JPH025928B2

JPH025928B2 -

Info

Publication number: JPH025928B2
Application number: JP55171043A
Authority: JP
Inventors: Reonaado Tonpuson Robaato; Eritsuku Sukotsuchaa Dagurasu
Original assignee: ENU JU BYU Pty Ltd
Current assignee: ENU JU BYU Pty Ltd
Priority date: 1979-12-05
Filing date: 1980-12-05
Publication date: 1990-02-06
Also published as: GB2066655B; GB2066655A; JPS56127806A

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、ウインド（窓）・ワイパー・ブレ
ード構造へのウインド・ワイパー・ブレード・ゴ
ムの固定用の保持クリツプに関するものである。

従来、ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムの
ウインド・ワイパー・ブレード構造への固定は、
裏あてストリツプ中にゴムを挿入することによつ
て行なわれており、裏あてストリツプは、一般
に、ワイパー・ブレード・ゴムの頭部を受け入れ
るための縦スロツトを有する縦部材からなつてい
る。裏あてストリツプは、隆起したブリツジ部材
によつて接合された１対のレール状に形成された
薄い金属ストリツプでよく、レールはその間にス
ロツトを形造つており、このスロツト中にゴムの
頭部が挿入される。また、裏あてストリツプは、
型成形もしくは押出成形したプラスチツク・スト
リツプでもよく、この場合、裏あてストリツプ
は、長さ方向に伸びる縦側面レールによつて形造
られる狭い口部をそなえたワイパー・ゴム受入れ
スロツトを有する。

これらの裏あてストリツプは、ウインド・ワイ
パー・ブレード構造へのワイパー・ブレード・ゴ
ムの取付け手段として働く。一般に、裏あてスト
リツプは、ウインド・ワイパー・ブレード構造の
縦方向に間隔をあけ、同構造の横方向に相対する
多数のつめによつて支持されている。この手段に
よつて、（ゴムを挿入した）裏あてストリツプは、
ウインド・ワイパー・ブレード構造に固定され
る。しかし、裏あてストリツプのスロツト中にゴ
ムを縦方向に固定し、かつ、裏あてストリツプを
ウインド・ワイパー・ブレード構造に縦方向に固
定するために、追加の手段が必要である。

先行技術においては、この縦方向の固定は、
種々の方法で達成されていた。

ある先行技術の配置においては、垂直に突出し
た端部片を有する、ウインド・ワイパー・ブレー
ド構造の各端部にあるつめを利用している。裏あ
てストリツプとワイパー・ブレード・ゴムは、端
部片の間に拘束されるため、縦方向に保持され
る。しかし、この配置は、端部つめ部材を、特に
この目的のために加工しなければならないため、
費用がかかる。

他の先行技術の配置においては、複数対の保持
クリツプを利用しており、それぞれワイパー・ブ
レードの端部つめのそれぞれに取付けられてい
る。これらの先行技術による保持クリツプは、垂
直方向に伸びる部分で形成されており、これらの
部分が、裏あてストリツプ内のスロツトの端部と
嵌合して、その間に裏あてストリツプとワイパ
ー・ゴムを拘束する役割を果す。しかし、ワイパ
ー・ブレードの各端に１つづつの、２個のクリツ
プを使用しなければならない。

従つて、要約すれば、この発明は、ウインド・
ワイパー・ブレード・ゴムおよび関連の裏あてス
トリツプを、ウインド・ワイパー・ブレード上部
構造に固定するための保持クリツプからなり、裏
あてストリツプは、ゴムの長手方向頭部を受け入
れるための縦スロツトを有するように形成されて
いる。保持クリツプは、クリツプをワイパー上部
構造の一部分に、着脱可能に固定するための手段
を有する第１部分を有するように形成されてい
る。さらに、保持クリツプは、第２部分を有し、
第２部分には、一端から裏あてストリツプのスロ
ツト内に嵌合し、スロツト内の裏あてストリツプ
とゴム頭部との間に配置される単一のトング部分
が含まれている。トングは、摩擦によつてゴムを
裏あてストリツプに対して固定するために、スロ
ツト中でゴムとかみ合う手段を有する。

