JPH026028B2 - - Google Patents

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JPH026028B2
JPH026028B2 JP53026464A JP2646478A JPH026028B2 JP H026028 B2 JPH026028 B2 JP H026028B2 JP 53026464 A JP53026464 A JP 53026464A JP 2646478 A JP2646478 A JP 2646478A JP H026028 B2 JPH026028 B2 JP H026028B2
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radar
signal
frequency
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JP53026464A
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Gaabin Aamusutorongu Deebitsudo
Josefu Bitsukufuoodo Uiriamu
Kuraasu Bandaakuruiku Ronarudo
Toomasu Jimaa Jon
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Raytheon Co
Original Assignee
Raytheon Co
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Publication date
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Publication of JPH026028B2 publication Critical patent/JPH026028B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、一般にレーダ・システムと共に使
用するためのレーダ性能監視装置に関するもので
ある。特に、この発明は、レーダ送信電力および
受信機感度を監視するレーダ性能監視装置に関す
るものであつて、レーダPPI表示器上に任意所望
のレンジまで延びる明白なパターンを提供する態
様で同調をとる。
地上に設置されたレーダが適正に動作している
かどうかを決めることは一般的には難しいことで
はない。小さな固定目標がありその形状(表示器
上の)は知られかつ思い出されるが、もしこれが
消え去るならばレーダは感度を失う、すなわち誤
動作すると云われる。他方、通常目標がないかも
しれない外洋ではマリン・レーダが一般に使用さ
れ、そしてレーダ性能の一部もしくは全部の喪失
はオペレータには分らないかもしれない。総ての
マリン・レーダには例えば10dBの性能の低下を
検知できる或る種の性能監視装置を装備すること
がしばしば示唆された。そしてそのような監視装
置は主な海運国の船のマリン・レーダに装備する
ことをまもなく義務付けられる。そのような監視
装置は、自動追跡を行ないかつ“夜間監視”モー
ド(オペレータがそばについている必要のないモ
ード)で作動できる種類のレーダで特に有用であ
る。もしレーダがそのコース上にあるかもしれな
い物体を検知、追跡するならば、警報が発せられ
る。このモードで信頼できる動作を危険にさらし
得るどんなレーダ性能低下に対してもオペレータ
に警戒態勢をとらせる手段がなければ、“夜間監
視”モードを使うことは危険である。
レーダの性能を監視するためにしばしば使用さ
れた装置はエコー・ボツクスであつたが、エコ
ー・ボツクスは一般に高価で極めて不満足なもの
である。しかも、エコー・ボツクスは、レーダの
RF伝送線路へ直接結合することが通常必要であ
り、レーダPPI上に応答を生じ得るレンジに制限
があり、そしてモータでドライブされる機械的な
同調器が普通必要である。
この発明は、その一面において、広帯域のレー
ダ・テスト信号を使用することを包含する。この
テスト信号は、テスト中のレーダへ戻される時、
平面位置指示器(PPI)のようなレーダ表示器上
に認め得るテスト・パターンを生じる。このテス
ト・パターンはレーダの送信機電力レベルおよび
受信機感度を監視するのに使用される。しかしな
がら、そのようなレーダ性能監視装置はレーダ受
信機の適正な同調をテストしない。こゝに開示し
た重要な改良点は、送信周波数に対する受信機の
適正な同調をテストでき従つて受信機を手動で同
調できる時レーダ受信機を同調する際の手助けと
して使用されることのできるレーダ性能監視装置
を提供することである。
従つて、この発明の第1の目的は、レーダの表
示器上に明白なテスト・パターンを提供するよう
に応答し、しかもレーダ・システムに存在する諸
問題がレーダの性能を10dBのような特定の量だ
け低下させる時パターンが消えるようにする新規
で商業上受容できるレーダ性能監視装置を提供す
ることである。
第2の目的は、レーダの受信機がレーダの送信
機の周波数に適正に同調される時明白なテスト・
パターンを提供するように応答する改良されたレ
ーダ性能監視装置を提供することである。
第3の目的は、レーダの局部発振器の同調をと
る際の手助けとして使用できる明白な信号を供給
する簡単で安価なレーダ性能監視装置を提供する
ことである。
第4の目的は、マリン・レーダに使用される2
周波数帯すなわち2900〜3100MHzおよび9300〜
9500MHzのどちらでも何等の変更を加えることな
く動作できるレーダ性能監視装置を提供すること
である。
この発明のこれらの目的やその他の目的は、平
面位置指示器(PPI)のような表示器を含むレー
ダ・システムと共に使用され、能動目標として作
動する新規なレーダ性能監視装置によつて達成さ
れる。表示器は、実際の目標およびレーダ性能監
視装置からレーダで受信された信号の視覚表示を
表示スクリーン上に生じる。レーダ性能監視装置
によつて発生された信号はPPI上に明白に簡単に
認め得るパターンを生じる。このパターンは、も
しレーダの送信機電力および受信機感度並びに同
調が所定の限界内にあるならばその時だけ、現わ
れる。例えば外洋におけるように実際の目標が存
在しない時、レーダ性能監視装置信号は、適当な
そして安全なレーダ操作を正確に指示し(これは
従来不可能だつた)、かつ手動同調を使用するレ
ーダを目標のない場合にも同調させる。自動追跡
用機器を有するレーダと共に使用する時、かつオ
ペレータ不在の“夜間監視”動作モードにおける
ような場合、レーダ性能監視装置信号はレーダの
性能を自動的に監視する準備をするか或はその代
りに表示スクリーン上に視覚表示を生じる。
レーダ性能監視装置を使用する場合、レーダの
送信々号のRFサンプル例えばS―バンドにある
サンプルは近くに設置されたレーダ性能監視装置
のアンテナに空間を介して結合する。このアンテ
ナは、レーダの送信パルスをピツクアツプし、そ
れを検波器へ、更に閾値手段へ送る。この閾値手
段は、検波器の出力レベルが閾値レベルを起える
時だけ応答を生じさせるために、較正中閾値レベ
ルをセツトするための手段を有する。同時に、レ
ーダの送信パルス・サンプルの一部は、S―バン
ドとX―バンドの両方で動作できる新規な態様で
変更された方向性結合器を通してミキサへ取り出
される。このミキサ中で、送信パルス・サンプル
の一部は、例えばS―バンドの電圧制御局部発振
器(S―バンドVCOと云う)からの局部発振器
信号と直接混合されるか、或はレーダがX―バン
ドのような他の周波数帯で動作する時にはS―バ
ンド局部発振器信号の第3高調波と混合され、ど
ちらの場合も中間周波信号例えば115MHzを生じ
る。
中間周波信号は増幅され、制限されかつ後述す
る新規な弁別器へ供給される。弁別器の出力は局
部発振器の周破数を制御するために直流増幅器を
通して帰還される。新規な弁別器は115MHzの急
峻なクロスオーバ並びに正および負のスカート部
を有する。これらのスカート部は、レーダ信号を
捜索、ロツクするための掃引回路を必要とせず
に、レーダのマグネトロンの許容周波数に相当す
る限界から中間周波数をプルインさせるのに充分
遠くまで延びる。IF信号のサンプルは帯域フイ
ルムを通して後述する。“オン周波数”回路へ供
給される。この“オン周波数”回路は、ミキサか
らの中間周波数が所望の周波数例えば115MHzに
近い時だけペデスタル発生器に応答を開始させる
制御出力を生じる。
ペデスタル発生器は、方形波すなわちスイツチ
ング波形発生器をターンオンするために、例えば
約244マイクロ秒の持続時間を有する信号を発生
する。スイツチング波形発生器の出力は6.1マイ
クロ秒のような時間間隔でIF発振器を交互にオ
ン/オフする。IF発振器の出力は増幅された後
ミキサのIF入/出力端子へ供給され、もつて前
述した局部発振器信号と混合されてレーダの送信
機の周波数にあるサイドバンド信号をアンテナに
方向性結合器を通して生じる。レーダ・システム
に設けられたアンテナはこの信号をピツクアツプ
し、そしてレーダの受信機の感度が充分に高くか
つ同調が適正にとられる時この信号はレーダの
PPI上のくさび形区域内に見ることのできるバー
状応答を生じる。このくさび形区域はレーダの回
転アンテナの近くのフイールド・パターンに相当
する方位限界内にある。レーダ性能監視装置の応
答パターンはPPI上に明るい弧またはバーとして
表示され、これは大体0.8Km(半海里)のレンジ
間隔と0.8Kmのスペースとで拡がりスイツチング
波形発生器の出力に対応する。PPI上の弧は或る
距離例えば32Km(20海里)まで延びる。この距離
は、二次(同期外)応答を許す最小レンジよりも
