JPH0263554A - ゼオライト触媒の活性維持法 - Google Patents

ゼオライト触媒の活性維持法

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JPH0263554A
JPH0263554A JP1120470A JP12047089A JPH0263554A JP H0263554 A JPH0263554 A JP H0263554A JP 1120470 A JP1120470 A JP 1120470A JP 12047089 A JP12047089 A JP 12047089A JP H0263554 A JPH0263554 A JP H0263554A
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zeolite catalyst
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藤田 武之
Kiyonobu Niwa
潔信 丹羽
Takeshi Inagaki
毅 稲垣
Yuko Nikaido
二階堂 雄康
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ゼオライト触媒を用いてメタノールとアンモ
ニアからメチルアミンを製造する際のゼオライト触媒の
活性維持法に関する。更に詳しくは、本発明は上記メチ
ルアミン製造に於いて、通常の条件下では避けられない
特定の微量不純物の反応系への混入を抑制することによ
るゼオライト触媒の活性維持法に関する。
〔従来の技術〕
メチルアミンは、−Cにメタノールとアンモニアを原料
とし、シリカアルミナのような固体酸触媒を用い、圧力
5〜40at+++、反応温度350〜450°Cとい
う条件下に於いて製造される。ここではアンモニアの窒
素原子に結合するメチル基の数により、モノ、ジ及びト
リメチルアミン(以下各々MMA。
DMA、、TMAと記す)の三種のメチルアミンが生成
する。各メチルアミンはいずれも各種溶剤、医薬品、有
機合成、染色助剤、界面活性剤等の中間原料として有用
であるが、製品需要は主にジメチルホルムアミドの原料
として大量に消費されるDMAに圧倒的に偏っており、
日本国内に於いては、MMA、TMAの需要はDMAの
10分の1程度に過ぎない。ところが、このような触媒
の下では、生成物の組成は熱力学的に決定され、通常の
条件下ではほぼ同量のMMA、DMA、及びTMAが同
時に生成する。従って、生成したMMA、TMAの大部
分は分離後に反応系へ戻され、原料として再利用される
。また、平衡上DMAの生成を促進する目的で大過剰の
アンモニアを使用しなければならず、このような余剰の
メチルアミン及び未反応アンモニアの分離とリサイクル
のために装置が大型化し、大量のエネルギーを消費する
プロセスとなっている。このようなプロセスは例えばハ
イドロカーボンプロセシング<Hydrocarbon
Processing+ 1981. Nov、 、 
1985)に詳細に述べられている。
このような、反応が熱力学平衡関係に支配される所謂従
来触媒法に対して、ゼオライト触媒の形状選択性を利用
することにより、第一もしくは第二アミン(MMAもし
くはDMA)優勢の非平衡反応生成物を得る方法が昨今
開発されている。これは、第一アミンあるいは第三アミ
ンと第三アミンの限界分子径の中間的なサイズの細孔入
口径を有するゼオライト(結晶性アルミノシリケート)
を触媒として用い、第三アミン分子の細孔外への拡散を
妨げることによって、第−或いは第三アミンを選択的に
得る方法である。この方法に依れば、DMAを熱力学的
平衡とは無関係に選択的に生成させることが可能であり
、この結果リサイクルMMA、TMA及びアンモニア過
剰量が大幅に減少し、プロセスの小型化、省エネルギー
等のメリットがもたらされる。このようなゼオライト触
媒としては、ZSM−5もしくはZSM−21を利用し
てMMAを優先的に得る方法〔υ5P4082805)
 、モルデナイト、フェリエライト、エリオナイトもし
くはクリノプチロライトを用いMMAを優先的に得る方
法〔特開昭56−113747号公報〕、レビナイトを
用いMMAを優先的に得る方法(EP107457) 
、そしてDMAを優先的に得る方法に関しては、低バイ
ンダーAゼオライトを利用する方法〔特開昭58−69
846号公報) 、Fu−1による方法〔特開昭54−
