JPH0271821A

JPH0271821A - 脱臭装置

Info

Publication number: JPH0271821A
Application number: JP63222424A
Authority: JP
Inventors: Susumu Kubota; 享久保田; Yasuko Ikeda; 池田　靖子
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-09-07
Filing date: 1988-09-07
Publication date: 1990-03-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は、主として家庭内で発生する汚染空気を脱臭
する脱臭装置に関する。

（従来の技術）家庭内で発生する各種悪臭物質を含んだ汚染空気を清浄
化するために、種々の脱臭技術が考えられている。従来
の脱臭装置は大別して、汚染空気を物理的に処理する方
式と、化学的に処理する方式とがある。

前者は活性炭を代表とする各種フィルタを用いて、悪臭
物質の分子を吸着することにより脱臭する方式であるが
、活性炭の数ｍ等により処理できる悪臭物質の量はほぼ
決まっており、また吸着してからも種々の条件により悪
臭物質か脱着してしまい、再び臭いを発生しやすい。

一方、後者は汚染空気を脱臭液と反応させ、悪臭物質の
分子を他の無臭分子に変えることにより化学的に処理す
る方式であり、物理的に処理する方式の問題がないため
、注目されている。この脱臭液を用いて化学的に処理す
る方式の脱臭装置としては、例えば実開昭５８−１５３
８３７号公報、実開昭ｆｉ２−１７９５２２号公報等に
記載されているように、脱臭液をノズルや超音波振動に
より霧化し、これとｌり染空気とを混合して脱臭する装
置が提案されている。脱臭されたｌＩ５浄空気は室内へ
放出され、脱臭部で使用された後の脱臭液は障壁や多孔
質フィルタにより凝縮された後、回収される。

しかしながら、このような構成では室内汚染空気が脱臭
部の障壁に衝突するため、長時間使用すると、汚染空気
中に含まれる塵埃や、煙草のヤニ、タール分のような高
分子量の成分が障壁に付着したり、また脱臭ｒｆｋ中に
含まれる不揮発性成分が凝縮を起こすことによって、障
壁か汚染されてしまう。障壁が汚染されると、障壁から
逆に悪臭（煙草の煙臭１　カビ臭など）が発生したり、
カビが発生したりする。このなめ脱臭装置内部を定期的
に洗浄することが望ましいが、脱臭装置の内部は障壁等
の存在により入り組んだ構造となっているため、洗浄を
完全に行なうことは血しい。

（発明が解決しようとする課題）このように従来の脱臭液を用いて化学的に室内汚染空気
を脱臭する装置では、室内汚染空気によって脱臭部が汚
染されるという問題があった。

この発明は、脱臭部が室内汚染空気によって汚染されな
いようにした脱臭装置を提供することを目Ｃ自とする。

［発明の横１戊］（課題を解決するための手段）この発明は上記の目的を達成するため、脱臭液中に界面
活性剤を金白゛させたことを特徴としている。

（作　用）界面活性剤は一般に洗浄効果を持つため、霧化されて脱
臭部で凝縮された際、脱臭部の構成部材（例えば障壁板
や回収フィルタ等）の汚染を除去する作用を有する。ま
た、界面活性剤によって脱臭部の構成部材表面が絶えず
濡れた状態に保たれることにより、これらの部材に汚れ
や塵埃が付着しにくくなる。

（実施例）以下、この発明の一実施例を第１図に基づいて説明する
。

第１図はこの発明の一実施例に係る脱臭装置の断面図で
ある。筺体１の上部に吸気口２が設けられ、下流側に設
置されたファン３の回転によって、この吸気口２から室
内汚染空気が筐体１内に吸入されるｈｌｆ成となってい
る。

一方、筐体１内部の下方に、脱臭液４を収容し、底部に
供給口６を有するカートリッジ式の脱臭液タンク５と、
脱臭液４を霧化する霧化装置７が配置されている。ここ
で、脱臭液４としては、界面活性剤を含有させたものが
用いられる。本実施例では界面活性剤としてラウリル硫
酸ナトリウムを用い、これを脱臭液４中に１重量％添加
した。