少し小さく、前述したペデスタル例えば244マイ
クロ秒(これはレーダの最大繰返数例えば3600パ
ルス/秒に相当する)で決められる。レーダ性能
監視装置の応答信号がレーダ送信機周波数にある
ようにするため、IF発振器は弁別器のクロスオ
ーバと事実上同一の周波数になければならないこ
とを理解されたい。これらの回路および前述した
“オン周波数”回路フイルタの周波数決定素子は
温度が変化するにつれて互に追従し合うように選
ばれた。
別な例としてこの発明は自動周波数制御
(AFC)回路中に前述した新規な弁別器を利用す
る。このAFC回路は、広いブルイン・レンジお
よび安定なロツク作用を提供することにより、レ
ーダ性能監視装置内の唯一のRF源を、レーダ送
信機と同一の周波数に応答させる。これはレーダ
信号を捜索しかつロツクするための掃引回路を使
用する必要性を避ける。この利点は、2出力を有
する増幅器によつて例えばミキサからの115MHz
のIF信号を増幅、制限することにより、得られ
る。増幅器の各出力は、異なる中心周波数および
例えば前述した115MHzでオーバラツプする通過
帯域を有する単一同調フイルタへ供給される。互
に逆極性の検波器は2個のフイルタへ接続され、
その出力はQが低い単一同調回路を使用して加
算、増幅される。Qが低い単一同調回路は、2個
のフイルタのオーバラツプで決まるクロスオーバ
周波数において大きな電圧対周波数を生じる。全
帯域幅はフイルタの帯域幅によつて決められる。
これは、比較的小さな周波数変化しか有さない例
えば−20dBmないし0dBnのIF入力電力レベルで
安定であるクロスオーバ周波数を提供する。
この発明は、その広い概念では、レーダの送信
電力および受信機感度並びに同調が所定の限界内
にある時だけレーダ表示スクリーン上に視覚表示
を生じるマリン・レーダと共に使用するためのレ
ーダ性能監視装置を意図するものである。方向性
結合器を通してミキサへ供給されたRF送信々号
のサンプルは、AFCループによつて周波数が制
御される局部発振器からの信号と混合される。
RFサンプルの振幅が充分大きい時、一定電力の
応答信号はIF発振器からの信号とRF局部発振器
からの信号とをミキサ中で混合することによつて
発生される。この応答信号が“オン周波数”回路
で決められるようなレーダ送信機の周波数にある
時、応答は方向性結合器を通してレーダ性能監視
装置のアンテナへ戻されかつ空間を通じてレー
ダ・アンテナへ戻される。レーダ性能監視装置か
らのこの応答信号がレーダ・アンテナ(これはレ
ーダ性能監視装置のアンテナと結合するように指
向されている)で受信される時、もし受信機が正
確に同調されかつその感度が充分高ければ、レー
ダ受信機の表示スクリーン上にテスト・パターン
が生じられる。
この発明の更に新規な特色は、マイクロ波用機
器すなわち方向性結合器、ミキサおよび検波器が
S―バンドとX―バンドの両方で構成を変更する
ことなく作動するようになつていることである。
これは、S―バンドでの1/4波長の動作がX―バ
ンドでは1/4波長の奇数倍例えば3/4波長であるこ
とを利用して行なわれる。
この発明は、また、ブイ、地上の送信機および
他の送信システムからのような他の送信々号と共
に性能監視装置を使用することを意図する。この
ようなシステムの性能を指示するために、表示器
を使用できる。
第1図は、この発明のレーダ性能監視装置と共
に使用されるレーダ・システム100の基本的な
ブロツク図を示す。このレーダ・システムは3つ
の基本的なユニツトすなわち指示ユニツト14
0、MTR(変調器、送信機および受信機)ユニ
ツト102およびアンテナ・ユニツト101で構
成される。レーダ情報を表示しかつレーダ・シス
テムの諸動作制御器を含む指示ユニツ140は、
船の航行中近寄り易くかつ使用上の便宜を考えて
普通ブリツジに装架される。アンテナ・ユニツト
101は、実際には、そのレンジを最大にするた
めに、アンテナ・ビームの進行が妨げられない、
できるだけ高い場所に装架される。MTRユニツ
ト102は風雨の当らない所に、しかもアンテ
ナ・ユニツト101の近くに置かれ、アンテナ・
ユニツト101へ供給される大電力送信パルスお
よびアンテナ・ユニツト101からMTRユニツ
ト102へ供給される低レベル受信々号の損失を
最少にする。
指示ユニツト140、MTRユニツト102は
それぞれ別個の電力モジユール171,122を
含む。これらの電力モジユールは、交流110ボ
ルト、60サイクルであり得る船の電源またはその
他の普通に設けられた電源からの1次入力電力
を、両ユニツト内に設けられた種々の電子回路や
電気―機械式機器を動作させるのに適した直流電
圧に変換する。更に、MTRユニツト用電力モジ
ユール122は、アンテナを回転させるために、
アンテナ・ユニツト101中のモータへ動作電力
を供給する。遠く難して設置された2つの主動作
ユニツトの各々に電力モジユールを個別に設ける
ことにより、両ユニツトを結ぶケーブルに生じる
損失が避けられる。その上、このレーダ・システ
ムでは、MTRユニツト用電力モジユール122
のオン/オフ制御は、、低レベルの制御電圧だけ
を使つて指示ユニツト140から行なわれる。従
つて、大量の電力を消費することなくかつユニツ
ト間の長いケーブルでの損失なしに、指示ユニツ
トにおいて全制御が維持される。
MTRユニツト102へ供給されるMTRトリ
ガ・パルスを発生させることにより、各レーダ・
パルス・サイクルは指示ユニツト140で開始さ
れる。MTRトリガ・パルスを受信する時、
MTRユニツト102は大電力送信パルスを発生
する。この送信パルスはアンテナ・ユニツト10
1へ供給され、アンテナ・ユニツト101は狭い
ビームで信号を外に放射する。目標に当つて戻つ
て来たエコー信号はアンテナ・ユニツト101で
受信されかつMTRユニツト102の受信部へ送
られる。MTRユニツト102の受信部は、受信
したエコー信号を増幅、検波し、かつビデオ信号
を発生して指示ユニツト140へ供給する。ビデ
オ信号の開始時点は、MTRユニツト102の内
部で発生される通知(acknowledge)パルスに
よつてしるしが付けられる。指示ユニツト140
は、ビデオ信号に従つてレーダ・ビーム路に目標
から反射されて来た信号の視覚表示を生じる。レ
ーダ・アンテナの方位々置はアンテナ・ユニツト
101から指示ユニツト140へ直接送られ、戻
つて来たレーダ信号を表示すべき表示スクリーン
上に角度を示す。
第2図は、第1図に示したようなレーダ・シス
テム100の詳しいブロツク図を示す。アンテ
ナ・ユニツト101は、レーダ・パルスの周波数
帯内の信号を放射できかつ受信できる回転可能な
アンテナ104を含む。このアンテナ104は導
波管区分105を介して1組のギア108へ回転
自在に結合される。モータ106は、ギア108
を介してアンテナ104へ機械的に結合され、か
つアンテナ104を事実上一定のそして所定の速
度で回転させる。アンテナ・レゾルバ112もそ
の入力回転軸を介してギア108およびアンテナ
104へ結合される。入力回転軸はアンテナ10
4と同じ速度で回転させられることが望ましい。
アンテナ104へ行く信号およびアンテナ104
から来る信号は、アンテナ・ユニツト101内の
導波管切換器110および導波管区分115を通
して送受切換器114へ供給される。受信々号は
送受切換器114および受動リミツタ116を通
つて受信機120の入力部に達する。送受切換器
114は、送信機/変調器118が発生した送信
パルスを受信機120から分離し、かつ導波管区
分115から受信機120の入力部へ殆ど無損失
で受信々号を直接供給する。受動リミツタ116
は、受信機120の入力回路が近くのレーダ送信
機からピツクアツプした信号で過負荷になるのを
防止するために、入力信号の絶対振幅を制限す
る。
送信機/変調器118は、指示ユニツト140
内の時限発生器144からのMTRトリガ・パル
スに応答して送信パルスを発生する。送信パルス
のPRF(パルス繰返数)はMTRトリガ・パルス
のPRFで完全に決められる。PRFがレーダのレ
ンジ設定値の関数であつた以前のレーダ・システ
ムでは、種々の可能なレンジ設定値を示す複数の
信号が送信機/変調器へ供給された。復号回路は
選ばれたレンジのための適切なPRFを決めた。
しかしながら、このレーダ・システムでは唯一の
MTRトリガ・パルスしか必要でない。
送信パルスのパルス幅はまたレーダのレンジ・
スケールの設定値の関数であり得る。例えば、よ
り長いレンジで許容できるSN比を得るのに必要
なより長いパルスを使つて可能である以上の大き
な精細度を得るためには、より短いレンジ・スケ
ールでより狭いパルスを使用することが望まし
い。しかしながら、総ての可能なレンジ設定値ご
とに異なるパルス幅を提供することは不必要であ
ることが分つた。例えば、この発明の望ましい実
施例では、0.4Km(0.25海里)と102.4Km(64海里)
の間で10種類の異なるレンジ設定値がある。実際
に必要なのは大体60ナノ秒、500ナノ秒および
1000ナノ秒のわずか3種類パルス幅であることが
分つた。これらの3種類のパルス幅を選択するた
めに、わずか2ビツトのデイジタル信号が時限発
生器144と送信機/変調器118の間でやりと
りされる必要がある。選択できるレンジ・スケー
ル値よりも要求されたパルス幅がより少ないもの
は沢山あるので、従来のシステムで必要であつた
よりも少ない走査線または信号の多くは、時限発
生器144と送信機/変調器118の間で通過さ
せられる必要がある。
従来のシステムでは、トリガ・パルスはMTR
ユニツトの内部で発生されて変調器と表示回路装
置の両方へ供給された。最も普通に用いられる変
調器の或る種の特性のために、トリガ・パルスの
印加と実際の送信パルスの発生との間の遅延時間
