JPH026089A - レーザトリミング装置 - Google Patents

レーザトリミング装置

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JPH026089A
JPH026089A JP63153254A JP15325488A JPH026089A JP H026089 A JPH026089 A JP H026089A JP 63153254 A JP63153254 A JP 63153254A JP 15325488 A JP15325488 A JP 15325488A JP H026089 A JPH026089 A JP H026089A
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JP
Japan
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laser
trimming
control means
switch
light
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Application number
JP63153254A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Takahara
博司 高原
Hitoshi Noda
均 野田
Yoneji Takubo
米治 田窪
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は薄膜の加工・微細配線のトリミングをおこなう
レーザトリミング装置に関するものである。
従来の技術 近年、液晶表示装置に用いるアクティブマトリックスア
レイ・Icメモリなどを冗長構成にし、不良部分を切断
あるいは加工により製造歩留まりを向上させる方法が用
いられつつある。前記切断あるいは加工にはレーザ光を
用いるのが有効であり、したがって微細かつ良好に加工
できるレーザトリミング装置がもとめられている。
以下図面を参照しながら、従来のレーザトリミング装置
について説明する。第4図は従来のレーザトリミング装
置の機能ブロック図を示したものである。ただし、説明
に不用な箇所は省略しである。
第4図において、1はICウェハ・アクティブマトリッ
クスアレイ・Icマスクなどのトリミング対象物、2は
前記トリミング対象物lを位置決めするために用いるX
−Yステージなどの位置決め手段、5はYAGロットな
どを有しレーザ光を発生させるためのレーザ光発生手段
、4はレーザ光を所定のフィルタを挿入あるいは取りか
えることにより所定のパワーに減衰させるため減光手段
、4は前記減光手段を通過したレーザ光を集光させ、ト
リミング対象物lに照射するためのレーザ光集光手段、
6はレーザ光の励起ランプなどを有し前記励起ランプに
よりレーザ光発生手段5を制御し、レーザ光の発射させ
るためのレーザ光照射制御手段、8はトリミング対象物
1のトリミング加工位置データを記憶している位置情報
記憶手段、7は位置情報記憶手段より加工位置データを
読みだし、前記データにより位置決め手段を制御し、か
つ加工位置に位置決め完了時にレーザ光照射制御手段に
指令を送り、レーザ光を加工位置に照射させるためのレ
ーザトリマ制御手段である。
次に従来のレーザトリミング装置の動作について説明す
る。まずレーザトリマ制i!I1手段は位置情報記憶手
段に対し加工位置データ要求信号をだす。
位置情報記憶手段はメモリから加工位置データであるX
−Y座標をレーザトリマ制御手段に送る。
レーザトリマ制御手段は前記加工位置データを位置決め
手段に送る。位置決め手段は前記データにより移動をお
こない、トリミング対象物の位置決めをおこなう。位置
決め手段は位置決めが完了すると移動終了信号をレーザ
トリマ制御手段に対して送る。レーザトリマ制御手段は
移動終了信号が送られてくると、レーザ光照射制御手段
に対しレーザ光照射指令信号を送る。レーザ光照射制御
手段は前記信号にもとづき、励起ランプなどを励起させ
