JPH0266479A - 磁気抵抗効果素子 - Google Patents

磁気抵抗効果素子

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JPH0266479A
JPH0266479A JP63219365A JP21936588A JPH0266479A JP H0266479 A JPH0266479 A JP H0266479A JP 63219365 A JP63219365 A JP 63219365A JP 21936588 A JP21936588 A JP 21936588A JP H0266479 A JPH0266479 A JP H0266479A
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JP
Japan
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magnetic field
film
bias
current
magnetoresistive
Prior art date
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Pending
Application number
JP63219365A
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English (en)
Inventor
Hirotaka Okabe
岡部 弘高
Takao Maruyama
丸山 隆男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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Publication of JPH0266479A publication Critical patent/JPH0266479A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は磁界の印加方向及び強度検知に用いられる磁気
抵抗効果素子に関するものである。
〔従来の技術〕
磁気抵抗効果素子(以下、MR素子と呼ぶ)は、NiF
e、 NiCoなどの強磁性体内において、流れる電流
と磁化の向きのなす角度によって抵抗が変化することを
利用して磁界検知を行う素子である。MR素子を用いた
磁界検知素子として、特開昭50−28989号には互
いに接続され、互いに直交した2個の電流通路を有する
磁電変換素子が開示されている。
この例においては、素子を飽和させるに充分な数10〜
数1000eの外部磁界を印加し、この外部磁界を2個
の電流通路を含む平面内で回転させると、角度変化に対
し正弦波状の抵抗変化を示すので、外部磁界印加角度が
検出できる。また、特開昭50−56250号には前記
磁電変換素子にバイアス磁界を加えた磁界検知素子が開
示されている。この例においては、バイアス磁界印加角
度から正負45度の角度範囲の外部磁界印加角度に対し
て抵抗の直線的な変化が得られる。
一方、強度10e程度の外部磁界に対してバイアス磁界
が印加された単独のMRi子では、磁界印加角度に対す
る素子抵抗は周期360度の正弦波型の変化を示す。よ
って電圧値が最大値から最小値まで変化する範囲内、あ
るいは、最小値から最大値まで変化する範囲内では、電
圧値と角度とが1対1に対応する。従って、この範囲内
で電圧値から外部磁界印加角度を検知することができる
。また、バイアス磁界が印加された単独のMR素子に対
して外部磁界の印加角度が変化しない場合、 MR素子
の両端電圧は、外部磁界強度に比例する。よって、MR
素子両端電圧値から外部磁界強度を計算できる。
バイアス磁界の印加には、第3図のような永久磁石14
が用いられることが多いが、永久磁石以外によるバイア
ス磁界発生手段として、特開昭49−74522号に開
示された磁気変換器のソフトフィルムバイアス法がある
。ソフトフィルムバイアス法によるMR素子を第2図に
示す。腫素子部1は、基板3上に設けた磁気抵抗効果を
有する強磁性体膜(以後、磁気抵抗効果膜と呼ぶ)10
の他に、磁気分離膜11、ソフトフィルム12の三層か
らなっている。
磁気抵抗効果膜10を流れるセンス電流6によって磁界
が発生し、ソフトフィルムの磁化13を磁界方向に飽和
させる。ソフトフィルムの磁化はバイアス磁界5を発生
し、磁気抵抗効果膜の磁化4を回転させ、磁気抵抗効果
膜とソフトフィルムの磁気的結合によって効率よくバイ
アス磁界が発生する。
ソフトフィルムバイアス法では、素子の外部に第3図の
永久磁石14のようなバイアス手段が必要ないので、小
型化、量産化に適している。
以上のようなMI+素子に用いられているNiFeやN
iCoでは、抵抗変化は最大でも数%程度である。よっ
て、高感度化のために抵抗変化の絶対値を大きくする必
要がある。特に、外部磁界の強度変化や角度変化が小さ
いときには、バイアス磁界の印加を行っても、抵抗変化
はMR素子の抵抗値の1%以下であり、素子の抵抗値は
可能な限り大きくしなければならない。素子抵抗値を大
きくするためには、素子の幅と厚さを小さくし、長さを
大きくする。その場合、MR素子内での磁界分布の不均
一を抑えるために、特開昭50−56250号に見られ
るように第3図のようなジグザグ状のパターン化が行わ
れる。図中7は電流源、8は増幅器、9は外部磁界を示
している。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、第3図のように、バイアス磁界印加手段とし
て永久磁石14をジグザグ状パターンの外部に備える場
合には、MR素子部1には全て同じ方向にバイアス磁界
5が印加される。しかし、ソフトフィルムバイアス法は
、センス電流の向きによって磁気抵抗効果膜に印加され
るバイアス磁界の向きが規定される。よって、抵抗値を
大きく取るために、従来のようなジグザグ状にMR素子
をパターン化したのでは、バイアス磁界5の向きが隣あ
った電流路で逆になるために、磁気抵抗効果膜の磁化4
の向きが逆になり、従って磁界変化に対する抵抗変化は
、一方で増、もう一方で減となる。
すなわち、素子全体としては抵抗の変化が起らないため
