JPH026374Y2 - - Google Patents

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JPH026374Y2
JPH026374Y2 JP8456582U JP8456582U JPH026374Y2 JP H026374 Y2 JPH026374 Y2 JP H026374Y2 JP 8456582 U JP8456582 U JP 8456582U JP 8456582 U JP8456582 U JP 8456582U JP H026374 Y2 JPH026374 Y2 JP H026374Y2
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cable
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signal
output winding
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JP8456582U
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  • Testing Of Short-Circuits, Discontinuities, Leakage, Or Incorrect Line Connections (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は高圧配電線路においてケーブルを新
設或は補修した場合に、そのケーブルの一端及び
他端での相の対応を確認する為に用いられる高圧
配電線路用三相ケーブル検相器に関するものであ
る。
そしてその目的とするところは、上記ケーブル
の一端及び他端における相の対応を容易に判別す
ることが出来、しかもその作業を安全性高く且つ
精度良く行ない得る様にした高圧配電線路用三相
ケーブル検相器を提供することである。
以下本願の実施例を示す図面について説明す
る。第1図において、1は三相ケーブルで周知の
如く地中に埋設されているものであり、その長さ
は長短様々である。このケーブル1において2,
3,4は夫々各相の芯線、5は遮蔽層を夫々示
す。次に6は検相器における送信部を示し、複数
の端子7〜11が備えられている。これらの端子
は夫々三相ケーブルのR相、S相、T相及び遮蔽
層の夫々接続用それに接地用の端子であり、ケー
スには各々の表示がなされている。12は検出部
を示し、13,14はその入力端子を夫々示す。
次に上記送信部6の構成をブロツクで示す第2
図について説明する。15は発振回路で、判別用
信号を発振する様にした回路であり、リードフイ
ルタを用いて判別用信号(例えば1012.5Hz)を精
度よくしかも安定に発振する様にした回路が用い
られている。上記判別用信号は後述のような雑音
信号と明確な区別ができるようにその周波数を予
測される雑音信号の周波数と異ならしめてあり、
また後述の如く巻数の少ない出力巻線にも充分な
電圧を生じさせ得るよう商用周波数よりも高い周
波数(上限は数10KHzまで利用可能である)が選
ばれている。16は周知のマツチング回路、17
は出力メーター、18は出力回路、19は発振回
路15及びマツチング回路16に電源を供給する
様にした電源部で、例えば乾電池が用いられる。
Kは共振回路を示す。上記出力回路18におい
て、21はコアで、例えばフエライトコアが用い
られる。L1,L2はコア21に巻回した入力巻線、
出力巻線を夫々示す。入力巻線L1は例えば130回
巻に構成される。出力巻線L2は後述の如き大き
な短絡電流に耐え得る様太径の電線を用い、しか
も三相ケーブルの各芯線相互を実質的に短絡し得
るよう非常に少ない巻数例えば2回巻程度に構成
される。尚この出力巻線L2の巻数は、商用周波
数における大きな短絡電流が流れた時にその両端
間に発生する電圧が40V程度以下の安全な電圧と
なる様に定められる。又この出力巻線L2の一端、
他端及び中間部は図示される如く端子7〜11に
接続されている。上記共振回路Kは前記判別用信
号に共振するようにした回路であり、上記コア2
1に巻回した共振巻線L3とその両端間に接続し
たコンデンサー22とで構成されている。上記共
振巻線L3は例えば2000回巻に構成されている。
次に上記検出部12の構成をブロツクで示す第
3図において、24はハイパスフイルタ、25は
バンドパスフイルタ、26はリードフイルタで、
これ等はフイルタ回路を構成している。上記ハイ
パスフイルタ24は前記判別用信号よりも低い商
用電源の周波数の信号の通過を阻止する様にした
フイルタであり、又バンドパスフイルタ25は判
別用信号の周波数近辺の信号のみを通過させる様
にしたフイルタであり、これ等は何れも一例とし
て能動素子を用いて構成してある。リードフイル
タ26は前記発振回路15において用いられたと
同様のリードフイルタであり、前記判別用信号の
みを通過させ得る様に構成されている。27は周
知の増幅部、28は周知の直流変換部、29は指
示部を夫々示す。30は各回路部材に電源を供給
する様にした電源部を示し、例えば乾電池が用い
られる。
次に上記構成のものの動作を説明する。先ず送
信部6においては、発振回路15により発振され
た判別用信号がマツチング回路16を介して出力
回路18の入力巻線L1に加わる。又マツチング
回路16を通つた信号は出力メーター17に加わ
り出力メーター17はそのレベルを表示する。出
力回路18の入力巻線L1に前記判別用信号が加
わることにより出力巻線L2にその信号が現われ
る。この場合、共振回路の存在により出力巻線
L2に生ずる判別用信号のレベルは大きなもの
(例えば数百mV)となる。この出力巻線L2に現
われた信号は各端子7,8,9に夫々現われる。
尚この場合端子7に現われる電圧が最も高く、端
子8がそれよりもやや低く、端子9は最も低く
(殆んど0V)なる。次に上記検出部12の動作に
ついて説明する。正常時には、第4図イに示され
る様に入力端子13,14に判別用信号が入来す
るとそれは先ずハイパスフイルタ24、バンドパ
スフイルタ25、リードフイルタ26を夫々通過
する。そしてその信号は増幅部27で増幅され更
に直流変換部28において直流変換される。そし
てその出力信号が指示部29に加わり、指示部2
9はそのレベルを表示する。一方上記の状態にお
いて第4図ロに示される様に誘導雑音信号(例え