148708号公報〕、モルデナイトによる方法〔特開
昭58−49340号公報〕、モルデナイトもしくはク
リノプチロライトによる方法〔特開昭57−41694
44号公報、特開昭59−21005号公報) 、Rh
o、 ZK−5、シャバサイトもしくはエリオナイトに
よる方法〔特開昭61254256号公報〕等が提案さ
れている。
こういった非平衡組成を与える触媒を用いたメチルアミ
ン製造プロセスに関する報告は極めて数少ないが、藤田
ら、触媒Vo129、No、 4 (1987)に概説
が記載されている。このようなプロセスに於いては、D
MA選択性は従来法即ち熱力学的平衡選択率に比べて約
2倍、TMA選沢率は約115に改善されている。しか
しながら、ここで用いられるゼオライト触媒のTMA選
択率が極めて低いこと、また反応系へ戻されたTMAは
この触媒上では殆ど反応しないことから、TMAの生産
能力(DMA対比)はこのような触媒の下では非常に狭
い幅に限定される。このようなことから幅広い任意の比
率で各メチルアミンを生産することを目的として、従来
の平衡支配型の触媒とゼオライト触媒とを並行或いは直
列に併用する方法も提案されている〔特開昭57−16
9445号公報〕。
ゼオライト触媒を用いてメチルアミンを製造するプロセ
スの特徴の一つは、従来より低い温度で反応が行われる
ことである。この理由は、低温に於いて分子形状選択性
の効果が増大すること、及びコークの副生量が反応温度
の低下に伴い減少し、触媒寿命が延長することである。
他の特徴の一つは、従来と異なりメタノールを完全には
反応させないことであり、メタノール転化率は通常80
〜98χに抑えられる。これは転化率が98χを超える
と形状選択性の効果が急激に低下するためである。従っ
て多くの場合、未反応メタノールは分離回収し、反応系
ヘリサイクルして再利用される。
一般にゼオライト触媒上に於けるコークの生成は比較的
多く、またゼオライトの触媒活性はその影響を極めて鋭
敏に受けやすい、特にモルデナイトのような一次元細孔
構造を持つゼオライトはコークによる活性劣化を受けや
すいとされている。
例えば、モルデナイト触媒を使用したメチルアミン製造
では、コークの生成を抑制するために300°C以下と
いう限界的な低温を用いても、触媒活性の経時的な低下
は著しく大きい。工業的操業の場合、触媒寿命は2〜3
ケ月程度であってゼオライト触媒の効率的な使用は、非
常に困難となっている。
ゼオライト触媒のコーク生成量を抑制し、或いはその影
響を軽減する目的で種々の方法がこれまでに提案されて
きた0例えばPd5P等の第三物質を導入する方法[小
野、化学と工業38,100(1985)]、触媒の酸
性質(酸強度分布)の制御による方法[澤ら、第58回
触媒討論会(A)講演予稿集1、触媒外部表面活性の選
択的被毒による方法(Dejaifve et。
al、、 J、 Catal、 70,123(198
1)]、ゼオライト結晶のサイズの調整による方法[朽
木ら、触媒、vol。
25、13P(1983)]、触媒の親疎水性の調整に
よる方法[岡崎ら、触媒、Vol、25.4P(198
3)]等が検討されている。しかしながら、このような
方法はゼオライト触媒のコークによる活性劣化の本質的
な解決とはならず、ゼオライト触媒を使用するプロセス
には触媒の再生装置が組み込まれ、連続或いは頻繁な再
生が工程の一部とならざるを得ないのが現状である。メ
チルアミンの工業的製造プロセスに於いては、このよう
に定常的に頻繁な触媒再生を行うことは、生産コスト及
び生産能力上不利であるため、触媒活性の低下を防ぎ長
期の連続操業を可能とする方法の開発が望まれている。
〔本発明が解決しようとする問題点〕
本発明が解決しようとする問題点は、上記の点にある。
すなわち本発明の目的は、メチルアミンの製造プロセス
に用いるゼオライト触媒の活性を維持し、操業途中の触
媒再生を不要化、或いはその頻度を減少する方法を確立
することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明者らは、この問題につき鋭意検討の結果、ゼオラ
イト触媒を使用したメチルアミン製造プロセスに於いて
は、副生する多数の炭素化合物の中でアルデヒド化合物
、特にホルムアルデヒドがコーク生成に極めて重大に関
与しており、これらの化合物のゼオライト触媒′層への
流入をある特定量以下に抑制することにより、触媒の寿