レーザ光発生手段からレーザパルスを発射させる。レー
ザパルスの発射が終了するとレーザトリマ制御手段に対
し、レーザ光照射終−r信号をおくる。一方レーザ光は
レーザ光発生手段により発生し、減光下段によりあらか
しめ設定・挿入されたフィルタにより所定値に減衰させ
られる。次にi〕記レーザ光は対物レンズなどεごより
集光させられ、トリミング対象物に照射される。以上の
動作をくりかえす、=とによりトリミング対象物1十、
の加工位置は次々と加工される。
発明が解決しようとする課題 従来のトリミング装置の問題点を明確にするため、第5
図〜第8図を用いて説明する。第5図はトリミング対象
物1の一部拡大下面図であり、具体的にはアクティブマ
ドυノクス型液晶表示装置に用いるアクティブマ[リノ
クスアレイの薄膜トランジス・′I形形成部来示ている
。第5図においでAA’線は加工位置、9はソース13
号線、10はゲート信3線、11は絶縁体膜である。第
5図では1〜リミング対象物lの構造は説明V不必要の
ため非常に筒路(、こかいであるが、通常はア1−ルフ
ァスシリコンなどを用い、複雑な亭#造をしているごと
は言・)までもない。
従来のレーザトリミング装置でAA’線で示す加工位置
を加工する方法には大きくわけて以下の2つの方法があ
る。まず第1の方法はレーザ光を集光させるレーザ光集
光手段3を調整し、レーザ光の直径が加工対象物の加工
位置で第5図のdで示す長さ以上になるようにする。な
お、本明細書で加工対象物はAP・C「・Tiなどの金
属であるおして説明する。次に位置決め手段2が加工位
置に位置決めをおこなったのら、1つのL=−ヂバrレ
スは発射される。第〔5図は前記方法でトリミング対象
物を加工した後の一部拡大平面図である。
第6図において13はレーザ光照射イ装置、)2は加■
飛敗物である。第6図で明らかなよ・)に、加工位置の
構成物質は周辺部におしのけられ1周jη部を破壊ある
いは影響を与える。また一定のレーザパワーを投入しな
いとなかなか加工位i〃の構成物質は)容解・蒸発せず
除去されない。(,7がし1)(ト′パワーを大きくし
すぎると加ニー飛敗物が発)IIF、 L、また周辺部
を熱的影響を与、え破壊する9前記レーザパワーの調整
はトリミング対象物の膜厚のバラツキ・構成物質のn9
.質などがある・ため個々に最適調整することは困難で
ある。したが2.−ζ、前記第1の方法において完全切
断をおこなうためにはレーザパワーを大きめに設定する
必要がある。ゆえに加工面積が広範囲にわたり、かつ周
辺部に照影ツを与え、微細加工には適さない、二とがわ
かる。
第2の方法はレーザ光を集光させるし・−ザ光集光手段
3を調整し、レーザ光の直径が極力小さくなるようにす
る。次にレーザ光を第5図に示すAΔ”線の八からA′
に向って順次移動させながら加工をおこなう。第7図は
前記ブチ法でI・リミング対象物を加工した後の加工対
象物の一部拡大平面図である。第7図において14は未
切断部である。前記切断時、八からA′に向って順に切
断していくとレーザ光の照射された位置の構成物が溶解
しおしのけられ、最後にはA”付近に多く集まる。前述
の多く集まった部位が第7回に示す未切断部14となる
。前記未切断部が生しる理由は徐々にレーザ光により溶
解した構成物質が凝縮しかつ膜I7も厚くなってA”近
傍に集まってくるためごある。nfI記部位は通常のレ
ーザパワーでは加工できないために未切断部が生しる。
したがって、未切断部I4が生しないように1リミング
rるためには最初からトリミングパワーをレー()′パ
ワーを大きめに設定する必要がある。大きなレーザバq
−を印加した場合、周辺に熱的影否を与え、トリミング
対象物の変質をきたす。したがって、it?1述の方法
ではトリミング対象物を変質させずに、電全な切断をお
こなうことは困難であった。
以上のように従来のレーザトリミング装置では良好な切
断をおこなうことが困難であることがわかるが、トリミ
ング対象物が以下の状態であるとき、さらに困難となる
第8図(a)はトリミング対象物の一部拡大平面図であ
り、第8図(b)は第8図(a)のBB’綿での断面図
