JPH0271819A - 脱臭装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） この発明は、主として家庭内で発生する汚染空気を脱臭
する脱臭装置に関する。

（従来の技術） 家庭内で発生する各種悪臭物質を含んだ汚染空気を清浄
化するために、種々の脱臭技術が考えられている。従来
の脱臭装置は大別して、汚染空気を物理的に処理する方
式と、化学的に処理する方式とがある。

前者は活性炭を代表とする各種フィルタを用いて、悪臭
物質の分子を吸着することにより脱臭する方式であるが
、活性炭の数量等により処理できる悪臭物質の量はほぼ
決まっており、また吸着してからも種々の条件により悪
臭物質が脱着してしまい、再び臭いを発生しやすい。

一方、後者は汚染空気を脱臭液と反応させ、悪臭物質の
分子を他の無臭分子に変えることにより化学的に処理す
る方式であり、物理的に処理する方式の問題がないため
、注目されている。この脱臭液を用いて化学的に処理す
る方式の脱臭装置としては、例えば実開昭５８−１５３
８３７号公報、実開昭６２−１７９５２２号公報等に記
載されているように、脱臭液をノズルや超音波振動によ
り霧化し、これと汚染空気とを混合して脱臭する装置が
提案されている。

これら従来の脱臭液を用いた脱臭装置では、脱文部て使
用された後の余←１脱臭液は凝縮されて回収される。１
７かしながら、この余剰脱臭液の回収は自然落丁を利用
しているため、回収効率が必ずしも十分でなく、回収さ
れなかった脱臭液が、清浄化された空気と共に室内へ放
出されて、家具調度品や衣類等に付着するという問題が
ある。

（発明か解決しようとする課題） このように従来の脱臭液を用いて化学的に室内汚染空気
を脱臭する装置では、余剰脱臭液の回収効率が十分でな
く、脱臭液の一部が室内へ散出され、家具調度品や衣類
等をｌＩｌすおそれがあるとい・５問題があった。

この発明は、余剰脱臭液を効率よく回収でき、９ｈ浄空
気のみを室内へ放出することができる脱臭装置を提（代
することを目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） この発明は上記の目的を達成するため、脱臭液回収部と
、清浄空気を室内へ放出するためのファ：、が設けられ
た空間との間に配設された隔壁に、通気孔を形成したこ
とを特徴としている。

（作　用） この発明では、脱臭液回収部内の空気が上記通気孔を通
してファンにより吸引されることにより、脱臭液回収部
の圧力が脱臭部の圧力より低くなるため、余剰脱臭液は
この圧力差によって脱臭液回収部へ回収されやすくなり
、単なる自然落下のみによる回収作用に比較して回収効
率が白土する。

（実施例） 以下、この発明の一実施例を第１図に基づいて説明する
゛。

第１図はこの発明の一実施例に係る脱臭装置の断面図で
ある。筺体１の上部に吸気口２が設けられ、下流側に設
置されたファン３の回転１ζよって、この吸気口２から
室内１９染空気か筐体１内に吸入される構成となってい
る。

一方、筐体１内部の下方に、脱臭液４を収容し、底部に
供給口６を何するカートリッジ式の脱臭液タンク５と、
脱臭液４を霧化する霧化装置７が配置されている。霧化
装置７は脱臭液タンク５の供給口６から供給される脱臭
液４を溜める液溜め８と、この液溜め８内の脱臭液４を
振動させて霧化させる超音波振動子９によって構成され
ている。

ｒＪｉ音波振動子９は両面に′Ｊｓ極が形成された厚み
振動を行なうピエゾ素子からなり、液溜め８の底部にシ
リコーンゴムのような支ｔｌｆ体１０によって、一方の
電極面が液溜め８内の脱臭液４に接するように支持され
ている。

この場合、液溜め８内の脱臭液４の液面は脱臭液タンク
５の供給口６の高さで調整され、これにより超音波振動
子９上の脱臭液４の液面までの高さは一定に維持される
ので、脱臭液４の霧化量は常に一定に保たれる。

霧化装置７によって霧化された脱臭液４は、ファ〕・３
の回転により脱臭部１１内に吸引され、吸気口２から吸
引された室内汚染空気と混菖されることによって、室内
汚染空気を脱臭する。脱臭部１１は筐体１の上部壁と平
行に設けられた隔壁１２と、吸気口２とファン３との間
に設けられた複数の障壁板１３及び回収フィルタ１４に
よって構成される。障壁板１３は蛇行通路を形成するこ
とによって脱臭作用を促進するものであり、例えば隔壁
１２と一体に形成される。回収フィルタ１４は例えば金
属の多孔質体からなり、液体成分（脱臭液）を阻止し、
空気のみを通す作用を持つ。

