JPH0269123A - ペット類の排せつ物始末用薬剤及びこれを使用した排せつ物処理具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主としてペット動物の排せつ物始末用薬剤とこ
才しを使用した排せつ物処理具に関するものである。

〔従来の技術とその技術的課題〕

盗難等の防止、生活の潤いの追及等のため、近年、犬や
猫などのペット類を飼うことが多くなっている。この場
合１問題になるのが糞尿であり。

ことに人類にあっては屋外に連れ出して散歩させると、
腸の運動が活発化して大通等で糞尿を排せつする。尿は
大地に浸透したり側溝に流出するためあまり問題はない
が、糞は半固形物であるため、そのまま残すことは公衆
衛生、公衆道徳の面から問題である。

このことから、散歩に際してはスコップと鼻紙あるいは
袋等を携行することが慣行化し、また、拾得具類として
種々のものが提案されているが、排せつされた糞は特有
の形状と色を有し、そのうえ、ベトッキがあり、臭気も
漂うため、拾得操作に非常な不快感が伴う。しかも、拾
得具にも付着するため、この払拭操作にも不快感を起す
。このため、形式的に拾得具類を携行するものの、処理
しないまま放置してしまうことが多いのが実情であった
。

本発明は前記のような問題点を解消するために発明され
たもので、その目的とするところは、ペット類の排せつ
物を瞬時に拾得するのに適したほぼ無臭の固形状態にす
ることができる薬剤を提供することにある。

また、本発明は前記薬剤を効果的に使用でき。

簡易な片手操作で薬剤の散布とこれにより固化した排せ
つ物の拾い取りを行える手段を提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明は、イオン交換性と吸着
力とを有する非金属鉱物の主粉末に約１０％以下の吸水
性高分子粉末を混合した構成としたものである。

また１本発明は、ペット類の排せつ物を拾得する主部と
把手とを備え、把手にイオン交換性と吸着力とを有する
非金属鉱物の主粉末に約１０％以下の吸水性高分子粉末
を混合した薬剤が保持され、操作機構により薬剤がペッ
ト類の排せつ物に散布されるように構成されている拾得
具としたものである。

〔実　施　例〕 以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明する。

第１図は本発明による薬剤とその基本的な使用方法を示
しており、Ａはペット類の排せつ物すなわち、糞、尿、
吐しゃ物、Ｂは本発明による始末用薬剤である。始末用
薬剤Ｂは、イオン交換性と強力な吸着性とを有する非金
属鉱物からなる主粉末り工と、れに重量比で約１０％以
下添加晶合した吸水性高分子粉末ｂ２からなっている。

ここで粉末は、か粒状、短繊維状のものをも含む。

主粉末ｂ□は、化学成分として、５ｉｎ２、ＡＱ２０、
を主成分とし、ごれにＦｅ２Ｏ，、Ｍ　ｎ　Ｏ、Ｃａｏ
、ＭｇＯ，Ｎａ２Ｏ，、Ｋ２Ｏ、ＴｌＯ２などを微量含
むもの１代表的にはゼオライト、活性白土が挙げられる
。

この主粉末ｂ□だけでもそれなりの効果は得られ、特に
アンモニアイオンの吸着により脱臭の問題についてはほ
ぼ解消できる。しかし、ペット類は排せつが終るとすぐ
に移動したがり、引き網を引張るなどの動作を示す。こ
のためには排せつ物に短時間の内に働いて、これをかな
りの硬さに固化し得ることが望ましく、そのために、吸
水性高分子の粉末ｂ２を適量添加する。

この吸水性高分子としては、樹脂ポリマー分子中にカル
ボキシル基、水酸基、チーチル基あるいはアミド基など
の親水基を含むものであり、アクリル酸重合体、アクリ
ル酸ソーダ・アクリルアミド共重合体、アクリル酸・ビ
ニルアルコール共重合体、ポリエチレンオキサイド変成
物などが代表的である。

