JPH0268557A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH0268557A
JPH0268557A JP22179688A JP22179688A JPH0268557A JP H0268557 A JPH0268557 A JP H0268557A JP 22179688 A JP22179688 A JP 22179688A JP 22179688 A JP22179688 A JP 22179688A JP H0268557 A JPH0268557 A JP H0268557A
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JP
Japan
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drying
photosensitive material
section
air
processing
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JP22179688A
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Takashi Nakamura
敬 中村
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、例えば、銀塩写真式複写機、自動現像機等に
用いられる感光材料処理装置に関する。
〈従来の技術〉 銀塩写真式複写機のように湿式処理を行なう複写装置は
、原稿画像を感光材料に複写するものであり、電子写真
式複写装置と比較して、高画質の複写を行なうことがで
きる利点がある。
一般的に、この湿式複写機は、感光材料供給部のマガジ
ンから取出された感光材料を露光部へ送って原稿画像を
露光し、露光後の感光材料を処理部へ送って現像処理を
施し、その感光材料を乾燥部にて乾燥して原稿画像の複
写物を得る。
処理部では現像槽、漂白・定着槽および水洗槽が順次並
設され、これらの槽内の処理液に感光材料を順次浸漬し
て処理が行なわれるようになっている。
また、乾燥部では、前記処理部から搬送されて来る湿潤
状態の感光材料に約60〜100℃の温風(乾燥風)を
吹き付けて乾燥を行うものである。
ところで、このような乾燥部においては、乾燥部内を循
環させた内気(以下、循環内気という)を全て乾燥風と
して用いているのではなく、−度乾燥に用いられた乾燥
風は、例えばその70〜80%程度が再使用され、残り
の20〜30%程度は外部へ排気され、代りに外気を取
り入れ、これらを混合して次順の乾燥風としている。 
その理由は、循環内気は高温であるため、比較的低湿の
外気を取り入れることにより乾燥部内の湿度の上昇を抑
え、乾燥効率の低減を防止するためである。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに、上記構成では、高温の循環内気の一部を外部
へ排気し、外部から取り入れた低温の外気と混合して乾
燥風とするため、その温度が低くなり、従って適温まで
加熱するにはヒータの容量を太き(しなければならず、
しかも消費エネルギも増大する。
逆に、ヒータによる消費エネルギを抑えるために、外部
への排気量を20%以下とした場合には、乾燥風は高湿
となり、乾燥効率が低下するという欠点がある。
しかも、高温高湿の乾燥風で乾燥した場合には、感光材
料の乳剤面にレチキュレーション等の膜質不良が生じる
という欠点もある。
従って、本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を解
消し、少ない消費エネルギで乾燥効率が良(、また感光
材料の乳剤面側の膜質が良い感光材料処理装置を提供す
ることにある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、以下の本発明により達成される。
即ち、本発明は、露光後の感光材料を処理する処理部と
、前記処理部にて処理された感光材料を乾燥する乾燥部
とを有する感光材料装置であって、 前記乾燥部に除湿装置を設け、この除湿装置により少な