こうして脱臭された後の清浄な空気は、ファン３によっ
て室内へ放出される。

隔壁１２には複数の貫通孔１５が形成されるとともに、
貫通孔１５に脱臭液を導くだめの斜面１６が形成され、
脱臭部１１において障壁１１ｉ２１３や回収フィルタ１
４に付着し凝縮した脱臭液４は、斜面１６を伝わって貫
通孔１５を通過した後、脱臭液回収部１７によって回収
される。この脱臭液回収部１７は貫通孔〕５の下部に設
けられた傾斜阪１８と、この傾斜板１８を伝わっ、でき
た脱臭液を受入れる回収タンク１９によって構成されて
いる。

ここで、脱臭液回収部１７と、ファン３が配置されてい
る空間２０とは、隔壁２１によって隔てられているが、
この隔壁２１には通気孔２２が形成されている。この通
気孔２２の作用により、ファン３の回転に伴って脱臭液
回収部１７の圧力は脱臭部１１の圧力より低く保たれる
。なお、隔壁２１と隔壁１２とは図のように一体に形成
してもよい。

次に、上述のように構成された脱臭装置の作用を説明す
る。

まず、装置の一１ｉ　１ｉを投入すると、ファン３が起
動されることにより、吸気口２から悪臭物質を含んだ室
内汚染空気が脱臭部１１に吸入される。同時に、超音波
振動子９が図示しない駆動回路からの駆動信号により付
勢されて超音波振動を行なうことにより、液溜め８内の
超音波振動子９の近傍の脱臭液４が霧化し、ファン３の
回転によって脱臭部１１へ流入する。脱臭部１１に流入
した脱臭ｉ＆　４は汚染空気と混合され、汚染空気中の
悪臭物質と反応して脱臭する。脱臭された清浄空気は、
ファン３によって室内へ放出される。

一方、脱臭部１１において障壁板１３や回収フィルタ１
４に付着し凝縮した余剰脱臭液は、隔壁１２に設けられ
た斜面】６及び貫通口１５を通り、さらに傾斜ｔＭ１８
を伝わって回収タンク１９に回収される。

この場合、ファン３の回転により通気孔２２を通して脱
臭液回収部１７内の空気がファン３の設置された空間２
０に吸引されるため、脱臭液回収部１７の圧力は、ファ
ン３が設置された空間２０とは回収フィルタ１４を介し
て隔てられている脱臭部１１の圧力より低くなる。従っ
て、脱臭部１１における余剰脱臭液は、圧力差により脱
臭液回収部１７に向けて吸引されることになり、非常に
回収されやすくなる。

このようにして余剰脱臭液の回収効率か向上することに
より、ファン３によって室内へＪｊｋ出される清浄空気
に脱臭液が混じることがほとんどなく、室内の家具その
池を脱臭液によって汚損するおそれが少なくなる。

［発明の効果］ この発明によれば、脱臭部における余剰脱臭液を効率よ
く回収することができ、これによって室内に清浄空気の
みを放出することが可能となる。

従って、室内の家具調度品や衣類等を脱臭液で汚損する
おそれが少なくなり、また脱臭液の浪費を防止すること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る脱臭装置の構成を示
す断面図である。 １・・・筐体、２・・・吸気口、３・・・ファン、４・
・・脱臭液、５・・・脱臭液タンク、６・・・脱臭液供
給口、７・・・霧化装置、８・・・液溜め、９・・・超
音波振動子、１１・・・脱臭部、１２・・・隔壁、１３
・・・障壁板、１４・・・回収フィルタ、１５・・・貫
通口、１６・・・斜面、１７・・・脱臭液回収部、１８
・・・傾斜板、１９・・・回収タンク、２１・・・隔壁
、２２・・・通気孔。 出願人代理人　弁理士　鈴江武彦

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 脱臭液を霧化する霧化装置と、霧化された脱臭液と室内
   汚染空気を混合して室内汚染空気を脱臭する脱臭部と、
   この脱臭部の下流側に設けられ、脱臭された清浄空気を
   室内へ放出するファンと、前記脱臭部に供給された脱臭
   液を回収する脱臭液回収部と、この脱臭液回収部と前記
   ファンが配置された空間との間に配設された通気孔を有
   する隔壁とを備えたことを特徴とする脱臭装置。