JPS6314855Y2 - - Google Patents

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JPS6314855Y2
JPS6314855Y2 JP12244681U JP12244681U JPS6314855Y2 JP S6314855 Y2 JPS6314855 Y2 JP S6314855Y2 JP 12244681 U JP12244681 U JP 12244681U JP 12244681 U JP12244681 U JP 12244681U JP S6314855 Y2 JPS6314855 Y2 JP S6314855Y2
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bag
water
powder
vomit
super absorbent
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JP12244681U
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JPS5828645U (ja
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  • Non-Flushing Toilets (AREA)
  • Refuse Receptacles (AREA)
  • Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
  • Accommodation For Nursing Or Treatment Tables (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、乗物酔いによる嘔吐物のような水分
含有汚物の衛生的な処理に有用な、水分含有汚物
処理用袋に関する。
乗物酔いする人にとつて、乗物酔いによる嘔吐
物は、乗物による旅行の楽しさを半減させてしま
う場合が多く、その処理には頭を悩ますものであ
る。従来より、乗物酔いをする人は、ポリエチレ
ンやポリプロピレン等のプラスチツクスの袋を常
備し、乗物酔いの際に嘔吐感を感じた時に、前記
袋に嘔吐をはき、袋の口をひもなどで閉じ、適当
な停車場に着いてから嘔吐物の入つた袋を処理し
ていた。しかしながら、嘔吐物の入つた袋、特に
水分を多重含む嘔吐物の入つた袋は、容易に密閉
系にすることができない場合もあり、袋より嘔吐
の水分がもれたりして衛生上問題があつた。ま
た、再度嘔吐をもようした時に、ゆれる乗物中で
前にはいた嘔吐物が、袋口やその周返をよごすと
いう欠点を有していた。
本考案者は、かかる現状に鑑み、例えば嘔吐物
のような水分含有汚物の一時的な処理について、
種々工夫を重ねた結果、高吸水性樹脂からなる粉
末または錠剤を耐水性のある袋内に配備せしめて
なる水分含有汚物処理用袋が、該袋内での高吸水
性樹脂による汚物のゼリー化のため、汚物中の水
分の流れ出しがなく、ゆれる乗物中でも衛生的に
汚物を処理できることを見出し、本考案を完成す
るに到つた。
本考案において使用し得る高吸水性樹脂の具体
例としては以下に述べるようなものがあげられ
る。
(1) ポリビニルアルコール系樹脂に無水状態で無
水マレイン酸、無水フタール酸、無水トリメリ
ツト酸などの環状酸無水物を反応せしめて得ら
れるカルボキシル基を含有する変性ポリビニル
アルコールを熱処理したもの。
(2) エチレン、プロピレン、プテン−1、イソブ
チレンあるいはジイソブチレン等のα−オレフ
イン、好ましくは炭素数が2〜12個のα−オレ
フインと無水マレイン酸あるいはその誘導体
(例えばマレイン酸、マレイン酸アミド、マレ
イン酸イミド)との共重合体またはそのアルカ
リ中和物の架橋体。
(3) メチルビニルエーテル、酢酸ビニルあるいは
スチレン等の重合性ビニル化合物と無水マレイ
ン酸あるいはその誘導体との共重合体またはそ
のアルカリ中和物の架橋体。
(4) アクリル酸アルカリ金属塩あるいはメタクリ
ル酸アルカリ金属塩から得られる自己架橋型ア
クリル酸アルカリ金属塩重合体。
(5) ビニルエステルと(メタ)アクリル酸エステ
ルとの共重合体のケン化物を自己架橋したも
の。
(6) ポリビニルアルコール系樹脂を例えばジアル
デヒドあるいは放射線などにより分子間を架橋
したもの。
(7) ポリエチレンオキサイドを放射線なでにより
分子内架橋したもの。
(8) 澱粉やセルロースに第2セリウム塩や放射線
を使つてアクリルニトリルをグラフト重合さ
せ、加水分解したもの。
(9) 澱粉やセルロースにアクリル酸や無水マレイ
ン酸等をグラフト重合させたものを架橋したも
の。
(10) 澱粉やセルロースをモノクロル酢酸でカルボ
キシメチル化し、ホルマリン等で架橋したも
の。
これらのなかでも、例えば嘔吐のような酸を含
む汚物に対する耐久性の点から、前記(2)および(3)
の無水マレイン酸系共重合体のアルカリ中和物の
架橋体(特に多価アミンによる架橋体)、なかん
ずくイソブチレン−無水マレイン酸共重合体を水
酸化ナトリウムで処理したものを架橋剤で架橋し
たものが好ましい。なお、水に対する耐久性がな
いと、高吸水性樹脂が溶解して、汚物中の水とと
もに流れ出す場合がある。
これらの高吸水性樹脂の吸水倍率が、低過ぎる
と、水分含有汚物中の水分を吸収することができ
なくなる恐れがある。したがつて、前記吸水倍率
としては、蒸留水を自重の20倍以上吸収しうるも
のが好ましい。また吸水速度の点を考慮すれば前
記吸水倍率は蒸留水を自重の50〜800倍の範囲に
あることが望まれる。
このような高吸水性樹脂は、粉末でまたは錠剤
にして袋に配備される。粉末で用いる場合には高
吸水性樹脂を粉末にしたものそれ自体、あるいは
それに例えば香料、消臭剤、染料等の配合剤を添
加して用いることができる。錠剤としては、前記
粉末を錠剤にしたもの、あるいは前記粉末に前記
配合剤を添加して錠剤に成型したものが挙げられ
る。
高吸水性樹脂の粉末または錠剤を配備するのに
用いる袋は、耐久性のある袋であれば、何であつ
ても差し支えないが、具体的なものとしては、ポ
リエチレンやポリプロピレン等の熱可塑性樹脂か
らなる袋が挙げられる。
前記袋の形状としては、種々のものが挙げられ
るが、少なくとも、その開放端口部を容易に密封
することのできる形状、例えば、口しめ用ひもが
付されたもの、プラスチツク線状ホツクを有する
