JPH0259172B2 - - Google Patents

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JPH0259172B2
JPH0259172B2 JP57500393A JP50039382A JPH0259172B2 JP H0259172 B2 JPH0259172 B2 JP H0259172B2 JP 57500393 A JP57500393 A JP 57500393A JP 50039382 A JP50039382 A JP 50039382A JP H0259172 B2 JPH0259172 B2 JP H0259172B2
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carbon atoms
compound
water
film
butyl
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JP57500393A
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Jooji Kuretetsuka
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Original Assignee
BF Goodrich Corp
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Publication date
Application filed by BF Goodrich Corp filed Critical BF Goodrich Corp
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Publication of JPH0259172B2 publication Critical patent/JPH0259172B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/16Nitrogen-containing compounds
    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3442Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3462Six-membered rings
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
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    • C08K5/34Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring
    • C08K5/3467Heterocyclic compounds having nitrogen in the ring having more than two nitrogen atoms in the ring
    • C08K5/3477Six-membered rings
    • C08K5/3492Triazines
    • C08K5/34924Triazines containing cyanurate groups; Tautomers thereof

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Manufacture Of Macromolecular Shaped Articles (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

請求の範囲 1 スリツトテープを製造する方法であつて、ポ
リマー組成物をシートの形状で冷却水浴中へ押し
出すこと、シートを水浴から取出した後にそのシ
ートをリボンにスリツトすること、そのリボンを
オーブン中に運ぶこと、そしてリボンがオーブン
中に置かれている間にそのリボンを延伸してスリ
ツトテープを形成することを含んでなり、 前記ポリマー組成物は、その組成物100部につ
いて下記成分Aを0.005〜0.5部及び下記成分Bを
0.001〜1部それぞれ含み、 成分Aはヒンダードフエノール系化合物及び
