JPH04241350A - 感光材料処理装置 - Google Patents

感光材料処理装置

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JPH04241350A
JPH04241350A JP1384691A JP1384691A JPH04241350A JP H04241350 A JPH04241350 A JP H04241350A JP 1384691 A JP1384691 A JP 1384691A JP 1384691 A JP1384691 A JP 1384691A JP H04241350 A JPH04241350 A JP H04241350A
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JP
Japan
Prior art keywords
heat
drying
section
photosensitive material
processing
Prior art date
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Pending
Application number
JP1384691A
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English (en)
Inventor
Eiichi Tadokoro
榮一 田所
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム自動現像機等
の感光材料処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ハロゲン化銀写真感光材料を例に
とれば、感光材料の処理は、ほとんど自動現像機(以下
「自現機」という)を用いて行われている。また、最近
では感光材料の処理の迅速性が要求され、例えばグラフ
ィックアーツ感光材料、Xレイ感光材料、スキャナー感
光材料、CTR画像記録用感光材料等の処理においては
迅速処理の必要性がますます高くなっている。
【0003】具体的に、自現機における感光材料は、現
像槽、定着槽、水洗槽などにおいて、それぞれ順に浸漬
処理されつつ搬送され、最後の乾燥部で乾燥処理が行わ
れる。該乾燥部での乾燥方法は、一般には温風を感光材
料に吹き付ける方法が採用されている。
【0004】一方、このように感光材料を処理する自現
機は、いずれの場所に設置される場合でも配置スペース
が小さくて済むことが要求される。
【0005】ところが、上記のように感光材料を温風に
より乾燥させる方法を取ると、乾燥風を温める熱源が必
要となるが、装置全体の過熱を防止するために排熱効率
をよくする必要が有り、設置された装置の周囲には排熱
のためのスペースが要求される。従来の乾燥部の構成は
、主に乾燥風を温めるヒーターと、乾燥風の除湿をする
除湿機と、乾燥風を起すファンとから構成されているが
、これらの装備をそれぞれ駆動させた場合には、該各装
備機器の駆動部から多くの熱が発生するため、装置自体
は小型でも、より大きな排熱スペースを取らなければな
らない。また、これらの駆動の際には多大のエネルギー
が必要となる他、各処理槽の処理液温度を維持するため
のヒーターも設けられており、装置全体のエネルギー消
費量は増加する傾向にある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、ヒー
トポンプの放熱部と吸熱部を、乾燥風の加熱と冷却除湿
に用い、またヒートポンプを処理槽の温度調整にも利用
してエネルギーの消費効率を向上させ、さらには前記ヒ
ートポンプによる温調をより正確にすることができる感
光材料処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】このような目的は、以下
の本発明により達成される。即ち、 (1)  処理液を満たし、感光材料を浸漬して処理す
