JPH0262418A - 軸受のきしり音防止方法 - Google Patents
軸受のきしり音防止方法Info
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- JPH0262418A JPH0262418A JP21452988A JP21452988A JPH0262418A JP H0262418 A JPH0262418 A JP H0262418A JP 21452988 A JP21452988 A JP 21452988A JP 21452988 A JP21452988 A JP 21452988A JP H0262418 A JPH0262418 A JP H0262418A
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- Japan
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- bearing
- oil
- cylindrical roller
- grease
- noise
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- 239000004519 grease Substances 0.000 claims abstract description 23
- 238000005461 lubrication Methods 0.000 claims abstract 4
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 claims description 7
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 claims description 6
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims 1
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- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
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- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
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Landscapes
- Rolling Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
(産業上の利用分前)
本発明は軸受のきしり音防止方法、特に円筒コロ軸受か
ら発する軸受きしり音防止方法に関する。
ら発する軸受きしり音防止方法に関する。
(従来の技術)
一般に、ベアリングは各種回転体の回転を円滑に行なわ
せるために必要不可欠のものであり、その種類も多岐に
わたっている。
せるために必要不可欠のものであり、その種類も多岐に
わたっている。
第2図は従来の円筒コロ軸受を説明する図で、第2図(
a)は平面図、第2図(b)は斜視図である。
a)は平面図、第2図(b)は斜視図である。
図から明らかなように、内輪1と外輪2との間に円筒コ
ロ3を介在し、空隙部分にグリース4を充填する構造を
有している。
ロ3を介在し、空隙部分にグリース4を充填する構造を
有している。
そして軸受の動作は、内輪回転の場合内輪1の回転が円
筒コロ3の回転を仲介とし7て円滑な回転をする。即ち
、円筒コロ3は内輪1の回転と共に公転と自転とを行な
う。
筒コロ3の回転を仲介とし7て円滑な回転をする。即ち
、円筒コロ3は内輪1の回転と共に公転と自転とを行な
う。
また1、二の種の軸受からはきしり音が発生することが
知られている。このきしり音の発生原因は軸受回転時に
おける円筒コロ3の滑りと密接に関係していることは既
に知られており、滑りがなければきしり音は発生せず、
滑りが大きくなればなる程大きくなる7更に、軸受のラ
ジアル隙間」が大きい程きしり音は大きく、これをある
一定値以下に小さくすると発しなくなることも良く知ら
れている。
知られている。このきしり音の発生原因は軸受回転時に
おける円筒コロ3の滑りと密接に関係していることは既
に知られており、滑りがなければきしり音は発生せず、
滑りが大きくなればなる程大きくなる7更に、軸受のラ
ジアル隙間」が大きい程きしり音は大きく、これをある
一定値以下に小さくすると発しなくなることも良く知ら
れている。
第3図はコロ軸受のラジアル隙間と円筒コロ(保持器)
の滑り率との関係をグラフ化したものであり、実験値で
ある。
の滑り率との関係をグラフ化したものであり、実験値で
ある。
実験に使用した円筒軸受は内径φ17關、外形φ45市
、幅18m5+であった。また使用したグリースはちょ
う度2の高温用グリースであった。グラフから明らかな
ようにラジアル隙間が17μl以下では滑り率が零とな
っている。したがってきしり音対策としては、グリース
の粘度を下げたり、ラジアル隙間を小さくすれば良いと
いうことがわかっている。
、幅18m5+であった。また使用したグリースはちょ
う度2の高温用グリースであった。グラフから明らかな
ようにラジアル隙間が17μl以下では滑り率が零とな
っている。したがってきしり音対策としては、グリース
の粘度を下げたり、ラジアル隙間を小さくすれば良いと
いうことがわかっている。
(発明が解決しようとする課題)
しかしながら、ラジアル隙間を小さくすれば軸受のか命
が極端に低下するため、むやみに小さくすることはでき
ない。しかもきしり音が発生せず。
が極端に低下するため、むやみに小さくすることはでき
