JPH0260045B2 - - Google Patents
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- JPH0260045B2 JPH0260045B2 JP17289984A JP17289984A JPH0260045B2 JP H0260045 B2 JPH0260045 B2 JP H0260045B2 JP 17289984 A JP17289984 A JP 17289984A JP 17289984 A JP17289984 A JP 17289984A JP H0260045 B2 JPH0260045 B2 JP H0260045B2
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F29/00—Variable transformers or inductances not covered by group H01F21/00
- H01F29/02—Variable transformers or inductances not covered by group H01F21/00 with tappings on coil or winding; with provision for rearrangement or interconnection of windings
- H01F29/04—Variable transformers or inductances not covered by group H01F21/00 with tappings on coil or winding; with provision for rearrangement or interconnection of windings having provision for tap-changing without interrupting the load current
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Power Engineering (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は単相負荷時タツプ切換変圧器、特に鉄
心の主脚に１次巻線、１次タツプ巻線、二次巻線
および３次巻線を配置して構成する単相負荷時タ
ツプ切換変圧器に関する。
心の主脚に１次巻線、１次タツプ巻線、二次巻線
および３次巻線を配置して構成する単相負荷時タ
ツプ切換変圧器に関する。
超々高圧の送電系統に使用する変圧器は、ます
ます大容量大形化しており、一般には運輸送上の
問題から単相変圧器の複数台を組合せて３相構成
するようになつている。これら送電系統の単相変
圧器は、電圧調整用のタツプ巻線を有しており、
負荷時タツプ切換器にてタツプ切換を行い、所定
の電圧に調整している。
ます大容量大形化しており、一般には運輸送上の
問題から単相変圧器の複数台を組合せて３相構成
するようになつている。これら送電系統の単相変
圧器は、電圧調整用のタツプ巻線を有しており、
負荷時タツプ切換器にてタツプ切換を行い、所定
の電圧に調整している。
このような変圧器では、例えば変電所内の電源
用の３次巻線を備えるときには、３次回路の遮断
器の遮断容量を小さくしたり、短絡時の機械力を
考えねばならず、系統運用を良好にするため、変
圧器の３次巻線と１次巻線間或いは２次巻線間の
（特に３次と２次巻線間）の％インピーダンスを
大きくする必要が生じる。これは、変圧器が大容
量化するにしたがい、一定値以下に保たねばなら
ないそのオームインピーダンスが小さくなり、３
次側の短絡容量を制限するのが難しくなるためで
ある。
用の３次巻線を備えるときには、３次回路の遮断
器の遮断容量を小さくしたり、短絡時の機械力を
考えねばならず、系統運用を良好にするため、変
圧器の３次巻線と１次巻線間或いは２次巻線間の
（特に３次と２次巻線間）の％インピーダンスを
大きくする必要が生じる。これは、変圧器が大容
量化するにしたがい、一定値以下に保たねばなら
ないそのオームインピーダンスが小さくなり、３
次側の短絡容量を制限するのが難しくなるためで
ある。
通常、内鉄形の変圧器においては、３次巻線と
他の各巻線間の％インピーダンスを大きくする手
段としては、次のような方式がある。すなわち、
鉄心の主脚に近い内側から順に、３次、２次、１
次巻線を配置するときに、３次巻線と２次巻線の
