JPH0266902A - 高保磁力板状マグネトプランバイト型フェライト粒子粉末及びその製造法 - Google Patents

高保磁力板状マグネトプランバイト型フェライト粒子粉末及びその製造法

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JPH0266902A
JPH0266902A JP63219149A JP21914988A JPH0266902A JP H0266902 A JPH0266902 A JP H0266902A JP 63219149 A JP63219149 A JP 63219149A JP 21914988 A JP21914988 A JP 21914988A JP H0266902 A JPH0266902 A JP H0266902A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、主として磁気カードの如き磁気記録材用とし
て最適である優れた分散性と高保磁力を存するAl又は
Ga若しくはAl及びGaを含有する板状マグネトプラ
ンバイト型フェライト粒子からなる高保磁力板状マグネ
トプランバイト型フェライト粒子粉末及びその製造法に
関するものである。
〔従来の技術〕
近年、磁気ストライプ付クレジットカード、鉄道用切符
、定期券、道路通行券、テレホンカード、オレンジカー
ドなどに代表される磁気カードが広く実用化されている
磁気カードは、一般に、磁性粒子粉末とバインダーとを
混練して得られる磁性塗料をカード基体上に直接塗布し
たり、ベースフィルム上に塗布した磁気テープをカード
基体上に接着する方法等により製造されている。
磁気カードは、屋内外を問わず日常携帯して頻繁に使用
され、また、温度や湿度など天候の異なる全地域で使用
される為、過酷な条件下において十分使用に耐え得るこ
とが必要である。
即ち、外部磁界の影響を受は難く、偽造や変造が困難で
あることが必要であり、その高性能化が強く要求されて
いる。
磁気カードの高性能化の為には、用いられる磁性粒子粉
末が優れた分散性と高保磁力を有することである。
この事実は、例えば、「塗装工学」第23S第3号(1
988年)第88〜96頁のrM1気カードは、磁気記
録媒体の中で最も広い環境下で使用されるため、外部か
らの磁界・・・・による消磁を防ぐ必要がある。
また、テープ、ディスクに比較して記録密度が低く、強
い記録磁界で書込み可能なため、最近は約3000エル
ステツド(Oe)の高保磁力(tie)材であるバリウ
ムフェライトが多く使用されつつあり、・・・・外部磁
界に対して強く、一般マグネソトが接触してもほとんど
悪影響を受けることはない。磁性粉はビヒクル中に分散
し、塗料、塗膜として用いられるためその分散性も重要
である。」なる記載及び特開昭60−245704号公
報の「例えば、身許証明、クレジットカードその他の標
識の磁気的記録において偽造変造防止符号化の領域に使
用されるべきものとしては、現在の標準的な記録媒体に
対し更に高い保磁力を有する磁気記録担体を使用できる
ことが望ましい。」 「このような材料は、ことに存機
結合剤中に配合するための高い分散性能を有すること・
・・・及び高い保磁力を有することにおいて秀れたもの
でなければならない。」なる記載の通りである。
磁性粒子粉末の分散性の改良の為には、微細粒子であり
、且つ板状形態を呈しており、殊に、適度に厚みを持っ
た粒子が好ましい。粒子の厚みがあまりに薄い場合には
、粒子相互間の板面が重なりあって凝集体を形成しやす
く分散性が低下しやすい。
従来、磁気カードの如き磁気記録材用の磁性粒子粉末と
しては、針状マグネタイト粒子粉末、針状マグヘマイト
粒子粉末及びこれらにコバルトを含有又は被着させた粒
子粉末等酸化鉄磁性粒子粉末が広く用いられており、近
年、高保磁力化の要請からマグネトプランバイト型バリ
ウムフェライト粒子が実用化されつつある。
〔発明が解決しようとする課題〕
優れた分散性と高保磁力を有する磁性粒子粉末は、現在
