JPH0935654A - シャドーマスク支持フレーム - Google Patents

シャドーマスク支持フレーム

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JPH0935654A
JPH0935654A JP8193788A JP19378896A JPH0935654A JP H0935654 A JPH0935654 A JP H0935654A JP 8193788 A JP8193788 A JP 8193788A JP 19378896 A JP19378896 A JP 19378896A JP H0935654 A JPH0935654 A JP H0935654A
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JP
Japan
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shadow mask
thermal expansion
shadow
tube axis
frame
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JP8193788A
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English (en)
Inventor
Bong-Kwon Jeong
俸 權 鄭
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Samsung SDI Co Ltd
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Samsung Electron Devices Co Ltd
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    • H01J29/02Electrodes; Screens; Mounting, supporting, spacing or insulating thereof
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  • Electrodes For Cathode-Ray Tubes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 シャドーマスクとフレームの熱変形量の
差に基づく初期ドーミング現象に対する応答性を向上さ
せ、短時間内に熱的補償がなされるようにして、スクリ
ーンの色純度を向上させ得るようにしたシャドーマスク
支持フレームを提供する。 【解決手段】 電子ビームが通過するアパーチャが形成
されていて色選別機能を有するシャドーマスク14を保
持すると共に、このシャドーマスク14をパネルの内面
に取付け可能であって、シャドーマスク14のスカート
部13が接合されるフランジ部15に、シャドーマスク
14の管軸方向への熱的変形を抑制もしくは減少させる
機能を備えた熱膨張部18を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はシャドーマスク支持
フレームに関し、詳しくは、シャドーマスクのドーミン
グ現象に対する応答性を向上させて短時間内に熱的補償
を行なうことができるようにしたシャドーマスク支持フ
レームに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、カラー陰極線管は、少なくとも
パネル、ファンネルおよびネックを一体に結合してバル
ブを構成している。前記ネックには電子銃が装着されて
おり、前記パネルの内面にはR,G,Bの三原色の蛍光
体を含むスクリーンが形成されている。このスクリーン
から一定の距離だけ離れた内側に、色選別の機能を有す
るシャドーマスクが前記パネルに設置されている。この
シャドーマスクは、電子銃から放出された3本の電子ビ
ームをパネルの内面に塗布されたR,G,Bのそれぞれ
対応する蛍光体にランディングするように割り当てるも
のであり、フレームに結合されてシャドーマスク組立体
を構成している。この組立体は、コーナスプリングによ
りパネル内側に取付けられる。
【0003】従来のシャドーマスク組立体を、図3に示
す。このシャドーマスク組立体は、シャドーマスク4と
フレーム6との組合せから構成されている。即ち、シャ
ドーマスク4は、電子ビームが通過する多数のアパーチ
ャを有するほぼ長方形からなる有効部1と、この有効部
1の周りに形成された強度補強用のビード2と、フレー
ム6との溶接のためほぼ垂直に折り曲げられたスカート
部3とを備える。前記フレーム6は、シャドーマスク4
