JPH026365A - 鉄精粉焼成黒色タイルの製造方法 - Google Patents

鉄精粉焼成黒色タイルの製造方法

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JPH026365A
JPH026365A JP63156010A JP15601088A JPH026365A JP H026365 A JPH026365 A JP H026365A JP 63156010 A JP63156010 A JP 63156010A JP 15601088 A JP15601088 A JP 15601088A JP H026365 A JPH026365 A JP H026365A
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tiles
tile
iron powder
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JP63156010A
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Nobumasa Iemori
伸正 家守
Yasuo Oshima
尾島 康夫
Akira Watanabe
章 渡辺
Keiji Fujita
敬二 藤田
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Sumitomo Metal Mining Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の利用分野] 本発明は、銅製錬工程より産出されるからみに粘土を混
合した焼成タイルの製造に関し、具体的には銅製錬から
み独特の審美性に富む黒色(赤褐色を含む)の色彩を保
、有する高品質焼成タイルを比較的低温で製造する方法
に関する。
[従来の技術] 従来、焼成タイルとしては内、外装タイル、床タイル及
びモザイクタイルなどがあり、いずれも建築物の装飾用
として用いられている。これらは、タイルのさじの質に
より、はとんど吸水しない磁器質タイル、やや吸水する
ぜっ品質タイル、およびかなり吸水する陶器質タイルに
分類区分されているに れら焼成タイルの品質は、吸水率や曲げ強さなどがJI
Sに規定され、吸水率か少なく曲げ強さの強い物か良品
質とされている。
上記条件を満足させるために、焼成タイルの製造では、
タイル原料を所定の型へ入れ、プレス成型した後、12
50’C以上の高温で焼成することで焼き締め、吸水率
を下げと共に曲げ強さを向上させている。
この様に、焼成温度が高いほど焼結タイルの焼き締まり
が良くなり、曲げ強さ等も強くなるが、焼成温度が高い
から原価が割高になる。従って、できるだけ低温で焼成
することが、また高温で焼成する場合でも、できるだけ
短時間で焼成することで前記タイルの品質を損なうこと
無く、高品質のタイルを製造することが望まれていた。
J常のタイル原料は粘土であるが、粘土の焼成温度は比
較的高い、また、タイル原料として主に使われている粘
土は、結晶水を含んでいるため焼成する過程で結晶水の
分解やその他の熱変態が起こり、タイル焼成後のひび割
れや寸法精度の狂いなどに支障を来なし、好ましくない
従って、前記のように比較的低い焼成温度で高品質のタ
イルを得るためには、融点が低く、焼結性が良く、安価
で大量に安定して入手でき、タイル焼成後の表面の色調
が良い原料が望まれていた。
銅製錬工程より産出するからみは、融点か1000℃位
で粘土に比べて低く、粉砕後の焼結性は良い。更に、か
らみ中に多量のFe分を含んでいるため、この銅製錬工
程より産出するからみを含んだ焼成タイルの色調は、か
らみ独特の審美性に富んだ黒色を呈し、落ち着きのある
色として好まれる。また、銅製錬工程より産出するから
みは、すでに熱処理を受けているため、焼成途中の熱変
形が少なく、焼成タイル原料として好ましい。
こうして、鉄精粉焼成品の製造が開発されたが、鉄精粉
に適当量の粘土を混合することが提案された(例えば、
特願昭62−34545参照)。
[発明か解決しようとする課題] 従来の鉄精粉焼成品の製造にあっては、鉄精粉と粘土の