量も要求されているところであるが、前述した公知方法
のうち前者の酸化鉄磁性粒子粉末は保磁力が高々700
〜800 Oe程度であり十分ではない。
公知方法のうち後者のマグネトプランバイト型バリウム
フェライト粒子は、保磁力3000〜5000Oeを有
するが未だ十分とは言えず、更に高保磁力の粒子粉末が
要求されている。また、マグネトプランバイト型バリウ
ムフェライト粒子は、酸化鉄粒子、含水酸化第二鉄等の
鉄原料とBa、 Sr、 Pb及びCaから選ばれる金
属の1種又は2種以上の炭酸塩、酸化物等の副原料との
混合物を加熱焼成する所謂、乾式法により得られるが、
加熱焼成温度が高くなる程粒子相互間の焼結が進行して
塊状の大粒子となりやすく分散性が低下してしまう。そ
して、この塊状粒子を微細化して分散性を向上させる為
粉砕すると粒子内に生じた結晶歪により保磁力が低下し
てしまい、優れた分散性と高保磁力を共に有するバリウ
ムフェライト粒子粉末を得ることは困難であった。
そこで、優れた分散性と高保磁力を共に有する磁性粉末
を得る為の方法の確立が強く要望されている。
〔課題を解決する為の手段〕
本発明者は、優れた分散性と高保磁力を共に有する磁性
粒子粉末を得るべく種々検討を重ねた結果、本発明に到
達したものである。
即ち、本発明は、AO・n ((Fe+−x L )z
otl(但し、AはHa、、Sr、pb及びCaから選
ばれる金属の1種又は2種以上、旧よA1又はGa若し
くはAl及びGa、 n 〜5.75〜6.1 、x−
0,03〜0.3)の組成を有し、平均径が0.1〜1
.5μmであって板状比(板面径:厚み)がl:l〜5
:1〜5:1の範囲であり、且つ、保磁力が5500〜
100000sの範囲である板状マグネトプランバイト
型フェライト粒子からなる高保磁力板状マグネトプラン
バイト型フェライト粒子粉末及び酸化鉄粒子又は含水酸
化第二鉄粒子若しくは酸化鉄粒子及び含水酸化第二鉄粒
子とBa、・Sr、 Pb及びCaから選ばれる金属の
1種又は2種以上の炭酸塩及び酸化物とアルミニウム化
合物又はガリウム化合物若しくは当該両化合物との混合
物を融剤の存在下で加熱焼成することによりA1又はG
a若しくは^!及びGaを含有する板状マグネトプラン
バイト型フェライト粒子を生成させるにあたり、前記ア
ルミニウム化合物又はガリウム化合物若しくは当該両化
合物の添加量がFe(III)に対しAl又はGa換算
で0.03〜0.3原子比であり、且つ、前記融剤の存
在量が前記混合物に対し1.0〜50.0重量%、加熱
焼成温度が900〜1100℃の温度範囲である条件下
で加熱焼成することよりなる八〇・n ((Fe、□L
LOsl  (但し、AはBa、 Sr、、Pb及びC
aから選ばれる金属の1種又は2種以上、旧よA1又は
Ga若しくはAl及びGa、 n 〜5.75〜6.1
 、x 〜0.03〜0゜3)の組成を有し、平均径が
0.1〜1.5μmであって板状比(板面径;厚み)が
1=1〜5:1の範囲であり、且つ、保磁力が5500
〜10000Oeの範囲である板状マグネトプランバイ
ト型フェライト粒子からなる高保磁力板状マグネトプラ
ンバイト型フェライト粒子粉末の製造法である。
〔作用〕
先ず、本発明において最も重要な点は、酸化鉄粒子又は
含水酸化第二鉄粒子若しくは酸化鉄粒子及び含水酸化第
二鉄粒子とBa、 Sr、 Pb及びCaから選ばれる
金属の1種又は2種以上の炭酸塩及び酸化物とアルミニ
ウム化合物又はガリウム化合物若しくは当該両化合物と
の混合物を融剤の存在下で加熱焼成することによりAl
又はGa若しくはAl及びGaを含有する板状マグネト
プランバイト型フェライト粒子を生成させるにあたり、
前記アルミニウム化合物又はガリウム化合物若しくは当
該両化合物の添加量がFe@に対し^l又はGa換算で
0.03〜0゜3原子比であり、且つ、前記融剤の存在
量が前記混合物に対し1.0〜50.0重量%、加熱焼
成温度が900〜1100℃の温度範囲である条件下で
加熱焼成した場合には、AO・n ((Fe+−x ?
