JPS6310436A

JPS6310436A - カラ−受像管

Info

Publication number: JPS6310436A
Application number: JP15164586A
Authority: JP
Inventors: Kiyoshi Tokita; 清時田; Hidetoshi Yamazaki; 英俊山崎; Toshihisa Sone; 曽根　敏尚
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1986-06-30
Filing date: 1986-06-30
Publication date: 1988-01-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はカラー受像管に関し、特にシャドウマスクの支
持構造に関するものである。

（従来の技術）一般のカラー受像管のシャドウマスク支持構造について
第６図に基づいて説明する。第６図は従来のシャドウマ
スク構体を示すもので、多数のスリフト状開孔（３１）
を有する略矩形状のシャドウマスク（２５）がマスクフ
レーム（２７）と溶接され、かかるマスクフレーム（２
７）の各辺のほぼ中央にスプリング材（以下ホルダーと
呼ぶ）　（３２）があり、この先端には孔があけられて
おり、この孔がパネル（２１）内面に固定されたスタッ
ドピン（３０）に係止めされることにより、マスクおよ
びフレームをパネル内に支持している。

また最近は前記マスクフレームの対角部にホルダーを固
着したカラー受像管も提案されている。

このようにマスクフレームの四隅にホルダーを備えたカ
ラー受像管は、一般に第７図のような構成を有している
。すなわち、パネル（２１）に溶着されたスタッドピン
（３０）に、マスクフレーム（２７）に固着されたホル
ダー（４２）が係止されている。このホルダー（４２）
のうち少なくとも１個は、第８図に示すように、ホルダ
ー（４２）の係合部（４２ｃ）にスタッドピン（３０）
と圧接嵌合される孔（３３ｂ）を有する係止部材（３３
）が固着されている。このような支持構体として、例え
ば特公昭４３−１６３５３号公報に示されたものがある
。　　　。

（発明が解決しようとする問題点）しかし、このような係止部材（３３）を有する支持構造
によると第９図に示すように、ホルダー（４２）を曲げ
てシャドウマスク（２５）をパネル（２１）内で着脱す
る際に、その板厚特にスクリーン（２４）側端部（３３
ａ）がスタッドピン（３０）に接触してホルダー（４２
）の変形やスタンドピン（３０）の損傷を生じたり。

極端な場合はシャドウマスクの着脱が不可能となり製造
そのものが不可能となる。

本発明は以上の点に鑑みなされたものでホルダーを改良
することにより、作業性の良好な量産性に富むカラー受
像管を提供するものである。

〔発明の構成〕

（問題点を解決するための手段）本発明によるカラー受像管は、多数の透孔が配列されて
なる実質的に矩形状のシャドウマスクを。

その周囲を保持するマスクフレームおよび複数個のホル
ダーを介して、パネルの側壁部に植設されているスタッ
ドピンに係止しており、ホルダーはマスクフレームの側
壁と固着される固着部と、スタッドピンと係合される係
合部および固着部と係合部を連結する連結部とからなる
。このホルダーのうち少なくとも１個のホルダーの係合
部には、スタッドピンと圧接、嵌合される孔を有する係
止部材が固着されている。そして、この係止部材のスク
リーン側端部が湾曲しているものである。

（作用）このように、ホルダーの係止部材のスクリーン側端部が
湾曲しているので、係止部材とスタッドピンが接触して
もスタッドピンの損傷、ホルダーを変形させることがな
い。

（実施例）以下１図面を参照して本発明の一実施例について説明す
る。第１図乃至第４図に示すように、まず、第２図のよ
うに、カラー受像管は！１１９側から見て実質的に矩形
状をなすガラスでできたパネルα）と、このパネル■に
周辺で封着された漏斗状のファンネル■と、ファンネル
（２）の先細端部分に連結されたネック■からなる外囲
器を有している。

パネル内面には赤、緑、青の３色に発光する各色蛍光体
のストライプ状のパターンからなる蛍光体スクリーン（
４）が形成され、このスクリーンに対向して、蛍光体を
励起発光する３本の電子ビーム（１４）を射出する電子
銃０がネック（３）内に配設される。