吸水性高分子の粉末を添加する場合、約１０％を超える
量では、排せつ物の水分を多量に吸いすぎてベタツキが
生ずる。また、空気中の水分と反応してベタつき、収容
容器の散布口を詰まらせたり、後記する拾得具に円滑に
排出しにくくなる。

下限は約１％であり、これより少ないと排せつ物に瞬間
的にまとわりついて排せつ物に含まれる水分を効果的に
吸収することができなくなり、固化に時間がかかる。

前記始末用薬剤Ｂは、これを単独で使用する場合、たと
えば、散布孔１０を有する容器１に収容し、排せつ物Ａ
の上から適量散布すればよい。これにより主粉末ｂＬと
吸水性高分子粉末ｂ２が排せつ物Ａに瞬時にまとねり着
き、主粉末ｂ□により臭気を吸着すると同時に、表面の
水分が強力に吸収され、吸水性高分子がその吸収水分を
しっかりと保持する。このため、排せつ物Ａは、特有の
色が隠され、また臭気もほとんど無くなる。しかも、表
面の保有水分が除去されるため、あたかもテンプラの具
にパン粉を塗した場合のようにさらつとした表面性状と
なり、したがって、拾得に不快感が生じず、拾得具に排
せつ物が付着することもない。

ゼオライト１００部にアクリル酸ソーダ重合体を５部添
加した配合とし、これを柔らかめの犬の糞に２０ｇ散布
したところ、約１０秒で固形化し、手で摘んでも手に付
着せず、臭気もなくなった。

第２図と第３図（ａ）（ｂ）は本発明による拾得具の一
例を示している。２は主部としてのすくい皿であり、先
端域に散布部（孔またはスリット）２０が形成されてい
る。３は前記主部２の背部に連結された把手であり、内
部に通路３０を有せしめるように筒状に構成され、主部
２との連結部位に単孔または複孔の排出口３１が設けら
れている。そして、通路３０の一部には開閉弁３２が設
けられ、この開閉弁３から先に薬剤室が画成され、ここ
に前記始末用薬剤Ｂが装填され、把手３の後部にはキン
ヤプ４が取付けられている。

前記開閉弁３２の形式はバタフライ弁、シャツタ弁など
任意である。第３図（ａ）の実施例では、通路内に上端
をキャンセルバネで閉じ側付勢した弁体３２０を取付け
、この弁体３２０ｔｉ−操作条体３２１を介して把手３
の適所に導き、操作摘み３２２に連結し、これを動かす
ことにより操作条体３２１で弁体３２０をキャンセル力
に抗して開弁させるようにしている。

第３図（ａ）においては、弁体３２０の背部にブツシュ
ロッド３２４が連結され、ブツシュロッド３２４は把手
３を貰いて外方に延び、スプリング３２５により閉弁方
向に付勢されている。

この場合には、ブツシュロッド３２４を押圧することに
より弁体３２０が開弁じ、始末用薬剤Ｂが流下する。

第４図は本発明の別の実施例を示しており、この実施例
では１把手３の通路３０の後部に収容室３３が設けられ
、ここに始末用薬剤Ｂを充填したプラスチックフィルム
等の防湿容器１１が装填され、収容室３３の下流壁３３
０には吐出口３３２と開披用突起３３１が設けられ、後
部の可撓性キャップ４またはこれに挿着したブツシュ式
の加圧片を押圧することで防湿容器１１を開披用突起３
３１に圧迫して開孔させ、吐出口３３２から流下させる
ようにしている。

第５図は本発明の別の実施例を示しており、この実施例
では把手３の通路３０の後部に収容室３３が設けられ、
ここに始末用薬剤Ｂを充填したジャバラ形等の可縮性防
湿容器１２がカセット式に挿入されており、可縮性防湿
容器１２の吐出部には適度に圧縮力が作用したときに、
破断、開披する封止部１２０が設けられている。この場
合には、キャンプ４ごとまたはこれを取り外して手指で
可縮性防湿容器１２を圧迫することにより封止部１２０
が破れ、始末用薬剤Ｂが通路３０に流下する。

