JP2002341364A - 液晶表示パネルの製造方法 - Google Patents
液晶表示パネルの製造方法Info
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Abstract
い液晶表示パネルの製造方法を提供する。 【解決手段】 絶縁膜20a、20bによって被覆さ
れ、保護されている複数の電極10、11、13、14
を形成した後に、前記各電極10、11、13、14間
でショートしている箇所21にレーザービームを照射し
て、レーザービーム照射箇所22を切断することでショ
ートを取り除く工程を有する液晶表示パネルの製造方法
において、前記ショートしている電極上の絶縁膜20
a、20bは破壊しないエネルギーのレーザービームを
照射して、レーザービーム照射箇所22の電極部分のみ
を切断する。
Description
ュアル機器、およびパソコンやワープロなどの平面ディ
スプレイに使用される液晶表示パネル、特に表示特性に
視野角依存性の少ない横電界印加型のアクティブマトリ
クス型液晶表示パネルの製造方法に関する。
よびパソコンやワープロなどの平面ディスプレイに液晶
表示パネルが多く利用されている。その中でも横電界印
加型のアクティブマトリクス型液晶表示パネルは、液晶
分子の配列変化が電極基板に対して平行に変化すること
から、光の変調の視野角依存性が少なく、高品位の表示
が可能である。
構成は、画素電極と共通電極を備えた電極基板と対向基
板とが対向配置し、両基板の間隙に液晶が注入され、形
成された液晶表示パネルは2枚の偏光板で挟まれてい
る。画素電極と共通電極間に電圧を印加することによっ
て、電極間の液晶の分子配列を平面的に変化させ、光の
透過率を変調させることで、画像を表示する。
アクティブマトリクス型液晶表示パネルは、連続して使
用していると黒点状の表示むらが発生し、表示品位が低
下する場合があるという問題を有している。
極の保護膜のクラック部分で電気化学反応が起こり、イ
オン性物質が生成することによって液晶層の電圧保持率
が低下して発生するとされていた。そのため、保護膜の
厚みを電極厚みに比べて厚くするか、または有機高分子
の保護膜を形成することで、黒点むらを解消できるとさ
れていた。
因に関して検討した結果、黒点むらはピンホール等によ
り走査配線電極が誘電体保護膜(絶縁膜)を介さずに、
直接液晶に接した場合にのみ発生することを見出した。
さらに、信号配線電極や画素電極、共通配線電極上の誘
電体保護膜にピンホール等の欠陥が存在し、液晶が直接
これらの電極に接した場合には黒点むらは発生しないこ
とも見出した。したがって、黒点むらを防ぐためには、
走査配線上の保護膜のみをピンホールフリーの完全な膜
にすれば良い。
て、電極間のショートをレーザービームで切断する工程
がある。このとき、レーザービームの照射により電極が
切断されるだけでなく、電極の保護膜の破壊が起こる。
つまり、走査配線電極が関与する電極間のショートを取
り除くために照射したレーザービームによって、人為的
に走査配線上の保護膜のピンホールを作ってしまう。そ
のため、黒点むらが生じる。
であり、電極上の保護膜にピンホールを作ることのない
液晶表示パネルの製造方法を提供することを目的とす
る。
の製造方法は、絶縁膜によって被覆され、保護されてい
る複数の電極を形成した後に、前記各電極間でショート
している箇所にレーザービームを照射して、前記レーザ
ービーム照射箇所を切断することでショートを取り除く
工程を有する液晶表示パネルの製造方法において、前記
ショートしている電極上の絶縁膜は破壊しないエネルギ
ーのレーザービームを照射して、前記レーザービーム照
射箇所の電極部分のみを切断する。それにより、前記絶
縁膜を破壊せずに前記ショートを取り除くことができ
る。
は、前記レーザービームのパルスエネルギーE(mJ/
cm2)と、切断される電極の厚さD(nm)とは、
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たしている。それにより、レーザービームによってレ
