JPH0272279A - 電磁弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ この発明は、電磁力作用によりバルブを開閉する電磁弁
に関するものである。

［従来の技術］ 第２図は従来の電磁弁の一例を示す断面図であり、図に
おいて、（１）は固定鉄心、（２）は外周にコイル（３
）を巻回したボビン、（４）は可動鉄心（５）と一体の
ロッド、（６ａ）、　（６ｂ）はプレート、（７）は可
動鉄心（５）をばね付勢している第１のスプリング、（
８）はこの第１のスプリング（７）のスプリング調整ね
し、（９）はコイルク３）およびプレート（６ａ）、　
（６ｂ）で磁気回路を形成するヨークである。

（１０）はバルブ（１１）を収容する外ケース、（１２
ａ）は負圧源に接続される吸引ニップル、（１２ｂ）は
大気に連通ずる大気開放ニップル、（１３）は外ケース
（１０）と結合されるケース、（１４ａ）は圧力室（１
４ｂ）と流体室（１４ｃ）とを連通ずる通気孔である。

　（１５）はバルブ（１１）と一体成形されたガイド筒
体で、外ケース（１０）に案内されてガイド筒体（１５
）が摺動され、バルブ（１１）を弁座（１４ｄ）に対し
て開閉する。

（１５αンはガイド筒体（１５）の内径面に設けたスプ
リング（１６）のスプリング受け、（１７）は第２のス
プリング（１６）のスプリング調整ねじ、（１８）はコ
イル（３）の引出しリード線である。

上記の電磁弁は自動車のエンジン制御相としてバッテリ
ー等を電源として制御装置からの動作指令信号を受けて
応動し、制御流体の開閉を行なう。

すなわち、コイル（３）が励磁されると固定鉄心（１）
、ヨーク（９）、プレーｈ（８ｕ）、　（６ｂ）からな
る磁気回路が形成され、これによって発生する可動鉄心
（５）に対する磁気吸引力によって第２のスプリング（
１６）のばね力に抗してロッド（４）と共にバルブ（１
１）は左方に摺動され、弁座（１４ｄ）は開放される。

これにより、吸引ニップル（１２ａ）と大気開放ニップ
ル（１２ｂ）とが連通する。また、バルブ（１１）には
通気孔（１４ａ）が設けられているので、液木室（１４
ｃ）と圧力室（１４ｂ）との圧力は常に等しくなってい
る。

一方、コイル（３）が非励磁のときは第２のスプリング
（１６）のばね力でバルブ（１１）が復帰して弁座（１
４ｄ）を閉止し、流体の流れは１′Ｊｌ止される。この
とき、流体室（１４ｃ）の圧力は通気孔（１４ａ）を通
じて圧力室（１４ｂ）へ加わるためバルブ（１１）に作
用する圧力はバルブ両端に圧力が加わることにより相殺
される。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の電磁弁は以上のように構成されており、弁座（１
４ｄ）が開放されると、流（水は大気開放ニップル（１
２ｂ）　、流体室（１４ｃ）を通って吸引ニップル（１
２ａ）に流れるが、その流体室（１４ｃ）が固定鉄心（
１）と面しており、流体内の異物が固定鉄心（１）とロ
ッド（４）との間に侵入し、電流の値に比例した流量の
制御が困難になるといった問題点かぁ−）な。また、流
体室（１４ｃ）がバルブ（１１）と固定鉄心（１）との
間に介在しているので、ロッド（４）が長くなり、小型
化ができないという間に点もあった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、固定鉄心とロッドと内聞に異物の侵入する
ことが防止され、かつ小型化が可能な電磁弁を得ること
を目的とする。

［課題を解決するための手段］ 第１のニップルから第２のニップルに向けて流れる流体
の通路としての流体室が内部に形成されたｒ−スと、前
記流体室に指向しており先端部にバルブの設けられたロ
ッドと、このロッドに固着された可動鉄心と、この可動
鉄心に対応して設けられているとともに前記ロッドを往
復動自在に収納し、コイルに流れる電流による電磁石作
用で可動鉄心を往復動させる固定鉄心と、前記ロッドの
移動により前記バルブが当接し前記流体の流れを遮断す
る弁座と、この弁座と前記固定鉄心との間に設けられ前
記バルブを内部に摺動自在に収納してバルブの往復動を
案内するとともに内部に圧力室の形成されたシリンダと
、前記バルブに形成され前記流体室と前記圧力室との間
の圧力差を解消する通気孔とを備えたものである。