と接合されるため、シャドーマスク4とほぼ同様な長方
形をなしており、前記スカート部3が溶接される直立部
5と、長方形の4隅がカットされてコーナスプリング7
が配置されるコーナ部とを有する。このコーナ部に配置
されるコーナスプリング7は、パネル内側に配置される
コーナピンにより、シャドーマスク組立体を懸架するよ
うになっている。
【0004】一方、前記シャドーマスク4のアパーチャ
を通過して蛍光体にランディングされる電子ビームは、
15〜25%にすぎないものであり、残余の電子ビーム
はシャドーマスク4に衝突して、それ自体の温度をほぼ
30〜80℃まで上昇させることになる。その結果、前
記シャドーマスク4は、図4に示すように、スクリーン
方向に熱膨張するドーミング現象を現わすようになる
が、かかるシャドーマスク4の熱的変形は、スクリーン
上で蛍光体とのミスランディングを誘発させ、これによ
ってピュリティドリフト(Purity Drift)
と言われる色純度劣化をもたらすようになる。
【0005】従来も、上記したドーミング現象を問題点
として提示した。例えば、韓国特許公告公報第92−6
232号には、シャドーマスクとフレームのコーナ部を
それぞれ端が切断された形態で形成し、前記マスクのコ
ーナにあるスカートの一部および前記フレームのコーナ
にあるフランジの一部が、平らで主軸および従軸に対し
鋭角をなすようにしたシャドーマスク支持フレームが記
述されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記シ
ャドーマスク支持フレームは、その形状を変形させて従
来のドーミング現象をある程度は解決するが、その効果
はまだ少なく不十分なのが実情である。さらに、前記シ
ャドーマスク支持フレームは従来技術に比べ柔軟性を向
上させたと言えるが、依然としてシャドーマスクとフレ
ームの熱膨張の差が大きい。その結果、初期の熱補償に
所要される時間が長くなるという問題点が残る。このた
め、シャドーマスクの初期ドーミング現象に対するフレ
ームの熱補償時間(応答性)を短縮させる要請は、依然
として強いものがある。
【0007】本発明は、上記従来技術の有する問題点を
解消するため案出されたもので、その目的は、シャドー
マスクとフレームの熱変形量の差に基づく初期ドーミン
グ現象に対する応答性を向上させ、短時間内に熱的補償
がなされるようにして、スクリーンの色純度を向上させ
得るようにしたシャドーマスク支持フレームを提供する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的は、請求項記載
の発明により達成される。即ち、本発明にかかるシャド
ーマスク支持フレームの特徴構成は、電子ビームが通過
するアパーチャが形成されていて色選別機能を有するシ
ャドーマスクを保持すると共に、このシャドーマスクを
パネルの内面に取付け可能であって、前記シャドーマス
クのスカート部が接合されるフランジ部に、前記シャド
ーマスクの管軸方向への熱的変形を抑制もしくは減少さ
せる機能を備えた熱膨張部を有する点にある。このよう
になっているので、シャドーマスクに電子ビームが追突
して熱的変形が発生するような事態が生じても、熱膨張
部とこれに取付けられている低熱膨張材がバイメタル作
用をなすことにより、フランジ部全体に拘束されること
なく熱膨張部のみが単独で動き得、したがって、シャド
ーマスクの熱的変形が容易に減殺される。その結果、シ
ャドーマスクの中心部がスクリーン側に押し出されるド
ーミング現象の発生を確実に抑えることになる。
【0009】前記熱膨張部は、前記フランジ部の短辺中
央部近傍に、管軸とほぼ平行な方向に切除された熱膨張
部を有し、この熱膨張部に前記フランジ部より熱膨張率
が低い低熱膨張材が取付けられていると共に、前記熱膨
張部の管軸方向長さの最大が、前記フランジ部の管軸方
向長さより1/10ほど短く形成されていると都合がよ
い。熱膨張部の前記変形が、フランジ部全体に拘束され
ることなく、一層容易に単独で生じるようになる。もっ
とも、熱膨張部の管軸方向長さはこれより短いもの(例
えば、フランジ部の管軸方向長さの1/2、あるいは1
/3程度)であってもよい。
【0010】前記低熱膨張材は、前記シャドーマスクの
スカート部が内接される場合に前記熱膨張部の外側に取
付けられ、又、前記シャドーマスクのスカート部が外接
される場合に前記熱膨張部の内側に取付けられことが好
ましい。熱膨張部とこれに取付けられている低熱膨張材
とが、確実にバイメタル作用をなすようになる。前記低
膨張金属は、フレームがステンレス鋼で形成される場合
には、インバー材からなることが好ましい。このような
組合せであると、熱膨張部とこれに取付けられている低
熱膨張材とが顕著なバイメタル作用をなす。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施形態