ーザービーム照射箇所の電極部分は確実に切断され、か
つ絶縁膜が破壊されることもない。
は、前記レーザービームを、前記液晶表示パネルの電極
基板側から前記レーザービーム照射箇所に向けて照射す
る。それにより、レーザービームによってレーザービー
ム照射箇所の電極部分は確実に切断され、かつ絶縁膜が
破壊されることもない。
は、走査配線電極に対して、前記ショートを取り除く工
程を施す。そのため、黒点むらを生じさせる原因となる
走査配線電極の絶縁膜破壊が起こらないので、黒点むら
が発生することはなく、液晶表示パネルの表示品位は低
下しない。
形態1にかかる液晶表示パネルの製造方法について図を
用いて説明する。ここでは、対角15.2インチ、アス
ペクト比16:9、解像度が縦768×横1364RG
Bの横電界印加型のアクティブマトリクス型液晶表示パ
ネルを用いて説明する。図1は本発明の実施の形態1に
かかる液晶表示パネルの構成図である。図1(a)は液
晶表示パネルの平面断面図であり、液晶表示パネルの電
極の配置を示している。図1(b)は図1(a)のa−
a′部分の側断面図である。
ある。電極基板1aには、それぞれ平行に配置され相互
に短絡された複数の共通電極13と、各共通電極13に
対して表示領域を挟んで平行に配置された画素電極14
と、画素電極14を介して蓄積容量部15に接続された
薄膜トランジスタ(スイッチング素子)12と、薄膜ト
ランジスタ12を介して画素電極14に信号を供給する
ソース電極(信号配線電極)11と、薄膜トランジスタ
12のスイッチング制御を行うゲート電極(走査配線電
極)10と、窒化珪素膜(絶縁膜)20a、20bとが
形成されている。
板1bと対向配置されている。また、両基板1a、1b
の内側には、ポリイミド配向膜3a、3bが形成されて
いる。このポリイミド配向膜3a、3bは液晶分子の長
軸方向が電極11、14と略平行となるように、ラビン
グ処理を施されている。両基板1a、1b間の間隙には
基板面1a、1bに対して平行方向に液晶分子(図示せ
ず)が配向したネマティック液晶が注入され、液晶表示
パネル1を形成している。
示す斜視図である。図2に示すように液晶表示パネル1
の外側には互いの偏光軸7a、7bが直交するように配
置された一対の偏光板8a、8bが配設されている。6
は液晶表示パネル1のラビング方向を示している。
電極14間に電圧を印加することによって、液晶の分子
配列を平面的に変化させて、光の透過率を変調すること
で画像を表示する。
製造方法を説明する。まず、透明なガラス基板である電
極基板1a上にクロムを蒸着し、フォトエッチングによ
りゲート電極(走査配線電極)10、および共通電極1
3を形成する。次に、二酸化珪素と窒化珪素をプラズマ
CVD法により350nmの厚さに形成し窒化珪素膜
(絶縁膜)20aを形成する。さらにアモルファスシリ
コン層を約100nmの厚さに形成し、このアモルファ
スシリコン層をフォトエッチングして、薄膜トランジス
タ12を形成する。次に約250nmのアルミニウム膜
を蒸着により形成し、フォトエッチングによりソース電
極11、画素電極14および蓄積容量部15を形成す
る。さらに、窒化珪素膜(絶縁膜)20bをプラズマC
VD法により800nm設ける。
見た基板1a上の電極11の横幅は4μm、高さは25
0nmである。また、電極10は、横幅4μm、高さ2
50nmである。また、電極14は、横幅2μm、高さ
250nmである。また、電極13は電極14との高さ
方向の間隔が250nm、横方向の間隔が10μmにな
るように設ける。
面にポリイミド配向膜3aを印刷法により塗布し、硬化
乾燥させて形成した後、レーヨン布を用いて、電極1
1、14と略平行な方向にラビング処理を行う。なお、
ポリイミド配向膜3aには2,2-ビス[4-(p-アミノフェノ
キシ)フェニルプロパン]とピロメリット酸二無水物から
なるものを用いる。
板1bにも、ポリイミド配向膜3aと同様に、ポリイミ
ド配向膜3bを塗布し、硬化乾燥させて形成した後、レ