+、 )z(h)  (但し、AはBa、 Sr、 P
b及びCaから選ばれる金属の1種又は2種以上、Hは
A1又はGa若しくはA1及びGa、 n=5.75〜
6.1 、x 〜0.03〜0.3)の組成を有し、平
均径が0.1〜1.5μmであって板状比(板面径:厚
み)がl:1〜5:1の範囲であり、且つ、保磁力が5
500〜100000sの範囲である板状マグネトプラ
ンバイト型フェライト粒子を得ることができ、該粒子は
、その形態に起因して分散性に優れたものであり、且つ
、5500〜10000Oeという高保磁力を有すると
いう事実である。
本発明においては、Al又はGa若しくはAl及びGa
の含有量を特定範囲とし、且つ、加熱焼成温度を特定範
囲とすることにより高保磁力を有するマグネトプランバ
イト型フェライト粒子を得ており、Al又はGa若しく
はAl及びGaの含有量が多い程また加熱焼成温度が高
くなる程、得られるマグネトプランバイト型フェライト
粒子の保磁力が高くなる傾向にある。
本発明においては、融剤の存在量及び加熱焼成温度によ
って得られるマグネトプランバイト型フェライト粒子の
粒子形態を制御している。
尚、Alを含有するマグネトプランバイト型フェライト
粒子として、特開昭61−47603号公報に開示され
ている粒子があるが、この粒子は、大きな磁化値が要求
される一方分散性は問題とならない焼結磁石用磁性粒子
であって、大きな磁化値を要求されない代わりに分散性
が問題となる本発明に係る磁気カード用磁性粒子とは、
Al含有量や粒子形態が全く相違するものである。
次に、本発明実施にあたっての諸条件について述べる。
本発明における鉄原料としては、ヘマタイト、マグネタ
イト、マグネタイト等の酸化鉄粒子及びゲータイト、レ
ピドクロサイト、アカゲナイト等の含水酸化第二鉄粒子
を使用することができる。
本発明における副原料としては、Ba、 Sr、 Pb
及びCaから選ばれる金属の1種又は2種以上の炭酸塩
、酸化物等を使用することができる。
本発明におけるアルミニウム化合物としては、水酸化ア
ルミニウム、酸化アルミニウム等を使用することができ
る。
本発明におけるガリウム化合物としては、酸化ガリウム
、塩化ガリウム、硝酸ガリウム等を使用することができ
る。
アルミニウム化合物又はガリウム化合物若しくは当該両
化合物の添加量は、Fe(2)に対しAl又はGa換算
で0.03〜0.3原子比である。0.03原子比未満
の場合には、保磁力を高くする効果が不十分であり、本
発明の目的とするマグネトプランバイト型フェライト粒
子を得ることができない。0.3原子比を越える場合に
も高い保磁力を有するマグネトプランバイト型フェライ
ト粒子が得られるが、磁化値が30 emu/g以下と
なり、磁気カード等磁気記録材用磁性粒子粉末として好
ましくない。
添加したアルミニウム化合物又はガリウム化合物は、略
全量が、得られる板状マグネトプランバイト型フェライ
ト粒子中に含有され、一般式へ〇・n ((Pet−x
 ?Ill )zotlにおいてXが0.03〜0.3
の範囲となる。
本発明における融剤としては、通常使用されるアルカリ
金属、アルカリ土類金属のハロゲン化物、硫酸塩及びケ
イ酸塩等の1種又は2種以上を使用することができる。
得られるマグネトプランバイト型フェライト粒子の粒子
形態を考慮すれば、NaC1、KCI 、[1aC1z
 、5nCIt 、 NazSO4等が好ましい。
融剤の存在量は、混合物に対し1.0〜50.0重量%
であり、得られるマグネトプランバイト型フェライト粒
子の形状を考慮した場合には2.0〜l080重量%が
好ましい。1.0重量%未溝の場合には、得られるマグ
ネトプランバイト型フェライト粒子は、粒子相互間で焼
結が生起して粗大粒子となりやすく、また、不定形粒子
となりやすい。50.0重世%を越える場合には、得ら
れるマグネトプランバイト型フェライト粒子の板状比が
大きくなる為、分散性が低下し、また、必要以上に添加
することは経済的ではない。
本発明における加熱焼成温度は、900〜1100”C
