JPH026053Y2 - - Google Patents

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JPH026053Y2
JPH026053Y2 JP12650385U JP12650385U JPH026053Y2 JP H026053 Y2 JPH026053 Y2 JP H026053Y2 JP 12650385 U JP12650385 U JP 12650385U JP 12650385 U JP12650385 U JP 12650385U JP H026053 Y2 JPH026053 Y2 JP H026053Y2
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JP
Japan
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car
floor
door
rescue
safety
Prior art date
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JP12650385U
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JPS6234576U (ja
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  • Cage And Drive Apparatuses For Elevators (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の利用分野〕 本考案はエレベータの乗かごに係り、特に、異
常停止時における乗客の安全救出対策を考慮した
エレベータの乗かごに関する。
〔考案の背景〕
第3図はエレベータの基本構成を示す概略図で
あつて、符号1は昇降路、2はそのピツト、3は
該昇降路1内で上下動する乗かごの全体、4は乗
かご床面、5は乗かごドア、6は該ドア5を案内
する乗かごシル、7は該シル6の下方に延設され
た乗かごスカート、8は該乗かご3を支持する枠
体、9は該枠体8を吊持ちしている主ロープ、1
0はおもりである。また、11は階床床面、12
は出入口、13は階床ドアである。
ところで、かかるエレベータにあつては、停電
あるいはその他の理由により、乗かご3の床面4
が階床床面11からずれた状態で異常停止するこ
とがある。そしてこのとき、管理人等が階床側の
出入口12から階床ドア13および乗かごドア5
を開けて乗客を救出する作業を行うが、乗かご床
面4と階床床面11との段差が大きい場合、かか
る救出作業を不用意に行うと非常な危険を伴う。
すなわち、いま乗かご3が第3図に示す状態で異
常停止し、2階の階床床面11に対して乗かご床
面4が上方に所定高さ以上ずれた位置にある場
合、乗かご3内から2階の階床床面11上へ脱出
しようとする乗客が誤つて昇降路1側の隙間1a
に足を踏み入れる危険性があり、そのままピツト
2まで落下して重大事故となる虞れがあつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであ
り、その目的は、異常停止時における乗客の安全
救出が適確に行えるエレベータの乗かごを提供す
ることにある。
〔考案の概要〕
この目的を達成するために、本考案は、乗かご
ドアおよび乗かごスカートの階床側の表面に、異
常停止時における乗かご床面と階床床面との段差
が乗客の安全救出可能範囲内であるか否かを視認
するための安全救出表示帯を設け、該表示帯によ
つて不用意かつ危険な救出作業が未然に防止でき
るようにしたことを特徴とするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の実施例を図面について説明す
る。
第1図は本考案によるエレベータの乗かごの一
実施例を示す正面図、第2図は該乗かごが異常停
止した際の安全救出基準を説明するための要部断
面図であつて、第3図と対応する部分には同一符
号を付けてある。
第1図、第2図において、主ロープ9に吊持ち
された枠体8に支えられて昇降路内を上下動する
乗かご3には、その乗かごシル6に案内される乗
かごドア5の階床側表面と、該シル6の下方に延
設された乗かごスカート7の階床側表面とにそれ
ぞれ、ペイント等により所定幅の安全救出表示帯
14,15が着色表示されている。すなわち、乗
かご床面4の上方600mm以内にある乗かごドア5
の下部表面には安全救出表示帯14が、また該床
面4の下方600mm以内にある乗かごスカート7の
中央上部表面には安全救出表示帯15が設けてあ
り、乗かご3が異常停止した際にこれら表示帯1
4,15と階床床面11との位置関係を見ること
によつて、階床側にいる人間は事前に救出作業の
安全性を確認できるようになつている。これは、
乗客を安全に救出できる基準として、乗かご床面
4と階床床面11との段差が600mm以内の場合と
定められていることに対応させたものである。
なお、第2図において、12は出入口、13は
