JPH0271017A - 冷蔵機能付電子レンジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電子レンジに冷蔵機能を付加した冷蔵機能付電
子レンジに関するものである。

従来の技術 従来の電子レンジは加熱装置としての機能しか有してい
なかった。すなわち、従来の電子レンジは、第５図に示
すように、高周波を発生するマグネトロン１と、マグネ
トロン１よりの高周波を庫内３に導入する導波口２とを
有し、庫内３の底部には、モータ４によりギア５，６．
７を介して回転される回転軸８が設けられている。また
、庫内３には回転軸８に着脱自在に嵌合するターンテー
ブル９が備えられ、このターンテーブル９は庫内３の底
面上に設けられた滑車１０の上に載置されている。これ
により、運転を開始すれば、モータ４が駆動されてター
ンテーブル９が滑車１０の上を滑りながら回転し、ター
ンテーブル９の上に載せられた被加熱体Ａがマグネトロ
ン１よりの高周波にて均一に加熱される。

一方、従来の冷蔵装置は、第６図に示すように、冷蔵装
置本体下部に取付けられた圧縮器１８に凝縮器１９．キ
ャピラリーチューブ２０、および蒸発器２１が接続され
てなる冷蔵原理構成と、蒸発器２１よりの冷気を取入れ
る冷気送入口２２と冷気を蒸発器２１の側へ戻す冷気戻
り口２３とを有する冷蔵室１７とから構成され、モータ
２４により回転されるファン２５により冷気が冷蔵室１
７へ送られて冷蔵するものである。

発明が解決しようとする課題 上述のように、従来は、当然のことながら、電子レンジ
にて冷蔵したくてもできなく、また、冷蔵庫では加熱調
理ができない。

本発明は上記課題を解決するもので、加熱および冷蔵の
両機能を有する冷蔵機能付電子レンジを提供することを
目的とするものである。

課題を解決するための手段 上記課題を解決するために本発明の冷蔵機能付電子レン
ジは、庫内でモータに連動して回転するターンテーブル
と、マグネトロンにより高周波を発生して庫内を加熱す
る加熱部と、庫内に連通ずる冷気送入口および冷気戻り
口を介して庫内を冷気冷却する冷蔵機構部とを備えたも
のである。

また１本発明の他の冷蔵機能付電子レンジは、電子レン
ジ本体内に、庫内でモータに連動して回転するターンテ
ーブルと、マグネトロンにより高周波を発生して庫内を
加熱する加熱部と、庫内に連通ずる冷気送入口および冷
気戻り口とを備え、電子レンジ本体外に、前記冷気送入
口および冷気戻り口を介して庫内を冷気冷却するための
冷蔵機構部の少なくとも一部を備えたものである。

作用 上記構成により、いずれの冷蔵機能付電子レンジにおい
ても、加熱時にはモータによりターンテーブルを回転さ
せなからマグネトロンを作動させることにより、ターン
テーブル上の被加熱体が均一に加熱され、また、マグネ
°（〜ロンを作動させずに冷蔵機構部を作動させて庫内
に冷気送入口を介して冷気に送ることにより庫内の被冷
却体が冷気冷却され、この際、ターンテーブル上に被冷
却体を載せてターンテーブルを回転すると、冷却が均一
に行われる。