間の絶縁距離を調節する方式、または鉄心の主脚
に内側から２次、１次、３次巻線の順に配置する
方式、或いはリアクトルを別に設置する方式があ
る。ところが、第１の方式では各巻線特に１次お
よび２次巻線の直径が大きくなるので、変圧器を
経済的に製作できず、しかも輸送上問題を生ずる
ばかりか、寸法が制約されるため％インピーダン
スを極端に大きくできない。また第２の方式では
巻線の全体寸法は小さくなるが、１次巻線が超々
高圧であるときには、１次と３次巻線間の絶縁寸
法を大きくせねばならず、しかも高圧端子へのリ
ード線の引出しと絶縁が難しくなる。更に第３の
方式では、別個のリアクトルを必要とするので、
製作しにくく不経済である。
他の各巻線間の％インピーダンスを大きくする手
段としては、次のような方式がある。すなわち、
鉄心の主脚に近い内側から順に、３次、２次、１
次巻線を配置するときに、３次巻線と２次巻線の
間の絶縁距離を調節する方式、または鉄心の主脚
に内側から２次、１次、３次巻線の順に配置する
方式、或いはリアクトルを別に設置する方式があ
る。ところが、第１の方式では各巻線特に１次お
よび２次巻線の直径が大きくなるので、変圧器を
経済的に製作できず、しかも輸送上問題を生ずる
ばかりか、寸法が制約されるため％インピーダン
スを極端に大きくできない。また第２の方式では
巻線の全体寸法は小さくなるが、１次巻線が超々
高圧であるときには、１次と３次巻線間の絶縁寸
法を大きくせねばならず、しかも高圧端子へのリ
ード線の引出しと絶縁が難しくなる。更に第３の
方式では、別個のリアクトルを必要とするので、
製作しにくく不経済である。
このため、％インピーダンスを大きくする必要
のある巻線の単相変圧器では、種々の問題のある
上記の各方式に代えて、第１図または第２図に示
すように構成することが提案されている。
のある巻線の単相変圧器では、種々の問題のある
上記の各方式に代えて、第１図または第２図に示
すように構成することが提案されている。
すなわち、第１図の単相負荷時タツプ切換変圧
器では、２つの主脚C1，C2と２つの側脚S1，S2
を有する単相４脚構成の鉄心１０を用い、この各
主脚C1，C2にそれぞれ内側に２次巻線L1，L2を
配置し、並列接続して線路側および中性点側の２
次端子ｕ，ｏに至らせ、これらの外側に１次巻線
H1，H2を配置して両者間は直列接続し、線路側
および中性点側の１次端子Ｕ，Ｏに至るようにな
つている。この場合、３次巻線Ｔは中性点側の１
次巻線H2の位置する主脚C2側のみに配置して３
次端子ａ，ｂを引出し、これによつて他巻線との
間の％インピーダンスを大きくできるようにした
もので、また中性点側の１次巻線H2に直列に接
続する１次タツプ巻線TW1，TW2は、主脚C2に設
けると巻線全体の直径が大となり、輸送限界から
２次巻線L2と３次巻線Ｔ間の寸法を大きくでき
ず、％インピーダンスを所定値にできぬのを防ぐ
ため、３次巻線Ｔと並列接続する励磁巻線Ｅと共
に一方の側脚S2に配置してタツプ切換器TC1，
TC2によつて切換えるように構成している。（特
開昭53−106422号公報参照） この第１図の方式のものでは、％インピーダン
スを大きくするために１次タツプ巻線TW1，TW2
と励磁巻線Ｅとを、側脚S2部分の断面が矩形であ
るのを絶縁物や非磁性体で円形に成形した上で配
置せねばならず、製作を容易に行えないばかりか
全体寸法が大きくなる不都合があり、更に重要な
ことには、１次タツプ巻線TW1，TW2に電流が流
れると、その分だけ各主脚C1，C2側の容量が増
減することになり、タツプ切換器TC1，TC2にて
切換えるタツプによつて、１次、２次巻線間の％
インピーダンスが大幅に変化してしまい、変圧器
の利用率が悪くなる欠点がある。
器では、２つの主脚C1，C2と２つの側脚S1，S2
を有する単相４脚構成の鉄心１０を用い、この各
主脚C1，C2にそれぞれ内側に２次巻線L1，L2を
配置し、並列接続して線路側および中性点側の２
次端子ｕ，ｏに至らせ、これらの外側に１次巻線
H1，H2を配置して両者間は直列接続し、線路側
および中性点側の１次端子Ｕ，Ｏに至るようにな
つている。この場合、３次巻線Ｔは中性点側の１
次巻線H2の位置する主脚C2側のみに配置して３
次端子ａ，ｂを引出し、これによつて他巻線との
間の％インピーダンスを大きくできるようにした
もので、また中性点側の１次巻線H2に直列に接
続する１次タツプ巻線TW1，TW2は、主脚C2に設
けると巻線全体の直径が大となり、輸送限界から