命が大幅に延長することを見出した。
メチルアミンの製造ではメタン、エタン等の低級炭化水
素類、水素、−酸化炭素、二酸化炭素、ジメチルエーテ
ル、ホルムアルデヒドを主とするアルデヒド類、高級ア
ミン類、及びBTX等の芳香族炭化水素等の化合物が微
量副生ずるが、ゼオライト触媒の下では、おそらくその
形状選択性の効果と、反応の低温化の効果により、これ
らの不純物の副生は従来の平衡支配型の触媒に比べ1ノ
2〜1710程度に抑制される。
一般に炭素化合物の反応系への混入は、どのような炭素
化合物であれ、カーボン生成反応の原料となり得ること
から触媒劣化に悪影響を与えることが予想されるが、本
発明者らの検討によると、メチルアミン製造プロセスで
反応系に混入の可能性があるアルデヒド化合物以外の炭
素化合物が触媒寿命に与える影響はアルデヒド化合物に
比べると桁違いに小さいことが判明した。すなわち、ア
ルデヒド化合物、特に′ホルムアルデヒドは、他の炭素
化合物が全く影響を及ぼさないような極微量でカーボン
生成を著しく促進し、触媒寿命に極めて大きな影響を及
ぼすという特異的な現象が生ずることを究明した。また
、反応系へ流入する不純物総量に対するこれらアルデヒ
ド化合物の割合は5χにも満たない極めて少ないもので
ある。
触媒層に混入するホルムアルデヒドは、主としてメチル
アミン合成反応に於いて副生物として生成したものであ
る。モルデナイト等のゼオライト触媒の下では300°
C前後の反応温度に於いては、アルデヒド化合物は反応
生成ガス中に約200〜300ppm s或いはそれ以
上存在し、これを精製系で分離除去することは、通常の
操作を行う限りに於いては容易ではなく、その殆どは回
収メタノールに混入する。工業的製造プロセスの場合、
この回収メタノールのリサイクルによる反応系へのアル
デヒド化合物の混入量はIIcHO換算で約0.4g/
hr−kg−cat或いはそれ以上である。原料のアン
モニア及びメタノールに関しては、−船釣な工業用グレ
ードを用いる限りに於いては、その実勢値は通常問題な
いが、アセチル化合物に関する規格はかなり媛<、ホル
ムアルデヒドについては規格が無いことから混入の恐れ
がある。また、メチルアミンの製造プラント、或いは他
のプラントからの回収メタノールには応々にしてアルデ
ヒド化合物の混入の機会が多い6例えば通常メチルアミ
ン製造プラントと隣接するジメチルホルムアミド製造プ
ラントからの回収メタノールは、多くのアルデヒド化合
物を含み、これをメチルアミンの原料として使用するた
めには、これらのアルデヒド化合物を除去してから使用
しなければならない、また、前述のように各メチルアミ
ンの幅広い生産比率を可能とするために、従来の平衡型
の触媒がゼオライト触媒と併用されることがあるが、従
来触媒のホルムアルデヒド副生量はゼオライト触媒より
一般に多く (400°C反応では300’Cゼオライ
ト触媒の場合の10倍以上のホルムアルデヒドを副生す
る)、従来触媒反応塔流出物からのアルデヒド化合物が
反応系へ混入する可能性が大きい、後記するように本発
明に従い、これらのアルデヒド化合物の反応系への混入
量を特定することによって、ゼオライト触媒の活性を維
持することが出来る。
第1図は、ホルムアルデヒドによるゼオライト触媒寿命
への影響について実験的に調べたものであって、ゼオラ
イト触媒に於ける活性劣化定数及び活性半減期(メタノ
ールの消費反応速度定数が1/2に減少するまでの期間
)と反応器へのホルムアルデヒド流入量の関係を示して
いる。これによれば、ホルムアルデヒドの流入量が約0
.2g/hr−kg−cat以上で活性劣化速度が急激
に増大する。そして、アルデヒド化合物の反応系への混
入の防止策を何等行わなかった場合、即ち触媒層へのホ
ルムアルデヒド流入量が約0.4 g/hr−kg−c
atであった場合、反応活性の半波期(メタノールの消
費反応がメタノールに対して一次反応であるとした場合
の反応速度定数kが172に減少するまでの期間)は、
アルデヒド化合物を全く含まない原料を使用した場合の
25Xであった。これに対し、流入量を約0.15g/
hr−kg−catに抑制すると、この値が602まで
改善された。この様に、ホルムアルデヒドの反応系への
流入量を0.15g/hr−kg−catに制御するこ
とによって、触媒寿命を2倍以上延長し、更にこれを0
.01g/hr−kg−cat以下に制御することによ
り4倍以上に延長することが出来た。即ち本発明の目的
