JPH0270762A - 発色組成物 - Google Patents

発色組成物

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JPH0270762A
JPH0270762A JP22297188A JP22297188A JPH0270762A JP H0270762 A JPH0270762 A JP H0270762A JP 22297188 A JP22297188 A JP 22297188A JP 22297188 A JP22297188 A JP 22297188A JP H0270762 A JPH0270762 A JP H0270762A
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JP
Japan
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fatty acid
water
nonionic surfactant
composition
color
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Application number
JP22297188A
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English (en)
Inventor
Masako Onishi
大西 正子
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Pola Orbis Holdings Inc
Original Assignee
Pola Chemical Industries Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、その発色の美しさより、化粧品、さらに装飾
品(アクセサリ−、インテリア、デイスプレー等)、玩
具、光特性に関する学習教材等に利用が可能な発色組成
物に関する。
(従来の技術) 現在の日常生活において色彩は、大きな意味を持ち、消
費者の購入動機の重要な因子のひとつとなっている。特
に嗜好性に深くかかわる化粧品やアクセサリ−などの装
飾品などはその代表的なものでおる。
従来、このような商品の着色方法として色素や顔料を用
いるのが一般的であったが、これら化合物は、その分子
構造上不飽和結合を多く持つため、化学的に不安定な場
合が多く、経時的に色の変色や退色が起こり、外観を損
う傾向がある。
その他、プリズムに入射した白色光が波長ごとの屈折率
の差により各波長の光(単色光)に分散され、スペクト
ルを与える事は一般によく知られている。この白色光と
屈折率の差による色の発現は、「虹」や「シャボン玉表
面」に代表される発邑現象と全く同様のものであり、こ
の現象を応用したものとして特定の組成からなる界面活
性剤に対し水を徐々に添加していくと、最初に無色透明
の液晶が生じ、ざらに水を経続的に添加すると水相表面
における光の反射が少なくなり、最終的に光学効果を有
する発色溶液が1qられることか特開昭57−2661
1号及び特開昭59−105073@ですでに報告され
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、特開昭57−26611号の方法では親
油性非イオン界面活性剤とイオン性界面活性剤及び水よ
りなる発色組成物について報告されているが、この組成
物が発色を生じる温度は、40℃以下であり、化粧品や
装飾品としての品質を保つのが難しく、ざらに微量では
あっても安全性の好ましくないイオン性界面活性剤を使
用しなければ発色を有す事ができないため、特に化粧品
への応用には制約がある等の課題を抱えていた。
また、特開昭59−105073号の方法では、ジグリ
セリンジアルキルエーテルと水よりなる発色組成物につ
いて報告されているが、前記と同様に耐湿性がアルコー
ル類無添加の場合39℃以下である事、さらに発色を起
こさせるために特定化合物の合成を行なわなければなら
ない等の課題があった。
(課題を解決するための手段) 本発明者は、上記課題を解決すべく鋭意研究の結果、親
水性非イオン界面活性剤としてのポリグリセリン脂肪酸
エステルと親油性非イオン界面活性剤の希釈水溶液が一
定の条件下では適宜種々の色調を呈することを見い出し
、本発明を完成した。
すなわち、ポリグリセリン脂肪酸エステル(平均ニスデ
ル化度は1〜2、グリセリンの重合度は4〜15、脂肪
酸は炭素数8〜24で飽和もしくは不飽和の直鎖又は、
分岐のもの)と親油性非イオン界面活性剤のff1fi
比が95二5〜1:99である混合物を0.5〜5.0
重量%を含む水溶液よりなる発色組成物に関するもので
ある。
以下、本発明について詳述する。
本発明において必須成分であるポリグリセリン脂肪酸エ
ステルは、平均エステル化度は1〜2、グリセリンの重
合度は4〜15の範囲で、好ましくは6〜8である。重
合度が4未満ではグリフインの定義したHLB値(以下
HLBと略す)が低すぎ、ラメラ液晶相が充分な水を保
持することができず、15を越えるとHLBが高すぎ、
水相に溶解してしまうためラメラ液晶自身が崩壊してし
まう。脂肪酸は、炭素数が8〜24の飽和もしくは不飽
和の直鎖又は゛分岐のものが好ましく、特に好ましくは
