JPH027008Y2 - - Google Patents

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JPH027008Y2
JPH027008Y2 JP1984099421U JP9942184U JPH027008Y2 JP H027008 Y2 JPH027008 Y2 JP H027008Y2 JP 1984099421 U JP1984099421 U JP 1984099421U JP 9942184 U JP9942184 U JP 9942184U JP H027008 Y2 JPH027008 Y2 JP H027008Y2
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oil
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pipe
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) この考案は、主に自動工具交換装置付数値制御
工作機械(ATC付きNCマシニングセンタ)の工
具駆動用スピンドルにセツトして使用される給油
装置付タツパーに関する。
このATC付きNCマシニングセンタとは、タツ
パーなどの切削具を予めマシニングセンタに設け
たマガジンに規則的に配列収容し、ユニツト選択
信号に応じて必要な切削具等を取出位置に来るよ
うマガジンを回転させ、これをマニユピレータに
て取出し、工具駆動用スピンドルに装着したり、
作業の終わつた切削具等をスピンドルからマガジ
ンに収容したりする動作をコンピユータに入力す
る指令に基づいて全自動制御によつて行うものを
いう。
ところでこのような自動機で切削加工を行う場
合に、加工時の摩擦熱の発生を軽減するために切
削油を切削具の刃先に注出しつつ加工を行い、し
かも全自動制御に支障をきたさないようにしなけ
ればならない。
(従来技術) 第2図によつて従来技術を説明する。1はタツ
パー本体で、その基端部側に工具駆動用スピンド
ル2に係合されるシヤンク部3がある。タツパー
本体1には径大な取付孔4が軸方向に穿設され、
これに中空管状の被駆動軸5が軸方向に移動自在
に取付けられており、かつタツパー本体1の中心
部軸方向に送油パイプ6が被駆動軸5の中空部7
内に摺動自在に延びて突設されている。またタツ
パー本体1のシヤンク部3にその中心部軸方向に
受給路8が貫通して設けられ、その基端部側が図
示しないがスピンドル2の軸心に設けられる給油
路に連結され、先端部側が前記送油パイプ6に連
結している。
被駆動軸5の外周側基端部に係合片9が半径方
向に突設され、これに対応してタツパー本体1の
内周側に上記係合片9を正転時係合する正転用ク
ラツチ片10を突設すると共に、このクラツチ片
10に軸方向に隣接して前記係合片9が係合しな
いニユートラル用空間部11を設け、さらにこの
空間部11から軸方向先端部側に隣接して前記係
合片9を逆転時係合する逆転用クラツチ片12が
突設されている。なお逆転用クラツチ片12はタ
ツパー本体1と一体的に回転するが緩衝小スプリ
ング13に受支されながら軸方向に若干移動でき
るようになつている。
また被駆動軸5の端面5a側には、タツパー本
体1の取付孔4基端部側底壁4aと、上記端面5
aに接し、かつ基端部側に移動自在なばね受けリ
ング14との間に緩衝ばね(コンプレシヨンスプ
リング)15を設け、これにより被駆動軸5の先
端部側のタツプ16が被加工物に接触するときの
衝撃を緩和するようになつている。また被駆動軸
5の外周側に突設する前記係合片9と、取付孔4
の先端部側底壁4bとの間に被駆動軸5を基端部
側に押圧する圧縮ばね17が設けられている。な
お被駆動軸5の先端部側には着脱装置18が設け
られ、タツプ16を保持するタツプホルダー19
が前記着脱装置18によつて被駆動軸5に着脱自
在に取付けられており、前記送油パイプ6に連通
する被駆動軸5の中空部7はタツプホルダー19
及びこれに保持されるタツプ16に設けた油道2
0,21に連通される。
これを使用するには、タツパー本体1の外周側
に突設した把持部22をマニユピレータで把持し
てシヤンク部3をスピンドル2に係合することに
よつてスピンドル2の給油路はシヤンク部3の受
油路8につながる。
タツパー本体1の回転によつて、正転用クラツ
チ片10に係合片9が係合して被駆動軸5は正転
し、その先端部側のタツプ16によつてタツプ穴
が形成されるが、タツプ16が被加工物に衝接す
る際の衝撃は緩衝ばね15によつて緩和されると
共に、タツプ穴形成途上においてはタツプ穴自体
に案内されてタツパー本体1から独立して被駆動
軸5が前進し、タツプ穴形成完了時に被駆動軸5
の係合片9は正転用クラツチ片10から外れてニ
ユートラル用空間部11に至りタツパー本体1か
らの回転力伝達が遮断され、被駆動軸5がニユー
ラルの状態となる。次にスピンドル2によつてタ
ツパー本体1を逆転させ、かつこれを基端部側に
若干移動させることによつてニユートラル用空間
部11から係合片9は逆転用クラツチ片12に係