を、図面に基づいて詳細に説明する。図1はシャドーマ
スク組立体を示すものであって、シャドーマスク14と
シャドーマスク支持フレーム16が組立られる前の状態
を示している。同図に示すように、前記シャドーマスク
14は、電子ビームが通過するアパーチャを有しほぼ長
方形からなる有効部11と、この有効部11の周りでほ
ぼ垂直に折り曲げられたスカート部13を有する。前記
スカート部13は、前記フレーム16のフランジ部15
に内接もしくは外接して組立られ、予め設定された任意
の数カ所が溶接されて両者は接合される。このとき、前
記溶接の数は通常、フランジ部15の長辺で最大3箇所
であり、短辺ではほぼ中央部に位置する1箇所である。
もっとも、本実施形態を実施する上で、上記溶接箇所、
溶接方法は特に限定されるものではなく、又、溶接以外
の接合方法を用いてもよい。前記シャドーマスク14の
スカート部13と前記フレーム16のフランジ部15と
は、それぞれ陰極線管の管軸中心とほぼ平行をなすよう
に形成されている。
【0012】この実施形態にかかる前記フレーム16
は、シャドーマスク14のスカート部13が溶接される
両短辺フランジ部15の中央部近傍の2箇所に、管軸と
ほぼ平行な方向に切り込みを入れて、熱膨張部18を形
成している。この熱膨張部18は、管軸線方向長さがフ
ランジ部15の管軸線方向長さ(高さ)より最大で1/
10ほど短く形成される。これは、熱膨張部18の長さ
がそれ以上になる場合に、保持する力を喪失して、過度
な熱膨張(大きな変形をもたらす)が発生することがあ
るためである。もっとも、熱膨張部18の管軸線方向長
さは、熱変形時に、シャドーマスク14がその変形に基
づくスクリーン方向への移動を少なくし得るようであれ
ばよい。尚、熱膨張部の幅、位置、数は、図1に示され
ているものに限定されず、適宜変更可能である。つま
り、熱膨張部の幅(フレームの各辺に沿う方向の長さ)
は図示されたものより広くてもよいし狭くてもよく、位
置もフレームの長辺側に設けてもよく、その数も複数箇
所に形成するようにしてもよい。
【0013】前記熱膨張部18には、前記フレーム16
より熱膨張率が低い低膨張金属19が取付けられる。こ
のとき、この低膨張金属19は、図2に示すように、シ
ャドーマスク14のスカート部13が内接されると、こ
の熱膨張部18の外側に取付けられる。反対に、スカー
ト部13が外接されると、低膨張金属19は熱膨張部1
8の内側に取付けられる。前記低膨張金属19は、フレ
ーム16がステンレス材質で形成される場合には、イン
バー材質(Fe−Ni系合金)が採用される。この組合
せは、熱膨張係数の異なる材質の組合せからなっておれ
ばよく、従って、低膨張金属として通常のFe−36%
Ni合金以外に、Fe−Ni−Co系のスーパーインバ
ー合金、Co−Fe−Cr系のステンレスインバー合
金、Fe−B系合金、Cr−Fe−Mn系合金、Mn−
Ge系合金などを用いてもよい。また、前記フレーム1
6はコーナスプリング17が取付けられるように四隅が
カットされた形状をなしている。もっとも、シャドーマ
スク組立体をパネルに取り付ける方法としては、コーナ
スプリングに限定されるものではなく、他の方法であっ
てもよい。
【0014】前述した構成を有するシャドーマスク組立
体の要部断面構造を、図2に示す。同図を参照して本実
施形態の作用を説明する。本発明の好ましい実施形態に
よれば、シャドーマスク14のスカート部13はフレー
ム16の熱膨張部18に内接された状態で結合される。
かかる状態において、シャドーマスク14に電子ビーム
が追突して熱的変形が発生するようになると、前記シャ
ドーマスク14の中心部がスクリーン側に押し出される
ドーミング現象が現れる。この場合、本実施形態の熱膨
張部18は低膨張金属19と結合されているので、加熱
された場合、図2に示す一点鎖線20のように、その先
端が外側(図2の右側)に曲げられるバイメタル作用を
する。この熱膨張部18は、加熱に際して、フランジ部
15から切り込みが形成されて部分的に分離しているた
め、フランジ部15に拘束されることなく単独で動き得
るので、従来のものより高い柔軟性を有するのである。
もちろん、この熱膨張部18がシャドーマスク14と同
時に同一の熱的変形を実現できるものではない。しか
し、本実施形態の熱膨張部18は、前記のように優れた
柔軟性を有するので、前記シャドーマスク14の熱膨張
に対するフレーム16の補償時間を確実に短縮させるこ
とができる。
【0015】一方、図4は従来の技術によるシャドーマ
スク組立体の要部断面構造を示す。同図を通じてわかる
ように、シャドーマスク6はドーミング現象によりスク
リーン側に押し出した状態4’を示している。図2およ
び図4に示すフレーム16,6の熱的変形を比較してみ
