JPH027033Y2 - - Google Patents

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JPH027033Y2
JPH027033Y2 JP9011684U JP9011684U JPH027033Y2 JP H027033 Y2 JPH027033 Y2 JP H027033Y2 JP 9011684 U JP9011684 U JP 9011684U JP 9011684 U JP9011684 U JP 9011684U JP H027033 Y2 JPH027033 Y2 JP H027033Y2
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JP
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knife
thin
blade
cutting
swinging
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JP9011684U
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ナイフ状薄刃刃物を、揺動運動させ
て、石膏ボード等を切断する切断工具に関するも
のである。
合板、繊維板等の薄板材を切断するのに、ナイ
フ状薄刃刃物を揺動運動させて、切断する切断工
具は、公知である。その一例を第1図に示す。こ
の工具は、動力軸の先端に配設した偏心カム5に
より揺動腕6を、支点7を支点として、揺動さ
せ、その揺動腕6に取付けた、ナイフ状薄刃刃物
9を被切断材に喰込ませつつ、切断し切屑の発生
を極少に留める特徴を有している。しかしなが
ら、例えば、石膏ボード等のように、石膏を上下
の紙で接着し、はさみ込んだ様なボード類の切断
の際には、第2図で示すように、ナイフ状薄刃刃
物9が、上面の紙12を切断しようとするナイフ
状薄刃刃物9の切刃は、紙12の下にある石膏1
3を切断してきたものであるから、該切刃に付着
した石膏の粉のため、切刃の鋭利さが失われ、従
つて、紙12を切断できないために、15のよう
なむしれを発生させ、切断面の仕上げを悪くして
いた。
本考案の目的は、上記した従来技術の欠点をな
くし、切断面の仕上りを良好にする切断工具を提
供することにある。
本考案は、石膏ボードや、繊維板の表面をあら
かじめ、浅く切断しておくと、弾性変形可能なナ
イフ状薄刃刃物は、その溝を案内として、進行
し、しかもむしれが発生しないことに着目し、上
面の紙だけを切断するナイフ状薄刃刃物と、その
下にある材料を切断するナイフ状薄刃刃物の位置
関係と、案内定盤からの突出量を工夫したもので
ある。
本考案を詳述するに、第3図〜第6図をもつて
行なう。第3図は、本考案になる揺動形切断工具
の一実施例としての斜視図であり、第4〜5図は
各々一部断面を含む正面図、平面図である。第6
〜7図は、本考案の刃物の位置関係と、案内定盤
からの突出量を示すものである。
図において、モートル本体1は、上部にハンド
ル2を配し、ハンドル2内にスイツチ3を収納す
るほか、電源とモートル内の結線などを収納して
いる。モートルの前方には、減速部および出力軸
を収納するギヤケース4を配設し、モートル本体
1およびギヤケース4下方に案内定盤10を装着
している。ギヤケース4から突出した出力軸22
には偏心カム5が形成され、偏心カム5は、偏心
軸の軸受23を介して、揺動腕6に係合してい
る。揺動腕6は、揺動中心の支点7を中心に回動
および上下運動が可能である。また揺動腕6に
は、回転方向に切刃を持つ弾性変形可能なナイフ
状薄刃刃物9が、刃物ホルダ8により取り付けら
れている。案内定盤10の一部を穿設した刃口1
1を貫通して、ナイフ状薄刃刃物9が案内定盤1
0下面から突出している。そのナイフ状薄刃刃物
9の同一平面上前方に、同じくナイフ状薄刃刃物
b16を、案内定盤10に固定された刃物プレー
ト18に、ネジ17で、前記案内定盤10下面よ
り第6図に示すように、微少量αだけ突出させて
固定している。
以上のような概略構成であり、その作用を以下
詳述する。
モートル本体1内の電機子は、その回転軸心に
モートル軸19を有し、先端には、ピニオン21
を具備し回転する。
このピニオン21と噛合い、対をなすギヤ20
があり、出力軸22に固着され、ピニオン21の
回転力が伝達される。出力軸22の先端近傍に
は、偏心カム5が一体形成され、偏心軸の軸受2
22が嵌合され、その外輪部には揺動腕6の一端
が嵌合されている。したがつて、モートル軸19
が回転すると、出力軸22が回転し、この回転中
心と適宜量偏心した偏心カム5が回転するから、
偏心軸の軸受23は、出力軸22に対し、偏心量
をもつて振れ回る。揺動腕6は、ほぼ中間部に揺
動中心支点7をもち、長円形穴としている。これ
は、支点7に対し上下移動ならびに回動可能なら
しめるためである。揺動腕6の一端は、前述のよ
うに偏心カム5および偏心軸の軸受23と係合し
ているから支点7を中心に、上下移動、および左
右方向の運動つまり揺動しつつ上下運動するので
ある。したがつて、揺動腕6の他端も同様の運動
をなし、これにナイフ状薄刃刃物9を装着するこ
とによつて刃物を揺動運動させることが可能であ
る。このナイフ状薄刃刃物9は、案内定盤10か
ら下方に突出しているから、被加工材の上面に案
内定盤10を当接して前進させることにより、切
刃部が加工材に喰込む作用を連続的になす。被切
