JPH026829A - 中空糸膜の製造方法 - Google Patents

中空糸膜の製造方法

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JPH026829A
JPH026829A JP15617188A JP15617188A JPH026829A JP H026829 A JPH026829 A JP H026829A JP 15617188 A JP15617188 A JP 15617188A JP 15617188 A JP15617188 A JP 15617188A JP H026829 A JPH026829 A JP H026829A
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hollow fiber
coagulation bath
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spinning
nozzle
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Yoshihide Ozawa
小沢 佳秀
Kiyoshi Ishii
清 石井
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な中空糸膜の製造方法に関するものであり
、詳しくは外表面の孔径を容易にかつ安定的にコントロ
ールし得るような中空糸膜の製造方法に関するものであ
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ポリマ
ー溶液からなる紡糸原液の相転換法による中空糸分離膜
の製造は、一般的に、第2図に示すような装置を用い、
紡糸用ノズルlを凝固浴3の上部に設置し、紡糸原液及
び芯液の出口4から紡糸原液及び芯液を適当な距離のガ
ス雰囲気5(以下このガス雰囲気を軟部とよぶ)を通過
させた後、凝固浴3に導いて中空糸2を得る方法で行わ
れる(乾湿式法)。しかし、外表面に緻密層が存在する
、いわゆる外スキンタイプの中空系分離膜のように、外
表面の構造がその膜性能に大きく寄与している場合、こ
の製造方法では外表面の構造が軟部の距離や雰囲気(温
度、湿度など)の影響を強く受けるため、再現性及び安
定性の良好な製造が困難である。
外スキンタイプの中空糸分離膜を製造する方法として、
第3図に示すような装置を用い、紡糸用ノズル1を凝固
浴3中に設置し、紡糸原液及び芯液を軟部を通過させる
ことなく、直接凝固浴3に押出して中空糸2を得る方法
が知られている(湿式法)。しかしこの場合、工業的に
はコスト面と制御の容易さの点で凝固浴のゲル化媒体が
水に限られてしまうので、外表面の孔径を広範に設計す
ることができなかった。
〔課題を解決するための手段] 本発明者らは、上記に述べた公知の外スキンタイプ中空
糸分離膜の製造方法における欠点を改良した新しい製造
方法について鋭意研究した結果、軟部を凝固浴の上部で
はなく凝固浴中に設けることにより、外表面の孔径を容
易にかつ安定的にコントロールし得ることを見いだし、
本発明に到達した。
即ち、本発明は、紡糸用ノズルをその全体またはその一
部が凝固浴の液面下にあるように設置し、凝固浴中の紡
糸原液及び芯液出口付近に気体部分(軟部)を設け、紡
糸原液及び芯液をその気体部分を通過させた後、凝固浴
の凝固媒体中に導いて中空糸膜を形成させることを特徴
とする中空糸膜の製造方法を提供するものである。
以下、本発明の方法を図面に基づいて説明する。
第1図に本発明の方法に用いられる装置の一例を示す。
本発明においては、紡糸用ノズルlの全体またはその一
部が凝固浴3の液面下に設置され、凝固浴3中の紡糸原
液及び芯液出口4付近に気体部分(軟部)5を設け、紡
糸原液及び芯液をその気体部分5を通過させた後、凝固
浴3の凝固媒体中に導いて中空糸膜2を形成させる。
本発明において使用する紡糸用ノズル1はノズル底面の
、紡糸原液・芯液出口4付近に、凝固浴中で気体が存在
できる部分をもっていなければならない。そのためには
ノズルの底部に凹部を設け、そこに出口があるような設
計をするか、もしくは従来のノズルの出口のまわりに例
えば円筒状のものを密着させて使用してもかまわない。
要は凝固浴中でノズルの出口近傍に気体部分が存在でき
ればどのような手段を用いても良い。紡糸原液及び芯液
が通過する凝固浴中の気体部分の距離は1〜200 n
uaが好ましく、更に好ましくは1〜50mmである。
また、ノズル吐出口近傍の気体部分の気体はどのような
ものでもかまわない。
本発明において使用する紡糸原液、芯液は特に限定され
ず、どのようなものでもかまわない。
〔発明の効果〕
本発明の最大の特長は軟部の温度、湿度が一定に保たれ
ることにある。本発明によれば、軟部が凝固浴中にある
ため軟部温度は凝固浴温度に等しく保たれる。また、軟
部湿度は相対湿度100%で変わらない。このことから
、本発明では、外スキン中空糸膜を非常に安定的に製造
することが可能となった。また外スキン中空系膜の従来
の製造法である湿式法(第3図)に比べて、凝固浴温度