２次巻線L2と３次巻線Ｔ間の寸法を大きくでき
ず、％インピーダンスを所定値にできぬのを防ぐ
ため、３次巻線Ｔと並列接続する励磁巻線Ｅと共
に一方の側脚S2に配置してタツプ切換器TC1，
TC2によつて切換えるように構成している。（特
開昭53−106422号公報参照） この第１図の方式のものでは、％インピーダン
スを大きくするために１次タツプ巻線TW1，TW2
と励磁巻線Ｅとを、側脚S2部分の断面が矩形であ
るのを絶縁物や非磁性体で円形に成形した上で配
置せねばならず、製作を容易に行えないばかりか
全体寸法が大きくなる不都合があり、更に重要な
ことには、１次タツプ巻線TW1，TW2に電流が流
れると、その分だけ各主脚C1，C2側の容量が増
減することになり、タツプ切換器TC1，TC2にて
切換えるタツプによつて、１次、２次巻線間の％
インピーダンスが大幅に変化してしまい、変圧器
の利用率が悪くなる欠点がある。
上記の欠点をさけるため、第２図に示すもので
は第１図と同様に鉄心１０の各主脚C1，C2に、
１次巻線H1，H2および２次巻線L1，L2を配置し
て所定の結線を行わせ、中性点側の１次巻線H2
の位置する主脚C2に、１次巻線に連らなり、タ
ツプ切換器TCで切換える１次タツプ巻線TWを配
置すると共に、この最外側に３次巻線Ｔを配置せ
しめ、これによつて２次および３次巻線間の寸法
を大きくして％インピーダンスを増す方式であ
る。（特開昭51−4528号公報参照） この第２図の方式では、中性点側の１次巻線
H2の端部に高い電圧が出ることになるし、１次
タツプ巻線TWが３次巻線Ｔの内側となるのでタ
ツプリード線の引出しが困難となるなどの欠点を
有する。また、この場合には変圧器が大容量であ
ると、使用する負荷時タツプ切換器の容量を考え
て回路を２並列とし、電流を分割する必要がある
がが、この分割は上下を並列に使用する線路側の
１次巻線H1の上下端をそのまま引廻し、２本の
並列導体で作つた中性点側の１次巻線H2と別々
に接続せねばならず、１次タツプ巻線TWも並列
回路とするため、リード線の本数も増大する欠点
がある。
は第１図と同様に鉄心１０の各主脚C1，C2に、
１次巻線H1，H2および２次巻線L1，L2を配置し
て所定の結線を行わせ、中性点側の１次巻線H2
の位置する主脚C2に、１次巻線に連らなり、タ
ツプ切換器TCで切換える１次タツプ巻線TWを配
置すると共に、この最外側に３次巻線Ｔを配置せ
しめ、これによつて２次および３次巻線間の寸法
を大きくして％インピーダンスを増す方式であ
る。（特開昭51−4528号公報参照） この第２図の方式では、中性点側の１次巻線
H2の端部に高い電圧が出ることになるし、１次
タツプ巻線TWが３次巻線Ｔの内側となるのでタ
ツプリード線の引出しが困難となるなどの欠点を
有する。また、この場合には変圧器が大容量であ
ると、使用する負荷時タツプ切換器の容量を考え
て回路を２並列とし、電流を分割する必要がある
がが、この分割は上下を並列に使用する線路側の
１次巻線H1の上下端をそのまま引廻し、２本の
並列導体で作つた中性点側の１次巻線H2と別々
に接続せねばならず、１次タツプ巻線TWも並列
回路とするため、リード線の本数も増大する欠点
がある。
本発明の単相負荷時タツプ切換変圧器の目的
は、各巻線間の％インピーダンスの大きな高電圧
大容量変圧器を小形化して容易に製作できるよう
にすると共に、タツプ切換によつても％インピー
ダンスの変動を少くすることにある。
は、各巻線間の％インピーダンスの大きな高電圧
大容量変圧器を小形化して容易に製作できるよう
にすると共に、タツプ切換によつても％インピー
ダンスの変動を少くすることにある。
本発明では３つの主脚と２つの側脚を有する単
相５脚構成の鉄心を用い、この各主脚に１次、２
次、３次巻線更には１次タツプ巻線を配置する
際、３次巻線を線路側となる１次巻線が位置する
主脚に配置し、１次タツプ巻線を中性点側の１次
巻線が位置する主脚に配置して構成することを特
徴としている。
相５脚構成の鉄心を用い、この各主脚に１次、２
次、３次巻線更には１次タツプ巻線を配置する
際、３次巻線を線路側となる１次巻線が位置する
主脚に配置し、１次タツプ巻線を中性点側の１次
巻線が位置する主脚に配置して構成することを特
徴としている。
以下、本発明を従来と同一部分を同符号とした
第３図および第４図に示す各実施例を用いて説明
する。
第３図および第４図に示す各実施例を用いて説明
する。
本発明の単相負荷時タツプ切換変圧器の基本構