霧化装置７は本実施例では、脱臭液タンク５の供給口６
からＩＪｌ、給される脱臭液４を溜める液溜め８と、こ
の液溜め８内の脱臭液４を振動させて霧化させる超Ｂ？
＆振動子９によって構成されている。

超き波振動子９は両面に電極が形成された厚み振動を行
なうピエゾ素子からなり、液溜め８の底部にシリコーン
ゴムのような支持体１０によって、一方の電極面が液溜
め８内の脱臭液４に接するように支持されている。

この場合、液溜め８内の脱臭液４の液面は脱臭液タンク
５の供給口６の高さで調整され、これにより超音波振動
子９上の脱臭液４の液面までの高さは一定に維持される
ので、脱臭液４の霧化量は常に一定に保たれる。

霧化装置７によって霧化された脱臭液４は、ファン３の
回転により脱臭部１１内に吸引され、吸気口２から吸引
された室内汚染空気と混合されることによって、室内汚
染空気を脱臭する。脱臭部１１は筺体１の上部壁と平行
に設けられた隔壁１２と、吸気口２とファン３との間に
設けられた複数の障壁板１３及び回収フィルタ１４によ
って構成される。障壁板１３は蛇行通路を形成すること
によって脱臭作用を促進するものであり、例えば隔壁１
２と一体に形成される。回収フィルタ１４は例えば金属
の多孔質体からなり、液体成分（脱臭液）を阻止し、空
気のみを通す作用を持つ。

こうして脱臭された後の清浄な空気は、ファン３によっ
て室内へ放出される。

隔壁１２には複数の貫通孔１５が形成されるとともに、
貫通孔１５に脱臭液を導くための斜面１６が形成され、
脱臭部１１において障壁板１３や回収フィルタ１４に付
むし凝縮した脱臭液４は、斜面１６を伝わって貫通孔１
５を通過した後、脱臭液回収部１７によって回収される
。この脱臭液回収部１７は貫通孔１５の下部に設けられ
た傾斜ｌ！ｉ１８と、この傾斜阪１８を伝わってきた脱
臭液を受入れる回収タンク１９によって構成されている
。

また、脱臭液回収部１７と、ファン３が配置されている
空間２０とは通気孔２２を有する隔壁２１によって隔て
られている。通気孔２２は、ファン３の回転に伴って脱
臭液回収部１７の圧力を脱臭部１１の圧力より低く保ち
、脱臭液回収部１７への余剰脱臭液の回収を促進する作
用を持つ。

次に、上述のように（Ｒ成された脱臭装置の作用を説明
する。

まず、装置の′ｊヒ源を役人すると、）７ン３が起動さ
れることにより、吸気口２から悪臭物質を含んだ室内汚
染空気が脱臭部１１に吸入される。同時に、超音波振動
子９が図示しない駆動回路からの駆動信号により付勢さ
れて超音波振動を行なうことにより、液溜め８内の超音
波振動子９の近傍の脱臭液４か霧化し、ファン３の回転
によって脱臭部１１へ流入する。脱臭部１１に流入した
脱臭液４は汚染空気と混合され、汚染空気中の悪臭物質
と反応して脱臭する。脱臭された清浄空気は、ファン３
によって室内へ放出される。

一方、脱臭部１１において障壁板１３や回収フィルタ１
４に付若し凝縮した余剰脱臭液は、隔壁１２に設けられ
た斜面１６及び貫通口１５を通り、さらに傾斜板１８を
伝わって回収タンク１つに回収される。

上記のような脱臭過程において、脱臭部１１における障
壁板１３や回収フィルタ１４等のｌ、ｉ成部祠は、吸気
口２から吸入された室内汚染空気に直接接触する。この
ため従来の装置では、長期間使用し続けると、これらの
部祠か次第に塵埃や煙苧のヤニ等のｌり染物質によって
汚染されるという問題があった。