ーヨン布を用いてラビング処理を行っている。このとき
のラビング処理方向は、電極基板1aと対向基板1bと
を貼り合わせたときに、液晶分子がホモジニアス配向に
なる方向とする。さらに、対向基板1b上に粒経3.4
μmのガラスビーズを分散する。
た対向基板1bとを、電極10、11、13、14等が
形成された面が内側になるように貼り合わせ、例えばメ
ルク社製のネマティック液晶であるZLI−2806を
基板1a、1bの間隙に注入、封口し、液晶表示パネル
1を得る。なお、この液晶表示パネルの基板1aと1b
間の間隙は,前記ガラスビーズの粒径である3.4μm
に保たれている。
1の外側の一方の面に、ラビング方向6と略平行となる
ように偏光軸7aを設定した入射側偏光板8aを設け、
もう一方の面には、偏光軸7bが入射側偏光板8aの偏
光軸7aと直交するように出射側偏光板8bを設ける。
の各電極同士がショートしている場合には、ショート箇
所にレーザービームを照射して、電極を切断し、電極間
ショートを取り除く必要がある。例えば、図1(a)に
示す、ゲート電極(走査配線電極)10は、共通電極1
3と電極間ショート箇所21でショートしている。この
場合には、レーザー照射箇所22に電極基板1a側から
レーザービームを照射し、切断することで、電極間ショ
ートを取り除く必要がある。
する模式図である。レーザービーム照射箇所22にレー
ザービームを照射すると、ゲート電極(走査配線電極)
10の電極金属はレーザービームのエネルギーを吸収し
その表面温度を急激に上昇させる。図3(a)は、レー
ザービームのエネルギーが高すぎる場合を示している。
レーザービームのエネルギーが高すぎると、ゲート電極
(走査配線電極)10は爆発的に沸点に達し、周囲の物
質を押しのけながら切断される。ゲート電極(走査配線
電極)10が切断されるとともに窒化珪素膜(絶縁膜)
20a、20bおよびポリイミド配向膜3aも破壊され
る。
ーを適度に調整した場合を示している。レーザービーム
のエネルギーを適度に抑えることにより、レーザービー
ムのエネルギーを吸収するゲート電極(走査配線電極)
10の温度上昇を適度に抑えることができる。そのた
め、ゲート電極(走査配線電極)10は、徐々に融点か
ら沸点に達して切断されることとなり、窒化珪素膜(絶
縁膜)20a、20bおよびポリイミド配向膜3aは破
壊されることなく、ゲート電極(走査配線電極)10が
切断される。
ビームのパルスエネルギー:E(mJ/cm2)と、切
断する電極の厚さ:D(nm)を用いて、レーザー照射
箇所22にレーザービームを照射した場合の電極切断不
良および絶縁膜破壊の関係を説明する。図4は、E/D
と電極切断不良および絶縁膜破壊の発生率との関係を示
している。図4に示されているように、E/Dが1.0
×10-3未満では、電極が切断されない確率が高くな
り、電極間ショートを取り除くことができない。
場合では、ゲート電極(走査配線電極)10上の絶縁膜
破壊の発生率が高くなり、黒点むらの発生原因となる。
/D)≦1.2×10-2の関係を満たしている場合に
は、電極間ショートを確実に除去し、かつ絶縁膜破壊を
起こすこともない。
す。上述した液晶表示パネルの製造の際に、図1(a)
に示すように、電極10と電極13との間に、人為的に
電極間ショート箇所21を設けた。レーザービーム照射
箇所22に、YAGレーザーを光源とするレーザービー
ムを電極基板1a側から照射した。なお、このときのレ
ーザービームのパルスエネルギー:E(mJ/cm2)
は、2.0mJ/cm2であり、走査配線電極の厚さ:
D(nm)は、250nmであるので、E/D=8.0
×10 -3である。これは、1.0×10-3≦(E/D)
≦1.2×10-2の関係を満たしている。
に駆動回路を接続し、60℃の雰囲気温度中で500時
間、連続駆動させたが、走査配線電極上の絶縁膜の欠損
による黒点むらの発生が認められなかった。
じ条件で電極間ショート箇所21を設け、レーザービー
ム照射箇所22に、YAGレーザーを光源とするレーザ
ービームを電極基板1a側から照射した。YAGレーザ