である。第8図(a)、 (b)において、15はガラ
スなどの透明基板、16.18.19.20は幅5−−
10μm、1000人〜10000人程度の膜17を有
する金属薄膜リンク、17はSiNxなどの絶縁体膜、
21!11000人〜10000人程度の膜厚を存する
金属薄膜、22は金属薄膜リンクを切断するためのレー
ザトリミング装置(図示せず)から照射されるレーザ光
あるいはレーザ光の軌跡である。第8図(a)、 (b
)で示すトリミング対象物は透明基板15上に金属薄膜
を蒸着し、エツチングにより金属薄膜リンクを形成する
。次に絶縁体膜17を蒸着する。最後に前記絶縁体膜1
7」−に金属薄膜21を形成する。なお第8図(a)、
 D))のトリミング対象物の図は説明と容易にするた
めに簡略している。
第8図(a)、 (b)のトリミング対象物をトリミン
グするためには、レーザ光は透明基板を透過させて照射
する。レーザを照射された金属薄膜リンクは加熱され、
急激に膨張蒸発する。膨張した金属薄膜の構成物質は絶
縁体膜17をやふり外に放出される。前記絶縁体膜I7
上には他の素子あるいはリンクが構成されるため、前記
素子あるいはリンクの破壊または信頼性を低下させる。
したがって絶縁体膜17がやぶれることは好ましくはな
い。
そこで絶縁体膜がやぶれないレーザパワーに調整し、金
属Fi!IP!リンクを切断する。しがしながらトリミ
ング対象物は第8図(b)に示すように金属薄膜19お
よび20が2N構造になったものあるいは絶縁体膜17
の上層に金属薄膜2Iが形成されたものなど一基板上に
多数の状態あるいは構成に形成されている。ゆえに同一
のレーザパワーでは加工することは困難である。そこで
従来のレーザトリミング装置では一基板上で所定のレー
ザパワーを同一構成のすべての金属7N膜リンクをまず
切断し、次にレーザパワーを別の闇値に手動操作により
調整したのち、前記レーザパワーで他の構成の金属薄膜
を切断するという方法がとられていた。
しかし、個々の金属薄膜リンクは同一構成であっても、
構成物質の状態あるいは1模厚などが異なる。
ゆえに同一構成であっても同一レーザパワーで切断でき
ず、レーザパワーが大きすぎるために絶縁体膜がやふれ
るあるいはレーザパワーが小さすぎるために金属薄膜リ
ンクの未切断が発生していた。
以上のように従来のレーザトリミング装置はトリミング
対象物の加工に対し、レーザパワーの調整により加工す
るということを基本にしている。
したがって、加工位置の構成あるいは物質状態がすべて
同一の場合は良好なトリミングがおこなえるという可能
性が高いが、その他の場合は加工が困難であるという問
題点を有していた。
課題を解決するための手段 上記課題を解決するため、第1の本発明のレーザトリミ
ング装置はトリミング対象物を位置決めする位で決め手
段と、92インチを有しレーザ光の発射を制御するレー
ザパルス制御手段と、レーザ照射位置情報と前記照射位
置に照射するレーザパルス数情報とを記憶する記憶手段
と、前記情報により位置決め手段およびレーザパルス制
御手段を制御する制御手段と、レーザ光を発生させるレ
ーザ光発生手段と、前記レーザ光を所定のレーザパワー
に減衰させる減光手段と、レーザ光を1−リミング位置
に集光させる集光手段を具備したものである。
また第2の本発明のレーザトリミング装置はトリミング
対象物を位置決めする位置決め手段と、92インチを有
しレーザ光の発射を制御するレーザパルス制御手段と、
レーザ光を発生させるレーザ光発生手段と、前記レーザ
光発生手段がら発射されるレーザ光を所定のレーザパワ
ーに減衰させる減光手段と、前記レーザ光をトリミング
位置に集光させる集光手段と、レーザ光照射位置情報ど
前記レーザ光照射位置に照射するレーザパルス数情報と
111記レーザパルスのレーザパワー情9[1とを記憶
する記憶手段と、前記記憶手段の情報によりiiI記位
置決め手段と前記レーザパルス制御手段と前記減光手段
とを制御する制御手段とを具備するものである。
作用 本発明は、トリミング対象物のトリミング位置ごとに照
射するレーザパルス数をあらがしめ設定しておき、加工