ても、本実施形態の方が優れた作用効果を発揮すること
がわかる。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のシャドー
マスク支持フレームは、シャドーマスクとフレームの熱
変形量の差に基づく初期ドーミング現象に対する応答性
を向上させたものであり、本発明のフレームを採用した
シャドーマスク組立体は、初期ドーミング現象に対する
熱的補償を短時間に実現するようになり、これによりス
クリーンの色純度をも向上させることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシャドーマスク組立体を示す分解斜視
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】従来のシャドーマスク組立体を示す分解斜視図
【図4】図3のシャドーマスク組立体の組立後の短辺中
央部分断面図
【符号の説明】
13 スカート部 14 シャドーマスク 15 フランジ部 18 熱膨張部 19 低膨張材

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子ビームが通過するアパーチャが形成
    されていて色選別機能を有するシャドーマスク(14)
    を保持すると共に、このシャドーマスク(14)をパネ
    ルの内面に取付け可能なシャドーマスク支持フレームに
    おいて、 前記シャドーマスク(14)のスカート部(13)が接
    合されるフランジ部(15)に、前記シャドーマスク
    (14)の管軸方向への熱的変形を抑制もしくは減少さ
    せる機能を備えた熱膨張部(18)を有することを特徴
    とするシャドーマスク支持フレーム。
  2. 【請求項2】 前記熱膨張部(18)は、前記フランジ
    部(15)の短辺中央部近傍に、管軸とほぼ平行な方向
    に切除された熱膨張部(18)を有し、この熱膨張部
    (18)に前記フランジ部(15)より熱膨張率が低い
    低熱膨張材(19)が取付けられていると共に、前記熱
    膨張部(18)の管軸方向長さの最大が、前記フランジ
    部(15)の管軸方向長さより1/10ほど短く形成さ
    れている請求項1に記載のシャドーマスク支持フレー
    ム。
  3. 【請求項3】 前記低熱膨張材(19)は、前記シャド
    ーマスク(14)のスカート部(13)が内接される場
    合に前記熱膨張部(18)の外側に取付けられる請求項
    1又は2に記載のシャドーマスク支持フレーム。
  4. 【請求項4】 前記低熱膨張材(19)は、前記シャド
    ーマスク(14)のスカート部(13)が外接される場
    合に前記熱膨張部(18)の内側に取付けられる請求項
    1又は2に記載のシャドーマスク支持フレーム。
  5. 【請求項5】 前記低熱膨張金属(19)は、インバー
    材質で形成される請求項1〜4のいずれか1項に記載の
    シャドーマスク支持フレーム。
JP8193788A 1995-07-24 1996-07-24 シャドーマスク支持フレーム Pending JPH0935654A (ja)

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KR2019950018294U KR200147271Y1 (ko) 1995-07-24 1995-07-24 마스크 프레임 구조체
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KR (1) KR200147271Y1 (ja)
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TW412773B (en) * 1998-08-20 2000-11-21 Koninkl Philips Electronics Nv Color selection electrode for color display tubes
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NL9201675A (nl) * 1992-09-29 1993-02-01 Philips Electronics Nv Kleurenbeeldbuis met schaduwmasker.

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GB2303735A (en) 1997-02-26
KR200147271Y1 (ko) 1999-06-15
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