JPH0267223A - 脳機能改善剤 - Google Patents

脳機能改善剤

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JPH0267223A
JPH0267223A JP21763788A JP21763788A JPH0267223A JP H0267223 A JPH0267223 A JP H0267223A JP 21763788 A JP21763788 A JP 21763788A JP 21763788 A JP21763788 A JP 21763788A JP H0267223 A JPH0267223 A JP H0267223A
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cerebral
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Kyozo Hayashi
林 恭三
Shinichi Kawajiri
川尻 慎一
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Daiichi Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は1式(り (式中、 R1は水素原子を、 Ihはヒドロキシ基を
意味するか又は該R2及びR1は一緒になってオキソ基
を意味し+ R3は水素原子、ハロゲン原子又はアルキ
ル基を、R4は水素原子、アルキル基、アルケニル基、
アルキニル基又はアシルオキシ基を、R5はアルキル基
を、QI及びq2はそれぞれ独立に単結合又は二重結合
を、R@及びatはそれぞれ独立にアルキル基を意味す
る。)で表わされる化合物又はその塩を有効成分とする
脳機能改善剤 (式中、R1は水素原子を、R2はヒドロキシ基を意味
するか又は該R2及びR1は一緒になってオキソ基を意
味し、R3は水素原子、ハロゲン原子又はアルキル基を
、R4は水素原子、アルキル基、アルケニル基、アルキ
ニル基又はアシルオキシ基を、R5はアルキル基を、 
QI及びq、はそれぞれ独立に単結合又は二重結合を+
 Its及びR7はそれぞれ独立にアルキル基を意味す
る。)で表わされる化合物又はその塩を有効成分とする
脳機能改善剤に関する。
〈従来の技術〉 神経成長因子(以下、 NGF ”)が知覚神経細胞と
交感神経細胞の分化と成長を促進し、又、成熟交感神経
mgsの生存、ls能保持に必須の因子であることは、
以前よりよく知られていた[ Physiol。
RevJo、1284(1180) 、^nn、Rev
、Biochem、51,845(1982)] 、最
近、 NGFが脳内の海馬や大脳皮質に多く存在し、小
脳、中脳、基底部に少ないこと[EMBOJ、4.13
89(1985) ] 、海馬や大脳皮質にはNGFの
メツセンジャーリポキシ核酸(以下、 mRN^と略す
)の多いこと[Proc、Natl 、^cad、sc
i、、USA81.7951(1984)、EMBOJ
、3.3183(19134) ]が報告され、脳内の
NGFはコリン作動性神経の投射している領域で合成さ
れ、前脳基底部のコリン作動性神経の栄養因子として作
用している可能性が極めて高い。
該NGFの作用としては、培養神経細胞のコリンアセチ
ルトランスフェラーゼ(以下、 ChAT)活性を上げ
ることが知られている[Neuroscience、1
455−88(1985) ] 、又、  NGFをラ
ット新生仔脳室内に投与すると中隔、海鳥、皮質のCh
AT活性が上昇すること[Dev、Braln Res
、、i、45−52(1983)、 Mol。
Brain Res、、i、53−62(1986)]
 、  2年齢老化ラット中の学習能力低下群の脳室内
に持続注入すると空間認知記憶が改善されることが報告
されている[Nature 32965−H(1911
7>] 、更に、  NGFは中隔から海鳥へ投射する
神経繊維の切断後に起こる中隔神経細胞の逆行性変性が
NGFにより防止されること(SCIENCE 235
214−216(1987)コ及び砂ネズミで脳虚血後
の海馬ニューロンの遅延性神経細胞死も抑制されること
が明らかにされてきている[第29回日本神経学会総会
抄録、 P2S5(1988)] 。
従フて、  NGFは、痴呆症、精神症、神経症をはじ
めとする中枢性神経変性疾患、退行性疾患の治療に有望
であると共にこれらの疾患に伴う脳機能の低下を改善す
ると期待されている。しかしながら、該物質は分子量1
0.000以上のタンパク貿であり、末梢投与による脳
内への良好な移行が期待できないことから脳内でのNG
F産生を高め、末梢投与後容易に脳内に移行し得る低分
子化合物が望まれていた。
このような低分子化合物としては、特開昭63−830
