変移させることができない。

本発明の目的は、上記従来の問題点に鑑み、シャドウマ
スクの熱膨張による伸びをその周辺方向暑こよく変移さ
せることができるシャドウマスクを有するカラー受像管
を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、多数の電子ビーム通過孔を設けた有効面
と、この有効面を支持するスカート部とを備えたシャド
ウマスクを有するカラー受像管において、前記スカート
部にその縁辺にはゾ平行に複数のスリットを橋絡部を介
して連接して設け、これにより溶接部を支点とする可撓
部を形成させると共に、この可撓部の幅と、前記橋絡部
の長さおよび幅を夫々スカート幅のはソ％以下の寸法に
形成し、η）つフレームに固定する可撓部の溶接部を橋
絡部から遠ざけた位置に設けることによって達成される
。

〔作用〕 シャドウマスクの熱膨張による伸びは、橋絡部に作用す
る。この橋絡部で曲げによる変移が、また可撓部で捩れ
による変位が行われ、シャドウマスクの有効面がその周
辺方向蒼こ移動し、パネル方向に大さく移動しないので
、ビームランディング着こよる色純度の劣化が生じない
。

〔実施例〕

以下、本発明にょる一実施例を第１図乃至第３図により
説明する。

第１図において、１５は多数の電子ビーム通過孔を有し
、パネルの円面とはり平行に対向して配設されるシャド
ウマスクの有効面、１６ｉ、！スカート部で、前記有効
面１５とはゾ直角に折り曲げられ、この有効面を支持し
てフレームに取りつけられる部分になる。

ここにおいて、スカート部１６の縁辺にはり平行に複数
のスリット１７．１８等を橋絡部１９を介して連接して
設け、これにより溶接部２０を支点とする可撓部２１を
形成させる。

また、第２図は、第１図と同様のスリット１７゜１８等
を橋絡部１９を介して連接して設けると共（こ、スリッ
トのほり中央部暑こスリットζζ連通する切込み２２を
入れ、溶接部２０を支点とする可撓部２３を形成させた
ものである。

また、第３図は、第１図と同様のスリット１７゜１８等
を橋絡部１９を介して連接して設けると共ニ、橋絡部１
９の近傍にスリットに連通ずる切込み２２を入れ、溶接
部２０を支点とする可撓部２４を形成させたものである
。

このようにして、シャドウマスクのスカート部１６の縁
辺ｉこはゾ平行に複数のスリットを橋絡部を介して連接
し、溶接部を支点とする可撓部を形成するが、本発明に
おいては、第１図乃至第３図の何れの実施例においても
可撓部の幅ａと橋絡部の長ざｂおよび幅Ｃを夫々スカー
ト部の＠ｄのはｓ％以下の寸法ｆこすると共に、フレー
ムに固足する溶接８２０を橋絡ＷＳ１９７））ら遠ざけ
た位置に設けるようにした点に特徴がある。

このような構成にすることにより、溶接部２０を支点と
し、可撓部２１，２３，２４を梁部とする所定寸法の片
持梁がスカート部１６の縁辺に形成される。

そして、シャドウマスクの熱膨張−こよる伸びは、前記
橋絡部に作用し、ここで曲げによる変移が、また可撓部
では捩れによる変移が主に行われ、シャドウマスクの有
効面がその周辺方向（こ変移でさるようにされる。

このようなシャドウマスクの望ましい変移は、前記可撓
部および橋絡部の寸法が夫々前記した範囲暑こある場合
に行われ、この範囲を超えると、可撓部の捩れ応力と橋
絡部の曲げ応力が増加し、シャドウマスクの有効面が、
その周辺方向誓こ十分移動することができない。

〔発明の効果〕

以上述べた本発明により、シャドウマスクが動作９井こ
熱膨張する七、その有効面が周辺に伸び、有効面をパネ
ル面の方向に変移しないので、ビームランディングが大
さく変移して色純度の劣化を来すようなことがなく、品
質のよいカラー受像管を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図は、本発明によるシャドウマスクの夫
々異なる一実施例を説明するための要部展開図、第４図
はシャドウマスクの装着状態を説明するための要部断面
図、第５図および第６図は従来のシャドウマスクの夫々
異なる取付方式を説明するための斜視図である。 ８・・・スカート部、　　　９・・・スリット、　　　
１０・・・溶接部、１１・・・舌片、１２・・・スリッ
ト、１３・・・溶接部、　　　１４・・・舌片、面、１
６・・・スカート部、　　　１ １ツト、　　１９・・・橋絡部、　　２２１・・・可撓
部、２２・・・切込み、・・・可撓部。 １５・・・有効 ７．１８・・・ス ０・・・溶接部１ ２３．２４ 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、多数の電子ビーム通過孔を設けた有効面と、この有
   効面を支持するスカート部とを備えたシヤドウマスクを
   有するカラー受像管において、前記スカート部にその縁
   辺にほゞ平行に複数のスリットを橋絡部を介して連設し
   て設け、これにより溶接部を支点とする可撓部を形成さ
   せると共に、前記可撓部の幅と、前記橋絡部の長さおよ
   び幅を夫々スカート部の幅のほゞ１／２以下の寸法に形
   成し、かつフレームに固定する可撓部の溶接部を橋絡部
   から遠ざけた位置に設けたことを特徴とするカラー受像
   管。