る処理槽と、処理槽から搬出された感光材料を乾燥する
乾燥部と、乾燥風が循環する乾燥風循環系と、ヒートポ
ンプとを有し、前記乾燥風循環系内には、前記乾燥部と
、前記ヒートポンプを構成する放熱部と吸熱部とを設け
、前記放熱部により乾燥風の加熱をし、前記吸熱部によ
り乾燥風の除湿をする感光材料処理装置において、前記
処理槽内には前記ヒートポンプを構成する熱交換器を設
け、さらに前記熱交換器の熱量を調節する調節手段を設
けたことを特徴とする感光材料処理装置。
【0008】(2)  前記調節手段は、検出された処
理液温度に基いて前記熱交換器の熱量を調節するもので
ある上記(1)に記載の感光材料処理装置。
【0009】
【作用】感光材料は、処理液が満たされている処理槽内
に浸漬されて、該処理液によって処理される。処理槽か
ら搬出された感光材料は、乾燥部において乾燥される。 乾燥部内では、乾燥風が循環し乾燥風が装置の外側に排
出されることがないので、乾燥風の加熱効率が良い。乾
燥風の加熱と除湿にはヒートポンプが用いられる。ヒー
トポンプのサイクルを構成する放熱部によって、乾燥風
が加熱され、吸熱部によって乾燥風が冷却除湿される。 加熱された乾燥風は乾燥部の感光材料を乾燥させ、乾燥
部で湿気を含んだ乾燥風は吸熱部で冷却される。この冷
却により乾燥風内の飽和水蒸気が凝縮して液化し、その
結果乾燥風は除湿される。除湿された乾燥風は前記放熱
部で再加熱され循環する。このように、乾燥風循環系内
に放熱部と吸熱部が配置されているため、熱量の受け渡
しが同じヒートポンプのサイクル内でなされる結果、熱
効率が格段に向上し、また除湿装置を駆動させるための
特別の駆動装置や駆動エネルギーも不要となる。さらに
、ヒートポンプのサイクルの一部に設けられた熱交換器
は、処理槽内で処理液の温度調節に利用される。この熱
交換器から処理液に付与される熱量は、調節手段によっ
て予め調節され、処理液の温度は目標値に容易に制御さ
れる。調節手段は、例えば処理液の実際の温度に基いて
冷媒の温度を決定する制御手段によって制御される。 この結果、感光材料処理装置の省エネルギー化が促進さ
れ、装置外への放熱量も少なくなり、配置スペースも縮
小する。
【0010】
【実施例】以下本発明の好適実施例について図面に基き
詳説する。図1は本実施例の装置を示す模式図である。 感光材料処理装置1は、現像槽21、定着槽22、水洗
槽23において、感光材料Sを順に浸漬処理する処理槽
2と、処理槽2から搬出されてくる感光材料Sを乾燥処
理する乾燥装置3とから構成されている。
【0011】現像槽21、定着槽22、水洗槽23内に
は、それぞれ現像液、定着液、水洗水が満たされている
。そして、感光材料Sは、搬送ローラ20によって上下
に蛇行して搬送され、現像液、定着液、水洗水の順に浸
漬し、それぞれの処理液によって現像処理がなされる。 最後に水洗処理が終った感光材料Sは乾燥装置3へ搬送
される。
【0012】乾燥装置3は、乾燥風循環系4と、該乾燥
風循環系4内に配置された乾燥部5と、ヒートポンプ6
とから構成されている。
【0013】乾燥風循環系4は、ダクト40内で構成さ
れる。ダクト40内には、導風路41、42により、乾
燥風の循環路がループ状に形成されており、ファン43
の駆動によって乾燥風が循環する構造となっている。
【0014】乾燥部5は前記導風路41内に配置されて
いる。乾燥部5はダクト40に設けられた感光材料Sの
搬入ローラ30および搬出ローラ31と、該ローラ30
、31の間に配置された複数のガイドローラ50とによ
って構成されている。搬入ローラ30によって搬入され
た感光材料Sは、ガイドローラ50によって案内されて
、導風路41内を進行し、搬出ローラ31よりダクト4
0の外へ搬出される。感光材料Sが導風路41内を進行
しているときは、乾燥風が感光材料Sとパラレル方向に
流れており、該乾燥風によって感光材料Sの表面に付着
した水分が蒸発して除かれる。感光材料Sの進行経路は
