JPH026784Y2 - - Google Patents

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JPH026784Y2
JPH026784Y2 JP8755686U JP8755686U JPH026784Y2 JP H026784 Y2 JPH026784 Y2 JP H026784Y2 JP 8755686 U JP8755686 U JP 8755686U JP 8755686 U JP8755686 U JP 8755686U JP H026784 Y2 JPH026784 Y2 JP H026784Y2
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、家屋周囲の地面に設置して近隣に生
息する白ありを誘引し、白ありの存在を検出する
白あり誘引具に関するものである。
[従来の技術] 白ありの検出器としては、白ありの活動音をピ
ツクアツプする音響センサを主要構成部としてな
るもの、あるいは白ありの営巣空洞を超音波で検
出する超音波探触子を主要構成部としてなるもの
等が提供されている。
上記の白あり検出器は白ありの存在を種々の徴
表から推定するものであり、現時点では、白あり
の生息の確認のために、検査対象領域の白ありを
誘引する白あり誘引具として構成したものは提案
されていない。
なお末だ公知とはなつていない技術であるが、
本件出願人が、白蟻食害センサとして実用新案登
録出願したものがある。これは木質片にギヤツプ
部を形成し、この木質片に音波探傷用探触子を付
設した白蟻食害センサである。この白蟻食害セン
サは家屋内の適当な位置に配置して、ギヤツプ付
きの木質片で白蟻を誘引し、これに営巣せしめ、
形成された営巣空洞を上記音波探触子で検出して
白蟻の存在を確認しようとするものである。木質
片内に形成された営巣空洞が確認されれば、その
外に多くの白蟻が家屋内に生息していることが推
定される訳である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように、白ありの誘引具は、本件出願人
が提案したものを除いては、提案されていない。
また上記本件出願人が提案したものは、主とし
て家屋内で使用するものであり、家屋周辺に生息
する白ありを誘引して検出する適当な手段が望ま
れる。未だ家屋内に侵入していない白ありを誘引
し、その存在を早期に確認し、適切な駆除手段を
できるだけ早めに施すことが望まれる訳である。
[問題点を解決するための手段] 本考案の構成の要旨とするところは、 地面に設置すべき木質の営巣材と、該営巣材に
着脱自在に被覆する蓋体とで構成した白あり誘引
具である。
上記営巣材は、既述のように木質で構成するも
のであるが、できるだけ白ありが好む樹種を選択
すべきである。特に杉や松が適当である。
また営巣材の形状は特に限定されない。短円柱
状や直方体状又は立方体状等を適当に選択するこ
とができる。なおこの営巣材の上面には多数条の
溝を形成しておくのが好ましい。これらの溝は、
たとえば、縦横に形成するとか、または径の異な
る多数の溝を円弧状かつ同心円状に形成する等に
する。
上記蓋体は、コンクリート、プラスチツク、又
は金属等により形成することができる。その平面
形状は上記営巣材の平面形状に対応させて決定す
る。概ね相似形で営巣材より若干大きいのが適当
である。
また蓋体の下面は、基本的には、必要に応じて
平面形状とし又は営巣材の上部を被覆する被覆用
凹部を形成することとする。いずれにしても蓋体
の下面には多数の小凹凸を付けて表面積を大きく
しておくのが好ましい。
なおまた蓋体の上部には把手を構成しておくの
が好ましい。
[作用] 本考案は、上記のように構成したものであり、
次のように使用する。
本考案の白あり誘引具は、家屋の周囲の適当な
地面に設置してその周辺に生息する白ありを誘引
し、白ありの存在を確認するのに使用する。
具体的には、上記営巣材を家の周囲の適当な位
置に於いて、地中に埋設されるように設置する。
埋設深さは蓋体の下面形状に対応して決める。た
とえば蓋体の下面が基本的に平面である場合に
は、営巣材をその上面が概ね地面と同一の高さに
なるように埋設し、蓋体をその営巣材に載置する
如くして被覆する。また蓋体の下面に被覆用凹部
を形成してある場合には、営巣材を、その上部
が、被覆用凹部の深さより若干低い程度に地面よ
り突出するように埋設し、その営巣材に被覆用凹
部で営巣材の上部を覆うように蓋体を配置する。
蓋体の下面と営巣材の上面との間には若干の隙
間、たとえば、1〜2mm程度の隙間があくように
するのが好ましい。
白あり誘引具をこのように設置しておくと、も
し家屋の周囲に白ありが生息していた場合には、
この白あり誘引具に誘引されて、この中に侵入
し、営巣材に営巣するに至る。したがつて定期的
に蓋体を外して営巣材に白ありが営巣しているか
どうかを点検することとすれば、白ありの存在を
早期に発見することができる。場合により、白あ
りがまだ家屋内に営巣を開始する前に発見できる
こともあるであろう。
白ありの存在が確認された場合には、直ちに対
策を講じることで被害を事前に防止することがで
きる。
ところで上記白あり誘引具の白あり誘引のメカ
ニズムは概ね次の通りである。
まず蓋体の下面等に生じる結露水分を白ありが
とりに来ること(上記結露は土中より蒸発してき
た蒸気が蓋体に触れて生じる)。
白ありは木質材を好み、かつ木質材の接合部を
特に好む性向があること(したがつてその上面に
溝を形成しておくと、これに一層強く誘引され