、並びにそれらの混合物から選ばれ、ここで前
記化合物は次の一般式: {式中Rは式 (式中mは1〜4の数であり;r1は環上のヒドロ
キシル基にすぐ隣接して位置する1〜18個の炭素
原子を含む脂肪族又は脂環式のアルキル基であ
り、r2,r3及びr4は互いに独立していて水素原子
及び1〜18個の炭素原子を含む脂肪族又は脂環式
基から選ばれる)を有する基であり、R1及びR2
は水素原子から個々に選ばれるか又はそれらは
個々に前記R基と同じであることができる}を有
し、前記化合物は次の一般式: (式中pは1〜4の数であり;xは1〜8の数で
あり;Rは水素又は1〜8個の炭素原子を有する
低級アルキルであり;R′は1〜8個の炭素原子
を有する低級アルキルであり;R″は1〜3個の
炭素原子を有する脂肪族炭化水素、1〜30個の炭
素原子を有する脂肪族モノ及びジチオエーテル、
及び1〜30個の炭素原子を有する脂肪族モノ及び
ジエーテルから選ばれた四価の基である)を有
し;そして 成分Bは次の構造式:
【式】
【式】
【式】 (式中R1及びR2は水素原子、1〜12個の炭素原
子を有するアルキル基、1〜12個の炭素原子を有
するヒドロキシアルキル基、5〜14個の炭素原子
を有するヒドロキシシクロアルキル及びシクロア
ルキル基、1〜12個の炭素原子を有するハロアル
キル基、2〜12個の炭素原子を有するシアノアル
キル基、1〜12個の炭素原子を有するアミノアル
キル及びイミノアルキル基、3〜18個の炭素原子
を有するエーテル基、4〜18個の炭素原子を有す
るヒドロキシアルキル及びシアノアルキルエーテ
ル基、7〜14個の炭素原子を有するアルケニル及
びアルアルケニル基、及び2〜7個の炭素原子を
有するアルキレン基から独立に選ばれ、環炭素原
子上の水素の一方もしくは両方は前記R1及びR2
の規定に相当する基で置換される)を有する2−
ケト−1,4−ジアザシクロアルカン(及び
)、2−ケト−1,5−ジアザシクロアルカン
()、及びそれらのビス化合物から選ばれる ことを特徴とするスリツトテープを製造する方
法。 2 前記成分Aの化合物において、式中のxが
1〜4の数であり、R及びR′がα炭素上で分岐
した3〜6個の炭素原子を有するアルキル基から
独立に選ばれ、そしてR″が1〜20個の炭素原子
を含む脂肪族炭化水素から選ばれる請求の範囲第
1項記載の方法。 3 前記成分Bが次の構造式: (式中R′は1〜8個の炭素原子を有するアルキ
レン基から選ばれ、各R3は水素原子及び1〜8
個の炭素原子を有するアルキル基から独立に選ば
れる)を有する2−ケト−1,4−ジアザシクロ
アルカンのビス化合物から選ばれる請求の範囲第
1項記載の方法。 4 前記成分Aの化合物がトリス(ジアルキル
ヒドロキシベンジル)−イソシアヌレートから選
ばれ;化合物が1〜4のxを有し、R及び
R′がα炭素上で分岐した3〜6個の炭素原子を
有するアルキル基から独立に選ばれ、そして
R″が1〜20個の炭素原子を含む四価の脂肪族炭
化水素から選ばれる請求の範囲第3項記載の方
法。 5 前記成分Aがトリス(ジアルキルヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレートから選ばれる請求の
範囲第4項記載の方法。 6 前記成分Aがアルキル基が3〜8個の炭素原
子を含むトリス(3,5−ジ−t−アルキル−4
−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレートから選
ばれる請求の範囲第4項記載の方法。 7 α−オレフインのホモポリマー及びそれらの
コポリマーから選ばれる100部のポリマー材料に
対し、前記成分Aの量が0.01〜0.09部であり、そ
して前記成分Bの量が0.005〜0.5部である請求の
範囲第6項記載の方法。 8 前記ポリマー材料がポリエチレン、ポリプロ
ピレン並びにそれと共重合可能なモノマー;ビニ
ル樹脂;ポリウレタン;ポリカーボネート;ポリ
エチレンオキシド;及びポリアクリル酸樹脂との
コポリマーから選ばれる請求の範囲第6項記載の
方法。 9 前記ポリマー材料がポリエチレン、ポリプロ
ピレン及びそれと共重合可能なモノマーとのコポ
リマーから選ばれる請求の範囲第7項記載の方
法。 10 前記ポリマー材料がポリエチレン、ポリプ
ロピレン及びそれと共重合可能なモノマーとのコ
ポリマーから選ばれ;100部のポリマー材料に対
し、前記成分Aの量が0.01〜0.09部であり、前記