これに対し、本発明では脱臭液４中に含゛Ｈさせた界面
活性剤の持つ洗浄効果により、障壁板１３や回収フ、イ
ルタ１４に付ル°シた汚染物が除去される。また、脱臭
液４中の界面活性剤は障壁板１３や回収フィルタ１４の
表面に均一な水膜を作り、表面を濡れた状態に保つので
、障壁板１３や回収フィルタ１４に汚染物質が付青しに
くくなる。従って、これらの汚染物質の付着による臭気
や、カビの発生といつ間：ｊが解決され、衛生上好まし
い。

さらに、脱臭液４中に混入させた界面活性剤は、障壁１
１ｉ２１３及び回収フィルタ１４の表面に均一に脱臭液
の膜を作る作用があるため、脱臭液４の表面積を増大さ
せ、脱臭効果を促進する効果も持つ。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば界面活性剤としてはアルキルスルホン酸塩、高級
脂肪酸塩、高級アルコール硫酸エステル塩、脂肪族アミ
ン酸、アミノカルボン酸塩等、基本的には何でもよく、
特に洗浄効果に優れ、また超ざ波振動子９や筺体１を浸
蝕しないようなものが望ましい。

また、脱臭液４として単に水を用い、汚染空気を洗浄・
浄化する脱臭装置にも本発明を適用できる。

また、脱臭液４の脱臭機能を何する成分に界面活性剤と
しての機能を持たせても構わない。このような脱臭機能
を持つ界面活性剤としては、例えばベタイン化合物Ｒ１
，２，３Ｎ”　ＣＨ３ＣＯＯ−等を挙げることができる
。

また、上記実施例では脱臭液４中に脱臭液タンク５に入
れる前に予め界面活性剤を添加しておくものとしたが、
脱臭液４が霧化装置７へ供給される経路の途中で界面活
性剤を脱臭液４に添加してもよい。具体的には例えば界
面活性剤を含む液を脱臭液に滴下させたり、または固形
の界面活性剤を脱臭液供給口６の部分に取付け、脱臭液
４が霧化装置７に供給される度に徐々に界面活性剤が溶
出するようにしてもよい。

さらに、脱臭液の霧化装置は超音波振動によるものに限
られず、例えばノズルにる噴射や、回転による遠心力に
よって霧化するものでもよい。

その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することが可能である。

［発明の効果］この発明によれば、室内汚染空気による脱臭部の構成部
材の汚れを除去でき、また汚染そのものも最小限に抑え
られるので、汚染によって発生する臭気やカビ等の発生
を抑制でき、衛生面で好ましい。また、結果的に脱臭装
置の長寿命化を図ることができる。

さらに、脱臭液が脱臭部の（１Ｍ成部Ｈに対して均一に
薄く付着することにより、室内汚染空気との反応に寄与
する脱臭剤の表面積を増大させ、脱臭効果の向上を図る
ことも可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例に係る脱臭装置の構成を示
す断面図である。１・・・筐体、２・・・吸気口、３・・・ファン、４°
・・脱臭液、５・・・脱臭液タンク、６・・・脱臭液供
給口、７・・・霧化装置、８・・・液溜め、９・・・超
音波振動子、１１・・・脱臭部、１２・・・隔壁、１３
・・・障壁板、１４・・・回収フィルタ、１５・・・貫
通口、１６・・・斜面、１７・・・脱臭液回収部、１８
・・・傾斜板、１９・・・回収タンク、１　・・

Claims

【特許請求の範囲】

脱臭液を霧化する霧化装置と、霧化された脱臭液と室内
汚染空気を混合して室内汚染空気を脱臭する脱臭部と、
脱臭された清浄空気を室内へ放出する手段と、前記脱臭
部に供給された脱臭液を回収する脱臭液回収部とを備え
た脱臭装置において、前記脱臭液中に界面活性剤を含有
させたことを特徴とする脱臭装置。