をおこなうものである。従来のレーザI・リミング装置
ではレーザパワーを調整し、トリミング位置に一発のレ
ーザパルスを照射していくことにより、各トリミング位
置のトリミングを自動でおこなうものであった。本発明
のレーデトリミング装置はレーザパルスのレーザパワー
を低く設定し、同一箇所に複数発のレーザパルスを照射
することにより、トリミング位置の加工を次々とおこな
っていくものである。
実施例 以下本発明の一実施例のレーザトリミング装置について
図面を参照しながら説明する。
第1図は第1の本発明のレーザトリミング装置の機能ブ
ロック図である。第1図において、2はトリミング対象
物Iを位置決めするために用いるX’−Yステージなど
の位置決め手段、28は音響光学素子を用いた減衰器(
以下AOアッテネータと呼ぶ、)あるいは偏光板を用い
た減光フィルタを有する減光手段、24は前記減光手段
28を透過したレーデ光を任意の短形にするためのスリ
・ノドを有するスリット制御手段、23は前記スリ・ノ
ドを透過したレーザ光の像をトリミング対象物lの加工
位置に結像させるための結像手段、30はYAGロット
などを有しレーザ光を発生させるためのレーザ光発生手
段、25はQスイッチなどを有し、前記Qスイッチを制
御することにより、所定のトリミング箇所で所定のレー
ザパルスの照射数を制御するためのレーザパルス制御手
段、27はトリミング加工位置データおよび前記加工位
置での照射レーザパルス数を記憶している記憶手段、2
6は記憶手段よりデータを読みだし、前記データにより
位置決め手段2およびレーザパルス制御手段を制御する
ための制御手段である。
次に本発明のレーザトリミング装置の動作について説明
する。まずスリット制御手段のスリットを調整し、トリ
ミング対象物のトリミング位置で結像された像が所定の
矩形になるように調整する。
また残光手段のAOアッテネータなどを用い、前記トリ
ミング位置での像のレーザパワー密度あるいはレーザパ
ワーが所定値になるように調整をする6次に制御手段2
6は記憶手段に対し加工データ要求信号をだす。記憶手
段27はメモリから次の加工位置のX−Y座標データお
よび前記加工位置で同一箇所に照射するレーザパルス数
を制御手段に送出する。制御手段26は加工位置の座標
データを位置決め手段2におくる。位置決め手段2は前
記座標データにもとづき移動をおこない、トリミング対
象物lの位置決めをおこなう。位置決め手段2は位置決
めが完了すると移動終了信号を制?]n手段26に対し
て送る。この時必要があれば結像手段を調整し、トリミ
ング位置で所定に結像させる。制御手段26は移動終了
信号が送られてくると、レーザパルス制御手段25に対
し、シー1yパルス数およびレーザ光照射要求信号を送
る。
レーザパルス制御手段25は前記レーザパルス数により
Qスイッチなどを制御し、レーザパルス数だけnコ記ス
イッチなどをオンオフさせ所定のレーザパルスをレーザ
光発生手段30から発射する。
一方レーザ光はレーザ光発生手段30により発生し、減
光手段によりあらかじめ設定されたレーザパワーあるい
はレーザパワー密度に減衰させられる。次にレーザ光は
スリットにより所定の矩形状になり、前記矩形状の像が
所定パルス数だけ、トリミング位置に結像する。以上の
動作をくりかえすことによりトリミング対象物1上のト
リミング加工位置は次々と加工される。
なオ各レーザパルスのレーザパワーは弱く設定し、加工
位置を散発以上のレーザパルスで切断できるようにする
。前述の理由は複数発のレーザパルスを照射する場合、
先に照射されたレーザパルスによる熱が加工位置に保持
され、次のレーザパルスによるエネルギーは前記加工位
置に保持された熱に加算されるように働くため、ご(弱
いレーザパワーで金属薄膜リンクなどを切断できる。ま
た前記切断は金属薄膜の溶解とその凝縮によりおこなわ
れる。したがって第8Hb)に示すようなトリミング対
象物であっても、金属薄膜リンクをほとんど蒸発させる
ことはなく、したがって絶縁体膜17をやふることもな
い。ゆえに全体として低レーザパワーで良好なトリミン
グをおこなうことができる。