は変り得る。これはレンジを変えた場合特に顕著
である。この遅延時間を予期できないので、従来
周知のレーダ・システムではあまりにも早く或は
遅く開始する掃引によつて生じられた不正確なギ
ザギザ状の縁を有する目標が時には表示される。
この発明で動作するように構成されたシステムで
は、この問題は解決された。
送信機/変調器118は送信パルスの開始毎に
通知パルスを発生する。この通知パルスは時限発
生器144へ供給されて指示ユニツト140内の
各ビデオ信号処理回路のためのレーダ掃引の開始
時点にしるしをつける。通知パルスが各レーダ・
パルスの開始と完全に一致するので、表示スクリ
ーン上の隣接する掃引走査線間の記録は高い精度
に維持される。従つて、目標の実際の形状は、表
示掃引の開始と実際の送信パルスとの不正確な同
期によつて生じられるギザギザ状の縁を持たず、
正確に呈示される。
送信機/変調器118は感度時間制御(STC)
信号を発生して受信機120の利得を制御する。
当業者には周知のように、このSTC信号を使つ
て各レーダ・インターパルス間隔中受信機120
の利得を変更する。目標の近くから受信した信号
のために、利得は下がる。この場合、受信機12
0内部の増幅回路は目標近くからの強い信号およ
び局部的に生じられた干渉によつて過負荷となる
のを防止され、そして事実上一定の明るさを有す
る表示が生じられる。
受信機120の出力側に発生したアナログ・ビ
デオ信号は、指示ユニツト140内のアナログ/
デイジタル変換器148によつてデイジタル・デ
ータの直列流に変換される。デイジタル化のため
にアナログ・ビデオ信号からサンプルが取り出さ
れる速度と、レーダ・パルスの開始からアナロ
グ・ビデオ信号がデイジタル化される期間の長さ
とは、レーダのレンジ・スケール設定値に依存す
る。より短いレンジでは、より高いサンプリング
速度とより短い期間が使用される。
デイジタル化されたビデオ信号は、時限発生器
144からのクロツクパルスの制御下でデイジタ
ル・ビデオ・データ・記憶メモリ150へ読み込
まれる。このデイジタル・ビデオ・データ・記憶
メモリイ150はレーダ全体のインターパルス間
隔からデイジタル化されたビデオ信号を記憶す
る。ビデオ信号が記憶されるレンジはもちろんレ
ンジ・スケール設定値に依存する。デイジタル化
されたビデオ信号は、時限発生器144から到来
するクロツクパルスの周波数で決められた第2期
間中陰極線管172上に表示するために、デイジ
タル・ビデオ・データ記憶メモリイ150から読
み出される。第2期間は、ビデオ信号がデイジタ
ル・ビデオ・データ記憶メモリイ150へ読み込
まれた第1期間よりも長くもしくは短くてもよい
し、また同じであつてもよい。読み出しは、第1
期間の直後で次続のレーダ期間の開始前に行なわ
れることが望ましい。望ましい実施例では、第2
期間は事実上一定で第1期間とは無関係である。
このように、読み出し期間が一定であると、陰極
線管172のビームの書き込み速度すなわち偏向
速度はこれもまた一定であるので、生じられる表
示はレーダのレンジ・スケール設定値とは無関係
に一定の強度を有する。レンジが短い場合には、
デイジタル信号がデイジタル・ビデオ・データ記
憶メモリイ150から読み出されて表示される第
2期間は、デイジタル信号が読み込まれた期間よ
りもかなり長い。期間が長いので陰極線管172
のビームの書き込み速度は、ビデオ信号が受信さ
れる速度と同じ速度で表示されるならば、必要と
される速度よりも低下される。従つて、レンジが
短い時の表示の輝度は従来周知のシステムにおけ
る輝度にくらべて大巾に強められる。ビデオ信号
のデイジタル化、記憶および読み出しの望ましい
態様は1975年9月12日付で出願された米国特許願
第612882号に記載されている。
同一周波数帯内で動作するレーダ近くの複数台
の送信機によつて生じられた干渉効果をゼロにす
るために、干渉拒否回路152を設ける。この形
式の干渉は、レーダ近くの送信パルスの受信によ
つて生じられ、レーダ出力の中心から外に向つて
放射する複数のうず巻アームとして現われる。干
渉拒否回路152は、所望の目標の表示に事実上
影響することなく、レーダ出力からこの形式の干
渉を事実上打ち消すように作動する。制御盤14
6上に設けたスイツチは、オペレータに干渉拒否
回路152を所望通りオン/オフさせる。干渉拒
否回路152の出力側に生じた最終ビデオ出力信
号はビデオ信号加算回路160を通してビデオ増
幅器166へ供給される。
可変レンジ・マーカ回路154がまた設けられ
る。この可変レンジ・マーカ回路154は、レン
ジ・マーカ調節器156の設定値で決まるレーダ
表示の中心から或る距離の所に丸いレンジ・リン
グ・マークを表示するために、各掃引毎に短いパ
ルスの形態をした出力ビデオ信号を発生する。レ
ンジ・マーカ調節器156は物理的には制御盤1
46の一部でよい。表示器158は目標へのデイ
ジタル読み出し値を提供し、この目標上には可変
レンジ・マーカが位置決めされる。可変レンジ・
マーカ回路154からの出力可変レンジ・マー
カ・ビデオ信号はビデオ信号加算回路160を通
してビデオ増幅器166へ供給される。
時限発生器144は指示ユニツト140内の
種々の回路用に使用されるクロツクパルスおよび
その他の時限信号を供給する。時限発生器144
内の内部発振器は所定の期間クロツクパルスを発
生する。アンテナ・ビームが船の前進方向を通過
する毎に生じられかつアンテナ・レゾルバ112
から供給される船首像は、時限発生器144内の
発振器が生じたクロツクパルスによつて再時限化
され、かつビデオ信号加算回路160を通してビ
デオ増幅器166へビデオ・パルスとして供給さ
れ、アンテナ・ビームが上述したように船首を通
過する時オペレータへ指示するためにスクリーン
上にマークを生じる。時限発生器144は、制御
盤146から送られて来るようなレーダのレン
ジ・スケール設定値に依存する所定の一定間隔で
MTRトリガ・パルスを発生する。送信機/変調
器118からの通知パルスは、掃引ゲート信号を
発生するために、時限発生器144によつて使用
される。掃引ゲート信号は論理信号であつて、ビ
デオ信号が受信されている期間中高レベル状態す
なわち動作状態をとる。掃引ゲート信号は、通知
パルスが受信されるやいなや動作状態にセツトさ
れ、かつ選択されたレンジ設定値に依存する期間
の終りに低レベル状態すなわち不動作状態にセツ
トされる。
制御盤146上には、レーダ・システム内の
種々の回路の動作を調節しかつ決定するための、
オペレータが作動する種々の制御器が装架されて
いる。目標を表示すべき最大レンジを決定するレ
ンジ制御器が設けられる。この距離は陰極線管ス
クリーンの縁までの距離に相当する。MTRユニ
ツト用電力モジユール122、アンテナ104の
モータ106(MTRユニツト用電力モジユール
122を介して)、干渉拒否回路152、可変レ
ンジ・マーカ回路154および指示ユニツト用電
力モジユール171を作動するためのオン/オ
フ・スイツチが設けられる。船首向き(船が指し
ている方向)と表示器の頂部で北を指す向きとを
選択するためのスイツチが設けられる。
船の現在の船首向きよりもむしろ北が表示器ス
クリーンの頂部に呈示される表示を生じるため
に、北安定化回路142は表示位置レゾルバ16
2へ供給される前にアンテナ・レゾルバ112か
ら受信した信号を変更する。信号を変更しないな
らば、船首向きがスクリーンの頂部に表示される
表示に対し、アンテナ・レゾルバ112からの信
号は表示位置レゾルバ162へ直接供給される。
表示位置レゾルバ162は、アンテナ・レゾルバ
112または北安定化回路142から変調された
正弦波および余弦波の形態をした出力信号を取り
出し、かつこれらからXおよびY掃引増分を表わ
す各レーダ掃引のための直流電圧を生じる。掃引
波形発生器164はXおよびYランプ波形を生
じ、その最大振幅は表示位置レゾルバ162から
の直流電圧で決められる。2つのランプ波形は干
渉拒否回路152からの遅延掃引ゲート信号の始
まりでマークされた時点で発生し始める。遅延掃
引ゲート信号は、時限発生器144からの掃引ゲ
ート信号を1ないし2以上のクロツクパルス期間
だけ遅延させて干渉拒否回路152を動作させる
ことにより、発生された。XおよびYランプ波形
は各々XおよびY偏向増幅器168へ供給され、
こゝで増幅された後XおよびY偏向コイル170
へ供給される。このXおよびY偏向コイル170
は当業者には周知の態様で陰極線管172のビー
ムを偏向する。ビデオ増幅器166の出力は陰極
線管172のビーム輝度を変調するためにカソー
ド176へ供給される。
陰極線管172の加速アノードへ印加される高
電圧、および指示ユニツト140に含まれた総て
の論理回路をバイアスしかつ作動するための電圧
を含めて指示ユニツト140内の種々の回路のた
めの総ての他の動作電圧は指示ユニツト用電力モ
ジユール171から供給される。この指示ユニツ
ト用電力モジユール171は、MTRユニツト用
電力モジユール122と同様に、要求された電流
供給性能を有する複数の電圧を出力端子に発生で
きるスイツチング電力供給回路であることが望ま
しい。指示ユニツト用電力モジユール171およ
びMTRユニト用モジユール122のイツチング
周波数は、レンジ設定値に従つて時限発生器14
4で決められるようなPRFとアナログ/デイジ
タル変換器148によるアナログ・ビデオ信号の
デイジタル化速度との中間に選ばれる。PRFと
デイジタル化速度の中間のスイツチング速度で両
電力モジユールを作動することにより、干渉効果
が除かれる。
第3図および第5図において、レーダ・システ
ム100は船に塔載されることができ、第2図の
陰極線管172の表示スクリーン173上にはく
さび形のパターン174が表示される。このくさ
び形のパターン174は第3図のレーダ性能監視
