JPS5943074Y2 - 給油機構付切削具ホルダ− - Google Patents

給油機構付切削具ホルダ−

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Publication number
JPS5943074Y2
JPS5943074Y2 JP4252781U JP4252781U JPS5943074Y2 JP S5943074 Y2 JPS5943074 Y2 JP S5943074Y2 JP 4252781 U JP4252781 U JP 4252781U JP 4252781 U JP4252781 U JP 4252781U JP S5943074 Y2 JPS5943074 Y2 JP S5943074Y2
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JP
Japan
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cutting tool
rod
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oil supply
oil
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Expired
Application number
JP4252781U
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JPS57157443U (ja
Inventor
泰三 加藤
Original Assignee
カトウ工機株式会社
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Publication date
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Publication of JPS57157443U publication Critical patent/JPS57157443U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は加工作業時に切削具へ給油を行うための給油
機構を備えた切削具ホルダーに関するものである。
加工作業時に、切削具へ給油或いは給水することにより
、切削抵抗を軽減するとともに、切削時に生じる切削屑
を排除して作業能率の向上を図ることができるが、切削
具ホルダー、例えば、タップホルダーの場合にはタッピ
ング作業の精度を上げるため、ホルダーに対しタップを
スプリングを介して上下動自在に支承した構造のものが
広く採用されている。
従って、このような構造の切削具ホルダーにおいて、ホ
ルダー内を通して給油或いは給水を行わせようとすると
、構造上給油時の圧力が切削具を支承しているスプリン
グに作用して加工作業にくるいを生じさせるおそれがあ
る。
この考案は上記構造の切削具ホルダーに釦いて、給油圧
力の影響を極力少なくして切削具への給油が図れ、精度
の高い加工作業を行い得る給油機構付切削具ホルダーを
提供することを目的としている。
以下、この考案の実施例をタップ保持具を例示する図面
に基づいて説明する。
1は上端にテーパー状スピンドル連続部2を有し、下端
を開口した筒状本体で、本体1内上端面中央部に、ロッ
ド3が下向けに突設される。
4は下端にタップチャックAを取着するためのチャック
部5を有する上下両端を開口した筒状ソケット体で、こ
のソケット体4は本体1内にロッド3を囲繞して上下動
、かつ回転自在に嵌挿される。
ロッド3の中間部外周にスプリング係止用フランジ6を
突設するとともに、ロッド3のフランジ6上方に外周に
7ランジ1′を突設した筒型受座1を上下動自在に配設
し、筒型受座7とフランジ6間のロン13周囲に吊持ス
プリング8を配装して、ソケット体4を本体1内へ引き
込む方向に附勢する。
そして、ソケット体4の上端開口部に、筒型受座7の抜
は出し防止用係止リング9を装着し、後述の貯溜室35
の上壁36と筒型受座フランジ7′間には抑圧スプリン
グ10を配装する。
それから、本体1の回転をソケット体4に伝達するため
のりラッチ機構を、本体1側周壁に貫通して長手方向に
穿設した縦長孔11と、この縦長孔11と対応してソケ
ット体4外周に形成され、上端を開放し、かつ、一方の
溝壁上端を傾斜させた縦長溝12と、縦長孔11釦よび
縦長溝12に跨がって嵌挿したボール13およびローラ
ー14と、本体1内の上端およびローラー14間にリン
グ15を介して配装したスプリング16と、本体1外周
の縦長孔11部位を被覆するカバ一体17とから構成す
る。
また、ソケット体4のチャック部5は、下端を開口した
空所からなり、タップチャックAの上端部外周に形成し
た環状溝Bに一部を嵌入して連結するためのボール18
の収容孔19をチャック部5の上部側周壁に貫通して穿
設し、タップチャックAの取り外し時にボール18の抜
は出しを防止する皿状受具20を収容孔19とその上下
位置とで上下動自在にチャック部5内周に装着し、後述
の貯溜室35の下壁37と受具20間に、受具20を下
向けに附勢するためのスプリング21を配装する。
そして、受具20の中央部にタッグチャックAの中央孔
(図示せず)と連通ずる開口22を穿設し、受具20下
面の周縁部にタップチャックAと密着するオイルシール
23を装着する。
更に、チャック部5の外周に、タップチャックAの脱着
操作用スリーブ体24を回動自在に配装するとともに、
チャック部5とスリーブ体24とをスプリング25によ
り一回転方向に付勢し、スリーブ体24の内周にスプリ
ング25に抗して所定角回転させた状態で、前記収容孔
19と連通ずるように逃げ溝26を形成する。
な釦、チャック部5下端開口端とタップチャックAとに
回転伝達のための嵌合部27を設ける。
筐た、本体1のスピンドル連結部2下Vc//iマニユ
ピレータ(図示せず)の把持部28を設ける。
次に、給油機構を説明すると、本体1の上部外側壁に注
入口31を開設し、この注入口31から軸心部へ横向き
に給油孔32を穿設してロッド3の取付孔3′に連通さ
せ、また、ロッド3の軸心部にその開口上端より下部に
かけて給油孔33を穿設し、ロッド3の下部外周に横向
きに注出口34を開設して、給油孔33と連通させる。
35はソケット体4内に一体的に設けられた貯溜室で、
注出口34がその上壁36と下壁37とにより挾まれて
、常時、貯溜室35内に位置して連通され、貯溜室35
の上壁36と下壁37の中央孔をロッド3の下部がそれ
ぞれ摺動自在に貫通し、上壁36および下壁37の中央
孔内周にはオイルシール36’ 、37’が配装されて
いる。
そして、下壁37vcは小孔38を貫通して穿設し、こ
の小孔38から貯溜室35内の油をタッグチャックAへ
供給させる。
41は本体1外周の注入口31部位に、オイルシール部