ない。しかもきしり音が発生せず。
かつ寿命を極端に低下させないためには隙間管理幅が狭
くなり、現実的に不可能である。
くなり、現実的に不可能である。
また、グリースの粘度を下げればきしり音の発生はなく
なるが、叉対にグリースの耐熱性が低下し、軸受自体の
寿命が低下する。特に高温、高回転、高負荷の如き過酷
fC条件下での使用には不適切である。
なるが、叉対にグリースの耐熱性が低下し、軸受自体の
寿命が低下する。特に高温、高回転、高負荷の如き過酷
fC条件下での使用には不適切である。
本発明は上記事情に鑑みてなさ、れなものであり、容易
な処理手段にてきしり音の発生を阻止し得る軸受のきし
り音防止方法を提供する。:とを目的としている。
な処理手段にてきしり音の発生を阻止し得る軸受のきし
り音防止方法を提供する。:とを目的としている。
[発明の構成]
(課題を解決するための手段)
本発明者らは鋭意研究した結果、潤滑用グリースに用い
られているオイルもしくはそれに近い性状のオイルを、
軸受内輪の円筒コロ転動面に塗布すれば、きしり音の発
生がなくなることを知得した。
られているオイルもしくはそれに近い性状のオイルを、
軸受内輪の円筒コロ転動面に塗布すれば、きしり音の発
生がなくなることを知得した。
n口ち1MA戎としては軸受内輪の周縁ヌは円筒コロ周
縁に前記オイルの層を設け、更にその外縁には従来同様
、円筒コロと隙間に充填された潤滑用グリースとが存在
している。要するに内輪と円筒コロとの間又は円筒コロ
周縁に油膜を形成されたものである。
縁に前記オイルの層を設け、更にその外縁には従来同様
、円筒コロと隙間に充填された潤滑用グリースとが存在
している。要するに内輪と円筒コロとの間又は円筒コロ
周縁に油膜を形成されたものである。
(作 用)
上記構成において、きしり音の発生のないことの理由に
ついての解明はなされていない。しかしながら以下の推
論がなされている。先ず、内輪の円筒コロ転動面に塗布
するオイルには限定がある。
ついての解明はなされていない。しかしながら以下の推
論がなされている。先ず、内輪の円筒コロ転動面に塗布
するオイルには限定がある。
前記した通り潤滑グリースに用いられているオイルもし
くは、それに近い性状のオイルであることを要すること
からして、この油膜が消滅することなく内輪と円筒コロ
との間に存在し、しかも本来のグリースの性状を変化さ
せずにコロの滑りを阻止していると考えられる。
くは、それに近い性状のオイルであることを要すること
からして、この油膜が消滅することなく内輪と円筒コロ
との間に存在し、しかも本来のグリースの性状を変化さ
せずにコロの滑りを阻止していると考えられる。
(実施例)
以下図面を参照して実施例を説明する。
第1図は本発明による軸受のきしり音防止方法を説明す
るための一実施例の構成図であり、第1図(a)は平面
図、第1図(b)は内輪の全体斜視図である。第1図に
おいて第2図と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。
るための一実施例の構成図であり、第1図(a)は平面
図、第1図(b)は内輪の全体斜視図である。第1図に
おいて第2図と同一部分については同一符号を付して説
明を省略する。
第1図において、5は油膜であり、周縁に充填した潤滑
グリース(NOKクリユーバー(轡、バリエルタIMT
(商品名))と同種のオイル(バリエルタT M T
F 1uid (商品名))であり、このオイルを軸
受内輪の円筒コロ転動両立全周及び円筒コロ周縁に塗布
した。塗布油量は潤滑用グリース量の0.14〜5.5
%(容積割合)ス、は軸受内輪の円筒コロ転動面全周に
油膜厚さ0.003〜0.095 manになるオイル
量である。
グリース(NOKクリユーバー(轡、バリエルタIMT
(商品名))と同種のオイル(バリエルタT M T
F 1uid (商品名))であり、このオイルを軸
受内輪の円筒コロ転動両立全周及び円筒コロ周縁に塗布
した。塗布油量は潤滑用グリース量の0.14〜5.5
%(容積割合)ス、は軸受内輪の円筒コロ転動面全周に
油膜厚さ0.003〜0.095 manになるオイル
量である。
そして塗布方法としては軸受組立前に塗布する方法、又
は軸受を組立てた後に内輪と円筒コロの間をねらってオ
イルを注入し、その後グリースを封入してらよい。更に
、f&も簡易な方法としては、グリースを封入した後、
円筒コロと内輪との間をねらってオイルを注入してもよ
い。いずれの場合もオイルの注入量は前記した通りであ
る。
は軸受を組立てた後に内輪と円筒コロの間をねらってオ
イルを注入し、その後グリースを封入してらよい。更に
、f&も簡易な方法としては、グリースを封入した後、
円筒コロと内輪との間をねらってオイルを注入してもよ
い。いずれの場合もオイルの注入量は前記した通りであ
る。
このように処理した軸受をエンジンのスーパーチャージ
ャーのロータの軸受として実装し、負荷試験又は無負荷
試験を長時同行なったが、いずれの運転状態にてもきし
り音は発生しなかった。
ャーのロータの軸受として実装し、負荷試験又は無負荷
試験を長時同行なったが、いずれの運転状態にてもきし
り音は発生しなかった。
上記実施例によれば円筒コロ軸受に間して説明したが、
これに限定されるものではなく、ニードルローラ軸受等
のグリース潤滑タイプのココがり軸受に対しても適用可
能であることは勿論である。
これに限定されるものではなく、ニードルローラ軸受等
のグリース潤滑タイプのココがり軸受に対しても適用可
能であることは勿論である。
[発明の効果]
以上説明した如く、本発明によればグリース潤滑タイプ
の円筒コロと内輪との間に、グリースに用いられるオイ
ルもしくはそれに近い性状のオイルを塗布するようにし
たので、以下に列挙する効果を奏し、実用上有益であ・
ることがわかった。
の円筒コロと内輪との間に、グリースに用いられるオイ
ルもしくはそれに近い性状のオイルを塗布するようにし
