JPH0269000A - 電磁波シールドテープ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 この発明は、例えば、電磁波ノイズの発生源となる各種
機器、金属管、ケーブル等の局部的にシールドを必要と
するものであって、特に曲面部分のシールドに適した電
磁波シールドテープに関する。

（ロ）従来の技術 従来、上述の電磁波シールドテープには、例えば、プラ
スチックフィルムと金属箔とを接合した複合シールドテ
ープや、織布の表面を亜鉛メツキ等で導電化処理したシ
ールドテープがある。

くハ）発明が解決しようとする問題点 上述の硬質の電磁波シールドテープは平面部分の電磁波
シールドには適しているが、反面、横方向及び縦方向へ
の伸縮性に欠けるため、第５図に示すように、この電磁
波シールドチー１１０をケーブル８と接続部９の周面部
分に巻回した場合、小径側周面部に巻回される電磁波シ
ールドチー１１０の周縁部に収縮力が作用して、電磁波
シールドテープ１０の周縁部に多数の馳部１０ａができ
、周面部分に対して電磁波シールドチー１１０を綺麗に
巻回することができない、また、馳部１０ａが多数でき
ることで電磁波シールドチー１１０の密着性が損なわれ
、電磁波が漏洩するという問題点を有している。

この発明の目的は、曲面部分に対して皺を伸ばした状態
に貼着することができ、電磁波シールドが確実に行える
と共に、外観上皺の無い綺麗な状態に仕上げることがで
きる電磁波シールドテープの提供にある。

（ニ）問題点を解決するための手段 この発明の第１手段の電磁波シールドテープは、ガラス
繊維ヤーンの表面を導電化処理した後、該ガラス繊維ヤ
ーンな用いてテープ状の伸縮性織物を編成し、上記伸縮
性織物の片面又は両面に二軸伸延加工したふっ素系樹脂
フィルムを重合し、該伸縮性織物とふっ素系樹脂フィル
ムとを弾性を有する接着剤で接合すると共に、上記片面
側のフィルム表面のみに感圧性粘着剤を塗布した構成で
ある。

第２手段の電磁波シールドテープは、上記ガラス繊維ヤ
ーンを用いてテープ状の伸縮性織物を編成した後、該伸
縮性織物の表面を導電化処理し、上記伸縮性織物の片面
又は両面に二軸伸延加工したふっ素系樹脂フィルムを重
合し、該伸縮性織物とふつ素系樹脂フィルムとを弾性を
有する接着剤で接合すると共に、上記片面側のフィルム
表面のみに感圧性粘着剤を塗布した構成である。

（ポ）作用 この発明の電磁波シールドテープは、導電化処理したガ
ラス繊維ヤーンを用いて編成した伸縮性織物又は編成後
に導電化処理した伸縮性織物の表面に、この伸縮性織物
の伸縮性を損なわずに二軸伸延加工したふっ素系樹脂フ
ィルムを接合することで、縦方向及び横方向への伸縮性
が高くなり、電磁波シールドを必要とする金属管やケー
ブル等の曲面部分に伸張して貼着しな場合、曲面部分の
周面に対して皺が伸ばされた状態で貼着され、電磁波を
確実にシールドする。

（へ）発明の効果 この発明によれば、電磁波シールドチーブを伸張して金
属管やケーブル等の電磁波シールドを必要とする曲面部
分に貼着便用するので、曲面部分に対して皺を伸ばした
状態に貼着することができ、貼着部分から電磁波が漏洩
する心配がなく、確実且つ有効な電磁波シールドが行え
ると共に、外観上皺の無い綺麗な状態に仕上げることが
できる。

しかも、ガラス繊維ヤーン及びふっ素糸合成樹脂フィル
ムを基材として電磁波シールドテープを形成しているの
で、耐久性、耐候性、難燃性に優れている。

（ト）発明の実施例 この発明の一実施例を以下図面に基づいて詳述する。

図面は曲面部分の電磁波シールドに用いられる電磁波シ
ールドテープを示し、第１図及び第２図に於いて、この
電磁波シールドチーブ１は、編成前段階のガラス繊維ヤ
ーン２の表面に、例えば、銅、アルミニウム、鉄−ニッ
ケル合金等をイオンプレーディング法により単層又は異
種金属の蒸着膜を積層形成して導電化処理し、ガラス繊
維ヤーン２の表面を厚み数ミクロンの導電性被膜３で被
覆して導電性を与える。

上述の導電化処理したガラス繊維ヤーン２を用いて、編
成機（図示省略）により縦方向約３０％、横方内約４０
％程度の伸縮性を有するテープ状織物４を編成する。

次に、このテープ状織物４の伸縮性を損なわずに、二軸
伸延加工した厚さ２０〜２０Ｏｒ１μ程度の軟質のふっ
素糸合成樹脂フィルム５（ふっ素ゴムに結晶性のふり素
樹脂をグラフトさせた合成樹脂）を、伸延率１００〜２
００％に対して通常の緊縮状態に伸縮方向の歪みを４０
％以上残留させた状態のままでテープ状織物４の両面に
夫々接合する。

