JPH0261271A - 編成式壁構造およびその施工方法 - Google Patents

編成式壁構造およびその施工方法

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JPH0261271A
JPH0261271A JP21336088A JP21336088A JPH0261271A JP H0261271 A JPH0261271 A JP H0261271A JP 21336088 A JP21336088 A JP 21336088A JP 21336088 A JP21336088 A JP 21336088A JP H0261271 A JPH0261271 A JP H0261271A
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JP
Japan
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wall
plate
net
thin plates
building
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JP21336088A
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Toshiro Suzuki
敏郎 鈴木
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  • Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
  • Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は薄板材を編んでなる編成式壁構造およびその施
工方法に関するもので、構造物の壁等として利用される
〔従来の技術〕
例えば鉄筋コンクリート構造、鉄骨鉄筋コンクリート構
造の建物の壁としては現場打ちの鉄筋コンクリート壁あ
るいは各種プレキャストコンクリート板による壁が一般
的である。
これに対し、耐震性能を向上させるための特殊な壁構造
として、特公昭43−25113号公報記載の可変耐震
壁、特公昭4B−11135′号公報記載のスリット壁
、特公昭50−10472号公報記載の可変剛性耐震壁
、特開昭61−87068号公報記載の耐震壁および特
開昭63−107660号公報記載の耐震壁等、種々の
形式の壁構造が発明されている。
(発明が解決しようとする課題) 特公昭43−25113号の可変耐震壁は横面における
パネル状の壁を上下左右の4点で支持し、その接合材の
長さを調節することにより耐震壁としての剛性を調整し
ようとするもので、また特公昭50−10472号の可
変剛性耐震壁はエキスバンドメタル等の網状構造体を埋
め込んだコンクリートパネルの上下縁について網状構造
体を露出させた状態で梁等と接合したものであり、いず
れも壁の支持方法を工夫することにより、耐震壁として
の壁の効き具合を調整するものである。しかし、耐震性
に関してはいずれも梁あるいは柱等との接合部分に大き
な負担がかかるため、調整が難しいだけでなく、その信
顛性にも問題がある。
また、特公昭48−11135号は壁に設けたスリット
により、剛性を調整し、設計における経済性の向上等を
図ったものであるが、建物の振動減衰等については特に
考慮されていない。
特開昭6187068号および特開昭63−10766
0号の耐震壁は綱板等からなる垂下壁とこれを挾み込む
立上り壁との間に粘性体を充填し、地震や風による建物
の振動をこの粘性体で減衰させるよう図ったものである
。この他、特公昭54−19108号公報、特公昭54
−28226号公報等にもプレース等の骨組みに減衰装
置を設け、粘性体による減衰性能を期待したものが開示
されている。しかし、これらはいずれも、壁構造を複雑
にし、施工性、経済性に問題があり、また粘性体を使用
するため、その維持管理や耐火性についても工夫が必要
となる。
本発明は従来の特殊な耐震壁のように壁構造を複雑にす
ることなく、構造物の振動に対し優れた減衰性能を発揮
し、かつ施工の容易な壁構造およびその施工方法の提供
を目的としたものである。
〔課題を解決するための手段〕
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明の編成式壁構造では薄板材を交互に編んでネット
状の版を構成し、これを壁部材として利用する。
各薄板材は直交ないしは斜交して網目を構成する。薄板
材の配置間隔は編みやすさを考慮した上で、編んだ効果
により薄板材相互の位置が大きくずれない程度が望まし
い。
各薄板材は交差する位置で面接触するが、完全には止め
付けない。なお、各薄板材相互の位置関係を保つため、
面接触を維持し、格子の角度変化だけ許容する接合も場
合により考えられる。
ネット状の版の周辺部はたが状に拘束する等して所定の
構造形状を維持する。
薄板材の材料としては帯鋼板、軽金属板等が考えられる
施工においては版の周辺部を建物の柱および梁に固定す
る際または固定した後に、緊張力を導入して薄板材にプ
レテンションを与えることもできる。
また、コンクリートと組み合わせ、ネット状の版を内蔵
するコンクリート壁として利用することもできる。
〔作 用〕
(1)壁板の剛性 ネットを構成する薄板材の部材寸法だけでなく、ネット
の形状によっても剛性を大きく変化させることができ、
建物の骨組みに適する剛性の選択が容易である。
部材寸法、ネット形状が同じでも、壁内での配置を変え
ることにより、せん断力の方向との関係で、剛性を変え
ることができる。
(2)振動減衰性能 壁板の剛性が一体的平版に比べ小さいため、風や地震の
揺れに対し、変形が大きいものの、ネットを構成する薄
板材どうしの接触による摩擦で、大きな減衰効果を見込
むことができる。
ネットの形状、構成部材の方向によって種々の組合わせ
の弾塑性ひずみ履歴型子摩擦減衰型耐震壁が可能である
特に、ネットを構成する薄板材が水平および垂直に配置
されれば、壁に作用するせん断力により薄板材には直接
的な応力は発生しないため、極く薄い板で密に編むこと
ができ、減衰性のみを期待する壁板となる。
(3)復元力特性 壁板の面内力はネットを構成する部材の伸縮による面応
力で釣合い、応力状態が単純である。さらに、交点で完
全には止め付けられていないので、変形に伴う2次的応
力もほとんど発生しない。
薄板材どうしの交点では部材どうしが面外変形を拘束し
あうので、細かく配置されれば、圧縮材の座屈長さを小
さくでき、急激な耐力低下を防ぐことができる。また、
座屈後の応力再配分もスムーズとなる。
(4)施工性 編んだことにより、面内の若干の伸縮は可能であり、建
物骨組内に組み込むことが容易である。
プレテンションを導入して骨組に組み込むことにより、
応力初期の段階から剛性を維持し、接触面による減衰効
果を見込める。
〔実 施 例〕
以下、図示した実施例について、説明する。
第1図は本発明による一実施例を示したもので、第2図
はその編んだ状態をより視覚的に示したものである。
本実施例では直交する二方向の薄板材1を交互に編み、
四周を形鋼等からなる拘束材3に取り付けてネット状の
版を構成している。二方向の薄板材1の交点2は面で接
触するのみであり、面外方向の変位を互いに拘束しなが
ら、相互に若干のずれおよび角度変化が許容される。
薄板材1の若干のずれおよび角度変化を許容することに
より、版を柱11および梁12で囲まれる構面内に取り
付ける場合においても、据え付は誤差を容易に吸収させ
ることができ、スムーズに取り付けることができる。ま
た、地震や風等による振動に対しては、面接触する交点
2位置の摩擦によりエネルギーの吸収が図れる。
薄板材1端部は拘束材3に溶接あるいはボルト接合等に
より固定することができ、また若干の回転を許容するよ
うな接合であってもよい。
柱11および梁12と拘束材3の接合はボルトあるいは
アンカー等を利用することにより、容易であり、また据
え付けた版全体をコンクリート中に埋め込んでもよい。
また、施工においては交互に編んだ薄板材1による版の
周辺部を建物の柱11および梁12に固定する際または
固定した後に、緊張力を導入して薄板材1にプレテンシ
ョンを与えることもできる。
プレテンションを与えることにより、応力初期の段階か
ら版の剛性が維持され、交点2の接触面における減衰効
果が期待できる。
第3図はネット状の版を形成する薄板材lの他の編み方
の例を示したもので、上記実施例では二方向の薄板材1
を編んでいたのに対し、本実施例では三方向の薄板材l
を編んでネットを形成している。拘束材3は版の形状を
維持する必要がある場合には連続するのが好ましいが、
上記実施例のように分割すれば、版全体として若干の変
形が可能となり、設置に際し施工誤差等を吸収すること
ができる。また、薄板材1にプレテンションを導入して
骨組に組み込むことにより、応力初期の段階から剛性を
維持し、薄板材lの圧縮方向、引張方向の面内力に対し
て、接触面による大きな減衰効果を見込むことができる
第4図の実施例はネットを構成する薄板材1を水平方向
および垂直方向の二方向に密に配置したものである。壁
に作用するせん断力に対し、版は架構の変形に追随する
ような形で変形するため、各薄板材1には直接的な応力
が発生せず、極く薄い板で密に編むことができる。
〔発明の効果〕
■ 薄板材を編んだ構成であるため、面内における若干
の伸縮が可能であり、建物骨組内に組み込むことが容易
である。
■ ネットを構成する薄板材の配置により、剛性を大き
く変化させることができ、個々の建物の骨組に適する剛
性を選択することができる。
■ 交点では薄板材どうしが面接触するため、摩擦によ
る大きな減衰効果を見込むことができる。
■ 壁板の面内力に対して応力状態が単純である。
■ 交点においては薄板材どうしが面外変形を拘束し合
うので、圧縮材の座屈長さを小さくすることができ、ま
た座屈後の応力際分配もスムーズとなる。
■ 薄板材に対し、プレテンションを導入することがで
き、初期の段階から剛性を維持し、接触面における摩擦
減衰効果を発揮させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す正面図、第2図は編ん
だ状態をより視覚的に示した斜視図、第3図および第4
図は他の実施例における編み方の例を示す正面図である
。 1・・・薄板材、2・・・交点、3・・・拘束材、11
・・・柱、12・・・梁 −410=

