JPH0261846A - 記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は標準記録媒体速度で記録する標準モード記録
（以下、ＳＰモードと称す）機能の他に、少なくとも、
標準記録媒体速度よりも低速度で記録する長時間モード
記録（以下、ＬＰモードと称する）機能を有し、ビデオ
テープレコーダ（以下、ＶＴＲと称する）等に適用され
る記録装置に関するものである。

［従来の技術］ この種装置、たとえばＶＨ３方式のＶＴＲの構成を第４
図で説明する。

同図において、（１）は回転ドラム、（２）は記録媒体
としての磁気テープ、（３）は磁気テープ（２）の走行
駆動用のキャプスタンモータ、（４）は磁気テープ（２
）上のコントロール信号（以下、ＣＴＬ信号と称す）を
読み込んだり、書き込んだりするコントロールヘッドで
ある−　（５）　　、　（ｆｌ）　ハそれぞれ磁気テー
プ（２）の供給リールおよび巻取リールであり、カセッ
ト（図示せず）内に収容された磁気テープ（２）は上記
両リール（５）　　、　（８）に巻装されて矢印方向へ
走行駆動され、キャプスタンモータ（３）で走行速度が
制御されるようになつている。

（７）はサーボ回路であり、上記回転ドラム（１）の回
転速度および位相ならびにキャプスタンシャツ）　（３
ａ）の回転速度および位相を制御するものである。（８
）はカセット内の磁気テープ（２）に対する残量計算回
路であり、上記供給リール（５）からのパルス、巻取リ
ール（６）からのパルス、キャプスタンＦＧパルスおよ
びコントロールヘッド（４）からのＣＴＬ信号を受けて
供給リール（５）に未だ残っている磁気テープ量を計算
するように設定されている。上記供給および巻取リリー
ル（５）　　、　（６）は、たとえば各リール裏面に等
配された光の反射領域と非反射領域を形成することによ
り、１回転毎に４つのパルスが生起するように構成しで
ある。

（９）は予約記録等を行うための操作ボタン、（ｌＯ）
はＶＴＲの動作をシーケンス制御するシーケンスコント
ローラ（１０ａ）と、時計およびタイマ機能を有する記
録時間設定回路としてのタイマコントローラ（１０ｂ）
とを備えた動作制御回路であり、マイクロコンピュータ
で構成されている。（ｔＢはＶＴＲの操作状況および磁
気テープ（２）の残量を表示する第１の表示部、（１２
）は時計およびタイマ設定状況を表示する第２の表示部
である。　（１３）はピンチローラ、（１４）はイレー
ズヘッドである。

つぎに、上記構成の動作について説明する。

カセットをＶＴＲに装入すると、磁気テープ（２）がＭ
ローディングして回転ドラム（１）に装架される。この
時、リールハブが供給および巻取リール（５）　　、　
（８）の中心部に一致して回転する。

通常の記録もしくは再生時には、磁気テープ（２）のコ
ントロールトラックにコントロールヘッド（４）が接触
し、キャプスタンシャフト（３ａ）とピンチローラ（１
３）が上記磁気テープ（２）を所定の速度で走行駆動す
る。一方１回転ドラム（１）およびキャプスタン（３）
はサーボ回路（７）によって周波数および位相制御され
て所定の速度および位相で回転する。

ところで、このような構成のＶＴＲでは、カセット内の
磁気テープ（ＶＨ３方式のものでは、標準記録モードで
２時間、３倍記録モードで６時間、長さは２４７ｍ）が
どこまで使用されているか、あるいはどれ位残っている
かが常に問題となる。

このため、供給および巻取リール（５）　　、　（８）
からの各パルス信号、キャプスタンＦＧパルス信号、Ｃ
ＴＬ信号がそれぞれ残量計算回路（８）に人力されてお
り、この残量計算回路（８）は第５図のフローチャート
で示す残量計算を行う。

すなわち、第５図において、供給リール（５）の１回転
当りのＣＴＬ信号のパルス数をカウントするとともに、
（ステップＮｌ）巻取リール（θ）の１回転当りのＣＴ
Ｌ信号のパルス数をカウントしくステップＮ２）１両リ
ール（５）　　、　（８）に巻装された磁気テープ（２
）の！ａ量゛を計算して（ステップＮ３）、カセット内
のハブ径を判別する（ステラ７’Ｎ４　）　、つぎに、
供給リール（５）側に残っている巻回量により磁気テー
プ（２）の残量を計算しくステップＮ５）、さらに供給
リール（５）のｈ回転毎に残量計算を続ける（ステップ
Ｎ８）、この残量計算の結果はシーケンスコントローラ
（１０ａ）に入力され、第１の表示部（１１）に表示さ
れる。