である。  900’C未満の場合には、フェライト化
反応が不十分であり、本発明の目的とする高保磁力マグ
ネトプランバイト型フェライト粒子を得ることができな
い。1100℃を越える場合には、粒子相互間の焼結が
顕著となり、得られるマグネトプランバイト型フェライ
ト粒子は、粗大粒子となりやすく、分散性が低下する。
本発明に係る板状マグネトプランバイト型フェライト粒
子は、一般弐AO・n ((Pet−++ Mll )
zotlにおいて、nが5.75〜6.1である。nが
5.75未満又は6.1を越える場合には、得られる板
状マグネトプランバイト型フェライト粒子中にヘマタイ
ト粒子が混在し、磁気カード等磁気記録材用磁性粒子粉
末として好ましくない。
本発明に係る板状マグネトプランバイト型フェライト粒
子は、平均径が0.1〜1.5μmであって、板状比(
Fi面径:厚み)がl:1〜5:1〜5:1の範囲であ
る。平均径が0.1μm以下の場合には、微細粒子であ
る為分散が困難となる。平均径が1.5μm以上の場合
には、塗膜とした時の表面平滑性が失われる為、ヘッド
との接触が悪くなり磁気カード等磁気記録材用として好
ましくない。
板状比が1:l以下の場合には、ビヒクル中における配
向が困難となる。板状比が5:1以上の場合には、粒子
相互間で凝集が生じやすくなり分散性が悪くなる。
〔実施例〕
次に、実施例及び比較例により本発明を説明する。
尚、以下の実施例並びに比較例における粒子の平均径、
厚みは、電子顕微鏡写真により測定した値である。また
、保磁力及び磁化値は粉末状態で15 KOeの磁場に
おいて測定したものである。
本発明における分散性の評価は、塗布膜における角型の
値を示すことにより行い、この値が大きくなる稚仔散性
が優れていることを意味する。角型は、塗布膜の面に対
し、長手方向に磁場配向させた塗布膜の長手方向の角型
(Br/8m)を測定した。
〈マグネトプランバイト型フェライト粒子粉末の製造〉 実施例1〜6、比較例1〜4; 実施例1 炭酸ストロンチウム26g及びマグネタイト128゜5
gとAlt(h 17.5 gとの混合物(アルミニウ
ムがFe(Ilに対し、Al換算で0.206原子比に
該当する。
)に対し融剤NaC1を10g(混合物に対し5.8重
量%に該当する。)添加混合した後、当該混合物をアル
ミナ製ルツボに入れ、電気炉を用いて1100℃で1.
0時間加熱焼成した0次いで、加熱焼成物を常法により
粉砕、洗浄して融剤を除去した後、濾過、乾燥して茶褐
色粒粉末を得た。
得られた茶褐色粒子粉末は、X線回折及び螢光X線分析
の結果、Sr0 ・5.97 ((Fee、 *** 
Ale、 +q+)z(h1〜5:1の組成を有してお
り、また、電子顕微鏡観察の結果、平均径が1.2μm
であって、板状比(板面径:厚み)が3.4:1の板状
形態を呈した粒子であり、且つ、保磁力が9530Oe
 、 磁化値37゜2 emu/gであった。
実施例2〜6、比較例1〜4 鉄原料の種類及び量、副原料の種類及び量、Al又はG
aの種類及び量、融剤の有無、種類及び量並びに加熱焼
成温度及び時間を種々変化させた他は、実施例1と同様
にしてマグネトプランバイト型フェライト粒子粉末を得
た。
この時の主要製造条件を表1に、得られたマグネトプラ
ンバイト型フェライト粒子粉末の緒特性を表2に示す。
実施例3、実施例4及び比較例4で得られた電子顕微鏡
写真(X 9000 )を、それぞれ図1乃至図3に示
す。
〈塗布膜の製造〉 使用例1 実施例4で得られた板状マグネトプランバイト型フェラ
イト粒子粉末を用いて、適量の分散剤、塩ビ酢ビ共重合
体、熱可塑性ポリウレタン樹脂及びトルエン、メチルエ
チルケトン、メチルイソブチルケトンからなる混合溶剤
を一定の組成に配合した後、ボールミルで8時間混合分
散して磁気塗料とした。
得られた磁気塗料に上記混合溶剤を加え、適正な塗料粘
度になるように調整し、ポリエステル樹脂フィルム上に
通常の方法で塗布、配向、乾燥させて、塗布膜を製造し
た。
この塗布膜の角型(Br/8m)は0.89であった。
尚、実施例1〜3.5及び6で得られた各マグネトプラ