成を示す第３図は、２つの主脚C1，C2，C3と２
つの側脚（図示せず）を有する単相５脚構成の鉄
心を用い、主脚C1，C2，C3にそれぞれ２次巻線
L1，L2，L3を別々に配置してこれらを並列接続
し、また高圧の１次巻線H1，H2，H3もそれぞれ
配置して、このうちの線路側の１次端子Ｕに近い
２つの１次巻線H1，H2間を並列接続すると共に
これを残りの１次巻線H3と直列に接続して構成
するものである。中性点側の１次巻線H3に連ら
なる１次タツプ巻線TW1，TW2は同じ主脚C3の最
外側に配置してタツプ切換器TC1，TC2にて切換
えるようにしている。線路側の各主脚C1，C2に
は、それぞれ３次巻線T1，T2が最内側に配置し、
これら間は並列接続して３次端子ａ，ｂに至るよ
うにしている。
成を示す第３図は、２つの主脚C1，C2，C3と２
つの側脚（図示せず）を有する単相５脚構成の鉄
心を用い、主脚C1，C2，C3にそれぞれ２次巻線
L1，L2，L3を別々に配置してこれらを並列接続
し、また高圧の１次巻線H1，H2，H3もそれぞれ
配置して、このうちの線路側の１次端子Ｕに近い
２つの１次巻線H1，H2間を並列接続すると共に
これを残りの１次巻線H3と直列に接続して構成
するものである。中性点側の１次巻線H3に連ら
なる１次タツプ巻線TW1，TW2は同じ主脚C3の最
外側に配置してタツプ切換器TC1，TC2にて切換
えるようにしている。線路側の各主脚C1，C2に
は、それぞれ３次巻線T1，T2が最内側に配置し、
これら間は並列接続して３次端子ａ，ｂに至るよ
うにしている。
このようにすれば、単相５脚構成の鉄心の各主
脚C1，C2，C3の巻線数をいずれも３巻線とする
ことができるので、各主脚C1，C2，C3への巻線
配分を適正化してほぼ等しくすることもでき、製
作を容易にして小形化することができる。また、
主脚C1，C2においては２次巻線L1と３次巻線Ｔ
間の寸法を十分に大きくすることができるので、
これら間の％インピーダンスも十分に大となる。
この場合、１次・２次巻線間の％インピーダンス
は、段絶縁の中性点側である１次巻線H3と２次
巻線L3間の寸法を大きくすることで任意に調整
することができ、線路側である１次巻線H1，H2
と２次巻線L2、間は、絶縁上きまる最小寸法で
よいから、２次巻線L1，L2と３次巻線Ｔ間の寸
法が十分にとれることになる。更に、本方式で線
路側の１次巻線H1，H2と２次巻線L1，L2、中性
点側の１次巻線H3と２次巻線L3間の容量比を変
え、例えば線路側の容量を中性点側の容量より小
さくすれば、線路側の巻線H1，H2とL1，L2が小
となるから、これによつて２次巻線L1と３次巻
線Ｔ間の寸法を大として％インピーダンスを調節
することも可能であるし、３次巻線Ｔを最外側に
配置して２次巻線L1との間を大きくして調節す
ることもできる。
脚C1，C2，C3の巻線数をいずれも３巻線とする
ことができるので、各主脚C1，C2，C3への巻線
配分を適正化してほぼ等しくすることもでき、製
作を容易にして小形化することができる。また、
主脚C1，C2においては２次巻線L1と３次巻線Ｔ
間の寸法を十分に大きくすることができるので、
これら間の％インピーダンスも十分に大となる。
この場合、１次・２次巻線間の％インピーダンス
は、段絶縁の中性点側である１次巻線H3と２次
巻線L3間の寸法を大きくすることで任意に調整
することができ、線路側である１次巻線H1，H2
と２次巻線L2、間は、絶縁上きまる最小寸法で
よいから、２次巻線L1，L2と３次巻線Ｔ間の寸
法が十分にとれることになる。更に、本方式で線
路側の１次巻線H1，H2と２次巻線L1，L2、中性
点側の１次巻線H3と２次巻線L3間の容量比を変
え、例えば線路側の容量を中性点側の容量より小
さくすれば、線路側の巻線H1，H2とL1，L2が小
となるから、これによつて２次巻線L1と３次巻
線Ｔ間の寸法を大として％インピーダンスを調節
することも可能であるし、３次巻線Ｔを最外側に
配置して２次巻線L1との間を大きくして調節す
ることもできる。
一方、本方式の構造においては、１次タツプ巻
線TW1，TW2が、中性点側の１次巻線H3と２次巻
線L3、に隣接して配置されているので、タツプ
切換器TC1，TC2によるタツプ切換でも、１次・
２次巻線間の％インピーダンスも殆んど変化しな
いし、また２次・３次巻線間や１次・３次巻線間
の％インピーダンスも変化することがなくなる。
しかも、このように構成した変圧器は、１次側の