材42とベアリング43を介して回動自在に配装され、
横向きに張出した接続ユニットアームで、アーム41外
端部に、上端を開口した縦向きの凹所44を穿設し、と
の凹所44内に上方に一部を突出する止杆45をスプリ
ング46により上方に付勢して上下動自在に配装し、止
杆45の外周に形成した長溝47に止具48先端を嵌入
して止杆45の上下動範囲を規制する。
渣た、凹所44の上端開口部にオイルシール49を配装
する。
止杆45の軸心部Kid、その開口上端より下部にかけ
て給油孔50を穿設するとともに、内端側の環状溝51
を介して前記注入口31と連通ずる給油孔52をアーム
41の長手方向に穿設し、止杆45をスプリング46に
抗して引っ込めた状態で給油孔52に連通ずる横向きの
給油孔53を、給油孔50に連通させて止杆45に穿設
する。
それから、前記給油孔52と平行してアーム41の長手
方向に横長孔54を穿設し、この横長孔54に対応して
本体1の上部外周に係止溝55を形成するとともに、常
態で、この係止溝55内に内端が嵌入する廻り止めどン
56をスプリング57により外方に附勢して摺動自在に
配装し、かつ、廻り止めピン56の外端にボール58を
嵌入する。
そして、止杆45がスプリング46に抗して引っ込んだ
状態で廻り止めど756内端がスプリング57により係
止溝55から抜は出し得るように、その外側のボール5
8が嵌入する逃げ溝59を止杆45に形成する。
こ\で、上記実施例のタップホルダーについてその作用
態様を説明すると、マニュピレータ−がタップホルダー
を把持して操作し、スピンドル装置の所定スピンドルに
スピンドル連結部2を取着し、同時にスピンドル傍の給
油部に止杆45を接続固定しようとすると、止杆45は
スプリング46に抗してアーム41内に引っ込み、止杆
45の給油孔50,53がアーム41の給油孔52と連
通し、また、ボール58がスプリング57により逃げ溝
59に嵌入して廻り止めピン56内端が係止溝55から
抜は出し、タップホルダーの本体1が回転可能な状態に
なる。
この状態で、スピンドル装置の給油部から所定圧力の油
が、給油孔50,53,52、環状溝51、注入口31
.給油孔32、ロッド取付孔3′給油孔33を通って注
出口34から一旦貯溜室35に供給され、更にこの貯溜
室35の下壁小孔38から減圧された油が、皿状受具の
開口22を通り、タップチャックA内へ供給されて、そ
の下方のタップ(図示せず)に供給される。
また、筒状本体1をスピンドルを介して回転させると、
ボール13を介してソケット体4に回転が伝達される。
ここで、タップを被加工物に当接すると、ソケット体4
が抑圧スプリング10に抗して押し上げられ、続いてタ
ップが被加工物に喰い込んでタッピングが開始される。
その後、本体1を定位置にして回転を継続すると、タッ
ピングの進行に伴ってソケット体4が吊持スプリング8
に抗して本体1から引き出され、ボール13に対してソ
ケット体縦長溝12が下方に移動し、ボール13に縦長
溝12の傾斜面がかかると、ボール13はスプリング1
6に抗して押し上げられ、ボール13と縦長溝12との
係合が解かれ、本体1が空転し、タップの回転が停止す
る。
次に、この位置でスピンドルを逆回転して本体1を逆回
転させると、縦長溝12の傾斜面対向側の上端部がボー
ル13に再係合して本体10回転がソケット体4に伝達
され、タップは逆回転して被加工物より抜き出されタッ
ピング作業が終了する。
そして、タッピング作業中は給油機構を介してタップへ
の給油が続けられることになる。
なお、油に代えて水を使用することもある。
次ニ、マニュピレータ−によりタップホルダーをスピン
ドル装置から取り外すと、スプリング46により止杆4
5がアーム41の凹所44から上方に突出し、逃げ溝5
9に嵌入していたボール58がスプリング57に抗して
押し出され、廻り止めピン56内端が係止溝55に嵌入
し、本体1がアーム41Vc対して固定される。
また、同時に止杆給油孔53とアーム給油孔52との連
通が断たれて、止杆45の外壁が給油孔52の外端開口
を閉塞するので、給油孔52から貯溜室351で一連に
残溜している油は負圧状態となり、タップホルダーから
の油の落下はほとんど起こらない。
なお、上記実施例では、注入口31を本体1の上部外側
壁に横向きに開設したが、この位置は、給油部の種類や
位置によって適宜変更するものであり、捷た、本体1と
ソケット体4との回転伝達を図るためのクラッチ機構も
、%に上記実施例の構造に限定するものではなく、例え
ば、ローラー14およびボール13を用いる代りに、本
体1内壁にソケット体4の縦長溝12に係合する駆動ピ
ンを内向けに突設してもよい。
それから、第3図はタップホルダーの他の実施例を示し
、前記実施例のクラッチ機構に代えて本体1側周壁に貫
通して穿設した縦長孔11と、これに対応してソケット
体4に形成した上端閉鎖の縦長溝12′間にボール13
又はキーを跨がって嵌挿して、本体IK対し、ソケット
体4を上下動自在に、かつ、一体回転可能に連結してい
る。
捷た、スピンドル装置の各スピンドル中央部に配備され
た給油部から、給油を受けられるように、スピンドル接
続部2の上端中央部に注入口31′を開設し、この注入
口31′とロッド取付孔3′とを本体1軸心部を通る給
油孔32′により連通している。
なお、上記各実施例の説明において、便宜上、上下、縦
横等の表現を用いたが、実施上、タップホルダーは、縦
向き以外に横向き、或いは斜向きに使用することがある
筐た、本考案はいう筐でもなくタップホルダー以外の他
の切削具ホルダーにも適用できるものであり、更に切削
具チャックAを介さず、直接に切削具をソケット体4の
チャック部5に取着することもある。
以上説明したように、この考案の給油機構付切削具ホル
ダーはホルダ一本体に対し切削具を上下動自在にスプリ
ングを介して支承し、該スプリングにより加工作業時の
差や、製品の寸法誤差等を吸収させるようにした構造の
切削具ホルダーにおいて、給油圧力を貯溜室により減圧
させて切削具へ給油するようにしたら、切削具の支承用
スプリングに対して給油圧力が殆んど作用せず、精度の
高い加工作業を遂行し得るものである。
【図面の簡単な説明】
図面は、本考案の実施例を示し、第1図は全体縦断面図
、第2図は第1図ニ釦けるクラッチ機構の一部を示す分
解説明図、第3図は他の実施例を示す全体縦断面図であ
る。 1・・・・・・筒状本体、2・・・・・・スピンドル連
結部、3・・・・・・ロッド、4・・・・・・ソケット
体、5・・・・・・チャック部、8・・・・・・吊持ス
プリング、11・・・・・・縦長孔、12 、12’・
・・・・・縦長溝、13・・・・・・ボール、14・・
・・・・ローラー、31,31’・・・・・・注入口、
32゜32’ 、33・・・・・・給油孔、34・・
・・・・注出口、35・・・・・・貯溜室、36・・・
・・・上壁、37・・・・・・下壁、38・・・・・・
小孔、41・・・・・・接続ユニットアーム、A・・・
・・・タップチャック