また、電子レンジ本体外に冷蔵機構部を少なくとも一部
備えた冷蔵機能付電子レンジによれば。

全てを電子レンジ本体側に設けたものよりも、電子レン
ジ本体外に設けた部分だけ電子レンジ本体の重さが軽く
なるとともに小型化が可能となる。

実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。

なお、従来の電子レンジおよび冷蔵装置と同一部材には
同一番号としている。

第１図および第２図はそれぞれ本発明の一実施例を示す
冷蔵機能付電子レンジの部分切欠き正面図で、第１図は
加熱時、第２図は冷蔵時を示す。

第１図に示すように、冷蔵機能付電子レンジは、従来の
電子レンジと同じ構造のマグネトロン１、導波口２、モ
ータ４、ギア５，６，７、回転軸８、ターンテーブル９
、滑車１０が備えられ、かつ庫内２９に対してマグネト
ロン１が配置されている側の反対側に冷蔵機構部３０が
備えられている。この冷蔵機構部３０には、下方部に圧
縮器１８が設けられ、この圧縮器１８に凝縮器１９．キ
ャピラリーチューブ２０および蒸発器２１が直列に接続
されている。蒸発器２１が配設された蒸発器室１６は、
蒸発器２１の前方に設けられた冷気送入口２２と、蒸発
器２１の後方で開口する冷気戻り通路３７およびこれを
連通して蒸発器室１６の下方に設けられた冷気戻り口２
３とを介して庫内２９に連通している６蒸発器２１と凝
縮器１９の間には軸部両端にそれぞれファン２５．２６
が取付けられたモータ２４が配設され、ファン２６によ
り凝縮器１９が冷却され、ファン２５により蒸発器２１
の近傍の冷気が冷気送入口２２を介して庫内２９へ送ら
れる。２７および２８は冷蔵機構部３０の吸気口および
排気口である。

また、この冷蔵機能付電子レンジに冷蔵機能と加熱機能
とを有せしめるために、導波口２の開口部には高周波を
通すが冷気は通さない材料で構成されたカバー３１が設
けられている一方、高周波が冷蔵機構部３０に侵入しな
いように冷気送入口２２および冷気戻り口２３には高周
波侵入防止用のパンチング板３２．３３が設けられ、冷
蔵機構部３０における内部系路中の熱媒体（フロンガス
）の過熱が防止されている、庫内２９の壁部を形成する
内面材３４は高周波および冷気を通さない材料で作られ
ているとともに、内面材３４と外面材３５との間にはウ
レタン材などの断熱材３６が設けられている。また、回
転軸８の近傍より高周波および冷気がギア７の方に洩れ
ないように、回転軸８が貫通している庫内底面部２９ａ
は回転軸８に接近して隙間の少ない構成にされている。

また庫内底面部２９ａの滑車１０が配置される四部には
外部に連通ずるパイプ（図示せず）が設けられ、庫内２
９の結露水がこのパイプから外部に排出される。

上記構成において作用を説明する。

まず、電子レンジとして加熱する場合は、冷蔵機構部３
０は動作せず、運転開始と同時にモータ４とマグネトロ
ン１とが作動され、ターンテーブル９の上に載せられた
被加熱体Ａはターンテーブル９とともに回転されながら
均一に加熱される。

次に、冷蔵する場合について述べ、この際にはマグネト
ロン１は作動させない。冷蔵機能部３０の系路内の冷却
されたフロンガスは、蒸発器２１の部分にて庫内２９よ
り冷気戻りロ２３．冷気戻り通路３７をへて戻ってくる
冷気と熱交換される。これにより一層低温化された冷気
は冷気送入口２２より庫内２９に送られ、順次、庫内２
９を循環して冷却する。

これにより、ターンテーブル９の上に載せられた被冷却
体Ｂが冷却される。この際、冷却時も、ターンテーブル
９を回転させることにより被冷却体Ｂの均一な冷却がで
きるとともに、冷気により凍ってしまうことがない。

以上のように、この冷蔵機能付電子レンジにより加熱お
よび冷却が可能となる。

次に、本発明の他の実施例を第３図および第４図に基づ
いて説明する。

第３図および第４図はそれぞれ本発明の他の実施例を示
す冷蔵機能付電子レンジの部分切欠き正面図で、第３図
は加熱時、第４図は冷蔵時を示すものである。第３図お
よび第４図に示すように、この冷蔵機能付電子レンジの
構成部品は上記実施例のものと同じため、その説明は省
略するが、冷蔵機能部３０は電子レンジ本体４０の中に
配置される部分と電子レンジ本体４０の外に配置される
部分とに分けて構成されており、冷蔵機能部の少なくと
も蒸発器２１は電子レンジ本体４０に設けられた蒸発器
室１６中に配設されて、圧縮器１８は外部に設置された
圧縮器ケース４１の中に設けられている。またモータ２
４は圧縮器室１６の側壁外面に配設され、モータ２４の
軸は側壁を貫通して設けられて蒸発器２１の後方位置で
軸先端にファン２５が取付けられている。４２．４３は
圧縮器１８をキャピラリーチューブ２０および蒸発器２
１につなぐ接続部材である。