ンバイト型フェライト粒子粉末を用いて、使用例1と同
様にして塗布膜を製造したところ、いずれの粒子粉末も
製造工程における作業性が優れており、また、角型はい
ずれも0.86以上であり、分散性が優れていることが
認められた。
使用例2 比較例3で得られた不定形マグネトプランバイト型フェ
ライト粒子粉末を用いて、使用例1と同様にして塗布膜
を製造した。この塗布膜の角型は0.83であった。
尚、比較例4で得られた不定形マグネトプランバイト型
フェライト粒子粉末を用いて、使用例1と同様にして得
られた塗布膜の角型は0.80であった。
〔発明の効果〕
本発明に係る板状マグネトプランバイト型フェライト粒
子粉末は、前出実施例及び比較例に示した通り、平均径
がO61〜1,5μmであって、板状比(板面径:厚み
)が1:1〜5:1〜5:1の範囲であることに起因し
て優れた分散性を有し、且つ、AO・n  [(Fe、
−8Mx)z(h)  (但し、 AはBa、 Sr、
 Pb及びCaから選ばれる金属の1種又は2種以上、
門はA1又はGa若しくはAl及びGa、 n =5.
75〜6.1、X−0,03〜0.3)の組成を含有す
ることに起因して高保磁力を有する粒子であるから、主
として磁気カード等の磁気記録材用磁性粒子粉末として
好適である。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図3は、いずれも電子顕微鏡写真(×9000
 )であり、図1乃至図3は、それぞれ実施例3、実施
例4及び比較例4で得られたマグネトプランバイト型フ
ェライト粒子粉末である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)AO・n{(Fe_1_−_xM_x)_2O_
    3)(但し、AはBa、Sr、Pb及びCaから選ばれ
    る金属の1種又は2種以上、MはAl又はGa若しくは
    Al及びGa、n=5.75〜6.1、x=0.03〜
    0.3)の組成を有し、平均径が0.1〜1.5μmで
    あって板状比(板面径:厚み)が1:1〜5:1の範囲
    であり、且つ、保磁力が5500〜10000Oeの範
    囲である板状マグネトプランバイト型フェライト粒子か
    らなる高保磁力板状マグネトプランバイト型フェライト
    粒子粉末。
  2. (2)酸化鉄粒子又は含水酸化第二鉄粒子若しくは酸化
    鉄粒子及び含水酸化第二鉄粒子とBa、Sr、Pb及び
    Caから選ばれる金属の1種又は2種以上の炭酸塩又は
    酸化物若しくは炭酸塩及び酸化物とアルミニウム化合物
    又はガリウム化合物若しくは当該両化合物との混合物を
    融剤の存在下で加熱焼成することによりAl又はGa若
    しくはAl及びGaを含有する板状マグネトプランバイ
    ト型フェライト粒子を生成させるにあたり、前記アルミ
    ニウム化合物又はガリウム化合物若しくは当該両化合物
    の添加量がFe(III)に対しAl又はGa換算で0.
    03〜0.3原子比であり、且つ、前記融剤の存在量が
    前記混合物に対し1.0〜50.0重量%、加熱焼成温
    度が900〜1100℃の温度範囲である条件下で加熱
    焼成することを特徴とするAO・n{(Fe_1_−_
    xMx)_2O_3}(但し、AはBa、Sr、Pb及
    びCaから選ばれる金属の1種又は2種以上、MはAl
    又はGa若しくはAl及びGa、N=5.75〜6.1
    、x=0.03〜0.3)の組成を有し、平均径が0.
    1〜1.5μmであって板状比(板面径:厚み)が1:
    1〜5:1の範囲であり、且つ、保磁力が5500〜1
    0000Oeの範囲である板状マグネトプランバイト型
    フェライト粒子からなる高保磁力板状マグネトプランバ
    イト型フェライト粒子粉末の製造法。
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