、12〜22である。炭素数が8未満では、液晶膜が強
固でないためラメラ液晶が壊れてしまい、24を越える
とト118が低く、親油的になってしまい、ラメラ相は
発色が生じるレベルの充分な水を保持することができな
くなってしまう。本発明に用いられるポリグリセリン脂
肪酸エステルは、たとえば、デカグリセリルモノラウレ
ート、デカグリセリルモノミリステート、デカグリセリ
ルモノオレエート、デカグリセリルモノラウレート、デ
カグリセリルモノイソステアレート、デカグリセリルレ
ジオレエート、デカグリセリルジイソステアレート、ヘ
キサグリセリルモノラウレート、ヘキサグリセリルモノ
ミリステート、ヘキサグリセリルモノオレエート、テト
ラグリセリルモノラウレート、ドデカグリセリルモノオ
レエート等があげられる。またこれらは、1種だけでな
く2f!以上を組み合わせ使用してもさしつかえがない
本発明に使用される親油性非イオン界面活性剤は、HL
Bが3.5〜7.0のものを用いる必要がある。3.5
未満では親油性が強く、液晶中に水を充分に保持するこ
とができず、7.0を越えると親水性が強くなり水に溶
解しやすくなり、界面活性剤低濃度域まで液晶を維持す
ることができない。ここで言う親油性非イオン界面活性
剤とは、たとえば、グリセリルモノオレエート、ジグリ
セリルモノオレエート、グリセリルモノイソステアレー
ト、グリセリルモノカプリレート、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンオレイル
エーテル、ポリオキシエチレンイソステアリルエーテル
、ポリオキシエチレン−2−ヘキシルデシルエーテル、
ポリオキシエチレン−2オクチルデシレート、ポリオキ
シエチレンラウレート、ポリオキシエチレンオレエート
、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチしノン脂肪酸エステル等があげられ、これら
1種または2種以上を混合してHLB3.5〜7.0と
なるよう調整し、使用すればよい。
ポリグリセリン脂肪酸エステルと親油性非イオン界面活
性剤の重量比は、95:5〜1:99で、好ましくは8
0 : 20〜10:90である。ポリグリセリン脂肪
酸エステルが1未満では発色を有するラメラ液晶を生成
することができず、95を越えても同様にラメラ液晶を
形成しない。この界面活性剤混合物を全組成物の0.5
〜5.0重量%、好ましくは1〜3重量重量合すること
により本発明品を1qることができる。0.5 重fi
1%未満では発色を有するラメラ層を形成できず、5.
0重厘%を越えると無色透明なラメラ層となってしまう
本発明では水の一部を一部アルコールや多価アルコール
で置き換えることも可能である。ここで用いられる一部
アルコールとしては、エチルアルコール、イソプロピル
アルコール、メチルアルコール等が、また多価アルコー
ルとしては、プロピレングリコール、1,3−ブチレン
グリコール、グリセリン、エチレングリコール、ポリエ
チレングリコール等があげられる。水の一部を上記−価
アルリコール及び多価アルコール 種以上を全組成物の○〜50重ω%まで置換しても界面
活性剤の混合比率を変え、H L Bを調整することで
、常に彩やかむ発色溶液を1qることが可能である。5
0重量%を越えると発色度合が著しく(炎退してしまう
また、用途、目的に応じて他の物質を配合することも可
能であり、たとえば化粧品に応用するならば香料類、防
腐剤類、ビタミン類等があげられる。
以上のように本発明は、ポリグリセリン脂肪酸エステル
と親油性非イオン界面活性剤を用いており、発色させる
ための特定化合物を合成することもなく、そのためにコ
ストも低く抑えることができ、なおかつ安全性も考慮さ
れた発色組成物である。
(実施例及び比較例) 以下、実施例、比較例にて本発明を説明するが、本発明
は、これら実施例に制限されるものではない。
なお配合量はすべて重量%である。
実施例1及び比較例1 第1表に示した成分を次の方法により調整し、耐温性(
発色を呈する上限異温度)を評価した。
結果を第2表に示す。
第1表 (調整方法) 実施例1、比較例1ともにA相を室温にてよくかくはん
し混合した侵、その中にB相である水をかくはんしなが
ら徐々に加えて調整した。
第2表に示す如く、本発明品は、耐温性にも優れている
ことがわかる。
実施例2 本発明品である発色組成物を用いて下記の組成からなる
ローションを調整した。
(組 成) ペンタグリセリルモノラウレート    0.5ポリオ
キシエチレン(T)モノオレエート 1,Oデカグリセ
リルモノリルート     0.51、3−ブチレング
リコール        7.0香  料      
                     0.1メ
チルパラベン           0.1水    
                        9
0.8上記水成外の各成分を室温でかくはん混合した復
水を徐々に添加していくと、半透明でパール光沢を有す
る青色のローションを得た。
実施例3 本発明品である発色組成物を用いて下記の組成からなる
ローションを調整した。
(組 成) (1)ドデカグリセリルレジオレエート   0.7(
2)ポリオキシエチレン(T) ソルビタンモノラウレート   1.3(3)エチルア
ルコール         7.0(4) 香  料 
                       0.