装置200としてこゝに示した動作中の目標から
の信号に応答して現われる。レーダ・アンテナ1
01はパルス列を空間に発射する。レーダ性能監
視装置のアンテナ202は送信パルスの1サンプ
ルを受信するように置かれる。この実施例では、
レーダ性能監視装置はレーダ・アンテナ支持構体
へ一般に直接取り付けられる。第4図に示すよう
なS―バンドまたはX―バンドにあり得るパル
ス・サンプルは方向性結合器204の主アームお
よび減衰器206を通して検波器208へ供給さ
れる。減衰器は、検波器を過負荷にしないように
到来信号のレベルを下げかつ検波器と方向性結合
器204の間の不所望な相互作用を避けるため
に、使用される。方向性結合器204、減衰器2
06および検波器208は、後述するように、マ
リン・レーダに使用するための両方の周波数帯す
なわちS―バンドおよびXバンドで動作するのに
適する。しかしながら、これらの3つの機器はS
―バンドだけで或はX―バンドだけで動作するの
に適したシングル―バンド機器であり得ることを
理解されたい。この場合、それぞれの周波数帯で
レーダと共に動作させるために個別のレーダ性能
監視装置が使用される。検波器208の出力側は
閾値回路210へ接続される。この閾値回路21
0は検波器の出力と閾値回路内部の基準電源とを
比較するために使用される。検波器の出力はアン
ドゲート212への制御信号を発生するためには
検波器の出力よりも高くなくてはならない。アン
ドゲート212はレーダ性能監視装置に応答信号
を発生させるために使用される。方向性結合器2
04はアンテナ202での入力信号の一部をミキ
サ214へも供給する。このミキサ214はS―
バンドとX―バンドのどちらでも作動するのに適
している。このミキサ中で、入力信号は、レー
ダ・システム100がS―バンドで動作している
場合には周知の電圧制御局部発振器216からの
S―バンド信号と混合されるか、或はレーダ・シ
ステム100がX―バンドで動作している場合に
は局部発振器216からの信号の第3高調波(こ
れはミキサ214中で発生される)と混合され
る。局部発振器216の出力はアイソレータ21
9および方向性結合器204を通してミキサ21
4へ供給される。アイソレータ219は局部発振
器216の出力をミキサ214のインピーダンス
不整合から分離し、他方方向性結合器204はミ
キサ214への直通路を提供する。ミキサ214
からの出力はIF信号である。このIF信号は、IF
で動作できかつ高減衰状態の速いスイツチング・
オン/オフを行なうFETスイツチ217へ供給
される。IF信号はIF増幅器218,220およ
び221で増幅された後弁別器222へ供給され
る。この弁別器222は2個の低Q信号同調フイ
ルタ並びにこれらに後続する正検波器および負検
波器を有し、これらの出力は加算されてから演算
増幅器へ供給される。この演算増幅器は115MHz
で急峻なクロスオーバを有する電圧―周波数特性
を生じ、これは大きな電圧対周波数比に対応す
る。弁別器222は、サーチしかつロツクするた
めの掃引回路を必要とすることなく、レーダのマ
グネトロン周波数仕様の限界からIFをプルイン
させるのに充分遠くまで延び出る正および負のス
カート部を有する。傾斜は演算増幅器の利得で決
められるが、クロスオーバ周波数は弁別器中のフ
イルタの通過帯域のオーバラツプで決められる。
IFがプルインされかつAFCループがロツクされ
るので、IFはレーダ・アンテナの各回転中入手
できるパルスの数の10%以内で弁別器のクロスオ
ーバ周波数にある。弁別器222は、AFCルー
プを完成するために、直流の周波数制御信号を局
部発振器216へ供給する。AFCループは周知
の態様で中間周波数を弁別器のクロスオーバ周波
数に維持する。弁別器222の入力側でのIF信
号のサンプルは帯域フイルタ224を通して検波
器226へ供給される。この検波器226は帯域
フイルタ224と組み合わされて“オン周波数”
回路227を構成する。この“オン周波数”回路
227は、上述したAFCループがレーダ受信機
の通過帯域内に応答周波数をもたらした時だけレ
ーダ性能監視装置が応答信号を発生することを可
能にし、かつそうでない時すなわち検波器226
からアンドゲート212への信号出力が無い時に
はレーダ性能監視装置の応答を防止するように、
作動する。閾値回路210からの制御信号および
“オン周波数”回路227からの出力が存在する
場合、アンドゲート212はその出力を第2のア
ンドゲート228の一方の入力端子へ印加する。
このアンドゲート228の他方の入力端子へはレ
ーダからリード線229を通して動作信号が供給
される。この動作信号は通常の動作中常に存在す
る。しかしながら、レーダが任意の自動追跡モー
ドで作動している時にはこの動作信号を除ける。
それは、レーダ性能監視装置の応答がこのモード
でのレーダの動作と干渉する時そのような応答を
禁止するためである。アンドゲート228の両入
力端子における信号(アンドゲート212から
の)および動作信号はアンドゲート228から慣
用のペデスタル発生器230へトリガ信号入力を
供給させる。ペデスタル発生器230はレーダ性
能監視装置の応答信号の所望持続時間に相当する
例えば244マイクロ秒の持続時間を持つた出力2
32を発生し、この出力をリード線233により
スイツチング波形発生器234へ供給する。ペデ
スタル発生器230は出力232をリード線40
4および406にも発生する。これらの出力は、
それぞれFETスイツチ217とIF増幅器218,
220および221とへ印加され、かつ後述する
スイツチング機能および利得制御機能を果すため
に使用される。スイツチング波形発生器234
は、例えば6.1マイクロ秒のオン間隔およびオフ
間隔の列から成る事実上方形波の出力237を発
生する。オン間隔とオフ間隔は、レーダ性能監視
装置の応答として受信された時のレーダのPPI上
にくさび形のパターン174で生じる複数のバン
ドまたはレンジ・リングを形成する。これらのバ
ンドは、大体0.8Km(半海里)の間隔だけ離され
た大体0.8Kmの持続時間の明るい弧またはリング
175から成りかつ約32Km(20海里)まで継続す
PPI上の明白なテスト・パターン174に対応す
る。最大パルス繰返数が3600サイクル/秒である
ことが望ましいので、36.3Km(22.7海里)のイン
ターパルス間隔では二次(周期外)応答が避けら
れる。スイツチング波形発生器234からの方形
波出力はIF発振器238をオン/オフし、例え
ば115MHzの周波数でIF出力パルスの対応するパ
ルス列を生じる。115MHzの周波数はAFCループ
中の弁別器222のクロスオーバ周波数に事実上
等しい。IF出力パルスは通常の増幅器で増幅さ
れる。これらの増幅器の各々は、レーダの近くに
通常置かれた動作・較正回路330からの個別の
利得制御信号を受信する。増幅器242のIF出
力はミキサ214へ供給されるが同時にFETス
イツチ217は高減衰状態にバイアスされ、そし
てリード線404,406にそれぞれスイツチン
グ信号、不動作信号としての244マイクロ秒の
信号出力232を印加するペデスタル発生器23
0の出力に対応する監視装置応答期間中IF増幅
器218,220および221は事実上不動作に
される。これは増幅器242からの応答信号が
AFCループに入つて捕えられるのを防止する。
増幅器242のIF出力は、レーダがS―バン
ドで動作中の場合は局部発振器216からの信号
と、レーダがX―バンドで動作中の場合はミキサ
214中で発生された第3高調波(局部発振器信
号の)と2周波数ミキサ214中で混合される。
その結果、リード線244上の出力サイドバンド
信号はレーダ送信機の周波数すなわちS―バン
ド、X―バンドにあり、第4図にそれぞれ信号2
45,247として示される。この信号は、方向
性結合器204を通してアンテナ202へ供給さ
れ、そして空間へ放射された後レーダ・アンテナ
101で受信され、レーダ・システム100で処
理されかつPPI面173上に明白な応答パターン
174として表示される。
方向性結合器204、検波器208およびミキ
サ214の2周波数動作は、マリン・レーダが作
動するX―バンド周波数が約3倍のフアクタで対
応するS―バンド周波数と関係付けられることを
新規な態様で利用することを理解されたい。これ
は、基本的にはS―バンドでの動作のために寸法
が定められるように上述した3つのマイクロ波用
機器の事実上1/4波長の大きさをして、X―バン
ドでの3/4波長の大きさになるべく調整される。
主要な大きさは、3つの機器が後述するように作
動される時1/4波長の奇数倍であることを周知で
ある。
第6図は上述した3つのマイクロ波用機器を一
部略図で示す絵画的な図である。方向性結合器2
04、検波器208およびミキサ214中で使用
されたマイクロ波プリント回路中には主要な1/4
波長の大きさが示されている。これらの機器は、
どんな調節も行なう必要なしに或は別々の2組の
対応する機器を設ける必要なしに、2つのマリ
ン・バンドに亘つて動作するのに適している。例
えば、S―バンド信号は金属導体から成る伝送線
路246に入る。金属導体は、事実上一様な厚さ
の絶縁シートによつて下層の金属地導体(図示せ
ず)から分離され、かつその幅が50Ωの特性イン
ピーダンスに対して選ばれる。方向性結合器20
4は結合区域を有する2つのそのような伝送線路
256および258から成り、これらの伝送線路
が例えば0.102mm(4ミル)幅のギヤツプだけ離
される奇数の1/4波長の長さは方向性結合器の結
合度を例えば10dBに決める。結合区域の長さは、
第6図に示したようなS―バンドでは1/4波長そ
してX―バンドでは3/4波長であるように定めら
れ、両方のマリン・レーダ周波数帯を変更するこ
となく方向性結合器を使用できるという利点を提