たので、以下に列挙する効果を奏し、実用上有益であ・
ることがわかった。
■ ラジアル隙間を小さくしなくてもきしり音がなくな
るので、軸受の寿命は低下しない。
るので、軸受の寿命は低下しない。
■ ラジアル隙間の管理幅を狭める必要がないため、管
理が容易である。
理が容易である。
■ rif4熱性の劣る低粘度のグリースにしなくても
よいため、高温、高回転、高負荷の過酷な条件下でも軸
受寿命を低下させることはな1)。
よいため、高温、高回転、高負荷の過酷な条件下でも軸
受寿命を低下させることはな1)。
第1図は本発明による軸受のきしり音防止方法を説明す
るための一実施例の構成図、第2図は従来の軸受を説明
する図、第3図はコロ軸受のラジアル隙間と円筒コロの
滑り率との関係を示したグラフである。 1・・・内@ 2・・・外輪3・・・円筒
コロ 4・・・グリース5・・・オイル
丘・・・円筒コロ転動面特許出顆人 三國工業
株式会社 代理人弁理士 石 井 紀 男
るための一実施例の構成図、第2図は従来の軸受を説明
する図、第3図はコロ軸受のラジアル隙間と円筒コロの
滑り率との関係を示したグラフである。 1・・・内@ 2・・・外輪3・・・円筒
コロ 4・・・グリース5・・・オイル
丘・・・円筒コロ転動面特許出顆人 三國工業
株式会社 代理人弁理士 石 井 紀 男
Claims (4)
- (1)グリース潤滑タイプの円筒コロ軸受のきしり音防
止方法において、軸受内輪の円筒コロ転動面スは円筒コ
ロ周縁に対して、軸受潤滑用グリースに用いられている
オイルもしくはそれに近い性状のオイルを塗布すること
を特徴とする軸受のきしり音防止方法。 - (2)オイルの塗布は軸受の組立前に行なうことを特徴
とする請求項1項記載の軸受のきしり音防止方法。 - (3)オイルの塗布は軸受の組立後に注入にて行なうこ
とを特徴とする請求項1項記載の軸受のきしり音防止方
法。 - (4)オイルの塗布量は潤滑用グリース量の0.14〜
5.5%(容積割合)又は、軸受内輪の円筒コロ転動面
全周に油膜厚さ0.003〜0.095mmになるオイ
ル量とすることを特徴とする請求項1項又は2項又は3
項記載の軸受のきしり音防止方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21452988A JPH0262418A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 軸受のきしり音防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21452988A JPH0262418A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 軸受のきしり音防止方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0262418A true JPH0262418A (ja) | 1990-03-02 |
Family
ID=16657237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21452988A Pending JPH0262418A (ja) | 1988-08-29 | 1988-08-29 | 軸受のきしり音防止方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0262418A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6171674B1 (en) | 1993-07-20 | 2001-01-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Hard carbon coating for magnetic recording medium |
JP2003013974A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nsk Ltd | 転動装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60113821A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-20 | Koyo Seiko Co Ltd | ころがり軸受 |
-
1988
- 1988-08-29 JP JP21452988A patent/JPH0262418A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60113821A (ja) * | 1983-11-22 | 1985-06-20 | Koyo Seiko Co Ltd | ころがり軸受 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6171674B1 (en) | 1993-07-20 | 2001-01-09 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Hard carbon coating for magnetic recording medium |
US6183816B1 (en) | 1993-07-20 | 2001-02-06 | Semiconductor Energy Laboratory Co., Ltd. | Method of fabricating the coating |
JP2003013974A (ja) * | 2001-06-29 | 2003-01-15 | Nsk Ltd | 転動装置 |
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