一つの実施形態において、保持クリツプは、第
１部分に１対の尖端部を有し、各尖端部は、その
外側縁部中に切り込んだ凹部を有し、これらの凹
部は、ウインド・ワイパー・ブレード上部構造の
つめ部材と嵌合可能である。尖端部上のフインガ
ー部材によつて、尖端部は、相互に向かつて移動
することができ、これによつて、凹部とつめとの
嵌合を解放することができる。

トングは、下向きにわん曲した端部を持つよう
に形成されており、この端部は、わん曲端部の近
傍のスロツト中のゴム頭部を圧縮して、スロツト
中のゴムを締めつけ、または押し込んで、相対的
な縦方向の動きを制約する。

この発明は、ウインド・ワイパー・ブレード・
ゴムを、裏あてストリツプおよびウインド・ワイ
パー・ブレード上部構造に関して固定するための
公知の保持手段の問題点を克服するためになされ
たものである。

この発明の一つの目的は、ウインド・ワイパ
ー・ブレード構造に関して、ゴムおよび裏あてス
トリツプを固定して、相対的な動きを防止する単
一の保持クリツプを提供することである。

この発明のもう一つの目的は、ウインド・ワイ
パー・ブレード・ゴムの交換を容易にするため
に、ただちに取外しのできる保持クリツプを提供
することである。

この発明のその他の目的および利点は、当業者
には、図面を参照して説明する好ましい実施例の
下記の記述から明らかとなるであろう。

第１図は、この発明の保持クリツプの上から見
た斜視図である。第２図は、第１図の保持クリツ
プの下から見た斜視図である。第３図は、裏あて
ストリツプおよびウインド・ワイパー・ブレー
ド・ゴムを、ウインド・ワイパー・ブレード上部
構造の端のつめに固定した、第１図の保持クリツ
プを示す上から見た平面図である。第４図は、第
３図の構造の側面立面図である。第５図は、第４
図の線５−５で切つた断面図である。第６図は、
第４図の線６−６で切つた断面図である。第７図
は、第２図の線７−７で切つた断面図である。

図面を参照して説明すると、保持クリツプ２５
が示されており、これは、ウインド・ワイパー・
ブレード・ゴム１５（以下単にゴム１５という）
および関連の裏あてストリツプ１３を、ウイン
ド・ワイパー・ブレード上部構造（図示せず）の
つめ部材１１に固定するようになつている。

図示されている実施例においては、裏あてスト
リツプ１３は、合成プラスチツク材を押し出し成
形した長尺体からなり、この長尺体は、縦スロツ
ト１７を有し、その口部１９は、相対する側面レ
ール２１によつて形造られている。縦スロツト１
７の幅は、口部１９の幅よりも広く、ゴム１５
は、スロツト１７の中に嵌合するような形状およ
び寸法の頭部２０を有するように形成されてい
る。したがつて、ゴム１５は、裏あてストリツプ
１３に関して縦方向に可動であるが、ゴム１５
は、縦方向に垂直な方向には、縦スロツト１７か
ら引き出すことはできない。

裏あてストリツプ１３は、その各側面上に、縦
方向に伸びるフランジ１４をそなえており、ウイ
ンド・ワイパー・ブレード上部構造のつめ部材１
１は、相対するつめ２３を有し、挾み部２３はフ
ランジ１４の下側に嵌合して、それによつて、裏
あてストリツプ１３をつめ部材１１中に支持す
る。ただし、裏あてストリツプ１３は、つめ部材
１１に関して、相対的に縦方向に可動である。

保持クリツプ２５は、ゴム１５を縦スロツト１
７中に縦方向に固定し、裏あてストリツプ１３を
つめ部材１１中に着脱可能に固定するように働
く。保持クリツプ２５は、第１部分２７と、第１
部分２７の下側にある第２部分２９からなるほぼ
Ｕ字形の部材であり、第１部分と第２部分は、湾
曲した端部３１から伸びている。保持クリツプ２
５は、ばね鋼、または、その他の金属および合成
プラスチツク材も含む他の比較的弾性の高い材料
で形成することが望ましい。