一方、操作釦（９）を操作して現時刻とタイマの設定を
行うと、タイマコントローラ（１０ｂ）の働きで予約記
録が可能である。上記予約記録の設定内容は第２の表示
部（１２）の画面（１２ａ）　　（第６図）に表示され
る。第６図において、最上段の列では。

１０ｃＨを２１日（土曜日）、午後１０時００分から１
１時５５分までＳＰモード記録するということが示され
ている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の記録再生装置は、以上のようにタイマ動作機能と
磁気テープ（２）の残量計算機能が独立的に構成されて
いるので、記録開始時間と終了時間を指定し、さらにＳ
ＰモードもしくはＬＰモードを指定しても、カセットの
磁気テープ（２）に所定の番組を記録しきれるか否かが
わからず、このため使用者がこれらのことを細かく計算
しなければならない煩しさがあり、また、磁気テープ（
２）の始端から余裕をもって記録させると、磁気テープ
（２）の終端側が未記録のままで大量に残ってしまうこ
とになる。たとえば５５分の記録をＳＰモードで行う場
合、ＦＢ磁気テープ２）の始端から記録すれば所定の番
組を全部記録させることができるものの、磁気テープ（
２）の途中から記録する場合には、まず磁気テープ（２
）を走行させて残湯が５５分以上あることを確かめてか
らＳＰモードで記録しなければならず、５５分未満の場
合には１手動操作でＬＰモードに切換えて記録させない
限り、記録切れになる。

この発明は上記従来のものの問題点を解消するためにな
されたもので、予約記録における記録切れのおそれを確
実に防止し得る記録装置を提供することを目的としてい
る。

［課題を解決するための手段］ この発明に係る記録装置は、所望モードで記録されてい
る際の記録媒体の残量と指定された記録時間とを比較す
る演算処理回路を設け、上記磁気テープの残量が指定さ
れた記録時間に足らなＩ／）場合は、記録媒体の終端か
ら遡る時点から記録モードを切換えるように構成したも
のである。

［作用１ この発明における記録再生装置は、たとえばＳＰモード
で記録中の記録媒体の残量が指定記録時間に足らないこ
とが演算処理回路で判別されると、記録媒体の終端から
溯る最少時間のみがＬＰモードに切換えられることによ
り１番組が記録切れになることなく、すべて記録される
。

［実施例Ｊ 以下、この発明の一実施例を図面にしたがって説明する
。

第１図はこの発明に係る記録装置をＶＨ３方式のＶＴＲ
に適用した例を示すブロック図であり、第４図で示す従
来のものと同一部所には、同一符号を付して説明を省略
する。

同図において、　（１５）は残量計算回路（８）からの
磁気テープ（２）の残量データとタイマコントローラ（
１０ｂ）からの記録時間のデータとからその大小を演ｒ
ｔΦ判別する演算処理回路であり、たとえばマイクロコ
ンピュータで構成されており、この演算処理回路（１５
）からのモード切換指令出力がシーケンスコントローラ
（１０ａ）に印加されることにより、シーケンスコント
ローラ（ＩＯａ）が上記出力に応じてＳｒ／ＬＰモ°−
ド切巷信号をサーボ回路（７）に送出するようになって
いる。

つぎに、上記構成の動作を第２図を参照して説明する。

いま、ＳＰモード記録時の磁気テープ（２）の速度をｌ
　（ＶＨ３方式では、３３．３５ｍｍ／ｓｅｔ　）、Ｌ
Ｐモード記録時の磁気テープ（２）の速度をα（ＶＨ３
方式では、　１１．２ｍｍ／ｓｅｃ、α；３）とし、９
時００分から９時５５分までを予約記録するものとする
。

記録設定時間をＴＶ（５５分）、ＳＰモードでの磁気テ
ープ（２）の残量時間をＴａ、ＳＰモードにおける磁気
テープ（２）の終端より渕る時点からＬＰモードで記録
可能な時間をＴｘとした場合、従来では、磁気テープ（
２）を走行させて残量時間Ｔａを知り、これが、たとえ
ば２８分であるとすれば、使用者はＳＰモードをあきら
めてＬＰモードに切替えなければならない、この時、Ｌ
Ｐモード換算では、残量時間Ｔａが、２８分のα倍、た
とえば８４分となり、８４分と５５分の差分である２９
分が残ってしまう。

これに対し、この発明の構成では、ＳＰモードでの磁気
テープ（２）の終端より上記Ｔｘ分のみをＬＰモードで
記録すると仮定して演算処理回路（１５）で以下の計算
を行わせる。