くとも循環内気を除湿し、加熱し、これを乾燥開始部へ
供給するよう構成したことを特徴とする感光材料処理装
置である。
また前記除湿装置は、電子冷却素子を用いたものである
のが好ましい。
く作用〉 上記構成による本発明の作用は、乾燥部に設けられた除
湿装置により、低湿、特に高温低湿の乾燥風で感光材料
を乾燥することによって、乾燥効率を高め、また、感光
材料の乳剤面側の膜質な良好とする。
〈実施例〉 以下、本発明の感光材料処理装置を、添付図面に示す好
適実施例について詳細に説明する。
第1図は、本発明に係る感光材料処理装置を搭載した銀
塩写真式カラー複写機の概略断面正面図である。 同図
に示すように、複写機10において、装置本体11には
、その図中右側に感光材料供給部12、上方に露光部1
4、その下方に処理部16、その左方に空気室17を介
して乾燥部18、処理部の下方に処理液保管部19がそ
れぞれ設けられている。
この銀塩写真式カラー複写機10の感光材料供給部12
は、着脱可能なケーシング120で覆われ、その内部に
は、上下一対のマガジン20.22が装填できるように
なっている。
これらマガジン20.22の内部には同種または異種の
感光材料24.26がそれぞれロール状に巻回された状
態で収納され、先端部から感光材料供給部12の搬送経
路121へ取り出されるようになっている。 −例とし
て24はカラー写真原稿の複写に最適な感光材料であり
、26はカラー印刷原稿の複写に最適な感光材料となっ
ている。
マガジン20.22から引出される感光材料24または
26(以下、24で代表する)は感光材料供給部12の
搬送経路121を通って露光部14の露光窓41へ送ら
れ、露光部14の上方に設けられている透明な原稿台3
0上のカラー原稿32の画像が露光されるようになって
いる。 このカラー原稿32は原稿押え34で原稿台3
0へ圧着され、光源ユニット36内の光源38で照明さ
れ、複数枚のミラー40で反射されたカラー原稿32の
画像は光学手段42を通し、シャッタ44の開放によっ
て露光窓41にある感光材料24へ露光されるようにな
っている。
なお、シャッタ44の閉止状態では原稿画像がシャッタ
44の内側ミラーで反射され、イメージセンサ45へ入
力されて露光修正条件が決定されるようになっている(
プレスキャン)。
感光材料24の搬送経路121の途中(露光窓41の下
流側)には、切換ガイド43が設けられ、この切換ガイ
ド43の回動により垂直下方へ送られる感光材料24を
必要時に処理部16側へ導入するようになっている。
処理部16では現像槽46、漂白・定着槽48、水洗槽
50.52が順次並設され、これらの内部へ充填される
適温に加熱された処理液に、感光材料24が浸漬される
ことにより、現像、漂白・定着および水洗が行なわれる
処理部16の下方の処理液保管部19には、現像液、漂
白・定着液および洗浄水をそれぞれ貯留するボトル19
1.192および193が収納されている。
これらの各ボトル191.192および193と、対応
する各処理槽46.48および50.52の底部供給口
46a、48aおよび50a、52aとは、所定の配管
(図示せず)で接続されており、この配管の途中に設け
られた送液ポンプ(図示せず)により、各ボトルから対
応する処理槽へ新鮮な処理液が供給されるようになって
いる。
処理部16と乾燥部18との間には、空気室17が設け
られ、処理部16において水洗がなされた感光材料24
は、空気室17を通過した後、乾燥部18へ送られる。
この空気室17の設置により、後述する乾燥部18での
熱が処理部16へ伝搬され、処理液の温度が適温以上に
上昇することを防止している。
この空気室17の上部には、排気ファン171が設置さ
れ、乾燥部18から侵入した温風を外部へ排気している
なお、複写開始時に乾燥部18内が所定温度までヒート
アップされるまでは、排気ファン171を停止しておく
ように制御し、ヒートアップタイムの短縮および消費エ
ネルギの節約を図ることができる。
乾燥部18内には一方または双方が駆動回転する適宜数
の搬送ローラ対60が設置され、これらの搬送ローラ対
60により感光材料24が、乾燥部18をほぼ直線的な
