JPH0267723A - 化合物半導体薄膜の製造方法 - Google Patents

化合物半導体薄膜の製造方法

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JPH0267723A
JPH0267723A JP21910588A JP21910588A JPH0267723A JP H0267723 A JPH0267723 A JP H0267723A JP 21910588 A JP21910588 A JP 21910588A JP 21910588 A JP21910588 A JP 21910588A JP H0267723 A JPH0267723 A JP H0267723A
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JP
Japan
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compound semiconductor
thin film
semiconductor thin
substrate
group
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JP21910588A
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Katsuto Shimada
勝人 島田
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Seiko Epson Corp
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Seiko Epson Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は化合物半導体薄膜の選択成長方法に関し、特に
成長条件に関するものである。
[従来の技術] 従来、半導体基板上に選択的に化合物半導体薄膜を製造
する方法の1つで、前記半導体基板上の一部にマスクを
形成する手段と、前記マスクの形成された半導体基板上
に化合物半導体薄膜をエピタキシャル成長する手段と、
前記エピタキシャル成長中に光照射する手段を含む化合
物半導体薄膜の製造方法においては、エピタキシャル成
長手段の条件に関しては限定されていなかった。エピタ
キシャル成長手段の条件とは、成長中の圧力、半導体基
板温度、原料の供給量、成長速度である。
〔発明が解決しようとする課題] しかし、従来技術では以下に述べるような問題点を有し
ていた。
(1)エピタキシャル成長中の圧力が高いと、マスク上
に多結晶等が成長し選択成長が起こらないという問題点
を有していた。
(2)エピタキシャル成長中の半導体基板温度が、低温
であると成長速度が低下しデバイス作製が困難となった
り、結晶性が低下する等の問題点があり、高温であると
光デバイスあるいは光電子集積回路等に用いた時、他の
機能素子や活性層特性を劣化させるという問題点を有し
ていた。
(3)III−V族化合物半導体の場合、III族原材
原料するV族原料の供給モル比(以下、V / III
比と略す)が小さすぎたり大きすぎたりすると、結晶性
が低下するという問題点を有していた。
(4)II−v+族化合物半導体の場合も、+1族原料
に対するVI族原料の供給モル比(以下、VI / I
I比と略す)が小さすぎたり大きすぎたりすると、結晶
性が低下するという問題点を有していた。
(5)エピタキシャル成長中の成長速度が小さすぎると
、結晶性が低下したりデバイス作製が困難となる等の問
題があり、大きすぎると結晶性が低下するという問題点
を有していた。
そこで本発明はこのような課題を解決するもので、その
目的とすることは、結晶性の良好なIII −V族及び
II −VI族化合物半導体薄膜を自由な組成比におい
て、低い基板温度の条件のもとて選択的にエピタキシャ
ル成長させ得る製造方法を提供するところにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記問題点を解決するために、本発明の化合物半導体薄
膜の製造方法は、半導体基板上の一部にマスクを形成す
る手段と、前記マスクの形成された半導体基板上に選択
的に化合物半導体薄膜をエピタキシャル成長する手段と
、前記エピタキシャル成長中に光を照射する手段を含む
化合物半導体薄膜の製造方法において、前記エピタキシ
ャル成長中の圧力が70Torr以下であることを特徴
とする。
また、前記エピタキシャル成長中の前記半導体基板温度
が100℃以上650 ’C以下であることを特徴とす
る。
また、前記化合物半導体カ月II族元素とV族元素で構
成されるIII −V族化合物半導体であり、且前記エ
ピタキシャル成長中のIIl族原料に対するV族原料の
供給モル比が5以上200以下であることを特徴とする
また、前記化合物半導体がII族元素とVI族元素で構
成されるII −VI族化合物半導体であり、且前記エ
ピタキシャル成長中のII族原料に対するvI族原料の
供給モル比が1以上200以下であることを特徴とする
また、前記エピタキシャル成長中の成長速度が毎時0.