供する。方向性結合器の主出力線路248は減衰
器206(これは、伝送線路に隣接する表面で吸
収材料の薄い被膜が施された絶縁材料の薄いシー
トから成る。)を介して検波器208へ接続され
る。この検波器208はダイオード260を含
み、このダイオード260の一端は地導体へ接続
される。ダイオードの整流出力はストリツプ伝送
線路262および264を通して出力端子263
へ供給される。ストリツプ伝送線路262および
264は高い特性インピーダンスを呈するために
50Ω伝送線路の幅の大体1/6に作られる。高い特
性インピーダンスは2つの1/4波長セクシヨン2
66および268の低い特性インピーダンスと組
み合つてRFチヨークを提供する。このRFチヨー
クは、訟知の態様でダイオード260に実効開路
を呈することにより、RFエネルギーが出力端子
263へ供給されないようにする。伝送線路26
2,266および268が1/4波長の奇数倍の長
さを有するので、これらはS―バンドでは1/4波
長のそしてX―バンドでは3/4波長の長さを有す
るように寸法が定められる。従つて、RFチヨー
クは両方のマリン・レーダ周波数帯で上述したよ
うに作用する。
ミキサ214は、50Ωの伝送線路244から給
電され、周知のフエライト・アインレータのよう
なS―バンド用アインレータ219を通して局部
発振器216からの信号を受け、かつ方向性結合
器204によつて伝送線路246から結合され信
号をも受ける。これらの2つの信号はミキサ21
4中のダイオード268で混合されてIF出力信
号を生じる。高インピーダンスの伝送線路252
および269はダイオード268からのIF出力
信号をIF入/出力端子270へ供給する。高イ
ンピーダンスの伝送線路252によつてダイオー
ド268の入力側に接続されるのは扇形をした低
インピーダンスでテーパ状の伝送線路254であ
る。この伝送線路254は、これもまた絶縁基板
によつて地導体から離された薄い金属導体から成
り、かつ1/4波長変成器を提供する。この1/4波長
変成器は、その外側周辺縁での開路を伝送線路2
52と269の接続点での実効短絡に変換し、も
つて既知の態様により1/4波長セクシヨン252
を通してダイオード268に実効開路を呈する。
伝送線路252および254から成るRFチヨー
ク並びに伝送線路262,266および268か
ら成るRFチヨークは、263および270のよ
うなDC出力端子およびIF出力端子へのRFエネル
ギーの結合を防止する事実上等価な機能を果し、
かつスペースの許す限り互換して使用できること
を理解されたい。このように、RFチヨークは両
方共、伝送線路244および248上に或はダイ
オード268中で発生されたS―バンド信号およ
びX―バンド信号が入/出力端子270および2
63へ供給されないようにする点で、2周波数動
作に同様に適している。
このように、方向性結合器204、検波器20
8およびミキサ214は、基本S―バンド周波数
の奇数高調波で生じる通常の不所望な応答を利用
し、もつて2周波数帯の各々毎に別々の機器を使
用する必要なしにX―バンドでの動作を行なわせ
るのに適している。
第7図は、IF増幅器221から一対の等しい
出力が供給される高周波用および低周波用の帯域
フイルタを有する弁別器222を示す。詳しくは
説明すれば、これらの帯域フイルタは、分路コン
デンサ272および274、同調可能な直列コン
デンサ276および278、並びに分路インダク
タ280および282から成る共振回路を含み、
高域フイルタおよび低域フイルタを形成する。コ
ンデンサ272,276および274,278の
直並列接続は、IF増幅器221の低い出力イン
ピーダンスを、約20MHzから3dBの帯域幅に対応
するQの値(共振回路中)を提供するための高い
値に変成する。3dBの帯域幅は、AFCループがロ
ツクされる前に出合つたIF入力周波数の比較的
広い範囲に適する。高域フイルタは検波用ダイオ
ード284のアノードへ接続される。このダイオ
ードは、1N5711のように周知の高い順逆抵抗比
を有し、コンデンサ288の両端間に負の直流電
圧を供給する極性にある。低域フイルタは、コン
デンサ290の両端間に正の直流電圧を供給する
極性の別な1N5711検波用ダイオード286のカ
ソードへ接続される。コンデンサ288と290
の端子間電圧は2個の10メグオームの抵抗294
と296を通して接続点292で加算される。こ
れらの抵抗は検波素子として使用されたシヨツト
キー形ダイオードの高い逆順抵抗比と組み合つて
インターパルス間隔中接続点292での出力電圧
を事実上一定に維持するための長時定数回路を提
供する。高域フイルタと低域フイルタは第8A図
に示すようなオーバラツプする通過帯域303お
よび305を提供するためにコンデンサ276お
よび278で同調がとられる。検波用ダイオード
からの整流出力波形307および309は第8B
図に示すとおりである。接続点292に現われる
これらの電圧の和は第8C図のとおりである。第
8C図に示した波形311の電圧は演算増幅器2
98および300の入力端子へ印加される。これ
らの演算増幅器は、利得がかなりドリフトするこ
となく高い入力インピーダンス・レベルで作動す
るように、かつ第8D図に示す出力波形をライン
382に生じるのに必要な高い利得を提供するよ
うに、その性能が選ばれる。第8D図から分るよ
うに、この波形の大きい捕獲範囲はクロスオーバ
点の下方および上方でそれぞれ広くて平坦なスカ
ート部313および315に対応し、かつ高い電
圧対周波数比はクロスオーバ点での急峻な傾斜に
対応する。この回路は、従つて、新規な態様で、
パルス化された入力信号を拡げるための、かつ捜
索・ロツク回路を使用せずに入力周波数の広い範
囲に亘つてAFCループをロツクするための手段
を提供する。
第9図は、第3図の“オン周波数”回路227
の回路図を示す。この“オン周波数”回路227
は、AFCループ中のIF増幅器221からのIF周
波数がIF発振器238(レーダ性能監視装置の
応答信号を発生する)の周波数にロツクされる時
だけ、第3図のアンドゲート212がターンオン
されて応答回路を確確実に作動させる。
レーダ・アンテナが回転するので、レーダ性能
監視装置のAFCは、回転の度にロツクしまたロ
ツクを外し、レーダ・アンテナのビームがレーダ
性能監視装置のアンテナに指向される時だけロツ
クされる。レーダ性能監視装置200がレーダ・
アンテナ101から信号を受信する時、AFCの
ロツクが生じる前に有限数のパルスが必要であ
る。通常、第3図の検波器208からの信号は、
閾値回路210が生じた閾値レベルを超し、かつ
AFCループがロツクされる前にリード線213
を通してアンドゲート212に入力を与える。
IF発振器238の出力周波数に対応する周波数
にAFCループがロツクされる前にレーダ性能監
視装置が応答するのを避けることが望ましい。そ
の理由は、もし避けられないならば、レーダ性能
監視装置の応答周波数がレーダ送信機の周波数に
ないからである。手動同調式の受信機を有するレ
ーダでは、レーダ送信機は正しくない応答信号に
同調されることができ、第2図および第5図に示
したレーダ表示スクリーン173上のくさび形の
応答パターン174の前縁および後縁で偽応答を
生じる。これは、パターンの中心が見れるように
なつてレーダの送信周波数への正確な同調を示す
前に、パターンの前縁および後縁での不所望な信
号のせいで同調をとることを少し難しくする傾向
がある。更に、レーダ性能監視装置のAFC回路
が誤作動する場合、“オン周波数”回路はレーダ
性能監視装置が正しくない周波数に応答するのを
防止する。
第9図において詳しく説明すれば、“オン周波
数”回路227は以下に述べるように作動する。
AFCループ中のIF増幅器221からのIF信号は
抵抗302およびコンデンサ304を通してイン
ダクタ306とコンデンサ308から成る並列共
振回路へ供給される。この並列共振回路は共振周
波数を調節してIF発振器238の周波数に同調
される。入力周波数が並列共振回路の共振周波数
と同じである時、IF信号はダイオード310に
現われる。このダイオード310はこのIF信号
を整流して比較回路312の一方の入力端子に直
流制御信号を生じる。比較回路312の他方の入
力端子には、電圧分割用ポテンシオメータ316
によつて周知の態様で所望の感度に調節された基
準電圧が印加される。比較回路312の出力は、
AFC回路がレーダ性能監視装置から正しい出力
周波数を供給するようにロツクされる時、ライン
211を通じてアンドゲート212へ入力として
印加される。
第3図を参照しながら動作を説明すれば、レー
ダ性能監視装置200は、障害のない最大レーダ
視度を得るためにマストの頂部近くに通常装架さ
れるレーダ・アンテナ101の近くに一般に設置
され、レーダ・アンテナ101とレーダ性能監視
装置200のアンテナ202との間の空間を介し
て結合を行なう。オペレータがレーダの性能をチ
エツクしたい時には、レーダ性能監視装置は電力
供給回路(図示しない)からの電圧をレーダ性能
監視装置へ印加するためのスイツチ(図示しな
い)を閉じることによつて作動される。レーダ送
信機の出力電力並びにレーダ受信機の感度および
同調がプリセツト限界内にある時、明るい弧17
5の特性パターン174は第2図および第5図に
示したようにレーダの表示スクリーン173上に
現われる。パターン174全体が弱いか或は見え
ない場合、オペレータはパターンの輝度を最大に
するために手動同調可能なレーダの受信機を周知
の態様で同調させる。もし特性応答パターンが得
られないならば、レーダの性能はプリセツト限界
よりも低下した。
レーダ性能監視装置を最初に設置した際に、較
正を行なつてレーダ性能の許容レベルを確立しか
つプリセツトすることが必要である。例えば、レ