Ｔａ−Ｔｘ＋ａＴｘ−＝Ｔｙ （（Ｘ−１）Ｔｘ＝Ｔｙ−Ｔａ Ｔｘ＝　（Ｔｙ−Ｔａ）／　（（Ｘ−１）ここで、Ｔｙ
＝５５（分）。

Ｔ　ａ　＝　２８　（分）とすると。

Ｔ　ｘ　＝　１３．５ したがッテ、Ｔ　ａ　−Ｔ　ｘ　＝　２８−１３．５＝
　１４．５３　Ｔ　ｘ　＝　１３．５Ｘ　３　＝　４０
．５すなわち、記録開始から１４分３０秒をＳＰモード
で記録した後、シーケンスコントローラ（１０ａ）から
サーボ回路（７）へのモード切換信号でモードが切り替
えられて、４０分３０秒がＬＰモードで記録される。こ
れにより、前記記録時間５５分のうちで記録切れが起こ
ることもなく、磁気テープ（２）は終端まで有効に使用
される。

したがって、使用者が磁気テープ（２）の残量でそのま
ま記録しきれるか否かを綿密に調べたりする手間も不要
となり、使い勝手が良くなる。とくに、第３図に示すよ
うに多数のチャンネルをプログラム予約している場合に
有効である。また。

第３図に示すようにモード指示を予約後にいつでも設定
できるようにｒＦＲＥＥＪにさせておくようにしてもよ
い。

なお、上記の例では、演算処理回路（１５）を１つのマ
イクロコンピュータで単独に構成したものであるが、残
量計算回路（８）を構成しているマイクロコンピュータ
で共用させてもよく、また、上記演算処理回路（１５）
、残量計算回路（８）および動作制御回路（ｌＯ）を１
つの大規模マイクロコンピュータで統合させることもで
きる。

また、上記実施例では、磁気テープ（２）の途中から記
録する際に、最初にＳＰモードで１４分３０秒記録した
後、ＬＰモードで４０分３０秒記録するようにしたが、
最初にＬＰモードで４０分３０秒記録した後でＳＰモー
ドで記録するようにしてもよい。

さらに、上記の例では、ＳＰ／ＬＰモードの２段切替方
式のもので説明したが、これはＶＨ５方式のＶＴＲの標
準モードおよび３倍モードに準拠しただけであり、さら
に多くのモードを切替えるものにも適用可能である。勿
論ＶＨ３方式以外の方式のＶＴＲにも適用することがで
きるものであり、また、監視用ＶＴＲとして使用されて
いる間欠記録長時間ＶＴＲのタイマ記録にも適用可能で
ある。

さらに、上記実施例では、ＶＴＲに適用したもので説明
したが、ディスクやフィルム等の他の記録媒体を使用す
る各種記録装置に実施しても、同様の効果を奏するもの
である。

［発明の効果］ 以上のようにこの発明によれば、記録媒体の残量と指定
記録時間とを比較して該残量の不足の場合はモード変更
して記録させるようにしたので、記録切れのおそれもな
く、記録媒体の終端まで有効使用することができる至便
な記録装置が得られる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明に係る記録装置をＶＨＳ方式のＶＴＲ
に適用した例を示すブロック図、第２図は同装置の記録
モード切替えの説明図、第３図は同装置の予約記録の内
容を表示部の画面に表示した図、第４図は従来の記録装
置をＶＨ５方式のＶＴＲに適用した例を示すブロック図
、第５図は第４図のものの残量計算回路のフローチャー
ト、第６図は第４図のものの予約記録内容を表示部の画
面に表示した図である。 （８）・・・残量計算回路、（１０ａ）・・・シーケン
スコントロー５．　（ＩＯｂ）・・・タイマコントロー
ラ、　（１５）・・・演算、処理回路。 なお、図中、同一符号は同一もしくは相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）標準記録媒体速度で記録する標準モード記録機能
   の他に少なくとも標準記録媒体速度よりも低速で記録す
   る長時間モード記録機能を有し、シーケンスコントロー
   ラからのモード切換信号に応じたモードで記録動作する
   記録装置において、記録開始時刻と記録終了時刻を指定
   するタイマコントローラからの指定記録時間の出力と、
   上記記録媒体の残量を計数する残量計算回路からの残量
   時間出力とを比較し、残量時間が記録時間に不足してい
   る際に、記録媒体の終端より残量不足時間に対応して溯
   る時点で、上記シーケンスコントローラにモード切換指
   令出力を送出する演算処理回路を具備したことを特徴と
   する記録装置。