1(5)メチルパラベン          0.1(
6)ポリエチレングリコール      5(1)水 
          85.8上記(1)〜(5)の成
分を室温にてかくはん混合し、あらかじめ(6) 、 
(7)をかくはん混合したものを徐々に添加していくと
、半透明でバール光沢のある緑色のローションを得た。
実施例4 本発明品である発色組成物を用いて下記の組成からなる
ボディローションを調整した。
(組 成) デカグリセリルモノオレエート    0.4グリセリ
ルモノパルミテート     1.4エチルアルコール
          15.Oグリセリン      
      5.0香  料            
             0.1メチルパラベン  
         0.1水            
                78.O上配水以外
の各成分を室温でかくはん混合した後水を徐々に添加し
ていくと半透明でパール光沢を有する赤色のボディロー
ションを(qだ。
実施例5 本発明品である発色組成物を用いて下記の組成からなる
装飾用品を調整した。
(組 成) デカグリセリルモノオレエート    0.7ポリオキ
シエチレン(了) オレイルエーテル    1.0 ヘキサグリセリルモノ −2−へキシルオクタネート 0.3 水                        
    98.O上記水以外の各成分を室温でかくはん
混合した後水を徐々に添加していくと半透明でバール光
沢を有する赤色の溶液を得た。この溶液を種々な形のガ
ラスチューブに封入し、ペンダント、イヤリングを得た
。また幅2Mのガラス槽に入れ、インテリア装飾品を得
た。
次に本発明発色組成物がいかに広範な色域を有するかを
実証するため、ポリグリセリン脂肪酸エステルとしてデ
カグリセリルモノオレエート、親油性非イオン界面活性
剤としてポリオキシエチレン(T)オレイルエーテルを
用い、これらに水を加えて得られる各種濃度の発色組成
物を対染として、その透明性と色調について測定した結
果を第3表に示す。なお、測定は室温にて実施した。透
明性は、分光光度計による透過率(波長:550nm。
スリット:O,OSμ、セル:5履、リファレンス:純
水)が80%以上をQ、80%未満を△で表わし、色種
は自然光による反射光を観察した時の色である。
碧表 第3表に示す如く、デカグリセリルモノオレエートとポ
リオキシエチレン(′T)オレイルエーテルとの遠度の
重量比水溶液濃度により、従来の化粧品などに使用でき
る法定の色素類では得られなかった虹の如き外観と広範
な色域を有する組成物が得られているのが、明らかであ
る。
(発明の効果) 以上のように本発明品は、界面活性剤の分散構造により
発色させる事ができ、さらに色素のような変色や退色が
なく、安全性にもすぐれ、コストも低く抑えることがで
きる。
加えて、本発明品の光彩色は、従来の着色剤では不可能
な高度の美観を備えているものである。
特許出願人 ポーラ化成工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)ポリグリセリン脂肪酸エステル(平均エステル化度
    は1〜2、グリセリンの重合度は4〜15、脂肪酸は炭
    素数8〜24で飽和もしくは不飽和の直鎖又は分岐のも
    の)と親油性非イオン界面活性剤の重量比が、95:5
    〜1:99である混合物を0.5〜5.0重量%を含む
    水溶液よりなる発色組成物。 2)親油性非イオン界面活性剤のグリフインの定義した
    HLBが3.5〜7.0である請求項1記載の発色組成
    物。 3)水の一部を一価アルコール及び多価アルコールの1
    種ないしは2種以上を全組成物の0〜50重量%を置換
    した請求項1又は2記載の発色組成物。
JP22297188A 1988-09-06 1988-09-06 発色組成物 Pending JPH0270762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213023A (ja) * 2012-03-07 2013-10-17 Pola Chemical Industries Inc 発色性組成物及び化粧料
JP2016084345A (ja) * 2014-10-24 2016-05-19 ポーラ化成工業株式会社 発色性組成物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013213023A (ja) * 2012-03-07 2013-10-17 Pola Chemical Industries Inc 発色性組成物及び化粧料
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