容量を大きくするのに好適であり、また３次巻線
T1，T2の調節も容易なので３次容量を大きくす
るのに最適である。
線TW1，TW2が、中性点側の１次巻線H3と２次巻
線L3、に隣接して配置されているので、タツプ
切換器TC1，TC2によるタツプ切換でも、１次・
２次巻線間の％インピーダンスも殆んど変化しな
いし、また２次・３次巻線間や１次・３次巻線間
の％インピーダンスも変化することがなくなる。
しかも、このように構成した変圧器は、１次側の
容量を大きくするのに好適であり、また３次巻線
T1，T2の調節も容易なので３次容量を大きくす
るのに最適である。
本発明の他の実施例である第４図のものは、第
３図と同様に単相５脚構成の鉄心の３つの主脚
C1，C2，C3に各巻線を配置する構造であるが、
逆に中性点側となる２つの１次巻線H2，H3を並
列接続して線路側の１つの１次巻線H1と直列接
続したものである。この場合、３次巻線Ｔは１つ
の主脚C1の最内側又は最外側に配置して使用さ
れ、他巻線との間の％インピーダンスを充分に大
きくなるようにして使用される。中性点側の主脚
C2，C3の最外側には、それぞれ１次タツプ巻線
TW1，TW2およびTW3，TW4が配置され、これら
各脚の１次タツプ巻線間をタツプ切換器TC1，
TC2，TC3，TC4を介して並列に接続して使用す
る。このように、２つの主脚にタツプ巻線をそれ
ぞれ配置して並列に使用し、３次巻線は別の主脚
に配置すれば前述の例と同じ効果を達成できると
共に、変圧器の電圧調整容量を著しく大きくする
ことができるし、タツプ選択器も切換容量の小さ
なものを使用できる効果がある。
３図と同様に単相５脚構成の鉄心の３つの主脚
C1，C2，C3に各巻線を配置する構造であるが、
逆に中性点側となる２つの１次巻線H2，H3を並
列接続して線路側の１つの１次巻線H1と直列接
続したものである。この場合、３次巻線Ｔは１つ
の主脚C1の最内側又は最外側に配置して使用さ
れ、他巻線との間の％インピーダンスを充分に大
きくなるようにして使用される。中性点側の主脚
C2，C3の最外側には、それぞれ１次タツプ巻線
TW1，TW2およびTW3，TW4が配置され、これら
各脚の１次タツプ巻線間をタツプ切換器TC1，
TC2，TC3，TC4を介して並列に接続して使用す
る。このように、２つの主脚にタツプ巻線をそれ
ぞれ配置して並列に使用し、３次巻線は別の主脚
に配置すれば前述の例と同じ効果を達成できると
共に、変圧器の電圧調整容量を著しく大きくする
ことができるし、タツプ選択器も切換容量の小さ
なものを使用できる効果がある。
本発明の変圧器に用いる１次タツプ巻線TW1，
……TW4は、第３図および第４図の各例において
は同一主脚の最外側に、２つを上下に向上させる
もので示しているが、この構成に限らず使用でき
るし、１次巻線も上下並列構成に限らず使用でき
ることは勿論である。
……TW4は、第３図および第４図の各例において
は同一主脚の最外側に、２つを上下に向上させる
もので示しているが、この構成に限らず使用でき
るし、１次巻線も上下並列構成に限らず使用でき
ることは勿論である。
本発明の如く単相５脚構成の鉄心を用いて単相
負荷時タツプ切換変圧器を構成すれば、３次巻線
と１次タツプ巻線がそれぞれ線路側と中性点側の
各主脚に分けて配置されるので、各主脚における
巻線配分が良好となるし、側脚に巻線を配置しな
いので、各巻線間の％インピーダンスの大きなし
かも大容量の変圧器を小形化して容易に製作する
ことができる。また、２つの主脚の１次巻線を並
列接続し、他の１次巻線と直列接続して使用し、
２脚に並置した３次巻線を並列に接続して使用し
たり、又は２脚の１次タツプ巻線を並列接続して
使用すれば、より大容量の変圧器を構成できる
し、３次容量の調節又は電圧調整容量の調節が容
易に行える。
負荷時タツプ切換変圧器を構成すれば、３次巻線
と１次タツプ巻線がそれぞれ線路側と中性点側の
各主脚に分けて配置されるので、各主脚における
巻線配分が良好となるし、側脚に巻線を配置しな
いので、各巻線間の％インピーダンスの大きなし
かも大容量の変圧器を小形化して容易に製作する
ことができる。また、２つの主脚の１次巻線を並
列接続し、他の１次巻線と直列接続して使用し、
２脚に並置した３次巻線を並列に接続して使用し
たり、又は２脚の１次タツプ巻線を並列接続して
使用すれば、より大容量の変圧器を構成できる
し、３次容量の調節又は電圧調整容量の調節が容
易に行える。
第１図および第２図はそれぞれ従来の単相負荷