配合比率と焼成温度条件の関係が定まっていなかったた
めに、焼成温度が十分に下げられなかったという問題点
かあった。
本発明は、焼成タイルの原料として好ましい条件に銅製
錬からみか適合していることから、固体粉状の銅製錬か
らみを原料とし、プレス成型時の成型性を良くするなめ
に重量比で粘土0〜50%混合させて焼成タイルを製造
することを目的としている。
さらに、本発明は、比較的低い温度で焼成できる鉄精粉
焼成品の製造方法を提供することを目的としている。
鉄精粉は、銅精錬より産出したからみから作ったもので
あるため、粘土の融点1700℃以上と比べて、融点が
1230℃と低く、そのなめ焼成中にタイルが溶融しゃ
ずいという問題か生じる。
タイルの溶融を防ぐためには、焼成温度を下げる方法と
、鉄精粉の配合比率を下げる方法とかある。しかし、い
ずれの場合もタイルは赤みを呈し、所定の黒色とならな
い。従って、審美性に富む黒色を呈するタイルを得るた
めには、鉄精粉の配合比率を高くしたほうが良いが、そ
れだけ鉄精粉の配合比率に応じたi適の焼成温度を選定
する必要がある。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するなめに、本発明の鉄精粉焼成黒色タ
イルの製造方法においては、鉄精粉に所定量の粘土を混
合し、鉄精粉と粘土の配合比率で定まるタイル黒色領域
とタイル赤色領域の境界温度より高くかつタイル溶融温
度より低い温度で所定時間焼成する。
[作用] 上記のように構成されたの製造方法で鉄精粉焼成黒色タ
イルを製造すると、重量比で粘土O〜50%混合した鉄
精粉からで焼成タイルを製造するときに、比較的低い温
度を選定できる。
[実施例] 実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、鉄精粉タイル製造のフローチャートである。
焼成タイルの原料として用いられる銅製錬からみは、銅
製錬転炉工程より産出されるからみを粉砕後浮遊選鉱す
る工程で発生する鉄精粉を使用した。また粘土としては
安価で成形性のよい物が必要であるが、本実施例の場合
、丸亀粘土と蛙目粘土を使用した。
尚、からみ原料としては、上記鉄精粉の他に銅I!l!
錬熔辣工程などで発生する自溶炉からみなどの使用も十
分可能である。
第1表 鉄精粉化学組成、% 第2表 粘土組成、% 第1.2表に鉄精粉および粘土の代表的な化学組成を示
す。
尚、S精粉は、銅製錬転炉工程で発生する転炉からみを
粉砕後、浮:Tl 選鉱し銅分を回収した後の尾鉱であ
る為、粉砕工程が省略できる。
尺1皿ユ 上記銅製錬からみおよび丸亀粘土をタイル原料として、
乾式にて混合ブレス成型して、10cmX10amの正
方形タイル(厚さ8馴)を作成した。
鉄精粉/粘土の混合比率を90/10.80/20 7
0/30.50150.30/70,0/100として
、それぞれ混合比率につき2枚ずつタイルを作成した。
タイル1個の重量は200gで、ブレス成型圧力は30
 t (300ksr/−)であった、 前記正方形タ
イルを電気炉内に最高1150°Cの焼成温度で1時間
保持し、全て同一条件にて焼成しな。
上記条件にて製造した前記2枚ずつの焼成タイルについ
て吸水率、曲げ強度、および表面の色彩の各種測定を行
った。測定はJIS  A3209に準じて行った。測
定結果を第3表に示す。
(この頁以下余白) 第3表 鉄精粉タイル各種測定値 〈焼成温度1150℃) 鉄精粉を使用しないで粘土のみで焼成したタイル(0/
100)は1曲げ強さは平均値で21.39kr/1と
高いか、焼きしまりが悪く、吸水率が平均値で4.50
%と高い。
一方、鉄精粉か混入した焼成タイルでは、曲げ強さは平
均値で18.40kg/■(30/70) 、14、−
16kg/am(50150)  20.65kg/a
m(70/30)21、 、28kg/an(80/2
0) 、18 、33ki/ao(90/10)とやや
低いか、1150℃の比較的低い焼成i温度にもかかわ
へす、焼き締まりが良く、吸水率か2.10%(3,0
/70) 、0 、31%(50150)0.10%(
70/30)  0 、09%(80/20) + 0
 。
11%(90/10)と低くなっている。
特に注目すべきは、鉄精粉の混合比率が高いほど焼きし