該出入口12に設けられた階床ドア、16は該階
床ドア13のハンガーケース、17は該階床ドア
13を案内する階床シル、18は該階床シル17
の下方に延設された階床スカートである。
次に、上記乗かご3が異常停止した場合の具体
例を、第2図に基づいて説明する。
いま、停電等により乗かご3が異常停止したと
すると、乗客を救出するために管理人等が階床ド
ア13を開けるわけであるが、このとき該管理人
等は、階床床面11を延長した位置に安全救出表
示帯14もしくは15があるか否かによつて、乗
かご床面4と階床床面11との段差が乗客の安全
救出可能範囲内であるか否かを即座に視認するこ
とができる。つまり、乗かご3が第2図に実線で
示す位置に途中停止している場合には、安全救出
表示帯15が階床床面11の延長線上に位置して
いることから、段差が安全救出可能範囲内の600
mm以内であることが視認でき、よつて管理人等は
そのまま乗かごドア5を開けて乗客を階床側へ誘
導すればよい。これに対して、乗かご3が第2図
に破線で示す位置に途中停止している場合には、
該表示帯14,15が階床床面11の延長線上に
位置していないことから、段差が600mm以上あつ
て安全救出可能範囲を越えていることが視認で
き、よつて保守員立ち会いのもとで脚立等を使用
するといつたように、管理人等は十分なる安全を
確保したうえで乗客の救出を行う必要がある。
このように、階床床面11の延長線上に安全救
出表示帯14,15があるか否かを見るだけで、
異常停止した乗かご3の床面4と階床床面11と
の段差が安全救出可能範囲内にあるか否かが即座
に判断できるため、不用意かつ危険な救出作業が
未然に防止できて乗客の安全性が確保される。
なお、上記実施例では安全救出表示帯14,1
5を着色により形成した場合について述べたが、
着色以外の手段でこれら表示帯14,15を設け
てもよく、要は乗かご床面4の上下各600mm以内
の範囲が階床側から確認できればよい。
また、安全救出表示帯14の上方および安全救
出表示帯15の下方にそれぞれ、例えば黄色等の
ペイントで所定幅の危険表示帯を設けるようにし
てもよい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案によれば、乗かご
ドアおよび乗かごスカートの階床側の表面に安全
救出表示帯を設け、異常停止時における乗かご床
面と階床床面との段差が乗客の安全救出可能範囲
内であるか否かが即座に視認できるようになつて
いるため、不用意かつ危険な救出作業が未然に防
止でき、乗客の安全救出を適確に行うことができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案によるエレベータの乗かごの一
実施例を示す正面図、第2図は該乗かごが異常停
止した際の安全救出基準を説明するための要部断
面図、第3図はエレベータの基本構成を示す概略
図である。 1……昇降路、3……乗かご、4……乗かご床
面、5……乗かごドア、6……乗かごシル、7…
…乗かごスカート、11……階床床面、13……
階床ドア、14,15……安全救出表示帯。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 乗かごドアと該ドアを案内する乗かごシルと該
    シルの下方に延設された乗かごスカートとを備
    え、昇降路内を上下動するエレベータの乗かごに
    おいて、前記乗かごドアおよび乗かごスカートの
    階床側の表面に、異常停止時における乗かご床面
    と階床床面との段差が乗客の安全救出可能範囲内
    であるか否かを視認するための安全救出表示帯を
    設けたことを特徴とするエレベータの乗かご。
JP12650385U 1985-08-21 1985-08-21 Expired JPH026053Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12650385U JPH026053Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12650385U JPH026053Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6234576U JPS6234576U (ja) 1987-02-28
JPH026053Y2 true JPH026053Y2 (ja) 1990-02-14

Family

ID=31020362

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JP12650385U Expired JPH026053Y2 (ja) 1985-08-21 1985-08-21

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JPS6234576U (ja) 1987-02-28

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