成分Bの量が0.005〜0.5部であり;前記成分Aが
アルキル基が3〜8個の炭素原子を含むトリス
(3,5−ジ−t−アルキル−4−ヒドロキシベ
ンジル)イソシアヌレート、オクタデシルβ−
(4−ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフエ
ニル)プロピオネート、ペンタエリスリトール−
テトラキス−〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4
−ヒドロキシフエニル)プロピオネート〕、n−
ドデシル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキ
シフエニルベンゾエート及び2−(2−オクチル
チオ)エチル−3,5−ジ−t−ブチル−ヒドロ
キシベンゾエートから選ばれる請求の範囲第5項
記載の方法。 発明の背景 ポリマー樹脂はスリツトフイルムリボンを製造
するのに使用され、また、これらのスリツトフイ
ルムリボンは、次いで、産業用バツク及びカーペ
ツトの裏打ちを製造するのに有用な織物を織るの
に使用できる。スリツトフイルムリボンを製造す
る場合には、樹脂を約500〓(260℃)の溶融温度
でシートの形状で押し出した後、そのままの形で
約100〓(37.78℃)に保たれた冷却水浴中へ案内
する。約30インチ(76cm)幅で約5ミル(12.5×
10-3cm)厚である押出シートを一連のレザー手段
によつて約50〜500ミル(125〜1250×10-3cm)幅
の細いリボンにスリツト(細断)する。これらの
リボン又はテープをそれが約2ミル(5cm×
10-3)厚になる約350〓(176℃)でオープン中で
延伸するかもしくは引張加工する。この延伸操作
により分子が配向せしめられ、また、その引張強
さが幾倍も改良されるという他の変化がフイルム
に付与される。 水のキヤリオーバー(フイルムを水浴から引き
上げる時にそのフイルムに水が同伴して一緒に引
き抜かれる現象を本願明細書では特に「水のキヤ
リオーバー」と呼ぶ)の問題はポリマーフイルム
が水浴から出る時に生ずる。フイルムは水浴から
上方に引かれる場合、フイルムスピードが増加す
る時フイルム上をゆつくり移動する水のちようど
表面をさかのぼつたフイルムにおいて一定の水壁
が形成する。臨界速度に達するとその水壁はもは
や上方には移動することができず、破壊する。こ
れは水壁が水の表面上約1インチ(2.5cm)であ
る時に起り、その結果水滴が形成しそれはフイル
ムスピードが増加する時段々水壁を取りやめにす
る。これらの小滴はフイルム表面にくつついて離
れず。もしそれらが除去されない場合はリボンを
して延伸操作において破壊せしめる。リボンが破
壊しない時でも水のキヤリオーバーは一様でない
フイルムの配向、減少した引張強さ、及び他の望
ましくない性質を引き起す。エアブロアー及びワ
イパーのような機械的手段はこれらの小滴を除去
するのを助長するために使用されるが、厳しい場
合には全く効果的ではない。 水のキヤリオーバーの問題はフイルムを減少し
た速度で走行させることによつて減少させ又は避
けることができる。しかしながらこれらは、最大
速度で市販のプラントを操作することが望ましい
ので問題に対する実際的な解決ではない。 水のキヤリオーバーを減少するさらにもう一つ
の実際的な方法は組成物において有害に作用する
添加剤の量を減少することである。もしヒンダー
ドフエノール系の酸化防止剤の量が水のキヤリオ
ーバーが受へ入れられるレベルまで減少されるな
らば、加工安定性が逆に影響を受けるということ
がわかつた。それ故に水のキヤリオーバーの追加
的な増加をもたらすことなしに適当な加工安定性
を保持することに顕著に貢献する少量の共安定剤
の添加によつてこの問題を出し抜くことが望まし
いのである。 前節において言及された加工安定性は繰り返し
の加工サイクルを通してのメルトフローインデツ
クスを保持する能力である。メルトフローインデ
ツクスはポリマーの粘度に関連し、加工の間に生
ずる劣化反応は鎖の分断又は鎖の架橋のいずれか
に導き、メルトフローインデツクスを変化せしめ
るのである。加工安定性は初期の製品成形の間だ
けでなくスクラツプ及び廃棄物を再加工するのに
対しても重要である。ポリオレフインフイルムに
ついての紫外線安定性の損失及び他の性質の損失
はまた加工工程の間形成されるヒドロペルオキシ