05μm以上10μm以下であることを特徴とする。
〔作 用] 本発明の上記の構成によれば、エピタキシャル成長中に
光照射を行なうことにより、マスク上では堆積物が形成
される前に、光エネルギーを吸着分子が吸収し、ガス雰
囲気中に再度蒸発してしまいマスク上には堆積が起こら
ない、マスクに覆われていない半導体基板表面において
は、光照射によって、低温においても、良好な特性を有
する結晶層が成長する。従って低い基板温度において選
択的成長が可能となる。また照射する光の波長を適当に
選べば、AlGaAs、AI InP等の混晶薄膜の形
成の際にも、マスク上の吸着分子を再蒸発させることが
でき、任意の組成を持っ混晶薄膜の選択的成長が可能と
なる。
[実 施 例] 以下に本発明の実施例を図面に基づいて説明する。第1
図は本発明のGaAs薄膜の選択成長法を示した製造工
程図である。まず第1図(a)に示されるようなGaA
s単結晶基板101を用意する。このGaAs単結晶基
板101は、〈110〉方向に2°傾いた(100)面
が主面として出ており、有機洗浄後エツチング処理され
ている1次に第2図(b)に示されるように常圧CVD
法により厚さ3000人のSin、102を堆積させる
。更に第3図(C)のごと(普通のフォトリソグラフィ
ー工程により、任意の形にSiO□102をエツチング
除去し、選択エピタキシャル成長用のマスクパターンを
形成する0次にこのパターニングされた基板を有機金属
気相成長炉に入れ、エピタキシャル成長を行なう、この
時基板全面に垂直方向から光103を照射した。これに
よって510g102を除去したGaAs基板表面上に
はGaAs薄膜104のエピタキシャル成長が起こり、
SiO□102上にはいかなる堆積物も得られなかった
。光103を照射しない場合には、SiO□ 102上
に多結晶のGaAsが成長してしまい、選択成長が起こ
らない。
第2図は本発明のA I GaAs薄膜の選択成長の場
合の有機金属気相成長法(以下、MOCVD法と略す)
による成長装置の基本構成図を示す。
原料ガスのトリメチルガリウム(TMG)、I−リメチ
ルアルミニウム(TMA)、アルシン(A3H,)は原
料ガス導入管201より反応管202内に供給され、排
ガス管203により排気される0反応管202は二重構
造になっており、水素ガス導入管210より水素を導入
し、窓への堆積物の付着を防止する。GaAs基板20
4は、高周波コイル205によりサセプタ206を誘導
加熱することにより加熱されるが、反応管202内部か
らの汚染を防ぐために冷却水を冷却水管207に流す、
エキシマレーザ本体208から発振したエキシマレーザ
は光学系209を通して平行ビームとなりGaAS基板
204に照射される。
GaAs基板204の表面には、S i O2がパター
ン状に形成されており、第1図(d)に示したように、
GaAsの面が露出した部分にだけAlGaAs結晶薄
膜の成長が可能であった。この場合の反応管内圧力は5
0Torr、基板温度は550°C,V/III比は2
00、成長速度は3um/hr、であった0反応管内圧
力を変えて、同様の実験を行ないマスク上への堆積物の
様子を調べたのでその結果を第1表に示す、その他の成
長条件は変えていない。
第  1  表 以上の結果より、反応管内圧力が70Torr以下であ
ることが成長選択には必要である。
次に反応管内圧力を50Torrと一定にし、基板温度
を変えて同様の実験を行なったが、100°C以下では
成長速度が窮めておそくなり、且液体ヘリウム温度での
フォトルミネッセンス測定で膜質を評価したところ、バ
ンド端に関与した発光が見られず結晶性の悪いものであ
った。また650°C以上の温度では、光デバイスある
いは光電子集積回路等に用いた時に他の機能素子や活性
層特性を劣化させることは自明である。
次にV / III比を変化させ、膜質を液体ヘリウム
温度でのフォトルミネッセンス測定で評価した。
他の成長条件は、成長圧力50Torr、温度550℃
、成長速度3μm/hr、と一定にした。
V / III比が5以下であるとバンド端に関与した
発光が見られず結晶性の悪いものであった。V/III
比が5以上300以下では良好な発光特性が得られたが
、300以上ではほとんど特性に変化は見られなかった
。従ってV / III比を5以上300以下とするこ
とで良好な結晶性をもったAlGaAs結晶薄膜を選択
的に成長することができた。
次に原料の供給量を変化させることにより、成長速度を
変化させ同様の実験をおこなった。他の成長条件は、成
長圧力50Torr、温度550’C,V/+11比2
00で一定とした。膜質な液体へJラム温度でのフォト
ルミネッセンス測定で評価した。成長速度が0.05μ
m以下及び10μm以上ではバンド端に関与した発光が
非常に弱く結晶性の悪いものであった。また成長速度が
0.05μm以上loam以下ではバンド端に関与した
発光が見られ、結晶性の良好な膜が得られた。
次に原料をジメチルジンク(DMZn)とセレン化水素
(HzSe)に変え、Zn5e薄膜の選択エピタキシャ
ル成長をおこなった。マスクに窒化ケイ素(S i N
x)を用い、反応管内圧力40Torr、基板温度20
0℃、成長速度2um/hr、とじ、VT/II比を変
化させた。膜質を液体ヘリウム温度でのフォトルミネッ
センス測定で評価したところ、Ml/II比が1以上2
00以下で強いバンド端発光が観測され、良好な膜質で
あることがわかったが、VI / II比1以下または
200以上ではバンド端発光が見られず、゛結晶性が悪
くとてもデバイスとして使用できる膜質ではなかった。
上記実施例において、成長方法に有機金属気相成長法を
用いたが有機金属原料を用いた原子ビーム成長法でもよ
いし、選択成長すべき化合物半導体薄膜にA I Ga
As及びZn5eを用いて説明したが、同様の現象は、
A I GaAs、InP、ZnS等の種々の化合物半
導体の成長時にも起こり、良好な選択成長が可能であっ