経路で搬送されるようになっている。
また、この感光材料24の搬送経路を囲むように、乾燥
風が通過するダクト61が設置されている。
乾燥部18の上部には放射状に形成された羽根を有する
ロータを備えた送風ファン62が設置され、この送風フ
ァン62の排気口は、ダクト64の一端に接続されてい
る。 また、ダクト64の他端は、感光材料24の表面
(乳剤面)24A側のダクト61上流に接続されている
。 なお、ダクト64内には、送風ファン62からの空
気を、例えば60〜150℃程度に加熱しうるヒータ6
5が設置されている。
一方、乾燥部18の下方右側には、前記と同様の送風フ
ァン63が設置され、この送風ファン63の排気口は感
光材料24の裏面24B側のダクト61上流に接続され
ている。
ダクト61の下流側であって、ダクト61の上側および
下側には、それぞれ後述する除湿装置66.67が設置
されている。
送風ファン62の吸気口から吸入された空気は、その排
気口より排出され、ダクト64を通過する際にヒータ6
5により、例えば50〜100℃程度の温風となってダ
クト61の上流である乾燥開始部610へ供給される。
一方、送風ファン63の吸気口から吸入された空気は、
排気口よりダクト61の上流である乾燥開始部610へ
供給される。 これらの乾燥開始部610へ供給される
空気(以下、「乾燥風」という)は、感光材料24の搬
送経路に沿ってダクト61内を流れ、その間において、
感光材料24の表面24Aおよび裏面24Bから水分を
除去する。
ダクト61の下流側(乾燥終了部615)の開口より出
た乾燥風(高湿度)は、上下方向に2分される。 上方
へ分流された乾燥風は除湿装置66により除湿され、空
間18aを通って再び送風ファン62の吸気口へ吸入さ
れる。
一方、下方へ分流された乾燥風は除湿装置67により除
湿され、空間18bを通って再び送風ファン63の吸気
口へ吸入される。
このように、乾燥部においては、ダクト61内で感光材
料24を乾燥した乾燥風は、除湿装置66.67により
除湿され、再び乾燥開始部610へ供給されるという循
環を形成している。
このような乾燥部18にて乾燥がなされた感光材料24
は、感材通過ゲート55を通過して取出トレイ54上へ
送り出される。
第2図に示す複写機10°は、前記第1図に示す複写機
10と乾燥部18の構成が異なっている。 なお、乾燥
部18以外の構成については、前記と同様であるため、
その説明は省略する。
複写機10°の乾燥部18における感光材料24の搬送
経路、ダクト61.65送風フアン62およびヒータ6
5については、前記と同様であるが、この乾燥部18に
おいては、感光材料24の裏面24B側に送風ファンが
設置されていない。
また、ダクト61の下流側においては、装置本体11の
外側へ突出して除湿装置68が設置されている。
また乾燥部18の内壁には、回動可能な遮蔽板6つが取
付けられている。 この遮蔽板69は、その回動角度に
よりダクト61の下流端上部の開口61aの開口度を調
整するものである。
送風ファン62により乾燥開始部610へ供給された乾
燥風は、ダクト61内において感光材料24を乾燥した
後、ダクト61の下流側の乾燥終了部615において、
その一部は前記開口61aを経て空間18aへ戻され、
一部は感材通過ゲート55から装置外部へ排出される。
この場合、開口61aを経て空間18aへ戻される乾燥
風の量は、前記遮蔽板69の回動角度、即ち開閉度によ
り決定され、通常は、乾燥終了後の乾燥風のO〜30%
程度が空間18aへそのまま戻されるようにするのが好
ましい。
なお、遮蔽板69の開閉度は乾燥風の温度、湿度、風量
、外気の温度、湿度等を考慮して適宜決定される。
例えば、遮蔽板69により開口61aをほぼ完全に遮蔽
して、高湿の乾燥風がそのまま空間18aに全く戻され
ないようにすることもありうる。
また、感材通過ゲート55より装置外部へ排出された乾
燥風の一部は、ゲート55の上部に位置する除湿装置6
8を通り、ここで除湿され、空間18a内に戻され、他
の乾燥風は外気中に放散される。
また、外気も除湿装置68を通って除湿され、空間18
a内に取り入れられる。