にスクリーン（イ）と電子銃０間には、スクリーン金接し
て、３本の電子ビームを選択的にスクリーンに振分ける
多数のスリット状開孔が穿設された０、２厚の鉄シート
でなるシャドウマスク■が配置される。シャドウマスク
の周囲は、シャドウマスクの板厚より厚い０．５ｍｍ厚
の比較的薄い鉄のマスクフレーム■に固定されている。

スクリーン←）、シャドウマスク■ともにほぼ矩形状を
なし、第３図に示すように、矩形対角部の各対角軸に相
当するマスクフレーム■の四隅の外側部にホルダー（１
２）が溶接固着される。

ホルダー（１２）は第１図、第３図に示すように、厚さ
０．４ｍのステンレス（ＳＩＪＳ６３１）材の折曲げ加
工による一体成形でなり、中央にある平板状の固着部（
１２ａ）がマスクフレーム■の隅部の側壁に溶接固定さ
れている。固着部（１２ａ）のスクリーン（イ）側から
マスクフレーム■とは反対の方向に折曲げた連結部（１
２ｂ）を延長させ、さらにその先端を折曲げて、パネル
側壁に植設したスタッドピンけＯ）との係合部（１２ｃ
）とする。この係合部（１２ｃ）のスタンドピン（１０
）側には孔（１３ｂ）を有する厚さ０．４１１ｎ＋のス
テンレス材からなる係止部材（１３）が固着され、スタ
ッドピン（１０）に孔（１３ｂ）　を嵌合させるように
なっている。

マスクフレーム■に溶接されたホルダー（１２）は、ス
タッドピン（１０）の頭部とほぼ当接する位置に延在し
、係合部（１２ｃ）の係止部材（１３）は、スタッドピ
ン（１０）の頭部よりやや大きな直径を持ち、スタッド
ピン（１０）に当接した場合にスタッドピン（１０）の
側壁に移動自在に圧接、嵌合される孔（１３ｂ）を有し
、連結部（１２ｂ）から延長された係合部（１２ｃ）は
第１図に示すように、スタッドピン（１０）とは接しな
いような大きな開孔（１２ｄ）を有している。係止部材
（１３）と係合部（１２ｃ）は、溶接点（１３１）、　
（１３２）により固着されている。そ゛して、係止部材
（１３）のスクリーン（へ）側端部（１３ａ）は、パネ
ル■の側壁から離れる方向に折曲げられることにより湾
曲部（１３０）を構成し、このスクリーン側の端部（１
３ａ）は、ホルダーの連結部（１２ｂ）と溶接によって
固着されている。

このような構造を有するカラー受像管は、第４図に示す
ようにホルダー（１２）を曲げてシャドウマスク■をパ
ネルの内で着脱する際でも、特にスクリーン側端部（１
３ａ）がパネル側壁から離れる方向に折曲げられ湾曲部
（１３０）を有しているため、第９図の従来の係止部材
（３３）のように、シャープエッヂを有する端部（３３
ａ）がスタッドピン（１０）と対向することはない。そ
のため係止部材（１３）とスタッドピン（１０）が接触
してもスタッドピン（１０）を損傷させたり、ホルダー
を変形させることが著しく軽減され、それにより作業性
も大幅に改善される。

尚、本発明による効果は、係止部材（１３）のスクリー
ン側端部（１３ａ）をパネル側壁から離れる方向に湾曲
させることにより充分得られるが、より効果を得るため
には、本実施例のように、端部（１３ａ）をホルダー（
１２ｂ）に固着させることが望ましい。

また、第５図は本発明の他の実施例を示すものでスタッ
ドピン（１０）と圧接、嵌合させる係止部材（５３）の
周辺部（５３ａ）　、　（５３ｂ）が略全周にわたりパ
ネル■側壁から離れる方向に折曲げられて湾曲部（５３
０）　、　（５３１）を構成したもので、第１図の実施
例同様以上の効果が得られる。

