JP4666978B2 - コンクリート構造物壁面防食補修用タイルの製造方法 - Google Patents
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Description
(a)下水汚泥焼却灰、粘土粉末、及びセラミック粉末を主体として含む混合粉末に水を加えて混練する工程、
(b)混練して得られた坏土を所望のタイル形状に成形する工程、
(c)得られた生のタイルを乾燥する工程、
(d)得られた乾燥タイルを、窯内で材料の化学反応が終了する温度まで温度を逓増しつつ焼成する工程、
(e)窯内温度を前工程の化学反応終了温度より更に高め、少なくともタイル表層を溶融状態にする工程、
(f)溶融状態の発生後、前記窯内を還元性雰囲気にする工程、
を含むことを特徴とする。
工程(a)において配合される粉末は、下水汚泥焼却灰が粉末全体(混合されるべき全部の粉末)に対して20〜40質量%であり、セラミック粉末が粉末全体に対して30〜40質量%であり、粘土粉末が粉末全体に対して30〜50質量%であることが好ましい。上記材料の組み合わせは、例えば、上記表中のA+D+F、B+D+F、C+D+F、A+E+Fなどが好ましいが、他の組み合わせであってもよい。
工程(a)において得られた坏土は所定形状の型内に装入され、プレス機により所定形状のタイルに成形される。
この工程における乾燥は、タイル内に物理的に存在する水を排除するためのものであって、天日干しなどの自然乾燥により、若しくは乾燥炉を用いて行なわれる。乾燥炉による場合、例えば約60℃の温度で約100時間行なわれる。
乾燥された素地タイルは焼成用の窯内に入れられ、窯内の温度を20時間前後の間に約900℃まで逓増させることによって素地タイルの焼成が行なわれる。
約900℃までにおいて素地タイルの脱水、酸化、分解を行なった終、引き続いて素地タイルの焼結が行なわれる。窯内の温度は数時間、例えば約5〜8時間の間に1000〜1200℃、若しくはこれに近い値まで高められる。このような高温域において、素地タイルの粒子の表層が幾分溶融した状態になり、液体相が生成される。液体相は固体粒子を相互に強固に結合する作用をもたらすと共に粒子間の間隙を埋め、タイルの吸水率を減少させる作用を果たす。
1000〜1200℃程度の温度に到達後、温度をそのまま維持しつつ、窯内が還元雰囲気になされる。還元雰囲気は、例えばガスバーナーを開けたまま空気弁を閉鎖することによってもたらすことができる。窯の中の環境は一酸化炭素が多くなった状態になる。
上記の焼却灰A、粘土粉末D、セラミック粉末Fを用い、各粉末は特に粒径を制御することなく使用した。A:D:Fを25質量%:50質量%:25質量%の比率で配合し、混合し、次いで、加水設定水分が21%になるように加水調整し、更に真空混練機により0.03Kgf/cm2の気圧で5分間混練して坏土を得た(工程a)。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した。この粒径制御以外、実施例1aの場合と実質的に同一の作業を工程(f)まで行なった。
工程(a)〜工程(e)の作業を実施例1aの場合と実質的に同一に行ない、工程(f)は行なわなかった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御し、それ以外は比較例1aの場合と実質的に同一の作業を行なった。
工程(a)において、上記の焼却灰B、粘土粉末D、セラミック粉末Fを用い、各粉末は特に粒径を制御することなく使用した。それ以外は工程(f)まで実施例1aの場合と実質的に同様の作業を行なった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外、実施例2aの場合と実質的に同一の作業を工程(f)まで行なった。
工程(a)〜工程(e)の作業を実施例2aの場合と実質的に同一に行ない、工程(f)は行なわなかった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外は比較例2aの場合と実質的に同一の作業を行なった。
工程(a)において、上記の焼却灰C、粘土粉末D、セラミック粉末Fを用い、各粉末は特に粒径を制御することなく使用した。それ以外は工程(f)まで実施例1aの場合と実質的に同様の作業を行なった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外、実施例3aの場合と実質的に同一の作業を工程(f)まで行なった。
工程(a)〜工程(e)の作業を実施例3aの場合と実質的に同一に行ない、工程(f)は行なわなかった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外は比較例2aの場合と実質的に同一の作業を行なった。
工程(a)において、上記の焼却灰A、粘土粉末E、セラミック粉末Fを用い、各粉末は特に粒径を制御することなく使用した。それ以外は工程(f)まで実施例1aの場合と実質的に同様の作業を行なった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外、実施例4aの場合と実質的に同一の作業を工程(f)まで行なった。
工程(a)〜工程(e)の作業を実施例4aの場合と実質的に同一に行ない、工程(f)は行なわなかった。
工程(a)において、混合粉末の98質量%以上が粒径200μm以下の粒子で占められているように制御した以外は比較例4aの場合と実質的に同一の作業を行なった。
実施例1aの場合と同じ材料を使用したが、材料の配合割合を変更し(A:30%、D:40%,F:30%)、実施例1aと実質的に同じ作業を行なって製作したタイルと、比較例1aと実質的に同じ作業を行なって製作したタイルの吸水率を比較した。結果は下表6に示すとおりであった。
Claims (5)
- コンクリート構造物壁面防食補修用タイルの製造方法であって、
(a)下水汚泥焼却灰、粘土粉末、及びセラミック粉末を主体として含む混合粉末に水を加えて混練する工程、
(b)混練して得られた杯土を所望のタイル形状に成形する工程、
(c)得られた生のタイルを乾燥する工程、
(d)得られた乾燥タイルを、窯内で材料の化学反応が終了する温度まで温度を逓増しつつ焼成する工程、
(e)窯内温度を前工程の化学反応終了温度より更に高め、少なくともタイル表層を溶融状態にする工程、
(f)溶融状態の発生後、前記窯内を還元性雰囲気にする工程、
を含むことを特徴とするコンクリート構造物壁面防食補修用タイルの製造方法。 - 前記混合粉末の粒径を最大粒径200μm以下に制御することを特徴とする請求項1に記載の製造方法。
- 前記下水汚泥焼却灰中のFe2O3の含有量が少なくとも20%以上であることを特徴とする請求項1または2に記載の製造方法。
- 前記混合粉末中の下水汚泥焼却灰の含有量が少なくとも25%以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載の製造方法。
- 前記工程(d)において、900℃までの昇温を一時間当たり50〜60℃の加熱速度で行なうことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の製造方法。
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