20号公報に開示された化合物が知られている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 本発明者等は、脳内のNGF産生を高める低分子化合物
を見い出すべく鋭意検討した結果、上記公報の化合物と
は化学構造的に全く異なる式(I)の化合物が該作用を
有することを見い出し本発明を完成した。
〈発明の構成〉 式(1)においてアルキル基としてはメチル。
エチル、イソプロピル、n−プロピル、n−ブチル。
第三級ブチル、ペンチル、ヘキシル等をあげることがで
きる。アルケニル基としてはビニル、アリル、2−ブテ
ニル、4−ペンテニル、5−へキセニル等をあげること
ができる。アルキニル基としてはエチニル、2−プロピ
ニル、3−ブチニル、4−ペンチニル、5−ヘキシニル
等をあげることができる。アシル基としてはアセチル、
プロパノイル、ブタノイル、ペンタノイル、ヘキサノイ
ル、ベンゾイル等をあげることがでかる。へロゲン原子
としてはフッ素、塩素、臭素、ヨウ素をあげることがで
きる。
本発明にかかわる脳機能の低下を伴う疾患としては前記
の如き痴呆症、精神症、神経症、アルツハイマー病をは
じめとする中枢神経変性及び退行性疾患並びに脳梗蟇、
−過性脳虚血等の脳の虚血による脳障害、打撲等の外傷
による脳障害等をあげることができる。
式(1)の化合物は公知の製剤技術により賦形剤、崩壊
剤、安定化剤、結合剤等の添加剤と共に錠剤、カプセル
剤、顆粒剤、注射剤等の製剤とすることができる。
式CI)の化合物は経口投与又は静注等の非経口投与す
ることができ、その投与量は経口投与の場合1通常成人
1人当り0.05〜50mg/日の範囲である。
式(1)の化合物をラットに腹腔内投与して急性毒性を
検討したところ2式(1)の化合物は安全性の高いもの
であることが確認された。
〈発明の効果〉 式(1)の化合物はNGFの産生及び分泌を低濃度で促
進し、且つ学習記憶障害を著明に改善した。従って1式
(1)の化合物は脳機能改善剤として優れたものである
と共に、痴呆症の治療剤としても優れたものである。
以下本発明を更に実施例により説明するが1本発明はこ
れに限定されるものではない。
実験には8日齢マウス脳から培養し、数回継代培養した
アストログリア細胞を用いた(S、 Furu−kaw
aら; Biochem、Biophys、Commu
n、  136.57−63゜1988) 、すなわち
、マウス脳を細断し、カルシウム、マグネシウムを含ま
ないリン酸iii生理食塩液(PBS)で洗浄の後、 
 0.251リブトシンPBS中で37℃、30分間処
理した。パスツールとベットで緩かに細胞を解離させ、
懸濁液とした。  20OXgで5分間遠心し細胞を集
め、  101牛脂仔血清、ペニシリン(5xlO−’
unit/ml) 、ストレプトマイシン(50μg 
/ml)を含むダルベツコ変法イーグル培地(DMEM
)で、 1ないし2週間、 3日毎に培地交換しながら
培養した。コンフルエントに達するのを待ちトリプシン
処理後、別容器に2回以上継代培養し形態的に均一な細
胞集団とした。この細胞゛は、アストログリア細胞に特
異的な蛋白である抗グリアルフィブラリーアシディック
プロテインの抗血清を用いたペルオキシダーゼ抗ペルオ
キシダーゼ染色法で染色されることを確認したので、ア
ストログリア細胞と見なした。
このアストロダリア細胞を24孔培養プレートに2X1
0’個/cta2の密度で接種した。  II牛脂仔血
清を含むDMEMで培養し、コンフルエントに達した後
培地を0.5零牛血清アルブミンを含むDMEM (牛
脂仔血清を含まない)に変換し、 2週間培養を続は細
胞を静止期へと訪導した。プロゲステロンを含む培地に
交換後24時間培養し、この培地中に含まれるNGFを
酵素免疫測定法により測定して(S。
Furukawaら; J、Neurochem、 4
0.734−744.1983)。
プロゲステロンを添加した培地中のNGF濃度と該物質
を添加しなかフた培地(対照)中のNGF濃度との比を
求めた。結果を表1に示した。
表1 表1から明らかなように、プロゲステロンは。
lμM及び10μM′の濃度で静止期アストログリア細
胞が培地中に分泌するNGFを増加させた。
体重165〜205gの雄性Wistar系ラットを、
ベンドパルビタール(50mg/ kg、腹腔内投与)
麻酔下Paxinos & Watsonの脳図譜に従
って脳定位固定装置に固定し、前脳基底部(以下、 B
F)  (breg+aaより 1.5+lI6尾側、
正中線より 2.6m+s外側、骨表より13.0mm
腹側)を両側性に、リージ目ンジェネレータ−(RFG
−4A、  RADIONIC5社)を使用し、90秒
間70℃に加熱し0wI固破壊した0手術後のラットの
衰弱を回復させるためにブドウ糖を添加したミルク4m
lを毎日経口投与した。なお、 2週間経過しても体重
が手術時の75零未満に減少したままのラットは実験か
ら除外した。プロゲステロンをゴマ油に溶解し9手術前
及び手術後約30分に1回ずつ腹腔的注射した。その後