し作用］ この発明においては、流体の通路となる流体室と固定鉄
心との間に圧力室が形成され、流体内の異物が固定鉄心
とロッドとの間に侵入することは防止される。

［実施例］ 以下、この発明の実施例を図について説明する。

第１図はこの発明の一実施例を示すもので、第２図と同
一または相当部分は同一符号を付し、その説明は省略す
る。

図において、（２０）はバルブ（２１）３収納するシリ
ン・ダ、（２２）はヨーク（９）と結合されるケース、
（２３ａ）は圧力室（２３１＋）と流体室（２３ｃ）と
を連通ずる通気孔、（２４）はバルブ（２１）と一体成
形されたガイド筒体で、シリンダ（２０）に案内されて
ガイド筒体（２４）は摺動され、バルブ（２１）は弁座
（２３ｄ）を開閉する。

（２５）はロッド（４）の中間部に固着された可動鉄心
（２６）に添設された板ばねで、この板ばね（２５）に
より可動鉄心（２６）の１扁心は防止される。

上記のように構成された電磁弁においては、コイル（３
）が励磁されると、固定鉄心（１）、ヨークク９）、プ
レート（６ｕ）、　（６ｂ）からなる磁気回路が形成さ
れ、これによって発生する可動鉄心（２６）に対Ｖる磁
気吸引力によって第１のスプリング（７）Ｊ）はね力に
抗してロッドク４）と共にバルブ（２１）は右方に摺動
され、弁座（２３ｄ）は開放される。これにより、吸引
ニップル＜１２ａ＞と大気開放ニップル（１２１＋　）
とか連通ずる。また、バルブ（２１）には通気孔（２３
ａ）か設けられているので、液体室（２３ｃ）と圧ＦＪ
室（２３ｂ）との圧力は常に等しくなっている。

一方、コイル（３）が非励磁のときは第１のスプリング
（７）のばね力でバルブ（２１）が復帰して弁座（２：
Ｅｄ＞　３閉止し、流体の流れは阻止される。このとき
、流体室（２３ｃ）の圧力は通気孔（２３ａ）を通じて
圧力室（２３ｔ＋）　／＼加わるためバルブ（２１）に
作用する圧力はノくルブ両端に圧力が加わることにより
相殺される。

「発明の効果］ 以上説明したように、この発明の電磁弁は、流体室に１
コツトが指向しており、かつ弁座と固定鉄心どの間にバ
ルブを案内するとともに内部に圧力室の有するシリンダ
を設（プたことにより、固定鉄心とロンドとの間に異物
が侵入することは防止され、かつロンドの長さを短がく
することがてき、小型化が可能になるという効果がある
。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す断面図、第２図は従
来の電磁弁の一例を示す断面図である。 （１）は固定鉄心、（３）はコイル、（４）はロンド、
＜１２ｍ）は吸引ニップル、（１２１＋）は大気開放ニ
ップル、（２０）はシリンダ、（２１）はバルブ、（２
２）はケース、（２３１）は通気孔、（２３ｂ）は圧力
室、（２３ｃ）は流体室、（２３ｄ）は弁座である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。 代理人　　曽　　我　　道　　照

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　第１のニップルから第２のニップルに向けて流れる流
   体の通路としての流体室が内部に形成されたケースと、
   前記流体室に指向しており先端部にバルブの設けられた
   ロッドと、このロッドに固着された可動鉄心と、この可
   動鉄心に対応して設けられているとともに前記ロッドを
   往復動自在に収納し、コイルに流れる電流による電磁石
   作用で可動鉄心を往復動させる固定鉄心と、前記ロッド
   の移動により前記バルブが当接し前記流体の流れを遮断
   する弁座と、この弁座と前記固定鉄心との間に設けられ
   前記バルブを内部に摺動自在に収納してバルブの往復動
   を案内するとともに内部に圧力室の形成されたシリンダ
   と、前記バルブに形成され前記流体室と前記圧力室との
   間の圧力差を解消する通気孔とを備えたことを特徴とす
   る電磁弁。