る)。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
まず第1図〜第4図に基づいて本考案の第一の
実施例を説明する。
第1図、第2図及び第4図に示したように、白
あり誘引具は、営巣材1と、下面に上記営巣材1
を被覆する被覆用凹部2を有する蓋体3とで構成
する。上記蓋体3は営巣材1に開閉自在に被覆す
る。
上記営巣材1は杉材を用い、第1図〜第4図に
示したように、立方体状に構成する。また上面に
は縦横に誘引溝4,4…を形成する。
上記蓋体3は、コンクリートを成形して構成
し、下面の被覆用凹部2は底面からみて上記営巣
材1の平面形状より若干大きい正方形に形成す
る。また蓋体3の被覆用凹部2の内面には凹凸を
付けて表面積を大きくする。
なお蓋体3の上部にはハンドル5を構成する。
この実施例では、以上のように構成したので、
次のように使用する。
この白あり誘引具は、検査対象である家屋の周
囲の地面に設置する。
第4図に示したように、営巣材1を地面6に設
置する。このとき、営巣材1の大半は地中に埋設
するようにする。営巣材1の埋設深さは、これに
蓋体3を被覆した際に、被覆用凹部2の内面と営
巣材1の上面との間に1〜2mmの隙間があく程度
にする。その営巣材1には、以上のように、蓋体
3を被覆する。
白あり誘引具をこのように設置しておくと、検
査対象である家屋の周囲に白ありが生息していた
場合には、蓋体3の被覆用凹部2内面に生じる結
露水分や、営巣材1に誘引されて白ありが侵入し
てくる。そして営巣材1に営巣するに至る。
なお上記被覆用凹部2の内面に凹凸を形成し表
面積を大きくしたので、地中の蒸気を結露させる
効果が高くなり、白あり誘引効果を高めることが
できる。更に営巣材1の上面に形成した誘引溝
4,4…により、営巣材1の白あり誘引効果を高
めているものである。
そこで定期的にこの白あり誘引具を点検し、営
巣材1への白ありの営巣の有無をチエツクすれ
ば、対象領域の白ありの生息の有無を検査するこ
とができるものである。
この白あり誘引具の点検は、ハンドル5で蓋体
3を引揚げ、営巣材1を露出させることで簡単に
行なうことができる。点検後はまた蓋体3を営巣
材1に被覆しておけば良い。
もし営巣材1に白ありが営巣しているか又は営
巣材1周片に白ありの存在が確認された場合に
は、家屋内又は周辺での白ありの生息が推定され
る訳であるから、早期に適切な駆除手段を講ずる
べきである。
次に第5図に基づいて第二の実施例を略述す
る。
第5図に示したように、この例の白あり誘引具
は、営巣材11と、板状の蓋体13とで構成す
る。上記蓋体13は営巣材11の上部に着脱自在
に被覆する。
上記営巣材11は、第一の実施例と同様に、杉
材を用い立方体状に構成する。また上面には誘引
溝14,14…を形成する。
上記蓋体13は、プラスチツク材で成形し、下
面には多数の小凹凸を付ける。
なお蓋体13の上部にはハンドル15を構成し
ておく。
この実施例は、以上のように構成したものであ
るが、地面への設置の仕方が若干異なる外は、第
一の実施例と同様である。
第5図に示したように、営巣材11を、その上
面が地面と略同一になるように埋設する。そうし
た上で蓋体13を営巣材11の上部に配置する。
営巣材11の上面と蓋体13の下面との間には1
〜2mmの隙間があくのが良い。そこで必要に応じ
て営巣材11を若干深く埋設しても良い。
白あり誘引具をこのように設置しておくと、第
一の実施例と同様に白ありを誘引し、同様のメカ
ニズムにより同様の作用効果を生ぜしめることが
できる。
[考案の効果] 本考案によれば、極めて簡易な手段で、家屋周
辺の白ありの生息を検出することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は第一の実施例を示したもの
で、第1図はその一部切欠概略側面図、第2図は
概略平面図、第3図は営巣材の概略平面図、第4
図は地面に設置した状態を示した概略断面図、第
5図は第二の実施例の白あり誘引具を地面に設置
した状態を示した概略断面図である。 1,11……営巣材、2……被覆用凹部、3,
13……蓋体、4,14……誘引溝、5,15…
…ハンドル、6……地面。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 地面に設置すべき木質の営巣材と、該営巣材に
    着脱自在に被覆する蓋体とで構成したことを特徴
    とする白あり誘引具。
JP8755686U 1986-06-09 1986-06-09 Expired JPH026784Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8755686U JPH026784Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8755686U JPH026784Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62198978U JPS62198978U (ja) 1987-12-18
JPH026784Y2 true JPH026784Y2 (ja) 1990-02-19

Family

ID=30944878

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JP8755686U Expired JPH026784Y2 (ja) 1986-06-09 1986-06-09

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