は、 1日 1回ずつ計14日間連続投与した。その後
、以下の行動薬理学試験を行った。
1) 明暗箱を用いた受動回避に対する作用明室に置い
たラットが、暗室に入った直後に2室の連絡口の仕切り
を閉じ、 10秒間、床のグリッドから1.ol&のス
クランブルfoot 5hockを与えることにより、
暗室に入ると嫌悪刺激を受けることを学習させた。そし
て24時間後、再度ラットを明室に置き暗室に入るまで
の潜時を測定し学習記憶保持能力の指標とした。なお、
120秒で測定を中止し、120秒を越えたラットのデ
ータは 120秒として扱った。
明室から暗室へ穆ると、床からfoot 5hockを
受けることを学習させてから24時間後に回避試験を行
った結果を表2に示した。
表2 数値は平均上標準誤差 最大測定時間は120秒とした。
中P<0.05 vs、溶媒処置群(−元装置分散分析
及びFisher’s LDS) 溶媒としてゴマ油を使用した。
上表から、明室に置かれたラットが暗室に入る平均反応
潜時はBFを破壊されたラットの溶媒を投与された群で
は、偽手術ラットの潜時と比べ短く、受動回避が障害さ
れていることを示した(P<o、oB 、これに対し、
プロゲステロンを投与された群の平均反応潜時は溶媒投
与群の潜時より有意に長く、受動回避番害が改善される
ことが明らかになった。
2) シャトルボックスによる能動回避に対する作用 条件刺激としてブザー音を2秒間鳴らし、その間にシャ
トルボックスの反対側へ8動じなければ、無条件刺激と
して床のグリッドからfootshock  (50V
)を5秒間与えた。この訓練を1分毎に10回繰り返し
lセツションとし、 1日おきに 1セツシヨンの学習
実験を6セツシヨン行った。結果を表3に示した。
表3 数値は平均上標準誤差 *  P<0.05 vs、BF破壊ラうト溶媒投与群
(−元装置分散分析及びF1sher’s LDS)上
表から明らかなように溶媒を投与されたBF破壊ラット
では無傷ラットに比べ著しく回避学習が劣っていた。こ
れに対し、プロゲステロンを投与されたラットでは回避
成功率が有意に高<、BF破壊による学習障害が著明に
改善されていた。
実施例3 プロゲステロンをラットに腹腔的投与し、急性毒性を検
討した結果、そのLDIooは3oomg/kg以上で
あった。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1は水素原子を、R_2はヒドロキシ基を
    意味するか又は該R_2及びR_1は一緒になつてオキ
    ソ基を意味し、R_3は水素原子、ハロゲン原子又はア
    ルキル基を、R_4は水素原子、アルキル基、アルケニ
    ル基、アルキニル基又はアシルオキシ基を、R_5はア
    ルキル基を、Q_1及びQ_2はそれぞれ独立に単結合
    又は二重結合を、R_6及びR_7はそれぞれ独立にア
    ルキル基を意味する。)で表わされる化合物又はその塩
    を有効成分とする脳機能改善剤
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000013650A2 (en) * 1998-09-03 2000-03-16 Neuronz Limited Neuroprotection
WO2003030636A1 (fr) * 2001-10-02 2003-04-17 Eisai Co., Ltd. Rongeur atteint de troubles urinaires, technique permettant de provoquer ces troubles et techniques de selection de medicament destine a traiter ces troubles, utilisant ledit rongeur

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WO2000013650A2 (en) * 1998-09-03 2000-03-16 Neuronz Limited Neuroprotection
WO2000013650A3 (en) * 1998-09-03 2000-06-02 Neuronz Ltd Neuroprotection
WO2003030636A1 (fr) * 2001-10-02 2003-04-17 Eisai Co., Ltd. Rongeur atteint de troubles urinaires, technique permettant de provoquer ces troubles et techniques de selection de medicament destine a traiter ces troubles, utilisant ledit rongeur

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