形状のものが好ましい。具体的な例としては、例
えば第1図や第2図に示したものが挙げられる。
以下、本考案の実施例について図面と共に嘔吐
物処理に適用した例を説明するが、本考案はかか
る嘔吐物の処理のみに限定されるものではなく水
分を多量に含有した汚物を衛生的に処理する際に
は広く一般に適用できるものであることは言うま
でもない。
第1図は、高吸水性樹脂からなる粉末または錠
剤を入れた下部室A、該下部室Aの上部に設けら
れた下部プラスチツク線状ホツク5、該ホツク5
の上部に設けられた上部室B、該上部室Bの上に
設けられた上部プラスチツク線状ホツク4、該ホ
ツク4の上部に間隔をおいて設けられた穴群2お
よび該穴群2の穴の中を通した口しめ用ひも3、
および開放端口からなる耐水性合成樹脂袋1であ
る水分含有汚物処理用袋の斜視図である。尚、本
実施例において袋内に特にプラスチツク線状ホツ
クで密閉された下部室Aが設けられている理由は
使用する高吸水性樹脂の不使用時における吸湿を
防ぐのが主な目的であり、その他前記樹脂の散逸
をも防止することをねらいとしている。
使用にあたつては、開放端口および上部プラス
チツク線状ホツク5を広げ、該開放口へ口を突込
み、嘔吐した後、口しめ用ひもを引張つて密封
し、次いで下部プラスチツク線状ホツク4を広げ
る。下部プラスチツク線状ホツク4は、開放口お
よび上部プラスチツク線状ホツク5を広げる際に
一緒に広げてもよいが、下部室Aに配備された高
吸水性樹脂が粉末である場合には、該粉末が飛散
するので注意することが必要である。
密閉された袋のなかでは、水分含有汚物は、そ
の水分が高吸水性樹脂に吸収されるため、ゼリー
状となる。高吸水性樹脂に吸収された水分は、強
く絞らないと遊離してこないので、密閉がある程
度不完全であつても流出しないので極めて衛生的
に汚物を処理することができる。
第2図は、開放口端に間隔をおいて設けられた
穴群2および該穴群2の穴の中を通した口しめ用
ひも3、を有する熱可塑性樹脂からなる袋1、お
よび該袋1中に配備された、高吸水性樹脂からな
る粉末が密封された防湿性の小袋C、からなる水
分含有汚物処理用袋の斜視図である。前記口しめ
用ひも3をひつぱると、水分含有処理用袋の開放
口は閉じられる。また前記小袋は、手の指先の力
で容易に引裂き開封することのできるような防湿
性の小袋である。
使用にあたつては、高吸水性樹脂粉末の密封さ
れた小袋Cをあらかじめ、水分含有処理用袋の外
に出しておき、開放口を広げておく。次いで、開
放口に口を突込み、嘔吐した後、小袋Cを破き、
高吸水性樹脂からなる粉末をふりかけ、口しめ用
ひもをひつぱつて、密封する。このようにするこ
とにより、密封された袋の中で、嘔吐物中の水分
はふりかけた高吸水性樹脂粉末に吸収され、袋の
中にはゼリー状物が形成される。
本考案は、前述した如く成るものであるから、
小型乗用車、大型乗用車(バス)、飛行機または
船舶等の乗物酔いによる嘔吐物の衛生的な処理に
極めて有効である。また本考案において高吸水性
樹脂に香料や消臭剤を混入せしめてなる粉末ある
いは錠剤を用いた場合には、嘔吐物処理後に不快
感をやわらげることもできる。尚、本考案は嘔吐
物の衛生的な処理のほか乗物中における糞尿等の
排せつ物の処理、あるいは寝たきりの重病人の糞
尿等の排せつ物処理等、要するに水分を多量に含
有する汚物を一時的、衛生的に処理するのに極め
て有用である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、各々、本考案に係る水
分含有汚物処理用袋の1態様の斜視図である。 1……ビニル袋、2……口しめ用ひもをとおす
穴、3……口しめ用ひも、4,5……プラスチツ
ク線状ホツク、A……高吸水性樹脂の粉末または
錠剤の入つている室、C……高吸水性樹脂の粉末
の入つている防湿性の小袋。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高吸水性樹脂からなる粉末または錠剤を耐水性
    のある袋内に配備せしめてなる水分含有汚物処理
    用袋。
JP12244681U 1981-08-18 1981-08-18 水分含有汚物処理用袋 Granted JPS5828645U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12244681U JPS5828645U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 水分含有汚物処理用袋

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12244681U JPS5828645U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 水分含有汚物処理用袋

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5828645U JPS5828645U (ja) 1983-02-24
JPS6314855Y2 true JPS6314855Y2 (ja) 1988-04-26

Family

ID=29916367

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12244681U Granted JPS5828645U (ja) 1981-08-18 1981-08-18 水分含有汚物処理用袋

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5957922U (ja) * 1982-10-09 1984-04-16 株式会社ムツシユ 尿袋
JPH01101974A (ja) * 1987-10-16 1989-04-19 Nippon Shokubai Kagaku Kogyo Co Ltd 臨床検査済み試料の処理方法
JP2007050135A (ja) * 2005-08-18 2007-03-01 Daicel Finechem Ltd 排泄物処理袋、簡易トイレ、及び簡易トイレの使用方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5828645U (ja) 1983-02-24

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