は上述の知見に基づいて達成されたものである。
従って本発明は、メタノールとアンモニアを含む混合物
からメチルアミンを合成する反応に用いるゼオライト触
媒の活性を維持する方法に於いて、該ゼオライト触媒に
付すべき混合物中に不純物として含まれるアルデヒド化
合物の量をホルムアルデヒド換算で約0.15g/hr
−kg−cat以下に抑制することを特徴とするゼオラ
イト触媒の活性維持法である。
本発明はゼオライト触媒或いはぜオライド触媒と従来の
平衡支配型の触媒(非ゼオライト質固体酸触媒と称する
)とを併用するメチルアミン製造プロセスに適用出来る
本発明が対象とするゼオライト触媒は、例えばY型ゼオ
ライト、モルデナイトのようにメチルアミン合成に活性
を示すものである。特に、メチルアミン合成反応に分子
形状選択性を示すゼオライト、即ち、モルデナイト、F
u−1、シャバサイト、エリオナイト、Rho、、ZK
−1、ゼオライトAルビナイトを挙げることが出来る。
本発明方法に於いては、ゼオライト触媒に付すべき混合
物中に不純物として含まれるアルデヒド化合物の量をホ
ルムアルデヒド換算で約0.15g/hr・kg−ca
t以下にする必要がある。好ましくは0.1g/hr−
kg−cat以下、更に好ましくは0.05g/hr−
kg−cat以下である。アルデヒド化合物を除去する
方法としては、例えば精密な蒸留又はアルカリ、硫酸水
素ナトリウムなどの化学処理による方法を挙げることか
出来る。
本発明によるメチルアミン合成反応は、反応温度230
〜350°C1好ましくは250〜320°Cの範囲で
行われる。圧力は常圧〜50a tm好ましくは5〜3
0atm。
N/C(反応系に於ける窒素原子と炭素原子の数の比率
)1〜3、空間速度600〜2000/hr及びメタノ
ール転化率80〜98′1という反応条件が用いられる
また、本発明方法がゼオライト触媒と非ゼオライト質固
体酸触媒とを併用する場合、例えば第2図に示すような
態様をとる−2とが出来る。
すなわち、精製系で製品の各メチルアミンを分離した後
のリサイクルアミン(MMA、TMA)及び未反応アン
モニアの全部または大部分はライン8から、ライン1か
ら供給される原料のメタノール及びアンモニアと共にラ
イン2を経てゼオライト触媒反応器(2つ)へ供給され
る。メタノール回収塔(M)に於いて回収された未反応
メタノール(アルデヒド化合物を含む)は実質上その全
量がライン10からライン5を経て非ゼオライト質固体
酸触媒反応器(A、)へ供給される。又、ライン11か
ら供給されるライン8からのリサイクルアミン及び未反
応アンモニアの残部、及び(または)ライン4から供給
されるゼオライト触媒反応器(2え)からの生成物の一
部もライン5を経て非ゼオライト賞固体酸触媒反応器(
AI)へ供給される。ゼオライト触媒反応器(2つ)か
らの生成物は全部又はその多くの部分がライン3から、
非ゼオライト賞固体酸触媒反応器(Aえ)からの生成物
はその全量がライン6からそれぞれライン7を経て精製
系([1)へ送られる。精製系(D)に於いては、製品
の各メチルアミンがライン12から回収され、分離され
たリサイクルアミン及び未反応アンモニアは前記のよう
に転送され、未反応メタノールは副生物のアルデヒド化
合物と共にライン9からメタノール回収塔(M)へ送ら
れる。
上記のプロセスでは、回収メタノールはその全量が非ゼ
オライト譬固体酸触媒反応器へ供給されるが、該触媒は
メタノール中に含まれるアルデヒド化合物によってその
活性及び安定性が影響を受けることなく、かえってアル
デヒド化合物を分解することが出来る。従って、メタノ
ール回収塔に於いては、アルデヒド化合物の高度な分離
操作を行う必要がないため装置が簡略化でき、またゼオ
ライト触媒に付すべき混合物へのアルデヒド化合物の混
入が防止される。
使用される非ゼオライト質固体酸触媒としては、シリカ
及び(または)−アルミナを主成分とする多孔質固体酸
触媒、例えばアルミナ(例えばγ−アルミナ)、シリカ
アルミナなどを挙げることが出来る。反応条件は反応温
度350〜450°C好ましくは370〜420”C,
反応圧力、常圧〜50atm好ましくは5〜30a t
mである。ここでの反応には必要に応じてフレンシュな
メタノールまたはアンモニアを供給してもよい、ゼオラ
イト触媒に於ける反応条件は前述の通りである。
〔実験例〕
以下に実施例及び比較例により本発明の構成及び効果を
より具体的に説明する。