尚、上記実施例の如く、矩形状のパネルの四隅でシャド
ウマスクを懸架すると、支持枠としてのマスクフレーム
の錆性が高まり、逆にマスクフレームを従来より薄くす
ることが可能となる。例えばマスクフレームの厚さを０
．５ｎｎ　とすると、本実施例の２１インチ型カラー受
像管の１．６ｍ＋＋　に比べ重量が約７０％減少する。

すなわち、従来の１．６画の重量が約１．６ｋｇに対し
、０．５ｎｍのマスクフレームは約０．５ｋｇ　と非常
に軽量化することができ、この軽量化によりカラー受像
管が衝撃を受けた時の電子ビームの変位量を抑制するこ
とにもなる。

ところで、本発明の実施例は、シャドウマスクの隅部に
おいて、ホルダーでシャドウマスクを懸架する構造で説
明したが、本発明の主旨は本実施例に限られることなく
１例えば第６図のような矩形状のシャドウマスク（２５
）を各辺中央で、細長いスプリング材（３２）で懸架す
る場合も適用可能であることは言うまでもない。

また、上記実施例においては係止部材を折曲げることに
よって湾曲部を構成したが、例えば係止部材のスクリー
ン側の先端部を予め湾曲するようにエッチをなくした構
造としても良く、要は係止部材のスクリーン側端部に湾
曲部を有する構造とすれば当初の目的を達成することが
できる。

〔発明の効果〕

本発明により、マスクフレームのパネル面への着脱が自
在で、カラー受像管の外部からの衝撃に対してもシャド
ウマスクの位置ずれを無くすことができ、画像特性の劣
化の少ないカラー受像管を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による一実施例を示す概略断面図、第２
図は本発明によるカラー受像管の一部断面図、第３図は
本発明による一実施例を示す概略斜視図、第４図は本発
明による一実施例の作用を説明する概略断面図、第５図
は本発明による他の実施例を示す概略断面図、第６図乃
至第９図は従来のカラー受像管の一部を示す正面図およ
び断面図さらには、作用を説明する概略断面図である。（４）・・・スクリーン　　　　■・・・シャドウマス
ク■・・・マスクフレーム　　（１２）　、　（５２）
・・・ホルダー（１０）・・・スタッドピン　　（１２
ａ）・・・固着部（１２ｃ）・・・係合部　　　　（１
２ｂ）・・・連結部（１３）　、　（５３）・・・係止
部材　（１３０）・・・湾曲部代理人　弁理士　則　近
　憲　佑同　　大胡典夫第１図Ｕ第２図第８図第４図第５図第６図第７図第８図第９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）実質的に矩形状のパネル内面に形成された蛍光体
スクリーンと、このスクリーンを励起発光せしめる複数
の電子ビームを射出する電子銃と、前記スクリーンに近
接対向して配置され多数の透孔を有する実質的に矩形状
のシャドウマスクと、このシャドウマスクを保持するマ
スクフレームを複数個のホルダーを介して前記パネルの
側壁に植設されたスタッドピンに係止するカラー受像管
において、前記ホルダーのうちの少なくとも一個が、前
記マスクフレームの側壁と固着される固着部と、前記ス
タッドピンと係合される係合部とからなり、前記係合部
には、前記スタッドピンと圧接、嵌合される孔を有する
係止部材が固着されており、前記係止部材の少なくとも
前記スクリーン側端部に湾曲部を有することを特徴とす
るカラー受像管。
（２）前記湾曲部が、前記係止部材のスクリーン側端部
をパネル側壁とは反対側に折曲げた折曲部である特許請
求の範囲第１項記載のカラー受像管。
（３）前記係止部材が、前記電子銃側端部に折曲部を有
する特許請求の範囲第２項記載のカラー受像管。
（４）前記係止部材は、その折曲部の端部付近で前記ホ
ルダーと固着されている特許請求の範囲第２項記載のカ
ラー受像管。
（５）前記ホルダーが、前記マスクフレームの隅部に固
着されている特許請求の範囲第１項または第２項記載の
カラー受像管。