により外表面孔径が変わる度合が大きくなるので凝固浴
温度を調整するという非常に簡便な方法で外表面孔径を
広範に設計できるようになった。
〔実施例〕
本発明の詳細を以下の実施例によって説明する。尚、例
中の部は重量基準である。
実施例1 第4図に示すようなチューブ・イン・オリフィス型紡糸
ノズル6の底面の凹部(■の部分)に空気が入るように
して10°Cの凝固浴(水)中に浸漬した。■部の空気
は短時間で凝固浴と同温になった。
ジメチルスルホキシド62部にポリエーテルスルホン(
IC1社、ポリエーテルスルホン5200P) 18部
及びポリエチレングリコール(平均分子1200)20
部を加え、80°Cにて一昼夜撹拌溶解し、紡糸原液と
した。この紡糸原液をlOoCで、紡糸ノズル6の外管
7より押出し、内部芯液としてジメチルスルホキシド6
0部、ポリエチレングリコール(平均分子11i200
) 20部及び水20部の混合液を内管8より押出し、
10″Cの凝固浴(水)中に導き凝固させ、その後水洗
した。紡糸速度は12m/minで行った。
得られた中空糸は真円状で内径500μ、外径700μ
であった。この中空糸の内表面及び外表面を走査型電子
顕微鏡(倍率1万倍)で観察すると、それぞれ第5図及
び第6図に示された構造が見られ、外表面に緻密層を持
つ外スキンタイプの中空系であった。又この中空糸の純
水の透過性能は1.717cm” ・win−atn+
であった。
実施例2〜4 凝固浴温度を40°C160°C及び80°Cに変える
以外は実施例1と同様の方法で紡糸を行った。
得られた中空糸の純水透過性能はそれぞれ、6.0.1
9.321! 7m” ・min−atmであった。
比較例1 ノズル底面の凹部(■の部分)に空気を入れない以外は
実施例1と同様の方法で紡糸を行った。
得られた中空糸の純水透過性能は1.2f/m2・lI
Iin−atmであった。
比較例2〜4 凝固浴温度を40°C160°C及び80°Cに変える
以外は比較例1と同様の方法で紡糸を行った。
得られた中空糸の純水透過性能はそれぞれ、1.4.2
.5.5.01 /rs” ・win−attoであっ
た。
第7図に上記の実施例1〜4及び比較例1〜4で得られ
た凝固浴温度と純水透過性能の関係をまとめて示す。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の紡糸方法に用いられる装置の略示断面
図、第2図は従来の乾湿式紡糸方法に用いられる装置の
略示断面図、第3図は従来の湿式紡糸方法に用いられる
装置の略示断面図、第4図は本発明の実施例及び比較例
に用いた紡糸用ノズルの断面図、第5図及び第6図は実
施例1で得られた中空糸のそれぞれ内表面及び外表面の
形状を示す走査型顕微鏡写真、第7図は実施例1〜4、
比較例1〜4で得られた凝固浴温度と純水透過性能の関
係を示すグラフである。 1:紡糸用ノズル   2:中空糸 3:凝固浴 4:紡糸原液及び芯液出口 5:軟部 6:チューブ・イン・オリフィス型紡糸ノズル 7;外管       8:内管 第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紡糸用ノズルをその全体またはその一部が凝固浴
    の液面下にあるように設置し、凝固浴中の紡糸原液及び
    芯液出口付近に気体部分を設け、紡糸原液及び芯液をそ
    の気体部分を通過させた後、凝固浴の凝固媒体中に導い
    て中空糸膜を形成させることを特徴とする中空糸膜の製
    造方法。
  2. (2)紡糸原液及び芯液が通過する凝固浴中の気体部分
    の距離が1〜200mmである請求項1記載の中空糸膜
    の製造方法。
  3. (3)紡糸原液及び芯液が通過する凝固浴中の気体部分
    の距離が1〜50mmである請求項1記載の中空糸膜の
    製造方法。
JP15617188A 1988-06-24 1988-06-24 中空糸膜の製造方法 Expired - Fee Related JPH0824828B2 (ja)

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JPH026829A true JPH026829A (ja) 1990-01-11
JPH0824828B2 JPH0824828B2 (ja) 1996-03-13

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN107740196A (zh) * 2017-10-12 2018-02-27 南京科技职业学院 一种基于微流控的中空纤维的制备方法

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CN107740196A (zh) * 2017-10-12 2018-02-27 南京科技职业学院 一种基于微流控的中空纤维的制备方法

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JPH0824828B2 (ja) 1996-03-13

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