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)二方向以上の薄板材を交互に編んでネット状の版
    を構成し、周辺部を拘束して建物の壁としたことを特徴
    とする編成式壁構造。
  2. (2)薄板材は帯状の金属板である請求項1記載の編成
    式壁構造。
  3. (3)二方向以上の薄板材を交互に編んでネット状の版
    を構成し、コンクリート中に埋め込んで、建物の壁とし
    たことを特徴とする編成式壁構造。
  4. (4)二方向以上の薄板材を交互に編んでネット状の版
    を構成し、周辺部を建物の柱および梁に固定する際また
    は固定した後に、前記薄板材に緊張力を導入し、プレテ
    ンションを与えることを特徴とする編成式壁の施工方法
JP21336088A 1988-08-27 1988-08-27 編成式壁構造およびその施工方法 Pending JPH0261271A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02217576A (ja) * 1989-02-20 1990-08-30 Shimizu Corp 構造物の振動抑制装置
JPH08291641A (ja) * 1995-04-24 1996-11-05 Kyokuto Kogen Concrete Shinko Kk 耐震結合装置
JP2011190634A (ja) * 2010-03-16 2011-09-29 Ikkyu Kenchikushi Jimusho Nbas:Kk 制振パネル及びそれを用いた耐震補強構造
CN106958307A (zh) * 2017-04-26 2017-07-18 杭州铁木辛柯建筑结构设计事务所有限公司 预张应力薄钢板剪力墙及其制造方法

Cited By (5)

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