また、レーザパルスの半値幅は10m5ec以上300
m5ec以下のものを用い、特に50IISeC〜15
0nsecのとき良好なトリミング結果を得ることがで
きる。
第2図は本発明のレーザトリミング装置によりトリミン
グ対象物を加工した後の加工位置の一部拡大平面図を示
している。本発明ではスリットの像を結像させるため、
加工形状はレーザ光照射位置31と同様の加工形状が得
られる。
以下第2の本発明の一実施例のレーザトリミング装置に
ついて図面を参照しながら説明する。第3図は第2の本
発明のレーザトリミング装置の機能ブロック図である。
以下、第1の発明の実施例との相違点のみについて説明
する。
第2の実施例では記↑、a手段27は!−リミング加工
位置データ・加工位置での照射レーデパルス数および前
記レーザパルスのレーザパワーを記1つ、シている。ま
た減光手段29はAOアッテネータを有し、制御手段の
指令に基づき50m5ec以下の時間でレーザパルスを
所定のレーデパワーにyA!!できる機能をもつ。好ま
しくはレーザパワーの調整は10m5ec以下に、さら
に好ましくはl m5ec以下で調整できる機能を有す
る。
まず制御手段26は記憶手段に対し加工データ要求信号
をだす。記憶手段27はメモリから次の加工位置のX−
Y座標データおよび前記加工位置で同一箇所に照射する
1ノ−ザバルス数および前記レーザパルスのレーザパワ
ーを送出する。位置決め手段2およびレーザパルス制御
手段25の動作は第1の発明の実施例と同様である。次
に制御手段26は所定のトリミング位置でのレーザパル
ス数が複数の場合はレーザパルスの照射と同期さゼて減
光手段29の制御をおこなう。以下前記制御動作につい
て説明する。制御手段26はし・−ザバルスに同期させ
、減光手段29に対し減光量設定信号を送る。減光手段
29は前記信号に基づいてAOアンテネークを制御し、
高速に所定のレーザ透過量になるように動作する。たと
えばレーザパルス数が発振周波数1kllzで3パルス
の場合、1パルレス口のレーザパワーの大きさを1とす
ると、次のレーザパルス2が照射されるl m5ecの
間に減光量を制御し、レーザパワーの大きさを1パルス
目の1/2に、次の111secの間にレーザパワーの
大きさを1パルスロの1/3に制御する。したがってレ
ーザパルスのレーザパワーは徐々に弱くトリミングをお
こなうことができる。
以上のようにレーザパルスごとのレーザパワーを制御す
ることにより以下の効果がある。トリミング対象物のト
リミング位置の構成物質が金属の場合、当初表面は平滑
で鏡面でありレーザ光の吸収性が悪い。レーザパルスを
照射させることにより徐kに鏡面がなくなりレーザ光の
吸収性がよくなる。したがって同一箇所に照射するレー
ザパルスが複数の場合、各レーザパルスごとのレーザ光
の吸収量を同一にすることがレーザパルスごとに同一の
エネルギーを照射できることになり良好なトリミングを
おこなえる条件になる。ゆえに各レーザパルスごとのレ
ーザパワーを制御し、徐々にレーザパワーを下げていく
ことのできる本発明のレーザトリミング装置は良好なト
リミングをおこなえることは言うまでもない。
なお、本発明の第2の実施例においてレーザパルスの1
パルスこ′とにレーザパワーを制御片するように表現し
たが、これに限るものではなく、たとえばレーザパルス
数が5パルスの場合、2,3バルス口を1パルス目のレ
ーデパワーの1/2,4゜5パルスロヲ1パルスロのレ
ーザパワーのl/3に設定してもよいことは言うまでも
ない。
また、第2の本発明の実施例においてレーザパルスの1
パルスごとにレーザパワーを制御するように表現したが
、これに限るものではなく、たとえば、第8図(b)に
示すトリミング対象物の金属薄膜リンクを次々とトリミ
ングをおこなっていく場合、金属薄膜リンク1Gを5パ
ルスの1の大きさのレーザパワーのレーザパルスで加工
をおこない、次に金属薄膜リンク18.19を3パルス
の2の大きさのレーザパワーのレーザパルスで加工をお
こなってもよいことは言うまでもない。
なお、本発明の実施例において記憶手段27はレーザパ
ルス数を記tαし、またレーザパルス制御手段はレーザ