第１部分２７および第２部分２９は、それぞ
れ、ほぼ平行な平面をなして伸びており、裏あて
ストリツプ１３の上面３３と縦スロツト１７の上
面３５との間の距離に対応する距離だけ間隔があ
けられている。第２クリツプ部分２９は、幅にテ
ーパを有する前に伸びる単一のトング３２を含
み、裏あてストリツプ１３の縦スロツト１７の一
端中に挿入できるような構成になつている。トン
グ３２の自由端部３７は、下向きに第１部分２７
から離れる方向に曲がつていて、使用時は、端部
３７が内部の縦スロツト１７の上面３５から自由
になるようになつている。その結果、ゴム１５お
よびトング３２が同時に縦スロツト１７の端部に
挿入されると、その影響を受ける端部３７は、ゴ
ム１５の部分１５Ａの圧縮または圧迫を行なう。
圧縮または圧迫は、縦スロツト１７の上面３５か
ら外らされ、それによつて、ゴム１５は効率よく
縦スロツト１７中に締めつけられ、または押し込
まれる。さらに、ゴム１５の弾性によつて、トン
グ３２の表面は、縦スロツト１７の上面に押しつ
けられる。

トング３２の幅は、端部３７から相対する１対
の肩部またはコーナー４１に向かつて広くなつ
て、縦スロツト１７の側壁３９と合致する界面を
形成する。肩部またはコーナー４１は、側壁３９
中に嵌合するような形状であることが望ましく、
それによつて、トング３２を縦スロツト１７内の
嵌合位置に保持するのを助ける。

トング３２の端部３７は、第７図から明らかな
ように、比較的鋭いコーナー４３を有するように
形成されている。コーナー４３は、変形されたゴ
ム部分１５Ａの表面中に嵌合するようになつてお
り、これによつて、縦スロツト１７中へのゴム１
５の確実な接着をいつそう強化する。

保持クリツプ２５の第１部分２７は、中央スロ
ツト４７によつて分離された２つの尖端部４５を
有するように形成されている。各尖端部４５は、
尖端部４５を相互に向かつて撓ませるのを容易に
するための直立したフインガー・グリツプ４９を
有している。各尖端部４５は、その外面上に肩部
５３および切取り部５５を有するように形成され
ている。切取り部５５は、尖端部４５の端部で切
込み肩部５６を形造つている。肩部５３、切取り
部５５および切込み肩部５６は凹部５７を形成
し、保持クリツプ２５がつめ部材１１と嵌合する
と、それぞれのつめ２３が、この凹部５７中に位
置するようになつている。

各尖端部４５は、相対するつめ２３の間に保持
クリツプ２５を挿入するのを容易にするための、
テーパーになつた前端を有する。尖端部４５の相
互の方に向かつての撓みによつて、保持クリツプ
２５を、つめ部材１１の嵌合から外すことができ
る。

使用時には、保持クリツプ２５の第２部分２９
は、前述したように、ゴム１５および裏あてスト
リツプ１３と嵌合する。つめ２３の間に嵌合した
裏あてストリツプ１３のフランジ１４によつて、
保持クリツプ、裏あてストリツプおよびゴムの嵌
合体は、つめ部材１１に関して相対的に縦方向に
移動して、尖端部４５がつめ２３の間に嵌合し、
それによつて、尖端部４５が相互の方向に向かつ
て撓み、凹部５７はつめ２３から離れる方向に移
動する。尖端部同志が離れると、凹部５７はつめ
２３と嵌合して、縦方向に相対的に移動しないよ
うに、これらの部分を固定する。

なお、ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムと
いう用語は、ウインド・ワイパー・ブレードと併
用するのに適した可撓な材料で、窓または類似の
ものの表面を拭くのに用いられるものを含むもの
と了解されたい。通常、この材料はゴムである
が、合成プラスチツク材などの代替材料を用いて
もよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の保持クリツプの上から見
た斜視図、第２図は、第１図のクリツプの下から
見た斜視図、第３図は、裏あてストリツプおよび
ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムを、ウイン
ド・ワイパー・ブレード上部構造の端のつめに固
定した、第１図の保持クリツプを示す上から見た
平面図、第４図は、第３図の構造の側面立面図、
第５図は、第４図の線５−５で切つた断面図、第
６図は、第４図の線６−６で切つた断面図、第７
図は、第２図の線７−７で切つた断面図である。１１…つめ部材、１３…裏あてストリツプ、１
４…フランジ、１５…ウインド・ワイパー・ブレ
ード・ゴム、１７…縦スロツト、１９…口部、２
０…頭部、２１…側面レール、２３…つめ、２５
…クリツプ、２７…第１部分、２９…第２部分、
３１…端部、３２…トング、３５…上面、３７…
自由端、３９…側面、４１…肩部またはコーナ
ー、４３…コーナー、４５…尖端部、４９…フイ
ンガークリツプ、５３…肩部、５５…切取り部、
５６…切込み肩部、５７…凹部。