ーのエネルギーは、比較のため、実施例1で用いた値と
は異なる値とした場合の測定結果を示す。エネルギー:
E(mJ/cm2)が、3.5mJ/cm2とした場合
は、走査配線電極の厚さ:D(mm)は、250nmで
あるので、E/D=1.4×10-2である。これは、
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たしていない。
に駆動回路を接続し、60℃の雰囲気温度中で連続駆動
させたところ、20時間で黒点むらの発生が認められ、
表示品位が低下した。
じ条件で電極間ショート箇所21を設け、レーザービー
ム照射箇所22に、YAGレーザーを光源とするレーザ
ービームを電極基板1a側から照射した。YAGレーザ
ーのエネルギーは、比較のため、実施例1で用いた値と
は異なる値とした場合の測定結果を示す。エネルギー:
E(mJ/cm2)が、0.20mJ/cm2とした場合
は、走査配線電極の厚さ:D(mm)は、250nmで
あるので、E/D=8.0×10-4である。これは、
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たしていない。このとき、電極10と電極13との電
極間ショートを取り除くことができなかった。
を照射する場合に1.0×10-3≦(E/D)≦1.2
×10-2の関係を満たし、電極基板1a側からレーザー
ビームを照射するようようにすれば、電極部分は確実に
切断され、かつ絶縁膜の破壊が起きないことがわかる。
から照射することが好ましく、レーザービームの光源と
してはYAGレーザー、炭素レーザー、およびヘリウム
ネオン、キセノンクロライド、クリプトンフッ素などの
エキシマーレーザーなどが挙げられるが特にこれらに限
定されるものではない。
示パネルの製造方法は、ゲート電極(走査配線電極)1
0と共通電極13との電極間ショートを取り除くため、
電極間ショート箇所21のレーザービーム照射箇所22
にレーザービームを照射する場合に1.0×10-3≦
(E/D)≦1.2×10-2の関係を満たし、電極基板
1a側から照射するようにしたので、電極部分は確実に
切断され、かつ絶縁膜の破壊が起きないの、で黒点むら
によって表示品位が低下することはない。
かかる液晶表示パネルの製造方法は、本発明の実施の形
態1にかかる液晶表示パネルの製造方法を改良したもの
である。実施の形態1にかかる液晶表示パネルの製造方
法と異なる点は、電極間ショートが、走査配線電極と信
号配線電極との間で起きている点である。その他は、実
施の形態1にかかる液晶表示パネルの製造方法と同一で
ある。なお、全図を通じて、同様の要素には、同一符号
を付与する。
表示パネルの平面断面図を示す。図5に示すように、実
施の形態2の液晶表示パネルの製造方法は、液晶表示パ
ネル製造時にゲート電極(走査配線電極)10とソース
電極(信号配線電極)11との間に電極間ショート箇所
21が生じた場合に、レーザービームをレーザービーム
照射箇所22に基板1a側から照射して切断し、電極間
ショートを取り除く。なお、切断された電極11には別
途液晶表示パネル内に設けたレスキューライン(図示せ
ず)から給電を行っている。
極(走査配線電極)10とソース電極(信号配線電極)
11との間で起きている場合であっても、レーザービー
ムのパルスエネルギー:E(mJ/cm2)と、切断す
る電極の厚さ:D(nm)との関係が1.0×10-3≦
(E/D)≦1.2×10-2を満たしていれば、よい。
以下に、実際の測定結果を示して説明する。
す。上述した液晶表示パネルの製造の際に、図5に示す
ように、電極10と電極11との間に、人為的に電極間
ショート箇所21を設けた。レーザービーム照射箇所2
2に、YAGレーザーを光源とするレーザービームを電
極基板1a側から照射した。なお、このときのレーザー
ビームのパルスエネルギー:E(mJ/cm2)は1.
0mJ/cm2であり、走査配線電極の厚さ:D(n
m)は、250nmであるので、E/D=4.0×10
-3である。これは、1.0×10-3≦(E/D)≦1.