パルス数だけQスイッチをオンオフさ−Uるとしたが、
これに限るものではない。たとえば、記憶手段27はQ
スイッチなどのゲー1−のオン時間を記憶させ、かつレ
ーザ光発生手段30を一定周波数で発振させて、Qス・
イノチなどのゲートが開いている時間だけ一定周波数で
レーザパルスが照射されるように構成する。以上の構成
をとることにより、レーザパルス制御手段25はQスイ
ッチなどのゲートのオン時間制御することにより、所定
のレーザパルスが照射されるように構成してもよいこと
は明らかである。
また本発明の実施例においてスリットを有するスリット
制御手段および結像手段を用いてトリミング位置にレー
ザ光を照射するとしたがこれに限るものではなく、トリ
ミング位置にほぼ矩形の光学像を照射できるものであれ
ばよいことは言うまでもない。たとえばレンズを組みあ
わせ、光学像をだ円にする方法などが考えられる。
発明の効果 以上のように本発明のレーザトリミング装置はスリット
を用い、矩形の像をトリミング位置に照射し、かつ同一
箇所に照射するレーザパルス数を設定してトリミングを
おこなうものである。したかって第6図に示すように加
工飛散物が周辺部に飛びちり、周辺部に熱的影響を与え
ることがない。
またレーザ照射位置でのレーザパワー密度は均一である
から第7図に示すように未切断部が生じるおそれもない
。特に第8図[有])に示すように金属薄11クリンク
の構成が異なる場合であっても、各金属薄膜リンクごと
に所定のレーザパルス数を設定しておくごとにより、−
トリミング対象物上のすべての金属薄膜リンクを順にト
リミングしていくことが可能である。ゆえに良好なトリ
ミングおよびトリミング速度の大幅な向上がみこまれる
また本発明のレーザトリミング装置は基本的に同一箇所
に複数光のレーザパルスを照射することにより金属薄膜
リンクの切断あるいは加工をおこなうものである。した
がって、実施例でも説明したようにごく弱いレーザパワ
ーで加工ができ、はとんど加工位置の物質を膨張あるい
は蒸発させることがない。したがって、第8図[有])
に示すような表面および裏面を物質でおおわれた箇所で
あっても、前記箇所の物質の溶解と冷えるときの凝縮を
利用して三次元的な構造のトリミング対象物の良好なト
リミングをおこなうことができる。
特に第2の発明のレーザトリミング装置では1パルスご
とのレーザパワーを制御することができる。したがって
、i・リミング対象物の金属薄膜リンクのレーザ光の吸
収率を考慮して加工をおこなうことができる。ゆえに第
1の発明と比較してさらに微細かつ良好なトリミングま
たは加工をおこなうことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は第1の本発明の一実施例におけるレーザトリミ
ング装置の機能ブロック図、第2図、第5図、第6図、
第7図はトリミング対象物の一部拡大平面図、第8図(
a)、 (b)はトリミング対象物の一部拡大平面図お
よび断面図、第3図番よ第2の本発明の実施例における
レーザトリミング装置の機能ブロンク図、第4図は従来
のレーザトリミング装置の機能ブロック図である。 1・・・・・・トリミング対象物、2・・・・・・位置
決め手段、3・・・・・・レーザ光集光手段、4・・・
・・・残光手段、5・・・・・・レーザ光発生手段、6
・・・・・・レーザ光照射制御手段、7・・・・・・レ
ーザトリマ制御手段、8・・・・・・位置情報記(,2
手段、9・・・・・・ソース信号線、10・・・・・・
ゲート信号線、11・・・・・・絶縁体膜、12・・・
・・・加工飛散物、13.31・・・・・・レーザ光照
射位置、14・・・・・・未切断部、15・・・・・・
透明基板、16.18,19゜20・・・・・・金属薄
膜リンク、17・・・・・・絶縁体膜、21・・・・・
・金I7X薄膜、22・・・・・・レーザ光、23・・
・・・・結像手段、24・・・・・・スリット制御手段
、25・・・・・・レーザパルス制御手段、2G・・・
・・・制御手段、27・・・・・・記憶手段、28.2
9・・・・・残光手段、30・・・・・・レーザ光発生