、磁界を検知できない。
本発明の目的はこのような従来の欠点を除去した磁気抵
抗効果素子を提供することにある。
〔8題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明の磁気抵抗効果素子に
おいては、磁気抵抗効果を有する複数個の強磁性体を電
気的に接続して平行に配列し、その強磁性体の各々に該
強磁性体、又は該強磁性体に隣接して設けられた電流路
を流れる電流によってバイアス磁界が発生するバイアス
磁界印加手段を備え、各々のバイアス磁界が平行、がっ
同じ向きになるように該強磁性体、又は該電流路を配置
したものである。
〔作用〕
本発明においては、複数の磁気抵抗効果膜を電気的に接
続するための導線部を置くことによって、全ての磁気抵
抗効果膜に、平行、かつ同方向にセンス電流を流すこと
が可能になる。よって、バイアス磁界印加手段としてソ
フトフィルムバイアス法を使用すると、センス電流の方
向が同じなので、各磁気抵抗効果膜とソフトフィルムの
磁気的結合は全て同じ向きで起こり、磁気抵抗効果膜に
生じるバイアス磁界は同方向、同強度になる。よって全
ての磁気抵抗効果膜で磁化の向きは等しくなる。
ここに外部磁界が印加されると、外部磁界による磁化の
回転方向と回転角度が等しいので、全ての素子の抵抗変
化は等しく増減する。よって小型化、量産化が可能なソ
フトフィルムバイアス法の利点を活かしつつ、抵抗変化
の絶対値を大きくでき。
外部磁界の高感度な検知が可能になる。
〔実施例〕
次に第1,2図を参照して本発明の実施例について説明
する。第3図と同一構成部分は同一番号を付して説明す
る。第1図において、基板3上に、幅20μ口1のすだ
れ状にパターンを構成した。すだれ状のパターンの内、
MR素子部1は一方向のみ、導線部2と互い違いの構成
を取った。磁気抵抗効果膜10には、異方性磁界5oe
、IIA厚400人のN i Fsを用いた。磁気抵抗
効果膜10、磁気分離膜11.ソフトフィルム12から
なるMR素子部1は長さ1画、幅20μmであり、それ
ら4本を導線部2で接続して、1つのMRi子を構成し
た。このときの素子抵抗は、約1にΩであった。導線部
2の両端は電流源8に接続し、10mAのセンス電流6
を供給した。第2図に示すように、センス電流6力謝R
素子部1を流れると、磁気+1安抗効果膜10とソフト
フィルム12の磁気的結合が起こり、磁気抵抗効果膜1
0にバイアス磁界5が印加される。肝素子に外部磁界9
が印加されると、磁気抵抗効果膜の磁化4は回転し、抵
抗が変化する。したがって、MR素子の両端電圧が変わ
る。 MR素子の両端は増幅器8に接続され、電圧変化
によって、磁界変化が検知できる。
次にソフトフィルムバイアス法を用いた磁気抵抗効果素
子の製造方法を示す。まず、基板3上に、NiFe5+
:磁気抵抗効果膜)、Ti膜(磁気分離膜)を蒸着法に
よって連続成膜し、続いてRFマグネトロンスパッタリ
ングによりCoZrMo膜(ソフトフィルム)を成膜す
る。さらにAu膜を蒸着法によって成膜し、フォトリソ
グラフィーとイオンエツチングによって、幅20urn
のすだれ状のパターンに形成した後、化学エツチングに
より導線部2となる部分以外のAu1llを除去し、腫
素子部1とする。その後、SiO□jj莫を成膜し、阿
R素子部1を保護し、基板3を所定の形状に切断した。
NiFe膜厚は400人、Ti膜厚は200人、CoZ
rMo 9q J5600人であり、lomAの電流を
流したとき、CoZrMo膜は飽和磁化し、NiFe膜
に印加されたバイアス磁界5で、磁気抵抗効果膜の磁化
4は長手方向から約45度傾くように膜厚を設定した。
以上の実施例では、最大感度IV10e、 8&界の最
小分解能2m0e、磁界の角度分解能では約0.5度の
良好な素子特性が得られた。
以上の実施例はソフトフィルムバイアス法についての実
施例を述べた。しかし、ソフトフィルムバイアス法に限
らず、強磁性体の各々は、該強磁性体、又は該強磁性体
に隣接して設けられた電流路を流れる電流によってバイ
アス磁界が発生するバイアス磁界印加手段を備えたMR
素子、例えば米国特許3,016,507号に示された
、強磁性体に絶縁体を介してバイアス磁界発生用の導体
を置いた腫素子でも本発明が有効であることはいうまで
もない。また、実施例では、腫素子を直列に接続したが
、並列に接続する場合においても、本発明は有効である
〔発明の効果〕
以上のように、本発明の磁気抵抗効果素子によれば、小
型化、量産化が容易であるソフトフィルムバイアス法の
利点を活かしたまま、MR素子の抵抗値、すなわち出力
を大きくできる効果がある。
また、検知する外部磁界が小さくなればなるほど、素子
自体の出力を大きくすることは重要である。
本発明の磁気抵抗効果素子はMR素子内の磁界分布不均
一を抑えて抵抗を大きくでき、高感度な磁界検知が可能
になるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を表す図、第2図はソフトフィ
ルムバイアス法の原理を示す模式図、第3図は従来の磁
気抵抗効果素子を示す図である。 1・・・MR素子部      2・・・導線部3・・
・基板      4・・・磁気抵抗効果膜の磁化S・
・・バイアス磁界    6・・・センス電流7・・・
電流源       8・・・増幅器9・・・外部磁界
      10・・・磁気抵抗効果膜11・・・磁気
分離膜     12・・・ソフトフィルム13・・・
ソフトフィルムの磁化

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)磁気抵抗効果を有する複数個の強磁性体を電気的
    に接続して平行に配列し、その強磁性体の各々に該強磁
    性体、又は該強磁性体に隣接して設けられた電流路を流
    れる電流によってバイアス磁界が発生するバイアス磁界
    印加手段を備え、各々のバイアス磁界が平行、かつ同じ
    向きになるように該強磁性体、又は該電流路を配置した
    ことを特徴とする磁気抵抗効果素子。
JP63219365A 1988-08-31 1988-08-31 磁気抵抗効果素子 Pending JPH0266479A (ja)

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