このように空間18a内では、除湿された乾燥風(循環
内気)と外気とが混合され、これが再び送風ファン62
の吸気口へ吸入され、次順の乾燥風となる。
なお、上記複写機10および10°において、例えば乾
燥終了部615における乾燥風の湿度が30〜90%で
あるのに対し、乾燥開始部610における乾燥風の湿度
を1〜40%程度とするのが好ましい。
従って、乾燥風の湿度をこの範囲に保つための制御手段
を設けることも可能である。 具体的には、乾燥部18
内の適所(例えば、乾燥開始部610)に、その湿度を
検出する湿度検出手段(図示せず)を設け、該手段によ
る検出値に基いて除湿装置66〜68をON、OFFす
るよう制御する制御回路を設ける。 これにより、装置
運転中、乾燥風の湿度を好適値(設定範囲内)に保持す
ることができる。
また、乾燥部18を囲むように断熱材(図示せず)を配
設し、乾燥部18からの熱の放散を防止して、消費エネ
ルギーをより節約することも可能である。
次に、第1図および第2図に示す除湿装置の具体的な構
成について説明する。
第3図〜第5図は、それぞれ、除湿装置の構成例を示す
部分断面正面図である。 なお、これらの図では、代表
的に、除湿装置66について説明するが、除湿装置67
.68についても同様である。
第3図に示すように、除湿装置66aは、中空状の本体
70を有し、この本体70内には、ペルチェ効果を利用
したベルチェ素子(電子冷却素子)71が設置されてい
る。
このベルチェ素子は、第3図中左側が吸熱部72、右側
が放熱部73となるように配置されている。
また、本体70の吸熱部72には、ベルチェ素子71と
対面する位置に開ロア4が形成され、この間ロア4には
本体70内に空気を取入れるための、例えばプロペラ式
のファン76が装着されている。 一方、本体70の放
熱部73にも、ベルチェ素子71と対面する位置に開ロ
ア5が形成され、この間ロア5には、本体70外へ空気
を排出するための同様のファン77が装着されている。
また、ベルチェ素子71の吸熱部72側下端には、受は
皿781を有する排水管78が設置され、吸熱部72に
おいて結露により生じた水滴を受は皿781および排水
管78を通じて本体70外へ排出し、タンク79に貯留
するようになっている。
このような構成の除湿装置66aでは、第3図中の矢印
で示すように、湿気を含む空気がファン76の作用によ
り開ロア4から本体70内の吸熱部72に取入れられ、
ベルチェ素子71に衝突して図中上下方向に分流される
この空気は吸熱部72を通過する際に冷却され、ベルチ
ェ素子71の表面に結露を生じる。
この結露により生じた水滴は、自重により流下し、受は
皿781および排水管78を経てタンク79に貯留され
る。
吸熱部72にて冷却、除湿された空気は、本体上下の湾
曲部を通って、放熱部73へ導かれ、ここにおいて再び
加熱される。
放熱部73で加熱された乾燥空気は、ファン77の作用
により、開ロア5から本体70外へ排出され、感光材料
24の乾燥に供される。
なお、タンク79に貯留された水は、水洗槽50.52
へ洗浄水を供給するためのボトル193へ戻し、再利用
に供することも可能である。
第4図に示す除湿装置66bは、本体70内への空気取
入れ口および排出口の配置が、前記除湿装置66aと異
なっている。 即ち、同図に示す除湿装置66bは、本
体70の下端の吸熱部72および放熱部73に、それぞ
れベルチェ素子71に対し所定角度傾斜して対面する開
ロア4および75が形成され、これらの開ロア4および
75に、前記と同様のファン76および77が装着され
ている。
このような構成により、第4図中の矢印で示すように、
ファン76の作用により開ロア4から吸熱部72に取入
れられた空気はここで冷却、除湿され、次いで本体70
上部の湾曲部を通って放熱部73に至り、ここで加熱さ
れ、次いでファン77の作用により開ロア5から本体7
0外へ排出され、感光材料24の乾燥に供される。
なお、吸熱部72において生じた水滴の排出等について
は、前記と同様である。
第5図に示す除湿装置66cは、本体70内への空気取
入れ口および排出口の配置が、前記除湿装置66a、6
6bと異なっている。