ーダ送信機の出力は5dBだけ低下させられること
ができ、そして同調の効果を含めて送信機周波数
での信号に対するレーダ受信機感度は所望のレベ
ルから10dBだけ低下させられることができる。
これらの2つの規準は許容できる動作の標準とし
て使用される。所望のレベルよりも下ではレーダ
性能監視装置からの応答パターンは消える。この
性能の較正は次のようにして行なわれる。
レーダがその正常な性能レベルで動作している
時には、レーダが設置されて所定の標準に合致す
るように調節された時点で或はレーダが正常な動
作状態に回復された時点で、レーダ性能監視装置
とは無関係な規準により、レーダ性能監視装置の
閾値レベルおよび応答レベルはレーダの送/受信
機の近くに一般に置かれる動作・較正回路を使つ
て調節される。この動作・較正回路330は第3
図に示されている。較正を行なうために、スイツ
チ331は較正位置にセツトされ、そしてポテン
シオメータ334は或る位置(すなわち端子33
6および338で電源へ接続された電圧分割用ポ
テンシオメータ334によつて増幅器242から
最大出力を生じる位置)に最初セツトされる。閾
値回路中の周知の電圧比較器に先立つて増幅器の
利得をセツトするポテンシオメータ340は、閾
値レベルがレーダ性能監視装置からの応答をもは
や開始しない点に丁度達するまで、調節される。
上述した点に達した時点でレーダ表示スクリーン
173上の特性応答パターン174は消える。ス
イツチ331はそれから動作位置に復帰する。こ
の動作位置は、閾値を5dBだけ低下するように閾
値回路210中の比較器での基準電圧を変え、従
つて応答パターン174を全輝度で出現させる。
スイツチ332はそれから較正位置へセツトさ
れ、そしてポテンシオメータ334は信号がもは
や見えなくなるまでレーダ表示スクリーン173
上の応答信号174の強さを下げるように増幅器
242の利得を下げる如く調節される。スイツチ
332はそれから動作位置へ復帰され、増幅器2
40の利得を10dB増加させかつ応答パターンを
全輝度まで回復させる。これで較正は終りにな
る。
もしレーダの送信機が5dB以上電力出力を下げ
るならば、レーダ性能監視装置の応答は開始され
ず、そしてレーダ表示スクリーン173上に応答
パターン174が現われない。もしレーダ受信機
の感度が10dB低下するか或は受信機が等価的に
脱調されるならば、レーダ表示スクリーン173
上の応答パターン174はそれがもはや見えなく
なるまで輝度が減少する。どちらの場合も、応答
パターンが消えることはレーダの性能が許容でき
るプリセツト限界よりも低いことを意味する。
第10図はこの発明の他の実施例を示し、この
実施例では雑音源を使つて応答信号を発生させる
のである。この応答信号はレーダ表示器上に明白
なパターンを生じる。テスト・パターンはレーダ
の送信機電力レベルおよび受信機感度を監視する
のに使われる。この実施例はレーダ受信機の同調
を監視しないことを理解されたい。その理由は、
雑音バンドが広い周波数範囲に亘つて延び、応答
信号を受信機の特定周波数とつき合わさることな
く受信機の感度をテストさせる。
特に、第10図は、RFエネルギーのパルスを
空間へ放射するアンテナ101を有するレーダ・
システム100を示す。このエネルギーの一部は
レーダ性能監視装置350のアンテナ202に結
合する。
前述した方向性結合器204はこの実施例では
周知の整合負荷203に終端された補助アームを
有し、また別な補助アーム244を通してRF信
号のサンプルを前述した検波器208へ供給す
る。検波器208の直流出力は前述した調節可能
な閾値回路210へ供給される。この閾値回路2
10はペデスタル発生器230をトリガするため
の出力信号が発生されるレベルをセツトする。閾
値レベルは前述した動作較正回路330で遠隔調
節される。ペデスタル発生器230の出力は例え
ば244マイクロ秒の持続時間(これはレーダ性
能監視装置の応答信号の所望の持続時間に相当す
る)の間スイツチング波形発生器234を作動す
る。このように作動された時、スイツチング波形
発生器234は第3図の出力237の形態をした
方形波出力を生じる。この出力は、この実施例で
はソリツドステート雑音ダイオード(図示しな
い)を利用した雑音発生器352を作動する。雑
音ダイオードは広帯域のRF出力信号を発生する
ためにターン・オン/オフされる。RF出力信号
は方向性結合器204によつてアンテナ202へ
直接供給される。このRF応答信号のレベルは前
述したように較正中レベル調節回路351によつ
てセツトされる。雑音ダイオードの出力側をアン
テナ202へ結合する代りに、レーダ・アンテナ
101をレーダ・システム100の受信機へ接続
する伝送線路中に挿入された慣用の結合器(図示
しない)によつてもし雑音ダイオードの出力側を
レーダへ接続するならば、慣用の雑音ダイオード
を使用できることを理解されたい。この回路で
は、比較的高いRF出力レベルを有する雑音ダイ
オードを使つて戻り信号を空間に放射する。
第11図は、同等部分を同等符号で示したレー
ダ性能監視装置の詳しい回路図である。受信モー
ドでは、第11B図のアンテナ202は、レーダ
からの送信パルスのサンプルをピツクアツプし、
かつこれを検波器208へ方向性結合器204お
よび減衰器206を通して供給する。検波器20
8中のダイオード362は、サンプルを整流し、
かつレーダ性能監視装置の受信モード中閾値回路
210へのライン386に出力信号を供給する。
アンテナ202は、レーダ性能監視装置のプリン
ト回路板を含む金属製ハウジング(図示しない)
の外側に装架されかつマイクロ波周波数を通すレ
ードーム(図示しない)によつて保護されたプリ
ント回路式アンテナであることが望ましい。アン
テナ202はS―バンドとX―バンドの両方で使
用するのに適した2周波数アンテナであり得る
が、単一周波数で使用するのに適した個別アンテ
ナも使用できる。
方向性結合器204の補助アームはアンテナ2
02からの信号の一部をミキサ214へ供給す
る。このミキサ214中でアンテナ202からの
信号の一部は、レーダ信号245が第4図に示し
たようにS―バンドにある時には局部発振器21
6からの信号、或はレーダ信号247が第4図に
示したようにX―バンドにある時には局部発振器
信号の第3高調波と混合される。この第3高調波
はミキサ214中で発生される。ミキサ214は
シヨツト・バリヤ・ダイオードであることが望ま
しい唯一のダイオード352を含み、このダイオ
ードにはインダクタ353を介して大地へ達する
直流帰路が設けられる。到来したレーダ・サンプ
ルと局部発振器216からの信号とはダイオード
352中で混合されて第11A図の端子270へ
達するリード線354上にIF出力を生じる。
局部発振器216はプリント回路マイクロスト
リツプ構成中に高周波トランジスタ356を利用
し、中心周波数は周知の態様で可変コンデンサ3
60によつて同調がとられた共振伝送線路セクシ
ヨン358の長さで決まる。周波数は前述した
AFCループからの電圧で電子的に変えることが
でき、この電圧をトランジスタ356のベースへ
印加して局部発振器の周波数を変更し、もつて
AFCループをロツクするのである。
アイソレータ219はミキサ214のインピー
ダンス不整合による悪影響から局部発振器を隔離
する。インピーダンス不整合はレーダ・サンプル
がミキサ中のダイオードへ印加される時突然増加
される。アイソレータ219は、周知の非逆フエ
ライト・アイソレータでもよいし或は半導体増幅
器を使うことが望ましい1段もしくは2段以中の
増幅段から成る“能動アイソレータ”でもよいこ
とを理解されたい。増幅段の前段には周知の抵抗
減衰器がある。抵抗減衰器は、大体1の順方向利
得を提供しかつ逆方向では事実上隔離するため
に、後段の増幅段の利得に大体等しい減衰度を有
するように選ばれる。この能動アイソレータは挿
入損を提供せず、たとえ認め得る程度の挿入利得
があつても、所望の場合には局部発振器の出力を
増加させる。それは永久磁石を必要とせずかつ磁
界の存在する所で使用されることができる。それ
は慣用の技術を使用してプリント回路板構成にも
適する。AFCループをロツク不能にさせ得る広
範囲の周囲温度から特有の温度検知トランジスタ
356を確実に保護するために、ヒータ制御回路
364を使つてトランジスタの近くのプリント回
路板の温度を検知しかつ一対のヒータ抵抗366
および368を周知の態様で調整する。ヒータ抵
抗の調整は、ヒータ制御トランジスタ376の導
通度を制御する慣用の直流増幅器374によつて
周知のブリツジ回路372中の温度検知サーミス
タ370と組み合わせて行なわれる。
ミキサ214からのIF出力はFETスイツチと
して作動する第11A図中の電界効果トランジス
タ378を通過される。これは、レーダ性能監視
装置の応答モード中端子270におけるレーダ性
能監視装置応答信号がIF増幅器218,220
および221に入りかつAFCループに捕えられ
る(その結果、到来するレーダ送信パルスに対応
するIF信号よりもむしろレーダ性能監視装置応
答信号の周波数にロツクがかかる)のを防止する
ためである。レーダ性能監視装置の受信モードで
は、FETスイツチ217からの出力は、第11
B図の弁別器222に給電するデユアル・チヤン
ネルIF増幅器218,220および221によ
つて増幅される。IF増幅器218,220およ
び221はIF増幅器221を飽和させるのに充
分な利得を有し、もつて周知のように弁別器22
2の動作をIF増幅器218への信号の周波数だ
けに依存させかつその振幅には依存させない。
弁別器222は、前述したように、周波数の関
数である出力電圧を供給する。この出力電圧は大
きな電圧対周波数比に対応する急峻なクロスオー
バ傾斜を有する。これは、局部発振器216の周