、ガイドローラ50の配置位置を変更することによって
、例えば感光材料Sを蛇行させながら搬送させることも
可能である。この場合には感光材料Sへの乾燥風の接触
が多く、かつ乾燥時間も長くなるのでより確実に乾燥処
理をすることができる。また、必要に応じてガイドロー
ラ50の間に搬送ローラを適宜設ければ、搬送方向長さ
の短い感光材料Sの乾燥処理も可能となる。また、搬入
ローラ30やガイドローラ50には吸水性素材等を被覆
してもよい。この場合には、乾燥風による乾燥時間をさ
らに短縮することができる。
【0015】一方、導風路42内には乾燥風を起す前述
のファン43が設けられ、該ファン43の下流側であっ
て、前記乾燥部5の上流側には乾燥風を加熱する加熱部
44が配置されている。また、前記ファン43の上流側
であって前記乾燥部5の下流側には冷却除湿部45が配
置されている。ファン43の回転によってダクト40内
に空気が循環する。冷却除湿部45で除湿された乾燥風
は、ファン43によって加熱部44へ送られ加熱される
。加熱された乾燥風は乾燥部5へ達し、感光材料Sを乾
燥させつつ前記冷却除湿部45へ到達する。感光材料乾
燥時に水分を含んだ乾燥風は、冷却除湿部45で過飽和
となった水分を凝縮させて、これを液化する。これによ
り乾燥風は除湿される。冷却除湿部45の下方にはトレ
ー状の排液部46が設けられており、該排液部46は前
記冷却除湿部45で液化して滴下する水分等を溜めて排
出する。冷却除湿部46の空気との接触部には、凝縮さ
れた水分が結露しやすいように、フッ化エチレン樹脂等
の滑性剤をコーティングしてもよい。
【0016】乾燥風の温度は、加熱直後で、例えば15
〜80℃程度であり、より好ましくは、25〜60℃程
度で有るとよい。高過ぎると感光材料Sに悪影響を及ぼ
し、低すぎると十分な乾燥能力が得られないからである
。また、乾燥風の循環風量は0.1〜10m3 /mi
n程度でよい。
【0017】次に、乾燥装置3を構成するヒートポンプ
6について説明する。ヒートポンプ6は、圧縮機61、
放熱部62、調節手段たる冷却機63、熱交換器64、
膨張弁65、吸熱部66、圧縮機61の順で接続され、
ヒートポンプサイクルを構成している。放熱部62は、
前記乾燥風循環系4内に配置されて、乾燥風の加熱部4
4として機能する。調節手段たる冷却機63は、熱交換
器64に送られる冷媒の熱量を調節するもので、処理槽
内に配置された熱交換器64から処理液へ放出される熱
量を調節する。本実施例の装置では、熱交換器64は水
洗槽23内に設けられており、水洗水の温調に利用され
る。水洗槽23内には温度センサー231が設けられて
いて、該温度センサー231の検出値に基いて、制御手
段7が前記冷却機63の冷却ファン631を駆動させる
。さらに詳説すると、制御手段7は例えばマイクロコン
ピュータであり、予め記憶された水洗水の適温(目標値
)と、水洗槽23内に設けられた水洗水の温度センサー
231の検出値とを比較して、前記検出値が目標値より
低い場合には、前記冷却機63内に設けられた冷媒の温
度センサーの検出値を考慮しながら、冷却ファン631
を駆動させる。これにより、冷媒温度は水洗水を目標値
へ補正するために再適な温度に調節される。熱交換器6
4により温調する処理液は、この他現像液や定着液その
他の処理液であってもよく、また補充タンク内の補充液
の予備加熱等の温調に利用しても良い。
【0018】膨張弁65は冷媒を膨張させ、冷媒温度を
低下させる。吸熱部66では膨張して低温となった冷媒
が乾燥風から熱を吸収する。吸熱部66は同時に乾燥風
を冷却除湿する前記冷却除湿部45として機能する。圧
縮機61は、吸熱部66から送られる冷媒を圧縮して冷
媒温度を上昇させる。
【0019】以上のような構成要素により構成されるヒ
ートポンプのサイクルにおける冷媒温度は、圧縮機61
によって40〜110℃程度に上昇され、放熱部62で
乾燥風により熱が奪われて30〜60℃程度の液体とな
る。膨張弁65により、冷媒は膨張し、7.5〜15.