このテープ状織物４と各ふっ素系合成樹脂フィルム５．
５の接合にはシリコーンゴム系の接着剤６を用い、テー
プ状ｍ￥ＩＪ４の両面に接着剤６を人々塗布した後、２
枚の各ふっ素糸合成樹脂フィルム５．５をテープ状織物
４の両面に夫々接合する。

この接合後、テープ状織物４に接合した片面側のふっ素
糸合成樹脂フィルム５の表面に感圧性粘着剤７を塗布す
る。

上述の接着剤６としては、通常シリコーンゴム系、熱可
塑性ポリエステルゴム、ポリウレタンエラストマー等を
用いる。

なお、この電磁波シールドテープ１の耐熱性、不燃性を
高めないときには四ふっ化エチレン樹脂（ＰＴＦＥ）を
適用するとよい。

図示実施例は上記の如く構成するらのとして以下作用動
作を説明する。

第４図に示すように、この電磁波シールドテープ１を、
電磁波シールドを必要とするゲーブル８と接続部９との
周面部分に貼着する場合、適宜巻回長さにカットした″
こ磁波シールドチー１１を伸張して接続部９の周面部分
に巻着することで、接続部９の外面形状に対応して電磁
波シールドチー１１が横方向及び縦方向に夫々伸張し、
接続部９の周面部分に対して皺を伸ばした状態に密着し
て貼着されると共に、この電磁波シールドチー１１の巻
着面側に塗布した感圧性粘着剤７の粘着力により巻着状
態に接着固定される。

このように電磁波シールトチ〜１１を伸張して電磁波シ
ールドを必要とする接続部９の周面部分に貼着するので
、周面部分に対して皺を仲はした状態に貼着することが
でき、貼着部分から電磁波が漏洩する心配がなく、確実
且つ有効な電磁波シールドが行えると共に、外観上履の
熱い綺麗な状態に仕上げることができる。

しかも、ガラス繊維ヤーン２及びふっ素糸合成樹脂フィ
ルム５を基材として電磁波シールドチー１１を形成して
いるので、耐久性、耐候性、難燃性に優れている。

なお、この発明は、上述の実施例の構成のみに限定され
るものではない。

例えば、第３図に示すように、上述の未導電化処理のガ
ラス繊維ヤーン２を用いてテープ状織物４を編成した後
、このテープ状織物４の外周面を導電性被膜３で被覆し
て導電性を与えるしよい。

また、このテープ状織物４の片面側のみに接着剤６を介
してふっ素糸合成樹脂フィルム５を接合することで、上
述の実施例と同様の効果が得られると共に、テープ状織
物４の両面にふつ素糸合成樹脂フィルム５を接合するよ
りも薄く且つ軟質になるため、曲面部分に対する密着性
が高くなる。

なお、均一に導電化処理するには、編成前段階のガラス
繊維ヤーン２の状態のままで導電化処理する方が好まし
い。

なお、上述の実施例に於いて、前述の実施例と同一構成
の部分は同一の符号を記してその詳細な説明を省略する
。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の一実施例を示し、 第１図は電磁波シールドテープの拡大縦断斜視図、第２
図はガラス繊維ヤーンの拡大縦断面図、第３図は池の実
施例を示す電磁波シールドチー１の拡大縦断斜視図、 第４図は使用例を示すシールド部分の拡大斜視図、第５
図は電磁波シールドテープの従来例を示す要部シールド
部分の斜視図である。 １・・・電磁波シールドテープ ２・・・カラス繊維ヤーン３・・・導電性被膜４・・・
テープ状織物 ５・・・ふつ素糸合成樹脂フィルム ６・・・接着剤　　　　　７・・・感圧性粘着剤２・・
・方”ラス椙嶽彊ヤーレ 第４９１ １　・　電ａト双シールドテーフ０ ７　悉ＦＬ性鳥着剤 第５図

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）ガラス繊維ヤーンの表面を導電化処理した後、該
   ガラス繊維ヤーンを用いてテープ状 の伸縮性織物を編成し、 上記伸縮性織物の片面又は両面に二軸伸延 加工したふっ素系樹脂フィルムを重合し、 該伸縮性織物とふっ素系樹脂フィルムとを 弾性を有する接着剤で接合すると共に、 上記片面側のフィルム表面のみに感圧性粘 着剤を塗布した 電磁波シールドテープ。
2. （２）ガラス繊維ヤーンを用いてテープ状の伸縮性織物
   を編成した後、該伸縮性織物の表面 を導電化処理し、 上記伸縮性織物の片面又は両面に二軸伸延 加工したふっ素系樹脂フィルムを重合し、 該伸縮性織物とふっ素系樹脂フィルムとを 弾性を有する接着剤で接合すると共に、 上記片面側のフィルム表面のみに感圧性粘 着剤を塗布した 電磁波シールドテープ。