波数を弁別器のクロスオーバ周波数に高い精度で
維持するようにする。これにより、レーダ性能監
視装置の応答信号は到来するレーダ送信サンプル
の周波数に維持される。それは、第11C図の
IF発信器238が弁別器のクロスオーバ周波数
によく同調されるからである。
マリン・レーダのマグネトロンが作動する全範
囲に対応する広帯域の入力周波数に亘つてAFC
ループをロツクするための能力を提供するため
に、2段の増幅段378および380が弁別器の
出力部に使用される。最終増幅段380は、第8
D図に示したように、弁別器の全応答特性中に広
く平坦なスカート部313および315を提供す
るために、飽和動作する如くドライブされる。
弁別器222からライン382への直流出力は
局部発振器216へ帰還されてAFCループを閉
じ、従つてこの局部発振器を或る周波数に維持す
る。この或る周波数では、上述した直流出力が到
来レーダ・サンプルと混合される時、得られた
IF信号は弁別器222のクロスオーバ周波数に
ある。これはIF発振器238の周波数に事実上
等しいので、要求されたようにレーダ受製機の同
調を正確に監視できるようにするためにはレーダ
性能監視装置の応答はレーダ送信機の周波数にあ
るようにする。
弁別器に給電するIF増幅器221からの信号
のサンプルは前述した“オン周波数”回路へ取り
される。この“オン周波数”回路を設けた目的
は、AFCループが局部発振器216を要求され
た周波数へロツクした時だけ、アンドゲート21
2への入力信号をライン213に供給することに
より、レーダ性能監視装置に応答信号を送信させ
ることである。これを行なうために、インダクタ
306および同調可能なコンデンサ308から成
る共振回路225を有する帯域フイルタ224は
IF発振器238の周波数で共振するように同調
され、従つてこの特定の周波数での信号だけがダ
イオード310へ供給されて比較器312へ接続
されたライン386に整流信号を発生するように
なる。この比較器はライン386上の信号と電圧
分割用ポテンシオメータ316からの基準電圧と
を比較することにより、“オン周波数”回路の感
度をセツトする。この感度は周波数許容値をレー
ダ中の受信機の帯域幅に事実上等しくするように
周知の態様で調節されることが望ましい。比較器
312の出力側はライン213によつて第11D
図のアンドゲート212へ接続されて或る信号を
供給する。この或る信号は、閾値回路210から
ライン211への入力と協働してアンドゲート2
12を作動させ、もつてレーダ性能監視装置に応
答信号を開始させる。
第11A図の閾値回路210は検波器208か
らライン386を通じて入力信号を受信する。こ
の信号はビデオ増幅器388へ印加され、このビ
デオ増幅器の利得はポテンシオメータ340でゲ
ート素子390の制御電極にかゝる電圧を調節し
て実効抵抗を変えることにより調整される。ビデ
オ増幅器388の出力は、ポテンシオメータ39
8および較正・動作スイツチ331と協働して電
圧分割器394および396によつて定められる
閾値基準電圧と比較するために、電圧比較器39
2へ供給される。ポテンシオメータ398を使用
して較正中に導入された例えば5dBの閾値レベル
のステツプの大きさをセツトする。このステツプ
はスイツチ331を閉じることによつて−5ボル
トの電源がポテンシオメータ398へ接続される
時に起り、閾値レベルを増加し、この閾値レベル
よりも上では出力がライン211に現われる。こ
れは、前述したように較正後、レーダ表示スクリ
ーン173上の明白なパターン174が消えて偽
指示をオペレータに与える前に、レーダからの送
信出力を例えば5dB低下させる。回路400は、
レーダからのRF信号の強さに比例するテスト電
圧を供給するために使用された周知の積分回路で
あることを理解されたい。レーダ性能監視装置の
設置中に、このテスト電圧は適当な指示器(図示
しない)上に指示するための好都合な直流信号を
供給する。
アンドゲート212および228がライン21
1,213および229に同時に信号を受信する
時、ライン426上の出力はペデスタル発生器2
30をトリガするために供給される。このペデス
タル発生器230は慣用の積分回路231を使用
してレーダ性能監視装置の応答信号の所望持続時
間に対応した244マイクロ秒のペデスタル出力を
供給する。ペデスタル発生器230の3つ別々の
出力は、第3図に波形232で示され、FETス
イツチ217へのスイツチング信号としてライン
404へ、IF増幅器218,220および22
1への利得制御信号としてゲート素子402を通
してライン406へ、そしてスイツチング波形発
生器234への作動信号としてライン233へ供
給される。スイツチング波形発生器234は、第
3図に波形237として示した方形波出力を形成
する一連のパルスの発生するために、積分回路4
10を使用する。これらの一連のパルスは、第2
図および第5図のレーダ表示スクリーン173上
に再生されるべき明白なパターン174のバー1
75に対応する。これらのパルスはライン412
およびゲート素子414を通してIF発振器23
8をゲート・オン/オフする。IF発振器238
は、集積回路パツケージ416と、ゲート・レベ
ルをセツトするポテンシオメータ413と、発振
周波数を所望の動作周波数例えば115MHzにセツ
トするように調節される共振回路418とを含
む。弁別器222のクロスオーバ周波数および
“オン周波数”回路227の周波数は、レーダ性
能監視装置のRF共振周波数がレーダ送信機の周
波数にあることを確実にするために、IF発振器
238の周波数に調節されることを理解された
い。
IF発振器238は、それぞれ電界効果トラン
ジスタ415,417を含む周知の増幅器24
0,242によつて増幅されるIFパルス列を生
じる。可変コンデンサ419および421はそれ
ぞれ関連するインダクタと協働してIF通過帯域
の中心をIF発振器238の周波数にセツトする
ように調節される。
レーダ性能監視装置の出力信号の強さを較正す
るために、増幅器240には利得に調節可能なス
テツプを導入するための手段を設け、利得をポテ
ンシオメータ420およびスイツチ332で例え
ば10dBに制御する。すなわち、利得は、スイツ
チ332が較正位置にある時よりも動作位置にあ
る時の方が10dB高い。これは、満足な動作のた
めの制限として選ばれるレーダ受信機の感度の低
下例えば10dBに相当する。電圧分割回路網42
6,428中のポテンシオメータ334を使つて
増幅器242へ印加される利得制御信号でレーダ
性能監視装置の出力信号の強さを連続的に調節す
る。
ライン423上の出力信号のレベルは、まずス
イツチ332を較正位置にセツトしかつ第2図お
よび第5図のレーダ表示スクリーン173上の応
答信号174がよく見えるようになまでポテンシ
オメータ334を調節し、次いスイツチ332を
動作位置にセツトして増幅器240の利得を1ス
テツプ例えば10dB増すことにより、較正される。
レーダ受信機の感度もしくは性能が選択した
10dB以上低下する場合には、レーダ表示スクリ
ーン上のパターンは消えてレーダの性能が満足な
動作のために選択された限界よりも低下したこと
をオペレータに知らせる。
ライン423上のIF信号は接続点270でラ
イン354へ、更にミキサ214のIF入/出力
回路へ供給される。このミキサ中でIF信号は局
部発振器216からのRF信号或はミキサ中のダ
イオード352で発生された局部発振器信号の第
3高調波と混合される。この混合プロセスは周波
数がS―バンドにあるか或はX―バンドにあるか
とは無関係にレーダ送信機の周波数でRFサイド
バンドを生じる。このRFサイドバンドは、ライ
ン244および方向性結合器204を通してアン
テナ202へ供給され、かつ応答信号としてレー
ダ・アンテナへ放射される。レーダがS―バンド
で或はX―バンドで受信中の場合、明白なパター
ン174は第2図および第5図のレーダ表示スク
リーン173上に現われ、レーダとレーダ性能監
視装置の両方の性能が満足なものであることを示
す。第12図は、レーダ送信々号RTSとレーダ
性能監視装置応答信号PMRSとの間の時間関係
を示す。レーダのオペレータがレーダ性能監視装
置を作動させる時に明白なパターン174がレー
ダ表示スクリーン173上に現われない場合、オ
ペレータはレーダ中で或はレーダ性能監視装置中
で誤作用が生じたかもしれないことを知らされ
る。
再び第11C図の動作・較正回路特にライン5
01へ接続された応答調節回路およびライン50
2へ接続された応答ステツプ回路を参照すれば、
こゝには動作・較正回路の変形例が示され、
10dBよりも小さな増分でレーダ感度の低下を監
視するために較正を行なう手段が付加された。こ
の付加された較正は一般に自動追跡選択権を有す
るレーダと共に使用するためのものであつて、こ
の自動モードすなわちいわゆる“夜間監視”モー
ドで作動する時安全のため感度の小さな変化例え
ば5dBの低下を示すことが望ましい。この自動モ
ードでは、オペレータの注意を要する状態が生じ
る時、或はレーダの性能がプリセツト量例えば
5dBだけ低下する時にはいつでも、警報信号が出
される。
このような自動々作モードすなわち“夜間監
視”動作モードのための較正をセツトするため
に、スイツチ504はライン501をポテンシオ
メータ508へ接続するようにセツトされ、そし
てスイツチ506はライン503を電圧分割抵抗
510と512の接続点へ接続するようにセツト
される。スイツチ504と506は通常の動作モ
ードから自動々作モードへの切換えを容易にする
ために連動形にされることが望ましい。ライン4
23上の出力信号のレベルは、まずスイツチ33
2を較正位置にセツトしかつ自動々作モード中レ
ーダが要求するレベルをレーダ性能監視装置の応