この冷蔵機能付電子レンジによっても先の実施例のもの
と同様な作用効果が得られ、加熱および冷却が可能であ
る６さらに、この冷蔵機能付電子レンジによれば、圧縮
器１８を外部に設置したので、この分だけ電子レンジ本
体４０の重量が軽減されるとともに小型化され、小さな
スペースにも設置できるようになる。

なお、冷蔵機能部３０の全てを外部に設置し、電子レン
ジ本体４０に冷気送入パイプと冷気リターンパイプ（フ
レキシブルで小径が望ましい）を介して接続し、庫内２
９を冷気冷却してもよい。

発明の効果 以上のように本発明によれば次の効果が得られる。

（１）電子レンジ庫内を冷蔵庫内と兼用できるように電
子レンジに冷蔵機構部を付加したことで加熱調理と冷蔵
または冷調理が同一庫内にてできるようになった。

（２）電子レンジ加熱調理と冷蔵または冷調理ができる
ので電子レンジとしては機器としての稼動時間が多くな
り効率的活用ができる。

（３）電子レンジを冷蔵庫として使用できるので。

すでに冷蔵庫を持っている家庭においても２台目のパー
ソナリティな冷蔵庫として活用できる。

（４）電子レンジの庫内を活かし、電子レンジと冷蔵庫
をセパレート型のユニット構成により複合化することで
、Ｎ子しンジ本体の重量を可能な限り軽くでき、かつ設
置スペースも限りなく小さくして済むものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す冷蔵機能付電子レンジ
の加熱時の部分切欠き正面図、第２図は同冷蔵機能付電
子レンジの冷蔵時の部分切欠き正面図、第３図は本発明
の他の実施例を示す冷蔵機能付電子レンジの加熱時の部
分切欠き正面図、第４図は同地の実施例を示す冷蔵機能
付電子レンジの冷蔵時の部分切欠き正面図、第５図は従
来の電子レンジの部分切欠き正面図、第６図は従来の冷
蔵装置の部分切欠き側面図である。 １　・マグネトロン、４・・モータ、９・・・ターンテ
ーブル、　１８・・・圧縮器、１９・・・凝縮器、２０
・・・キャピラノーチューブ、２１・・・蒸発器、２２
・・・冷気送入口、２３・・冷気戻り口、２９・・・庫
内、３０・・・冷蔵材構部、４０・・・電子レンジ本体
、４１・・・圧縮器ケース。 代理人　　　森　　本　　義　　弧 部２図 ンρ 第を図 １−・７２°オドロン ４−・モー／ ツー　１−ンテーフ１ル ｔｌＪ−Ｌ襦東 ｌγ−凝廟表 ２θ−２〜ビラリーナ２−フ。 ２７−一基発未 ２２−Ａ氏ぷ（入口 ２３−メＮ気わ（リロ 第３図 第４ 図 第５ 図 第 ！ 図 ｔ／

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、庫内でモータに連動して回転するターンテーブルと
   、マグネトロンにより高周波を発生して庫内を加熱する
   加熱部と、庫内に連通する冷気送入口および冷気戻り口
   を介して庫内を冷気冷却する冷蔵機構部とを備えた冷蔵
   機能付電子レンジ。 ２、電子レンジ本体内に、庫内でモータに連動して回転
   するターンテーブルと、マグネトロンにより高周波を発
   生して庫内を加熱する加熱部と、庫内に連通する冷気送
   入口および冷気戻り口とを備え、電子レンジ本体外に、
   前記冷気送入口および冷気戻り口を介して庫内を冷気冷
   却するための冷蔵機構部の少なくとも一部を備えた冷蔵
   機能付電子レンジ。