た。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、次のような効果を有
する。
(1)エピタキシャル成長中の圧力を70Torr以下
と設定することで、化合物半導体薄膜の選択成長が低い
基板温度で可能なために、光デバイスあるいは0EIC
等に用いれば、他の機能素子や活性層の特性を劣化させ
ることなくデバイスの平坦化等の重要なプロセスを実行
できる。
(2)エピタキシャル成長中の半導体基鈑温度を100
℃以上650℃以下に設定することで、膜質の良好な化
合物半導体薄膜を選択的に成長することができる。
(3)III/V族化合物半導体薄膜を選択的に成長す
る場合、V / III比を5以上300以下に設定す
ることで、膜質の良好な化合物半導体薄膜を成長するこ
とができる。
(4)11/VI族化合物半導体薄膜を選択的に成長す
る場合、VI / +r比を1以上200以下に設定す
ることで、膜質の良好な化合物半導体薄膜を成長するこ
とができる。
(5)エピタキシャル成長中の成長速度を0.05μm
/hr、以上10μm/hr、以下に設定することで、
膜質の良好な化合物半導体薄膜を成長することができる
(6)更なる効果として、光照射によりほとんど任意の
組み合せの混晶薄膜の選択成長が可能であるため、Eg
を制御して、任意の形状に成長できる。そのため、短波
長発光材料を埋め込み成長に用い、低損失光導波路の形
成や、短波長半導体レザを用いた0EIC等の実現が可
能となる。また、光照射により、エピタキシャル成長し
た薄膜の結晶性は、従来の低温成長した薄膜より向上し
、そのまま、機能素子を形成することが可能である。従
って光デバイスや0EICのプロセスを簡略化し、信頼
性も向上させるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図(a)〜(d)は、本発明の化合物半導体薄膜の
製造方法を示す製造工程断面図であり、第2図は、本発
明の化合物半導体薄膜の製造方法を示す製造装置の基本
構成図である。 GaAs単結晶基板 SiO□ 照射光 GaAs薄膜 原料ガス導入管 反応管 203 ・ 204 ・ 205 ・ 206  ・ 207 ・ 208 ・ 209 ・ 210 ・ ・排ガス管 ・GaAS基板 ・高周波コイル ・サセプタ ・冷却水管 ・エキシマレーザ本体 ・光学系 ・水素ガス導入管 出願人 セイコーエプソン株式会社 代理人 弁理士 上 柳 雅 誉(他1名)牛 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)半導体基板上の一部にマスクを形成する手段と、
    前記マスクの形成された半導体基板上に選択的に化合物
    半導体薄膜をエピタキシャル成長する手段と、前記エピ
    タキシャル成長中に光を照射する手段を含む化合物半導
    体薄膜の製造方法において、前記エピタキシャル成長中
    の圧力が70Torr以下であることを特徴とする化合
    物半導体薄膜の製造方法。
  2. (2)前記エピタキシャル成長中の前記半導体基板温度
    が100℃以上650℃以下であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項記載の化合物半導体薄膜の製造方法
  3. (3)前記化合物半導体がIII族元素とV族元素で構成
    されるIII−V族化合物半導体であり、且前記エピタキ
    シャル成長中のIII族原料に対するV族原料の供給モル
    比が5以上300以下であることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項または第2項記載の化合物半導体薄膜の製
    造方法。
  4. (4)前記化合物半導体がII族元素とVI族元素で構成さ
    れるII−VI族化合物半導体であり、且前記エピタキシャ
    ル成長中のII族原料に対するVI族原料の供給モル比が1
    以上200以下であることを特徴とする特許請求の範囲
    第1項または第2項記載の化合物半導体薄膜の製造方法
  5. (5)前記エピタキシャル成長中の成長速度が毎時0.
    05μm以上10μm以下であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項または第2項または第3項または第4
    項記載の化合物半導体薄膜の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011082526A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd 配向ナノスケールパターンを用いて、シリコン上にiii−v族層を成長させる方法

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011082526A (ja) * 2009-10-08 2011-04-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Co Ltd 配向ナノスケールパターンを用いて、シリコン上にiii−v族層を成長させる方法
US9601328B2 (en) 2009-10-08 2017-03-21 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Growing a III-V layer on silicon using aligned nano-scale patterns
US10020189B2 (en) 2009-10-08 2018-07-10 Taiwan Semiconductor Manufacturing Company, Ltd. Growing a III-V layer on silicon using aligned nano-scale patterns

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