必要に応して、前記実施例のように収容室の下流壁に開
被用突起を設けてもよい。勿論、可縮性防湿容器１２の
半部を把手３の後端部にねじ込み、押込み等により取付
け、すなわち露出形とし、直接、可縮性防湿容器１２に
変形力を加える方式としてもよい。

本発明の拾得具を使用する場合には、片手に引き＃Ｉを
持ち、残る片手に把持して携行すればよく、ペットが排
せつしたときに、まず、把手３に配した始末用薬剤Ｂを
土部２に適量取り出す。これは、第３図（、］）の場合
には操作摘み３２２を動かせば良く、第３図（ｂ）の場
合にはブツシュロッド３２４を押圧すればよい。これに
より始末用薬剤Ｂは通路３０から排出口３１を通して主
部２に吐出され、したがって、そのまま主部２を排せつ
物の土に位置させればよく、始末用薬剤Ｂは散布部２０
から排せつ物に散布され、排せつ物は１）１ｊ記のよう
に瞬時に同化、脱臭する。そこであとは固化した排せつ
物を主部２ですくい採ればよく、この操作は極めて簡単
であり、衛生的である。

第４図の場合には、防湿容器１１、可縮性防湿容器１２
を圧迫することにより始末用薬剤Ｂは通路３０から排出
口３１を通して主部２に吐出される。また、始末用薬剤
Ｂはたとえば１回分ごとに分包しておけば、カセット式
に装填するだけでよいため、より使い勝手がよくなる。

なお、本発明の拾得具は、すくい形だけでなく、挟み形
タイプとしてもよく、この場合には、主部としての挟み
部の近傍に散布部を設ければよい。

この場合には、挟み部を排せつ物を跨ぐようしこ配し、
第３図ないし第５図のように始末用薬剤Ｂを流下させれ
ばよく、始末用薬剤Ｂはすくい皿のように一旦菩えずに
排せつ物に散布される。

なお本発明は、屋外での犬、猫、その他あらゆるペソ！
・類の排せつ物の処理は勿論、屋内で飼っているペット
類の排せつ物の処理にも適用し得るのはいうまでもなく
、また、乳幼児等の吐しゃ物の処理にも適用することが
できる。

〔発明の効果〕

以上説明した本発明の第１項によるときには、ベント類
を飼っている場合に不可避的に発生する排せつ物を、始
末に不快感をさせないように瞬時に脱臭、固形化するこ
とができるというすぐれた効果が得られる。

また１本発明の第２項によるときには、前記始末用薬剤
の携行と、これの排せつ物への散布と、脱臭、固形化し
た排せつ物の拾得とを片手で簡易に操作できろというす
ぐれた効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の使用状態を示す説明図、第２図は本発
明による拾得具の一例を示す部分切欠斜視図、第３図（
ａ）（ｂ）は始末用薬剤の吐出構造を示す断面図、第４
図と第５図は本発明の他の実施例を示す部分的断面図で
ある。 Ａ・・・排せつ物、Ｂ・・始末用薬剤、２・主部、２０
・散布部、３・・・把手、３０・・・通路、３１・・・
排出特許

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）イオン交換性と吸着力とを有する非金属鉱物から
   なる主粉末に約１０％以下の吸水性高分子粉末を添加し
   た配合からなるペット類の排せつ物始末用薬剤。
2. （２）ペット類の排せつ物を拾得する主部と把手とを備
   え、把手にイオン交換性と吸着力とを有する非金属鉱物
   の主粉末に約１０％以下の吸水性高分子粉末を混合した
   薬剤が保持され、操作機構により薬剤が把手内を流下し
   てペット類の排せつ物に散布されるように構成されてい
   ることを特徴とするペット類の排せつ物処理具。