上」交lLL 長さ800mm、172Bのステンレス反応管に直径的
5mmのペレット状のNa−H型モルデナイト(Na含
io、7wtX)74mlを同粒径の不活性固体希釈剤
と共に充填し、320°Cの反応温度、20a tmの
圧力の下にアンモニア、メタノール、MMASDMA、
TM’Aの混合物(NIl、/M門A/DMA/TMA
/メタノール= 46.0/12.210.115.0
/36.7+ytX)にホルムアルデドを300ppm
又は880ppm添加したものを約1g/+inの流速
で連続的に流通して反応を行わせた。定期的に流出物の
サンプリングを行い、ガスクロマトグラフィーにより未
反応メタノールの量を分析し、メタノールに対し一次反
応の速度定数で表した活性の経時的な変化を測定し、表
1−No、(5)〜(6)の結果を得た。
遺」虹m 比較例1と同様な反応装置及び触媒を用い、同様な反応
条件の下に同様なアンモニア、メタノールの混合物にホ
ルムアルデヒドを0〜90ppm添加したものを連続的
に流通させ反応を行わせしめ、表1−No、(1)〜(
4)に示す活性経時変化の結果を“得た。
上Ji1LL 比較例1と同様な反応管に、直径的3ram、長さ約1
0mmの円筒状のY型ゼオライト(HY)約60m1を
直径的5IIImの不活性希釈剤と共に充填し、比較例
1と同様な原料にホルムアルデヒドを300ppm、又
は2000pp11添加したもの゛を同様な条件下にて
連続的に反応を行わせしめ、活性の経時的な変化を測定
し、表1−No、(9)、0■の結果を得た。
1」扛上LL 比較例1と同様な装置及び比較例4と同様な触媒を用い
、同様な反応条件の下に同様なアンモニア、メタノール
、及びメチルアミンの混合物にホルムアルデヒドをθ〜
90pp+a添加したものを連続的に流通させ反応を行
わせしめ、表1−No、(7)、(8)に示す活性経時
変化の結果を得た。
−比Jし医」− 比較例1と同様な反応装置及び触媒を用い、同様な反応
条件の下に、同様なアンモニア、メタツル、MMA、D
MA、TMAの混合物にメタン、エチレン、プロピレン
及び1−ブテンを添加したものを連続的に流通させて反
応を行わせしめ、表2−(1)に示す活性経時変化を得
た。
上Jえ」L虹 比較例1と同様な反応装置及び触媒を用い、同様な反応
条件の下に同様なアンモニア、メタノール、MMA、D
MA、TMAの混合物にトルエン及びキシレンを添加し
たものを連続的に流通させて反応を行わせしめ、表2−
No、(2)に示す活性経時変化を得た。
1譚I漫Ll 非ゼオライト質固体酸触媒としてシリカアルミナ40m
1を充填した内径1811長さ3001の反応管にアン
モニア、メタノール、MMA、DMA%TMAの混合物
を、反応温度400°C1圧力20atll11流速約
1g/winの条件下で供給し反応を行った。その結果
を表3に示した。
[実験結果の説明] 反応活性はメタノールに対し一次反応(反応速度定fi
k[1/5ecl ) 、そして活性劣化のパターンは
指数劣化(k−koexp(−bt) 、 b:劣化定
数[1/dayl、t:経過時間[dayl)で近似し
た。触媒寿命は、不純物を添加しない純アンモニア/メ
タノール/メチルアミン原料に対しての活性半減期(k
−+1/2kに要した期間)の比率θ/θ□。。、。及
び劣化定数の比率b/bscイ・、0で示した。
(1)比較例1は、反応系の不純物の除去に関して何等
策を講じない場合を想定し、約0.4g/hr・kg−
cat以上のホルムアルデヒドを純アンモニア、メタノ
ール及びメチルアミンより成る原料に添加し、温度32
0’Cにてゼオライト触媒上で反応させ(等温反応)、
その劣化速度を測定したものである。実施例1は同様な
実験を比較例の場合より少ないホルムアルデヒド流入量
に対して行ったものである。比較例1及び実施例1の結
果を図示したものが第1図である。
これによるとホルムアルデヒド流入量が0.4g/hr
・kg−cat前後(この時、触媒寿命は約2.5ケ月
)ではθ/θHCHO−0−0.25であり、これ以上
では急激に劣化速度が増大する。これを0.15g/h
r Hkg−catに減少させることにより、θ/θl
IcN0@。は約0.6となった。即ち、触媒寿命は約
2.4倍に延長された。
(これは、工業的な観点からほぼ満足することのできる
触媒寿命である約6ケ月に相当する。)更に、0.05
g/hr−kg−catまでホルムアルデヒドの流入量
を抑制することによってθ/θ)IcM。、。は約0.