Claims

【特許請求の範囲】１ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムと、前
記ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムの頭部を
受け入れるための縦スロツトを有する裏あてスト
リツプとを、ウインド・ワイパー・ブレード上部
構造に取り付けるための、下記からなる保持クリ
ツプであつて：前記クリツプを、前記ウインド・ワイパー・ブ
レード上部構造の一部に、着脱可能に取り付ける
手段を有する第１部分、および、前記第１部分と一体的に形成された第２部分、
前記第２部分は、前記第１部分に隣接し、且つ、
前記第１部分と同一方向に伸びている、下記を特徴とする保持クリツプ：前記第２部分は、前記裏あてストリツプの前記
スロツト内に、その一端から縦方向に嵌合する寸
法の単一のトングからなつており、前記トングは、前記裏あてストリツプの前記ス
ロツトの前記一端において、前記裏あてストリツ
プと、前記ウインド・ワイパー・ブレード・ゴム
の前記頭部との間に配置されており、そして、前記トングの自由端は、前記第１部分から、前
記トングの平面外に湾曲することによつて、前記
スロツト内の前記ウインド・ワイパー・ブレー
ド・ゴムに噛み込みそしてこれを変形または押圧
する手段を形成している。２下記を特徴とする、請求項１に記載の保持ク
リツプ：前記トングの幅は、その自由端から、前記自由
端から離れて位置する１対の相対する肩部に向か
つて広がつており、前記肩部は、前記裏あてスト
リツプの前記スロツト内に接触嵌合している。３下記を特徴とする、請求項１に記載の保持ク
リツプ：前記第１および第２部分は、前記裏あてストリ
ツプの上面と、前記スロツトの頂面との間におけ
る前記裏あてストリツプの厚さとほぼ等しい距離
だけ間隔をあけた、ほぼ平行な平面内にある。４下記を特徴とする、請求項１に記載の保持ク
リツプ：前記第１部分は、１対の、間隔をあけた、ほぼ
同一平面内にある尖端部を有し、前記尖端部は、
前記尖端部を相互の方向に向かつて撓ませるため
の直立したフインガー部を有している。５下記を特徴とする、請求項４に記載の保持ク
リツプ：前記尖端部の各々の外縁は、凹部を形成する、
１対の間隔をあけた肩部を有し、前記凹部の縦方
向の寸法は、前記ウインド・ワイパー・ブレード
上部構造のつめの対応する寸法とほぼ等しく、も
つて、前記つめは、相対する前記凹部に嵌合し
て、前記クリツプを前記つめに着脱可能に取り付
ける。６下記を特徴とする、請求項１に記載の保持ク
リツプ：前記第１部分は、前記第２部分の上側に間隔を
あけて位置しており、そして、前記第１部分は、２個の、横方向に間隔をあけ
た、ほぼ同一平面内にある尖端部を有し、前記尖
端部の各々は、前記ウインド・ワイパー・ブレー
ド上部構造の一部分に着脱可能に嵌合する手段を
備えている。７下記を特徴とする、請求項６に記載の保持ク
リツプ：前記ウインド・ワイパー・ブレード・ゴムに噛
み込む前記手段としての、前記トングの前記湾曲
した自由端は、前記ウインド・ワイパー・ブレー
ド・ゴムの前記頭部の表面にくい込む１個または
２個以上の点を有している。８下記を特徴とする、請求項６に記載の保持ク
リツプ：前記クリツプは、前記第１および第２部分を相
互に連結する湾曲端部を有している。９下記を特徴とする、請求項６に記載の保持ク
リツプ：前記ウインド・ワイパー・ブレード上部構造の
前記一部分に着脱可能に嵌合する前記手段は、前
記尖端部の各々に設けられた肩部からなつてお
り、前記肩部は、前記ウインド・ワイパー・ブレ
ード上部構造における、共働する前記つめと嵌合
する。１０下記を特徴とする、請求項９に記載の保持
クリツプ：前記尖端部の各々は、フインガー部を有し、前
記フインガー部は、前記尖端部を撓ませるよう
に、相互の方向に向つて移動可能であり、もつ
て、前記つめとの前記肩部の嵌合が解除される。