答信号がわずかに超して満足な性能を示すまでポ
テンシオメータを調節することにより、較正され
る。2つ以上の量子化されたビデオ・ステツプを
使用するレーダでは、このレベルは一般に第2ビ
デオ閾値に対応するレベルである。第2ビデオ閾
値が第1閾値よりも普通6〜10dB高くPPI上に
最小視度レベルをセツトするので、この自動モー
ド中動作するレーダに要求されたレーダ性能監視
装置応答信号の強さは通常動作に要求された強さ
よりもそれ相応に大きい。信号174が第2ビデ
オ閾値を丁度超えるようにポテンシオメータ50
8がセツトされた時、スイツチ332は動作位置
へ戻されて増幅器240の利得を1ステツプ例え
ば5dB増す。この利得の増加はFET415にかゝ
るバイアスを変えて増幅度を増すことにより行な
われる。これは、任意の自動追跡モード中レーダ
と共に動作するためのレーダ性能監視装置の較正
を完了する。同調の効果を含めてレーダの感度は
量子化されたビデオ信号が第2レベルから第1レ
ベルまで低下するために5dBだけ今や低下しなけ
ればならず、これにより警報信号を発生する。レ
ーダPPI上の応答信号は第1レベルでもまだ見る
ことができ、従つてオペレータは応答信号および
実際の目標からの信号を評価できかつレーダの通
常の感度が回復され得るまで、“夜間監視”動作
モードから通常の動作モードへ切換えることがで
きる。
第11A図において、ラインン424を通して
接続点270に供給されたIF応答信号がAFCル
ープへ入るのを防止するために、FET378を
含むFETスイツチ217はライン404上の、
ペデスタル発生器230からの出力によつて応答
時間中ターンオフされる。これと同時に、ライン
406における、ペデスタル発生器230からの
利得低減信号はIF増幅器218、220および
221へ印加される。これは、IF応答信号の一
部が弁別器へ入らずかつAFCループの動作に悪
影響を及ぼさないことを、積極的に確保する。こ
れが特に望ましい理由は次のとおりである。すな
わち、IF応答信号はレーダ・システム100か
ら受信パルスを受ける毎にその後の244マイク
ロ秒の間継続する6.1マイクロ秒のパルスのパル
ス列であるが、所望のIF信号はレーダ・システ
ム100からの受信パルス(この受信パルスの持
続時間は例えば0.5または1.0マイクロ秒にすぎな
い)から導出されるからである。レーダ信号がレ
ーダ性能監視装置で受信される時間中、FETス
イツチ217はライン414に信号が存在しない
ことによつてターンオンされ、そしてIF増幅器
はライン406に利得低下信号が存在しないこと
によつて全利得にある。従つて、レーダ送信パル
スの受信サンプルに対応するIF信号は弁別器2
22の入力部において充分な強さを有し、もつて
AFCループを115MHzの弁別器クロスオーバ点に
ロツクする。
AFCループ中のIF増幅器218,220およ
び221と増幅器240および242との間の浮
遊帰還の結果として生じたかもしれない不所望な
発振を防止するために、上述した増幅器全部が同
時に全利得にあることを防止するための手段を設
けることが望ましい。これは、スイツチング波形
発生器234からの利得低下信号を第11D図の
ライン430に供給することにより、行なわれ
る。この信号は第11C図および第3図の増幅器
240だけへ印加されて6.1マイクロ秒のパルス
の各々がパルス列237を作る期間以外増幅器2
40の利得を下げる。前述したように利得低下信
号がこの全パルス列中IF増幅器218,220
および221へ印加されるので、5個全部の増幅
器が同時に全利得にある時間は決してない。
これでこゝに例示したこの発明の実施例に関す
る説明は終りである。しかしながら、この発明の
精神および範囲から逸脱しないかぎり多くの変形
例が可能なことは当業者には明らかであろう。従
つて、この発明を、こゝに説明した実施例だけに
制限するつもりはない。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のレーダ性能監視装置と共に
使用するためのレーダ・システムの基本的なブロ
ツク図、第2図はこの発明のレーダ性能監視装置
と共に使用するためのレーダ・システムの詳しい
ブロツク図、第3図は第2図に示したようなレー
ダ・システムと共に使用するためのレーダ性能監
視装置のブロツク図、第4図はS―バンドおよび
X―バンド用のレーダ性能監視装置の応答信号を
示す周波数チヤート、第5図はレーダPPI上に現
われるレーダ性能監視装置の応答パターンを示す
図、第6図はレーダ性能監視装置のマイクロ波用
機器を一部略図で示す絵画的な図、第7図はレー
ダ性能監視装置中で使用された弁別器を示す回路
図、第8A図〜第8D図は弁別器中で発生する諸
波形を示す図、第9図は第3図に示した“オン周
波数”回路の回路図、第10図はこの発明の他の
実施例のブロツク図、第11A図ないし第11D
図はレーダ性能監視装置を詳しく示す回路略図、
第11図は第11A図ないし第11D図のならべ
方を示す図、第12図は性能監視レスポンス信号
を示す図である。 100…レーダ・システム、200,350…
レーダ性能監視装置、202…アンテナ、204
…方向性結合器、208…検波器、210…閾値
回路、214…ミキサ、216…局部発振器、2
22…弁別器、224…帯域フイルタ、227…
“オン周波数”回路、228,212…アンドゲ
ート、234…スイツチング波形発生器、238
…IF発振器、173…レーダ表示スクリーン、
174…パターン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 レーダ・アンテナの近くに装架されて空間を
    通じてレーダに結合するようになつているレーダ
    性能監視装置であつて、受信手段および送信手段
    を備え、前記受信手段は前記レーダの送信信号の
    RFサンプルを受信し、この受信したサンプルは
    検波器へ供給され検波サンプルを生じさせ、この
    検波サンプルが所定の閾値レベルよりも高いこと
    に応答して前記レーダ性能監視装置は前記レーダ
    の送信機からの周波数を有する応答信号を発生す
    るようになつており、前記送信手段は前記応答信
    号を前記レーダへ送信して戻し、前記レーダが送
    信周波数の信号に対して所定の感度レベルを維持
    する限り前記応答信号は前記レーダの表示器上に
    明白なテスト・パターンを生じさせ、更に、前記
    レーダの送信信号が所定量低下したことを検出す
    るため前記所定の閾値レベルを設定する手段と、
    前記閾値レベル設定手段とは独立して、前記送信
    周波数の信号に対するレーダの感度が所定量低下
    したことを検出するため感度レベルを設定する手
    段と、を設けたレーダ性能監視装置。 2 レーダ・システムと共に使用するためのレー
    ダ性能監視装置であつて、このレーダ・システム
    の送信パルスの第1サンプルを受信するためのア
    ンテナ手段と、方向性結合器と、前記第1サンプ
    ルを検波して出力信号を供給するための検波手段
    と、閾値を提供してこの閾値よりも上の前記出力
    信号が制御応答を開始するようにするための手段
    と、前記方向性結合器を含みかつ前記第1サンプ
    ルのうちの1サンプルを受信するためのミキサを
    含む周波数制御ループと、前記方向性結合器を通
    過して前記ミキサへ達するようになつている出力
    を有する局部発振器からの信号と前記サンプルを
    混合し、もつて前記ミキサからIF出力を生じさ
    せ、このIF出力を前記周波数制御ループ中の弁
    別器へ供給して前記局部発振器の周波数を調整す
    るようにした手段と、IF発振器と、このIF発振
    器へ印加されるべきバー・パターンを形成するた
    めに一連のパルスを発生するためのスイツチング
    波形発生器と、前記レーダ性能監視装置の応答周
    波数が実質上前記レーダ送信機の周波数にあると
    きは制御出力を供給するようになつている帯域フ
    イルタを含む“オン周波数”回路と、前記制御出
    力および前記閾値手段からの前記制御応答によつ
    て開かれ作動信号を前記スイツチング波形発生器
    へ供給して前記バー・パターンを前記IF発振器
    へ印加するためのゲート手段とを備え、前記IF
    発振器の出力は前記ミキサに接続されてRF出力
    信号を発生し、このRF出力信号は前記レーダ・
    システムで受信されかつ表示されるべく前記方向
    性結合器を通して前記アンテナ手段へ送られ、更
    に、前記検波手段の出力信号が所定量低下したこ
    とを検出するため前記閾値レベルを設定する手段
    と、前記閾値レベル設定手段とは独立して、前記
    レーダ送信機の周波数における前記レーダ・シス
    テムの感度が所定量低下したことを検出するため
    前記IF発振器の出力レベルを設定する手段と、
    を設けたレーダ性能監視装置。
JP2646478A 1977-03-09 1978-03-08 Radar performance monitor Granted JPS53112695A (en)

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JPH026028B2 true JPH026028B2 (ja) 1990-02-07

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FR (1) FR2401429A1 (ja)
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