8まで改善され、流入量が0.01g/hr−kg−c
atの場合は、θ/θNCHO−0ζ1となり、触媒寿
命は約4倍に延長された。(これは工業的な面から充分
に満足することが出来る約1年或いはそれ以上という触
媒寿命に相当する。) (2)比較例2及び実施例2はY型ゼオライト触媒に対
するホルムアルデヒド流入量の影響について調べたもの
であるが、活性の経時的変化はNa−H型モルデナイト
触媒に於ける場合と同様の傾向である。
(3)比較例3及び4は反応系に混入の可能性があるア
ルデヒド類以外の含炭素化合物即ち芳香族及び脂肪族、
炭化水素について、その影響を調べたものであるが、こ
れらの化合物の存在は、ホルムアルデヒド化合物の場合
と桁違いに多い流入量であっても、触媒寿命には殆ど影
響を及ぼさない。
従って、上記の実験例よりアルデヒド化合物のみが特異
的に極めて微量で触媒寿命に影響を及ぼしていることが
明らかである。
(4)実施例3は第2図に示されるプロセスを想定した
ものである0表3−No、(2)はライン5に相当する
混合物を非ゼオライト質固体酸触媒上で反応させたもの
であって、この混合物にはホルムアルデヒドが1 、4
00ppm存在するが、表3−No、(1)のホルムア
ルデヒドを含まないものに比べ劣化定数及び生成物中に
含まれるホルムアルデヒドの量が変化していないことか
ら、非ゼオライト賞固体酸触媒はホルムアルデヒドの存
在によってその活性が影響されず、また同触媒上ではホ
ルムアルデヒドの分解が起きていることが判る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ゼオライト(NaH型モルデナイト)触媒に
於ける活性劣化定数及び活性半減期(メタノールの消費
反応速度定数が1/2に減少するまでの期間)と反応器
へのホルムアルデヒド流入量の関係を示したものである
。横軸はホルムアルデヒドの流入1 (g/hr−kg
−cat) 、’11軸はホルムアルデヒドの流入量が
0の場合を1とした活性劣化定数の比b/b□。。、。 (左)及び活性半減期の比θ/θMCll0−0(右)
を表す。 第2図はゼオライト触媒と非ゼオライト質固体酸触媒と
を併用するメチルアミン製造プロセスに於ける本発明の
好ましい一具体例を示すフローシートである。 2つ:ゼオライト触媒反応器 AR:非ゼオライト質固体酸触媒反応器D :精製系 M :メタノール回収塔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタノールとアンモニアを含む混合物からメチル
    アミンを合成する反応に用いるゼオライト触媒の活性を
    維持する方法に於いて、該ゼオライト触媒に付すべき混
    合物中に不純物として含まれるアルデヒド化合物の量を
    ホルムアルデヒド換算で約0.15g/hr・kg−c
    at以下に抑制することを特徴とするゼオライト触媒の
    活性維持法。
  2. (2)ゼオライト触媒と共に非ゼオライト質固体酸触媒
    を使用する請求項1記載のゼオライト触媒の活性維持法
  3. (3)請求項1記載のゼオライト触媒の活性維持法に於
    いて、ゼオライト触媒と非ゼオライト質固体酸触媒とを
    併用し、反応生成物から回収した未反応メタノールの全
    量を非ゼオライト質固体酸触媒へ供給することを特徴と
    するゼオライト触媒の活性維持法。
  4. (4)ゼオライト触媒がメタノールとアンモニアからモ
    ノメチルアミン或いはジメチルアミンを生成する反応に
    分子形状選択性を発現するゼオライトである請求の項1
    、2又は3記載のゼオライト触媒の活性維持方法。
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