ば60Hzの商用周波数の信号)が入力端子13,1
4に入来すると、その信号は図示される如くハイ
パスフイルタ24、バンドパスフイルタ25によ
つてその殆んどが取除かれる。そして更に残つた
微小な信号もリードフイルタ26によつて完全に
除去される。従つて直流変換部28には出力が現
われず指示部29は何の指示も行なわない。又第
4図ハに示される様にパルス状信号が入来した場
合にも、同様の動作が行なわれて指示部29には
何の指示も現われない。
次に上記構成のものを用いてケーブル1の検相
を行なう作業について説明する。先ず第1図に示
される如く送信部6の端子7,8,9を三相ケー
ブル1において相別がわかつている側の端の各芯
線2,3,4に夫々接続し、端子10は遮蔽層5
に接続し、又端子11は接地する。尚上記各接続
を行なう為のリード線は極力太くて短かいものを
使用するのがよい。上記のような接続が済んだな
らば送信部6を前述の如く動作させる。
一方ケーブル1の他端においては検出部12の
接地側の入力端子14にケーブル1の遮蔽層5を
接続する。そして他の入力端子13に接続したリ
ード線31をどの相であるかが分からないケーブ
ル芯線に交換的に接続すると共に、指示部29の
指示を見る。(第5図参照)そしてその場合、或
るケーブルに接続した時に指示部29の指針32
が例えばRで示された範囲に振れれば、上記接続
したケーブル芯線はR相のものであると判別する
ことが出来、又指針32がSで示された範囲まで
振れた場合には、その接続したケーブル芯線がS
相であると判別することが出来、更に又、指針3
2がTで示された範囲まで振れた場合には、接続
したケーブル芯線はT相であると判別することが
出来る。
尚上記の作業の場合において何等かの事故によ
り三相ケーブル1に高圧が加わつても、各相の芯
線2,3,4は送信部6の出力巻線L2を介して
相互に接続されており、即ち商用電源の様な低い
周波数に対しては相互に短絡した状態となつてお
り、更に上記巻線L2の一端は接地されている為、
短絡電流或るいは地絡電流が流れるのみで上記作
業をする者の安全は保たれる。
以上のようにこの考案にあつては、長い三相ケ
ーブルの一端及び他端において相互の相の対応が
わからなくても、上記ケーブルの一端から判別用
信号を送る一方、他端において検出を行なうよう
にしてあるから、容易に上記相の対応を判別でき
る特長がある。
しかもその作業はケーブル1が高圧配電線路用
のものであつてもその各相を相互に短絡しかつそ
れら全てを接地した状態即ち労働安全衛生規則に
適合する状態で安全性高く行ない得る効果もあ
る。その上、上記他端にて検出を行なう場合、検
出部12には雑音信号の周波数とは異なる周波数
の判別用信号のみを通すようにしたフイルタ回路
を備えるから、上記ケーブルに誘導雑音信号やパ
ルス状雑音信号が重畳してそれが検出部12に入
来しても、それらを除外できて精度良く検出を行
ない得る効果がある。
更にその上、送信部6には共振回路を備えて上
記判別用信号の出力レベルを高くできるようにし
てあるから、上記検出部12における検出精度を
より一層高め得る効果もある。
【図面の簡単な説明】
図面は本願の実施例を示すもので、第1図は作
業状態の略示図、第2図は送信部のブロツク図、
第3図は検出部のブロツク図、第4図は検出部に
おける各部の波形を示す図、第5図は検出部にお
ける表示部の正面図。 1……三相ケーブル、6……送信部、12……
検出部、L2……出力巻線、29……表示部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 高圧配電線路における三相ケーブルの一端に接
    続し得るようにした送信部と、上記ケーブルの他
    端に接続し得るようにした検出部とから成り、上
    記送信部は、上記ケーブルに入来が予測される雑
    音信号の周波数とは異なる周波数の判別用信号を
    形成するようにした信号形成部と、一端、他端及
    び中間部を夫々上記三相ケーブルの各相の電線に
    個別的に接続し得るようにすると共に、上記信号
    形成部からの判別用信号をそれらの各相の電線に
    送出し得るようにした少巻数の出力巻線と、上記
    判別用信号に共振して上記出力巻線から送出され
    る判別用信号のレベルを高め得るよう上記出力巻
    線に付設した共振回路とを有し、しかも上記出力
    巻線の一端は接地して使用し得るようにしてあ
    り、一方上記検出部は、上記三相ケーブルの各相
    の電線に選択的に接続し得るようにすると共に、
    その接続した相の電線から入来する信号のうち上
    記判別用信号のみを通過させるようにしたフイル
    タ回路と、上記フイルタ回路を通過した判別用信
    号のレベルを指示するようにした指示部とを有す
    ることを特徴とする高圧配電線路用三相ケーブル
    検相器。
JP8456582U 1982-06-07 1982-06-07 高圧配電線路用三相ケ−ブル検相器 Granted JPS58186472U (ja)

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JP8456582U JPS58186472U (ja) 1982-06-07 1982-06-07 高圧配電線路用三相ケ−ブル検相器

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Publication Number Publication Date
JPS58186472U JPS58186472U (ja) 1983-12-10
JPH026374Y2 true JPH026374Y2 (ja) 1990-02-15

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ID=30093507

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JPH068837B2 (ja) * 1987-11-18 1994-02-02 関西電力株式会社 送配電線の検相装置

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JPS58186472U (ja) 1983-12-10

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