手段。 代理人の氏名 弁理士 中尾敏男 はか1名第 図 第 図 ど3−J存速で11受 31−ν−ザ光照某4立I 竺 図 q−−−ソース椙号線 //−艶建株項 一一一未甥断顎 第 図 弔 図 /?−加工逼散宮7 13−  ν−ゴ尤照:WUt

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Qスイッチを有するレーザトリミング装置であっ
    て、トリミング対象物を位置決めする位置決め手段と、
    Qスイッチを有しレーザ光の発射を制御するレーザパル
    ス制御手段と、レーザ照射位置情報と前記レーザ照射位
    置に照射するレーザパルス数情報とを記憶する記憶手段
    と、前記情報により前記位置決め手段および前記レーザ
    パルス制御手段を制御する制御手段と、レーザ光を発生
    させるレーザ光発生手段と、前記レーザ光発生手段から
    発射されるレーザ光を所定のレーザパワーに減衰させる
    減光手段と、前記レーザ光をトリミング位置に集光させ
    る集光手段とを具備することを特徴とするレーザトリミ
    ング装置。
  2. (2)集光手段は所定領域のレーザ光を透過させるスリ
    ットを有するスリット制御手段と、前記手段により発生
    した光学像をトリミング位置に結像させる結像手段を具
    備することを特徴とする請求項(1)記載のレーザトリ
    ミング装置。
  3. (3)レーザパルス制御手段はQスイッチのゲートのオ
    ン時間とQスイッチのゲートのオン数のうち少なくとも
    一方を制御し、レーザ光発生手段から発射されるレーザ
    パルスが所定数になるように制御できることを特徴とす
    る請求項(1)記載のレーザトリミング装置。
  4. (4)レーザパルス数情報はQスイッチのゲートのオン
    時間とQスイッチのオン数のうち少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項(1)記載のレーザトリミング
    装置。
  5. (5)Qスイッチを有するレーザトリミング装置であっ
    て、トリミング対象物を位置決めする位置決め手段と、
    Qスイッチを有しレーザ光の発射を制御するレーザパル
    ス制御手段と、レーザ光を発生させるレーザ光発生手段
    と、前記レーザ光発生手段から発射されるレーザ光を所
    定のレーザパワーに減衰させる減光手段と、前記レーザ
    光をトリミング位置に集光させる集光手段と、レーザ光
    照射位置情報と前記レーザ光照射位置に照射するレーザ
    パルス数情報と前記レーザパルスのレーザパワー情報と
    を記憶する記憶手段と、前記記憶手段の情報により前記
    位置決め手段と前記レーザパルス制御手段と前記減光手
    段とを制御する制御手段とを具備することを特徴とする
    レーザトリミング装置。
  6. (6)減光手段はAOアッテネータを有し、50mse
    c以下でレーザ光の透過量を可変できることを特徴とす
    る請求項(5)記載のレーザトリミング装置。
  7. (7)集光手段は所定のレーザ光を透過させるスリット
    を有するスリット制御手段と、前記手段により発生した
    光学像をトリミング位置に結像させる結像手段を具備す
    ることを特徴とする請求項(5)記載のレーザトリミン
    グ装置。
  8. (8)レーザパルス制御手段はQスイッチのゲートのオ
    ン時間とQスイッチのゲートのオン数のうち少なくとも
    一方を制御し、レーザ光発生手段から発射されるレーザ
    パルスが所定数になるように制御できることを特徴とす
    る請求項(5)記載のレーザトリミング装置。
  9. (9)レーザパルス数情報はQスイッチのゲートのオン
    時間とQスイッチのオン数のうち少なくとも一方である
    ことを特徴とする請求項(5)記載のレーザトリミング
    装置。
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