合し、被駆動軸5は逆転する。なお係合片9が逆
転用クラツチ片12に係合する際の衝撃を緩衝小
スプリング13によつて緩和するようになつてい
る。そして被駆動軸5の逆転により同じくタツプ
穴自体に案内され、かつ圧縮ばね17に引張され
ながらタツプ16はタツプ穴から抜け出ることに
なる。
したがつてタツパー本体1自体の移動ストロー
クは少なくてもよいと共に、被駆動軸5は前記両
ばね15,17、特に圧縮ばね17によつて軸方
向に微妙に圧力バランスされながら前進・後退す
ることになる。
一方シヤンク部3の受油路8に受け入れられる
切削油は送油パイプ6を通つて被駆動軸5の中空
部7に送り込まれ、これより油道20を通つてタ
ツプ16の油道21に給油し、これにより切削途
上のタツプ穴部分に切削油が注出されることにな
る。
給油装置付タツパーの従来構造及びその作動状
態は以上のとおりであるが、の従来装置によれば
次のような難点がある。
即ち送油パイプ6を通つて被駆動軸5の中空部
7に切削油が送り込まれる場合に、その油圧は中
空部7内の先端部側段部や端壁7aに負荷すると
共に、基端部側段部や端壁7bにも負荷する。こ
の場合切削油の圧力が高くなつた場合にはあまり
問題はないが、その圧力が高くなつた場合、ある
いはタツプ16の油道21が詰まつた場合や油道
21が径小で管内抵抗の大きい場合に、結果的に
先端部側端壁7aと基端部側端壁7bとに負荷す
る受圧面積差によつて、換言すれば基端部側端壁
7bは送油パイプ6の内径lに相当する面積分だ
け先端部側端壁7aに比べて受圧面積が少なく、
これがためにこの受圧面積差に相当する圧力によ
つて被駆動軸5は前述の微妙な圧力バランスがく
ずれて急速にまた増圧的に先端部側に前進し、こ
れがためにタツプ16を損傷したり正確なタツプ
穴を形成することができないという事態が発生し
ていた。
(考案が解決しようとする問題点) したがつてこの考案においてはシヤンク部3の
受油路8から送油パイプ6を通つて被駆動軸5の
中空部7に切削油を送り込む場合に、先端部側端
壁7aと基端部側端壁7bとの間に受圧面積差の
発生しないように送油することがこの考案の解決
しようとする問題点である。
(問題点を解決するための技術的手段) 上記問題点を解決するために、この考案は第1
図に示すように、基端部側にシヤンク部30を有
するタツパー本体31に、これと一体的に回転し
ながら、これとは独立して軸方向に移動自在であ
り、しかもクラツチ機構32によつて所定ストロ
ーク間軸方向に移動することによつて回転力の伝
達が遮断され、ニユートラルの状態に切換わるよ
うになつている被駆動軸33を内蔵し、一方タツ
パー本体31のシヤンク部30にその中心部軸方
向に受油路34を穿設すると共に、被駆動軸33
にその先端部側に取付けられるタツプ16に給油
するための油流通用中空部35を設け、受油路3
4と油流通用中空部35とを送油パイプ36で連
通するようにしてなる給油装置付タツパーにおい
て、送油パイプ36の先端部36aは被駆動軸3
3に固着されると共に、その基端部36bは受油
路34に摺動自在に油密嵌合され、かつ送油パイ
プ36の側壁36cに油孔37を貫設し、さらに
送油パイプ36の基端部36bをはさむ受油路3
4の先端部側と基端部側とを連通するバイパス油
路39をタツパー本体31に形成して、受油路3
4と送油パイプ36内とを前記バイパス油路39
及び油孔37を介してのみ連通するようにした構
成を採用するものである。
(作 用) 受油路34から送油パイプ36の内部38に切
削油を送り込むに当たつて、送油パイプ36の側
壁36cに油孔37を貫設すると共にタツパー本
体31にバイパス油路39を形成してこのバイパ
ス油路39及び油孔37を介して切削油を送油パ
イプ36に送り込むことによつて、送油パイプ3
6は被駆動軸33に固着されて、いわば被駆動軸
33の一部を構成するものであるから、送油パイ
プ36の内径に相当する端壁36dは被駆動軸3
3における中空部35の基端部側端壁の一部を形
成することになり、このため中空部35における
先端部側端壁と基端部側端壁の受圧面積は同じと
なり、たとえタツプの油道が詰まつても、あるい
は詰まりぎみであつても切削油の圧力によつて被
駆動軸33がタツパー本体31に微妙に圧力バラ
ンスして支持されている状態をくずすことがな
い。
(実施例) 第1図はこの考案の一実施例であり、前記従来
技術と同一構成要素については同一符号に付して
その説明を省略し、相違点及び重要点のみ述べる
と、クラツチ機構32は従来技術と同じく係合片
9、正転用クラツチ片10、ニユートラル用空所
部11、逆転用クラツチ片12及び緩衝用小スプ
リング13とからなるものである。また被駆動軸
33に固着される送油パイプ36の基端部はピス
トン36bに形成されて受油路34に油密嵌合さ
れており、また送油パイプ36の側壁36cに貫
設した油孔37を介してのみ受油路34と送油パ
イプ内部38とを連通するようにするために、送
油パイプ36の基端部36bをはさむ受油路34
の先端部側と基端部側とを連通するバイパス油路
39をタツパー本体31に成形し、かつピストン