断材を切断する際には、このナイフ状薄刃刃物9
の揺動方向の一直線上の前方にあるナイフ状薄刃
刃物b16が、表面からαだけ被切断材を切断し
て、あらかじめ、ナイフ状薄刃刃物9の案内溝を
つけている。前記ナイフ状薄刃刃物9は、刃物全
体が非常に薄くたわみ易いので、被切断材を切断
する際、材料内の切断抵抗の小さい方に進行し易
く、前述したような案内溝があらかじめ、材料に
あれば、切刃はこの溝を案内として進行する。
しかも、ナイフ状薄刃刃物9は弾性変形可能な
ため、案内溝と前記ナイフ状薄刃刃物の位置の微
少量のずれは吸収でき、切断に何ら影響を及ぼさ
ぬものである。
前述した実施例の、案内溝をつけるナイフ状薄
刃刃物b16は、切断の主たるナイフ状薄刃刃物
9と同様の刃物としたが、円形で全周のナイフ状
薄刃刃物を用いれば、この全周ナイフ状薄刃刃物
の切味が落ちた時、刃物の位置を変えることによ
り、また、新しい刃物を装置した時と同様の切断
が可能となるから経済性が倍加するのである。
また、第8図に示す如く、揺動腕6に、直接、
案内溝をつけるためのナイフ状薄刃刃物16を装
着すれば、案内溝の位置のずれの発生を防止でき
る。しかも、ナイフ状薄刃刃物16は、前述した
実施例では、人力により、切断をしていたのであ
るが、この応用例では、モートルの動力により、
案内溝をつけることが可能なため、作業能率も向
上するのである。
本考案によれば、弾性変形可能なナイフ状薄刃
刃物9を揺動運動させる切断工具において、揺動
運動方向の一直線上前方に案内定盤の下面よりわ
ずかに突出するように、別のナイフ状薄刃刃物を
設けたので、前記ナイフ状薄刃刃物により、被切
断材の表面のむしれを防止するための案内溝をつ
け、後方より、弾性変形可能なナイフ状薄刃刃物
が、前記案内溝に沿つて、完全に切断することが
できる。従つて、石膏ボード、繊維板などの切断
の際に発生するむしれを防止し、しかも、前記刃
物の取付位置のずれを吸収できるので、廉価で切
断面の良好な切断工具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、従来の揺動切断工具の斜視図、第2
図は、被切断材のむしれの状態を示す概略図、第
3図は本考案になる揺動切断工具の斜視図であ
り、第4図は、第3図の一部断面を含む正面図、
第5図は同じく平面図、第6図は本考案における
ナイフ状薄刃刃物の案内定盤からの突出量を示す
概略側面図、第7図は本考案におけるナイフ状薄
刃刃物の微少量のずれを示す概略平面図である。
第8図は本考案の他の実施例を示す正面図であ
る。 図において、1はモートル本体、5は偏心カ
ム、6は揺動腕、9はナイフ状薄刃刃物、10は
案内定盤、16はナイフ状薄刃刃物である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. モートルの動力をモートル軸とギヤにより減速
    して、伝達される出力軸に、偏心カムを配設し、
    該偏心カムに係合する揺動腕に、ナイフ状薄刃刃
    物を保持し、該ナイフ状薄刃刃物は、モートル本
    体の下面に設置した案内定盤から下方に突出し、
    該揺動腕の揺動運動方向に切刃が向いている揺動
    工具であつて該ナイフ状薄刃刃物は、弾性変形可
    能であり、且つ該ナイフ状薄刃刃物と同一平面上
    前方に、該案内定盤の下面よりわずかに、突出す
    るよう、別のナイフ状薄刃刃物を設けたことを特
    徴とする切断工具。
JP9011684U 1984-06-15 1984-06-15 切断工具 Granted JPS616378U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9011684U JPS616378U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 切断工具

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9011684U JPS616378U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 切断工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS616378U JPS616378U (ja) 1986-01-16
JPH027033Y2 true JPH027033Y2 (ja) 1990-02-20

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ID=30644823

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JP9011684U Granted JPS616378U (ja) 1984-06-15 1984-06-15 切断工具

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6781913B2 (ja) * 2015-09-10 2020-11-11 有限会社 武藤設計 長尺状の被切断物のスライス切断方法、及びその装置、並びに可搬式スライス切断機

Also Published As

Publication number Publication date
JPS616378U (ja) 1986-01-16

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