2×10-2の関係を満たしている。
に駆動回路を接続し、60℃の雰囲気温度中で500時
間、連続駆動させたが、走査配線電極上の絶縁膜の欠損
による黒点むらの発生が認められなかった。
じ条件で電極間ショート箇所21を設け、レーザービー
ム照射箇所22に、YAGレーザーを光源とするレーザ
ービームを電極基板1a側から照射した。YAGレーザ
ーのエネルギーは、比較のため、実施例2で用いた値と
は異なる値とした場合の測定結果を示す。エネルギー:
E(mJ/cm2)が、4.0mJ/cm2とした場合
は、走査配線電極の厚さ:D(mm)は、250nmで
あるので、E/D=1.6×10-2である。これは、
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たしていない。
に駆動回路を接続し、60℃の雰囲気温度中で連続駆動
させたところ、20時間で黒点むらの発生が認められ、
表示品位が低下した。
じ条件で電極間ショート箇所21を設け、レーザービー
ム照射箇所22に、YAGレーザーを光源とするレーザ
ービームを電極基板1a側から照射した。YAGレーザ
ーのエネルギーは、比較のため、実施例2で用いた値と
は異なる値とした場合の測定結果を示す。エネルギー:
E(mJ/cm2)が、0.15mJ/cm2とした場合
は、走査配線電極の厚さ:D(mm)は、250nmで
あるので、E/D=6.0×10-4である。これは、
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たしていない。このとき、電極10と電極13との電
極間ショートを取り除くことができなかった。
を照射する場合に1.0×10-3≦(E/D)≦1.2
×10-2の関係を満たし、電極基板1a側からレーザー
ビームを照射するようようにすれば、電極部分は確実に
切断され、かつ絶縁膜の破壊が起きないことがわかる。
から照射することが好ましく、レーザービームの光源と
してはYAGレーザー、炭素レーザー、及びヘリウムネ
オン、キセノンクロライド、クリプトンフッ素などのエ
キシマーレーザーなどが挙げられるが特にこれらに限定
されるものではない。
示パネルの製造方法は、ゲート電極(走査配線電極)1
0とソース電極(信号配線電極)11との電極間ショー
トを取り除くため、電極間ショート箇所21のレーザー
ビーム照射箇所22にレーザービームを照射する場合に
1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10-2の関係を
満たし、電極基板1a側から照射するようにしたので、
電極部分は確実に切断され、かつ絶縁膜の破壊が起きな
いので、黒点むらによって表示品位が低下することはな
い。
造方法は、電極間ショートを取り除くために、ショート
している電極上の絶縁膜は破壊しないエネルギーのレー
ザービームをショートしている箇所に照射して、絶縁膜
を破壊せずにレーザービーム照射箇所の電極部分のみを
切断して、電極間ショートを取り除くことができる。
ルの概略図であり、図1(a)は液晶表示パネルの平面
断面図、図1(b)は図1(a)のa−a′部分の液晶
表示パネルの側面断面図
図
であり、図3(a)は、レーザービームのエネルギーが
高すぎる場合の模式図、図3(b)は、レーザビームの
エネルギーを調整した場合の模式図
生率との関係を示す図
ルの平面断面図
Claims (4)
- 【請求項1】 絶縁膜によって被覆され、保護されてい
る複数の電極を形成した後に、前記各電極間でショート
している箇所にレーザービームを照射して、前記レーザ
ービーム照射箇所を切断することでショートを取り除く
工程を有する液晶表示パネルの製造方法において、 前記ショートしている電極上の絶縁膜は破壊しないエネ
ルギーのレーザービームを照射して、前記レーザービー
ム照射箇所の電極部分のみを切断することを特徴とする
液晶表示パネルの製造方法。 - 【請求項2】 前記レーザービームのパルスエネルギー
E(mJ/cm2)と、切断される電極の厚さD(n
m)とは、1.0×10-3≦(E/D)≦1.2×10
-2の関係を満たしていることを特徴とする請求項1に記
載の液晶表示パネルの製造方法。 - 【請求項3】 前記レーザービームを、前記液晶表示パ
ネルの電極基板側から前記レーザービーム照射箇所に向
けて照射することを特徴とする請求項1または請求項2
に記載の液晶表示パネルの製造方法。 - 【請求項4】 走査配線電極に対して、前記ショートを
取り除く工程を施すことを特徴とする請求項1ないし請
求項3のいずれかに記載の液晶表示パネルの製造方法。
Priority Applications (1)
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