まりか良く、配合比率50%より70%の方か吸水率か
低く曲げ強さも強くなっていることである。
鉄精粉の混合比率は、プレス成型時の圧力調整やバイン
ダーおよび粘土の種類などにより成型性をよくしてを増
加させることも可能であり、鉄精粉の配合比率が上がれ
ば、更に低温焼成で品質のよいタイルを製造でき、生産
コストの削減か可能である。
タイル表面の色合いは鉄精粉と粘土の混合比率および焼
成温度と密接な関係かあり、審美性に富む黒色を出すた
めには、鉄精粉混合比率が高く、焼成温度の高いほうか
良い。実際に、j91−精粉か多く混入したタイルは、
銅製錬からみ独特の落ち着きのある黒色を呈し、床タイ
ルなどに適していた、しかし、焼成温度が高くなると、
タイル表面に部分的溶融か見られた。
第4表は、鉄精粉と粘土の混合割合にえIして。
タイル赤色領域すなわち赤色最高温度、タイル黒色最適
焼成領域すなわち黒色温度領域、タイル変形領域、タイ
ル溶融領域すなわち溶融最低温度を示す、また、第2図
は、第4表をグラフ化したものであり、鉄精粉配合比率
に応じたタイルの適性焼成温度範囲の1例を示す。鉄精
粉の配合割合O%は粘土のみの焼結晶を示す。
所定の鉄精粉配合率のタイルの色合いは、焼成温度の低
い間は赤色であるが、焼成温度を上げていくと、黒色の
タイルか得られる領域のあることか分かる。図中の下側
の曲線は、タイル黒色領域とタイル赤色領域の境界温度
、言い換えると黒色出現温度のS:精粉配合率に対する
変化を示す。また、図中の」二側の曲線は、タイル7B
融最低温度を示し、それ以上の温度で焼成するとタイル
が溶融してしまう。
本願発明では、鉄精粉配合率か50%〜100%で良好
な黒色タイルを得られることが分がっな。
第2図のようなグラフを各種配合の鉄精粉粘土組成物に
対して作成し、ておいて、該組成物の焼成に際して、こ
れらのグラフを使って焼成温度を決めれば良い。
第4表 火力自辻l 実施例1と同様にして、上記鉄精粉および蛙目粘土をタ
イル原料としてタイルを焼成して、の各種測定を行った
。その結果を第5表に示す。尚、比較のなめに丸亀粘土
の焼成タイルも同時に作成して、測定した。
実施例1で得られた焼成タイルの特性は、鉄精粉に配合
する粘土の種類によって大きく変化するが、同様の傾向
を示すことが分かった。
(この頁以下余白) [発明の効果] 本発明は、以上説明したように構成されているので、以
下に記載されるような効果を奏する。
〈1〉銅製錬からみの有効利用ができる。
(2)比較的低温度の焼成で高品質のタイルができる。
(3)審美性に富んな黒色の製造ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、鉄精粉タイル製造のフローチャートである。 第2図は、鉄精粉配合比率に応じた鉄精粉と粘土の混合
物の適性焼成温度範囲を示すグラフである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)鉄精粉に所定量の粘土を混合して所定温度で焼成
    することからなる鉄精粉焼成黒色タイルの製造方法にお
    いて、鉄精粉と粘土の配合比率で定まるタイル黒色領域
    とタイル赤色領域の境界温度より高くかつタイル溶融温
    度より低い温度で所定時間焼成することを特徴とする製
    造方法。
  2. (2)前記粘土の所定量が0〜50%である請求項1記
    載の製造方法。
JP63156010A 1988-06-25 1988-06-25 鉄精粉焼成黒色タイルの製造方法 Granted JPH026365A (ja)

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JPH0563428B2 JPH0563428B2 (ja) 1993-09-10

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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JPH0563428B2 (ja) 1993-09-10

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