即ち、同図に示す除湿装置66cは、本体70の下端の
吸熱部72に開ロア4が形成されているが、この間ロア
4にはファンは装着されておらず、一方、本体70の下
端部の放熱部73には、ベルチェ素子71と対面する位
置に開ロア5が形成され、この間ロア5には、本体70
外へ空気を排出するための前記と同様のファン77が装
着されている。
このような構成により、第5図中の矢印で示すように、
ファン77の作用により吸熱部72に負圧が生じ、開ロ
ア4より空気が吸熱部72に取入れられて冷却、除湿さ
れ、次いで本体70上部の湾曲部を通って放熱部73に
至り、ここで加熱され、次いでファン77の作用により
開ロア5から本体70外へ排出され、感光材料24の乾
燥に供される。
なお、吸熱部72において生じた水滴の排出等について
は、前記と同様である。
なお、上記除湿装置66a、66bおよび66cにおい
て、冷却および加熱の効率を高めるために、ベルチェ素
子71の吸熱側および放熱側にアルミフィン等を設けた
ものを用いてもよい。 また複数のベルチェ素子を並設
して冷却および加熱面積を大とし、あるいは複数のベル
チェ素子をカスケード接合して冷却と加熱との温度差を
大とする等、処理能力を高めるための適宜手段を施すこ
とが可能である。
以上、ベルチェ素子を利用した除湿装置について説明し
たが、本発明における除湿装置は、このようなものに限
らず、冷媒を用いた通常の除湿装置等、いかなるもので
もよい。
ただし、例えばシリカゲル、塩化カルシウムのような乾
燥剤(水分吸収剤)を設け、この乾燥剤に高湿の乾燥風
を通過させて除湿を行うような除湿手段は、本発明に適
用し難い。
つまり、このような乾燥剤は、一般に除湿能力が低く、
しかも所定量の水分を吸収すると飽和し、それ以後除湿
能力がなくなるため、新たな乾燥剤への交換または追加
を行わない限り、継続的に除湿することができない。 
また、このような乾燥剤により除湿を行うときは、前述
したような湿度制御ができないため、適正な湿度を安定
的に維持することができない。
なお、本発明の感光材料処理装置は、上記複写機に適用
する場合に限らず、例えば、自動現像機、カラープリン
タープロセッサー、ビデオプリンタープロセッサー等に
も適用することができる。
く実験例〉 次に、本発明の感光材料処理装置により行った具体的な
実験について説明する。
(本発明例) 第1図に示す構造の複写機において、乾燥部の2箇所に
第3図に示す除湿装置を装着したものを使用し、次の条
件で水洗後の感光材料に乾燥を施した。
感光材料搬送速度:60cm/分 乾燥風風量:42/分   (上下合計)乾燥風温度:
ヒータ部  110℃ 乾燥開始部 80〜100℃ 乾燥終了部 50〜90℃ 乾燥部内湿度:乾燥開始部 10% 乾燥終了部 70% 外気導入率二〇% 乾燥部内湿度カニ0.6KW (比較例) 比較として、第1図に示す構造の複写機において、除湿
装置を設けないものを使用し、次の条件で水洗後の感光
材料に乾燥を施した。
感光材料搬送速度二本発明例と同じ 乾燥風風量二本発明例と同じ 乾燥風温度:ヒータ部  150℃ 乾燥開始部 100〜140℃ 乾燥終了部 70〜110′C 乾燥部内湿度:乾燥開始部 70% 乾燥終了部 90% 外気導入率:40% 乾燥部内湿度カニ0.9KW 上記本発明例および比較例について、感光材料乳剤面の
表面温度Tと乾燥経過時間tとの関係を調べた。 その
結果を第6図のグラフに示す。
なお、このグラフの感材の表面温度Tは、測定法による
制約により直接測定できないため、間接的測定(間接的
放射熱測定法)による相対値(推定値)で示す。
第6図のグラフ等に示すように、本発明例では、乾燥初
期は高温低湿、乾燥後期は低温中温となっており、比較
例では、乾燥初期、後期ともに高温高温となっている。
そのため、比較例では感光材料乳剤面の支持体側の膜に
レチキュレーション(ひび割れ)が生じるか、または乳
剤面の光沢が失われ、曇った感じになったのに対し、本
発明例では、レチキュレーションは生じておらず、膜質
は極めて良好であった。
このことは、次のような理由によるものと考えられる。
本発明例では、乾燥風が低湿であるため、乾燥初期にお
いて、感光材料の乳剤層からの水分の蒸発が、低温(相