時タツプ切換変圧器を示す巻線配置図、第３図お
よび第４図はそれぞれ本発明の単相負荷時タツプ
切換変圧器の異なる例を示す巻線配置図である。 C1，C2，C3……主脚、H1，H2，H3……１次巻
線、L1，L2，L3……２次巻線、Ｔ，T1，T2……
３次巻線、TW1，TW2，TW3，TW4……１次タツ
プ巻線。
時タツプ切換変圧器を示す巻線配置図、第３図お
よび第４図はそれぞれ本発明の単相負荷時タツプ
切換変圧器の異なる例を示す巻線配置図である。 C1，C2，C3……主脚、H1，H2，H3……１次巻
線、L1，L2，L3……２次巻線、Ｔ，T1，T2……
３次巻線、TW1，TW2，TW3，TW4……１次タツ
プ巻線。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ ３つの主脚と２つの側脚を有する単相５脚構
成の鉄心と、前記鉄心の各主脚にそれぞれ配置し
て並列接続する２次巻線と、前記２次巻線の外側
にそれぞれ配置すると共にその２つを並列接続し
て残りの１つと直列接続する１次巻線と、前記１
次巻線に連らなる１次タツプ巻線と、３次巻線と
を備え、前記３次巻線は線路側となる１次巻線が
位置する鉄心の主脚に配置し、前記１次タツプ巻
線は中性点側となる１次巻線が位置する鉄心の主
脚に配置して構成したことを特徴とする単相負荷
時タツプ切換変圧器。 ２ 前記３次巻線は、鉄心の線路側の２つの主脚
にそれぞれ配置して並列接続したことを特徴とす
る特許請求の範囲第１項記載の単相負荷時タツプ
切換変圧器。 ３ 前記１次タツプ巻線は、鉄心の中性点側の２
つの主脚にそれぞれ配置して並列接続したことを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の単相負荷
時タツプ切換変圧器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17289984A JPS61179514A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 単相負荷時タツプ切換変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17289984A JPS61179514A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 単相負荷時タツプ切換変圧器 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP14919978A Division JPS5575210A (en) | 1978-12-01 | 1978-12-01 | Tap-change transformer at the time of single-phase loading |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS61179514A JPS61179514A (ja) | 1986-08-12 |
| JPH0260045B2 true JPH0260045B2 (ja) | 1990-12-14 |
Family
ID=15950398
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17289984A Granted JPS61179514A (ja) | 1984-08-20 | 1984-08-20 | 単相負荷時タツプ切換変圧器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS61179514A (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH06314094A (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-08 | Noise Toies Inc | 電子装置およびメモリカートリッジ |
-
1984
- 1984-08-20 JP JP17289984A patent/JPS61179514A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS61179514A (ja) | 1986-08-12 |
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