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 上端にスピンドル連結部を有し、下端を開口した筒状本
    体と、該本体内中央部に下向けに突設されたロッドと、
    下端に切削具チャック部を有し、ロッドを囲繞して本体
    内に上下動自在に嵌挿され、ロッド周囲に配装したスプ
    リングにより本体内へ引き込1れる方向に附勢され、本
    体と一体回転可能に連結された筒状ソケット体とを具備
    した切削具ホルダーに釦いて、前記本体の適所に外方へ
    露呈して開設した注入口と、前記ロッドの下部に横向け
    に開設した注出口とを本体並びにロンド軸心部を通る給
    油孔により連通させ、ロッドが摺動自在に貫通し、かつ
    、注出口を挾んで位置する上下壁を有し、注出口と常時
    連通ずる貯溜室をソケット体内にこれと一体的に設ける
    とともに、該貯溜室の下壁にチャック部と連通ずる小孔
    を開設して、切削具へ給油するようにしたことを特徴と
    する給油機構付切削具ホルダー。
JP4252781U 1981-03-25 1981-03-25 給油機構付切削具ホルダ− Expired JPS5943074Y2 (ja)

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JP4252781U JPS5943074Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 給油機構付切削具ホルダ−

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JP4252781U JPS5943074Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 給油機構付切削具ホルダ−

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Publication Number Publication Date
JPS57157443U JPS57157443U (ja) 1982-10-02
JPS5943074Y2 true JPS5943074Y2 (ja) 1984-12-19

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ID=29839560

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JP4252781U Expired JPS5943074Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 給油機構付切削具ホルダ−

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6116250U (ja) * 1984-06-29 1986-01-30 大昭和精機株式会社 給油装置付タツパ−

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JPS57157443U (ja) 1982-10-02

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