36bが摺動する受油路34のピストン側空所部
40に蓋41をして内部に切削油の侵入を防止す
ると共に空所部40の空気抜き42をも設けてい
る。このような一連の構成部品は図示のようにユ
ニツトとして組み込んだものをシヤンク部30に
取付けるようにしてもよく、またシヤンク部30
内に一体形成してもよい。
(効 果) この考案によれば、切削油の圧力によつて被駆
動軸が急撃に先端部側に移動することがなく、こ
れがためにタツプ立て作業途上においてタツプを
損傷することがなく、また被駆動軸の送りが常に
所定値に圧力バランスされているから正確なタツ
プ穴を形成することができる。
またこの考案によれば切削油の圧力を格段に高
めることができるから、この切削油または圧縮空
気をタツプより噴出させることによつてタツプ下
穴に残留する切削くずをタツプ立て作業前に自動
的に排除することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す縦断側面
図、第2図は従来例の縦断側面図である。 30……シヤンク部、31……タツパー本体、
32……クラツチ機構、33……被駆動軸、34
……受油路、35……油流通用中空部、36……
送油パイプ、36a……その先端部、36b……
その基端部、36c……その側壁、37……油
孔、39……バイパス油路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 基端部側にシヤンク部を有するタツパー本体
    に、これと一体的に回転しながら、これとは独立
    して軸方向に移動自在であり、しかもクラツチ機
    構によつて所定ストローク間軸方向に移動するこ
    とによつて回転力の伝達が遮断され、ニユートラ
    ルの状態に切換わるようになつている被駆動軸を
    内蔵し、一方タツパー本体のシヤンク部にその中
    心部軸方向に受油路を穿設すると共に、被駆動軸
    にその先端部側に取付けられるタツプに給油する
    ための油流通用中空部を設け、受油路と油流通用
    中空部とを送油パイプで連通するようにしてなる
    給油装置付タツパーにおいて、送油パイプの先端
    部は被駆動軸に固着されると共に、その基端部は
    受油路に摺動自在に油密嵌合され、かつ送油パイ
    プの側壁に油孔を貫設し、さらに送油パイプの基
    端部をはさむ受油路の先端部側と基端部側とを連
    通するバイパス油路をタツパー本体に形成して、
    受油路と送油パイプ内とを前記バイパス油路及び
    油孔を介してのみ連通するようにしたことを特徴
    とする給油装置付タツパー。
JP9942184U 1984-06-29 1984-06-29 給油装置付タツパ− Granted JPS6116250U (ja)

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JP9942184U JPS6116250U (ja) 1984-06-29 1984-06-29 給油装置付タツパ−
GB08516488A GB2162105B (en) 1984-06-29 1985-06-28 Tapper
DE19853523285 DE3523285A1 (de) 1984-06-29 1985-06-28 Werkzeugfutter, insbesondere bohrfutter
FR8510003A FR2566690A1 (fr) 1984-06-29 1985-07-01 Taraudeuse
IT8521382A IT1200663B (it) 1984-06-29 1985-07-01 Bussola per filettatrice

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JPS6116250U JPS6116250U (ja) 1986-01-30
JPH027008Y2 true JPH027008Y2 (ja) 1990-02-20

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0546812Y2 (ja) * 1986-05-30 1993-12-08
JPH0321882Y2 (ja) * 1986-10-31 1991-05-13

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5943074Y2 (ja) * 1981-03-25 1984-12-19 カトウ工機株式会社 給油機構付切削具ホルダ−
JPS5940978Y2 (ja) * 1981-11-20 1984-11-24 株式会社不二越 油穴付フロ−テイングタツプホルダ

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JPS6116250U (ja) 1986-01-30

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