ドの存在に関連するように示されてきた。 米国特許第4190571号の9欄の最後に、2−ケ
ト−1,4−ジアザシクロアルカンを含むポリマ
ー組成物がまた0.1〜10部、好ましくは0.2〜5部
の範囲の量でヒンダードフエノール系酸化防止剤
を含むことができるということが開示されてい
る。この特許はポリエチレン及びポリプロピレン
を含む全般のポリマー組成物を開示している(8
欄の最後を見よ。)。その特許によつて開示された
ポリマー組成物におけるジアザシクロアルカンの
量は100部のポリマーに対し0.01〜5部、好まし
くは0.1〜1.0部である。米国特許第4207228号は
2−ケト−1,5−ジアザシクロアルカンに関し
て4,11,及び12欄において同様な開示をしてい
る。 発明の要旨 本発明は、改良された水のキヤリオーバー及び
加工安定性を有するスリツトテープを製造する方
法に係り、また、この製造方法は、ポリマー組成
物をシートの形状で冷却水浴中へ押し出すこと、
シートを水浴から取出した後にそのシートをリボ
ンにスリツトすること、そのリボンをオープン中
に運ぶこと、そしてリボンがオープン中に置かれ
ている間にそのリボンを延伸してスリツトテープ
を形成することを含んでなり、 前記ポリマー組成物は、その組成物100部につ
いて下記成分Aを0.005〜0.5部及び下記成分Bを
0.001〜1部それぞれ含み、 成分Aはヒンダードフエノール系化合物及び
、並びにそれらの混合物から選ばれ、ここで前
記化合物は次の一般式: {式中Rは式 (式中mは1〜4の数であり;r1は環上のヒドロ
キシル基にすぐ隣接して位置する1〜18個の炭素
原子を含む脂肪族又は脂環式のアルキル基であ
り、r2,r3及びr4は互いに独立していて水素原子
及び1〜18個の炭素原子を含む脂肪族又は脂環式
基から選ばれる)を有する基であり、R1及びR2
は水素原子から個々に選ばれるか又はそれらの
個々に前記R基と同じであることができる}を有
し、前記化合物は次の一般式: (式中pは1〜4の数であり;xは1〜8の数で
あり;Rは水素又は1〜8個の炭素原子を有する
低級アルキルであり;R′は1〜8個の炭素原子
を有する低級アルキルであり;R″は1〜3個の
炭素原子を有する脂肪族炭化水素、1〜30個の炭
素原子を有する脂肪族モノ及びジチオエーテル、
及び1〜30個の炭素原子を有する脂肪族モノ及び
ジエーテルから選ばれた四価の基である)を有
し;そして 成分Bは次の構造式:
【式】
【式】
【式】 (式中R1及びR2は水素原子、1〜12個の炭素原
子を有するアルキル基、1〜12個の炭素原子を有
するヒドロキシアルキル基、5〜14個の炭素原子
を有するヒドロキシシクロアルキル及びシクロア
ルキル基、1〜12個の炭素原子を有するハロアル
キル基、2〜12個の炭素原子を有するシアノアル
キル基、1〜12個の炭素原子を有するアミノアル
キル及びイミノアルキル基、3〜18個の炭素原子
を有するエーテル基、4〜18個の炭素原子を有す
るヒドロキシアルキル及びシアノアルキルエーテ
ル基、7〜14個の炭素原子を有するアルケニル及
びアルアルケニル基、及び2〜7個の炭素原子を
有するアルキレン基から独立に選ばれ、環炭素原
子上の水素の一方もしくは両方は前記R1及びR2
の規定に相当する基で置換される)を有する2−
ケト−1,4−ジアザシクロアルカン(及び
)、2−ケト−1,5−ジアザシクロアルカン
()、及びそれらのビス化合物から選ばれること
を特徴とする。 図面 第1図は種々の量の酸化防止剤A、トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアヌレート、及びUV安定剤B、
1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス−(3,
3,5,5,7−ペンタメチル)−1,4−ジア
ザシクロヘプタン−2−オンを含むポリプロピレ
ンフイルムの270℃における加工安定性を示すグ
ラフであり; 第2図は種々の量の化合物A、トリス(3,5
−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イ
ソシアヌレート、及びUV安定剤C、1,1′−
(1,2−エタンジイル)−ビス(3,3,5,
5,7−テトラメチル−2−ピペラジノン)を含
むポリプロピレンフイルムの270℃における加工
安定性を示すグラフであり; 第3図は加工安定性が300℃で試験されている