5kg/cm2 程度の圧力から、1.5〜3.5kg
/cm2 程度の圧力下へ移行して気化する。同時に冷
媒温度は下がる。気化により温度が低下した冷媒は、吸
熱部66で乾燥風から熱を奪い、5〜30℃程度の気体
となって圧縮機61へ送られる。冷媒としては、このよ
うな使用温度範囲を有するものが好ましく、例えばフロ
ンガス,R−12より好ましくはR−22等が必要によ
り用いられる。
【0020】熱交換器64は、上記の例の他、膨張弁6
5から吸熱部66までの間に設け、処理液の温度を下げ
る目的で使用される熱交換器として利用してもよい。以
上のように構成されたヒートポンプ6の成績係数は2〜
6程度でよい。前記調節手段の制御手段が熱交換器64
の熱量を決定する条件は、上記説明した水洗水の温度の
他、補充液の補充量や、外気温度、感光材料の搬送速度
で有ってもよい。また、処理槽やダクト40のまわりに
は断熱材を被覆すれば熱損失が少なく、また感光材料処
理装置からの放熱量も少なくなる。
【0021】なお、ダクト40には、図示されているよ
うに、処理槽内の雰囲気を強制的に吸入する吸引ファン
46を設け、処理液から蒸発したアンモニアガス等の水
溶性ガスをダクト40に吸引する構造としてもよい。こ
の場合、前記吸入されたガスは冷却除湿部45で水分が
凝縮して液化するときに該水分に溶解し、滴下した水と
ともに排出される。また、加熱部44等に前記ガスを分
解する触媒を設ければ、前記水溶性ガスが装置の外側へ
漏れて、悪臭が漂うといった従来の欠点も解消される。 特に、ダクト40内では気体が循環し、繰返し触媒と接
触するため、触媒による分解効率が高くなるといった利
点がある。また、触媒の他にフィルターを設けてもよい
【0022】以上説明した本発明の感光材料処理装置に
よって処理されるハロゲン化銀感光材料は、ハロゲン化
銀カラー感光材料や他のハロゲン化銀黒白感光材料が有
り、例えば、カラーペーパー、カラー反転ペーパー、撮
影用カラーネガフィルム、カラー反転フィルム、映画用
ネガもしくはポジフィルム、直接ポジカラー感光材料等
の他に、Xレイフィルム、印刷用感光材料、マイクロフ
ィルム、撮影用黒白フィルム等を挙げることができる。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の感光材料
処理装置によれば、ヒートポンプの各部を、乾燥部のみ
ならず装置の各部における温調に利用した結果、装置全
体のエネルギー消費効率を格段に向上し、ヒートポンプ
による処理槽の温調もより正確になるといった利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の感光材料処理装置を示す模式図である
【符号の説明】 1            感光材料処理装置2   
         処理槽 20          搬送ローラ 21          現像槽 22          定着槽 23          水洗槽 231        温度センサー 3            乾燥装置 30          搬入ローラ 31          搬出ローラ 4            乾燥風循環系40    
      ダクト 41          導風路 42          導風路 43          ファン 44          加熱部 45          冷却除湿部 46          吸引ファン 5            乾燥部 50          ガイドローラ6      
      ヒートポンプ61          圧
縮機 62          放熱部 63          調節手段 64          熱交換器 65          膨張弁 66          吸熱部 7            制御手段 S            感光材料

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  処理液を満たし、感光材料を浸漬して
    処理する処理槽と、処理槽から搬出された感光材料を乾
    燥する乾燥部と、乾燥風が循環する乾燥風循環系と、ヒ
    ートポンプとを有し、前記乾燥風循環系内には、前記乾
    燥部と、前記ヒートポンプを構成する放熱部と吸熱部と
    を設け、前記放熱部により乾燥風の加熱をし、前記吸熱
    部により乾燥風の除湿をする感光材料処理装置において
    、前記処理槽内には前記ヒートポンプを構成する熱交換
    器を設け、さらに前記熱交換器の熱量を調節する調節手
    段を設けたことを特徴とする感光材料処理装置。
  2. 【請求項2】  前記調節手段は、検出された処理液温
    度に基いて前記熱交換器の熱量を調節するものである請
    求項1に記載の感光材料処理装置。
JP1384691A 1991-01-11 1991-01-11 感光材料処理装置 Pending JPH04241350A (ja)

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