対的)であっても、その立上りが早(、しかも乾燥後期
では更に低温でかつやや高温でゆっくりと乾燥されるた
め、乳剤層のゼラチンがコラーゲン構造をとり易いと推
定される。
一方、比較例では、乾燥風が高温であるため、乾燥初期
から高温で乾燥しなければならず、かつ乾燥の立上りが
遅いので乾燥後期まで高温で乾燥しなければならず、よ
ってこれがゼラチン膜に悪影響(弱くしている)を及ぼ
していると考えられる。
〈発明の効果〉 以上述べた通り、本発明の感光材料処理装置によれば、
乾燥部内の乾燥風を除湿することにより、比較的低温で
ある外気の取入れ量を少な(し、乾燥風の加熱に要する
エネルギーを節約することができる。
また、高温低湿の乾燥風にて感光材料を乾燥することに
より、感光材料乳剤面側の膜質をより良好なもとするこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ本発明の感光材料処理
装置を搭載した複写機の概略断面正面図である。 第3図、第4図および第5図は、それぞれ本発明におけ
る除湿装置の構成例を模式的に示す部分断面正面図であ
る。 第6図は、本発明の実験例における感光材料乳剤面の表
面温度Tと乾燥経過時間tとの関係を示すグラフである
。 符合の説明 10.10°・・・複写機、 11・・・装置本体、 12・・・感光材料供給部、 120・・・ケーシング、 121・・・搬送経路、 I4・・・露光部、 16・・・処理部、 17・・・空気室、 171・・・排気ファン、 18・・・乾燥部、 18a、18b−空間、 19・・・処理液保管部、 191.192.193・・・ボトル、20.22・・
・マガジン、 24.26・・・感光材料、 24A・・・表面、 24B・・・裏面、 30・・・原稿台、 32・・・カラー原稿、 34・・・原稿押え、 36・・・光源ユニット、 38・・・光源、 40・・・ミラー 41・・・露光窓、 42・・・光学手段、 43・・・切換ガイド、 44・・・シャッタ、 45・・・イメージセンサ、 46・・・現像槽、 48・・・漂白・定着槽、 50.52・・・水洗槽、 46a、48a、50a、52a ・・・底部供給口、 54・・・取出トレイ、 79・・・タンク 55・・・感材通過ゲート、 60・・・搬送ローラ対、 61・・・ダクト、 61a・・・開口、 610・・・乾燥開始部、 615・・・乾燥終了部、 62.63・・・送風ファン、 64・・・ダクト、 65・・・ヒータ、 66.66a、 66b 、 66c、  67 、 ・・・除湿装置、 69・・・遮蔽板、 70・・・本体、 71・・・ペルチェ素子、 72・・・吸熱部、 73・・・放熱部、 74.75・・・開口、 76.77・・・ファン、 78・・・排水管、 781・・・受は皿、 FIG、3 F I G、4 FIG、5

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光後の感光材料を処理する処理部と、前記処理
    部にて処理された感光材料を乾燥する乾燥部とを有する
    感光材料装置であって、 前記乾燥部に除湿装置を設け、この除湿装置により少な
    くとも循環内気を除湿し、加熱し、これを乾燥開始部へ
    供給するよう構成したことを特徴とする感光材料処理装
    置。
  2. (2)前記除湿装置は、電子冷却素子を用いたものであ
    る請求項1に記載の感光材料処理装置。
JP22179688A 1988-09-05 1988-09-05 感光材料処理装置 Pending JPH0268557A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22179688A JPH0268557A (ja) 1988-09-05 1988-09-05 感光材料処理装置
US07/402,367 US5022167A (en) 1988-09-05 1989-09-05 Photosensitive material drying apparatus

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