のを除いて第1図に同じものであり; 第4図は加工安定性が300℃で試験されている
のを除いて第2図に同じものであり; 第5図は2つの異なつた添加量の酸化防止剤
A、トリス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシベンジル)イソシアヌレートを含むポリプ
ロピレンフイルム試料に対するウエザロメーター
における時間に対する引張強さのプロツトであ
り; 第6図は酸化防止剤トリス(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ
ート単体又はUV安定剤C、1,1′−(1,2−エ
タンジイル)−ビス−(3,3,5,5−テトラメ
チル−2−ピペラジノン)と組合せて含むポリプ
ロピレンフイルム試料に対するウエザロメーター
における時間に対する引張強さのプロツトであ
る。
【発明の詳細な説明】
予期しないことにポリマーフイルムについての
水のキヤリオーバーの問題及び加工安定性がポリ
マー樹脂中にヒンダードフエノール系酸化防止剤
及び2−ケトジアザシクロアルカン紫外線安定剤
を練込むことによつて改良され得るということが
見い出された。ヒンダードフエノールの量は100
部のポリマー材料に対して0.005〜0.5部、好まし
くは0.01〜0.09部であることができ、2−ケトジ
アザシクロアルカンの量は0.001〜1、好ましく
は0.005〜0.5部であることができる。 ここで言及されているポリマー材料は変退色及
び/又は脆化によつて証明されるような熱及び酸
化劣化を受ける有機材料である。これらの材料は
ホモポリマー、コポリマー及びそれらの混合物を
含む。そのようなポリマー材料の特定の例は天然
ゴム、合成ゴム、ポリエピクロロヒドリンポリマ
ー、ポリウレタン、PVC樹脂、ABS樹脂、ポリ
スチレン、ポリアミド、ポリアクリロニトリル、
ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリ
カーボネート、フエノールホルムアルデヒド樹
脂、ポリエポキシド、ポリエチレン、ポリプロピ
レン、エチレン−プロピレンポリマー、エチレン
−プロピレン−ジエンポリマー、エチレン酢酸ビ
ニルポリマー等である。 ここに記載された本発明に対して好ましいポリ
マー材料はポリエチレン及びポリプロピレンのよ
うなα−オレフインのホモポリマー、並びにそれ
らのコポリマー;不飽和の重合性モノマーとビニ
ルハリドを重合することによつてか又はビニルハ
リドを共重合することによつて製造されたビニル
樹脂;ポリオール及び有機ポリイソシアネートか
ら製造されたもののようなポリウレタン;ポリカ
ーボネート;ポリアセタール;ポリエチレンオキ
シド;ポリアクリル酸等である。特に好ましいポ
リマー材料はフイルムへ押し出すことのできるα
−オレフイン、特にエチレン及びプロピレンのホ
モポリマー及びコポリマーである。 酸化防止剤は一般に隣酸塩、スルフイド及びヒ
ンダードフエノール系酸化防止剤に分けられる。
これらの物質は光又は熱による酸化及び劣化に対
してポリマーを安定化することを与える。ここで
興味のあるのは最後の部類のヒンダードフエノー
ル系酸化防止剤である。この部類の酸化防止剤の
特定の例はジ−n−オクタデシル(3−t−ブチ
ル−4−ヒドロキシ−5−メチル−ベンジル)マ
ロネート;2,4,6−トリ−t−ブチルフエノ
ール;2,2′−メチレンビス(6−t−ブチル−
4−メチルフエノール);2,6−ジ−t−ブチ
ルヒドロキノン;4,4′−チオビス(2−t−ブ
チル−5−メチルフエノール);オクタデシル−
(3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンジルチ
オ)−アセテート;1,1,3−トリス(3,5
−ジメチル−4−ヒドロキシフエニル)−プロパ
ン;1,4−ジ(3,5−ジ−t−ブチル−4−
ヒドロキシベンジル)−2,3,5,6−テトラ
メチルベンゼン;2,4−ビス−(n−オクチル
チオ)−6−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒド
ロキシアニリン)−1,3,5−トリアジン;6
−(4−ヒドロキシ6−3−メチルフエノキシ)−
2,4−ビス−(b−オクチルチオ)−1,3,5
−トリアジン;オクタデシルβ−(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジ−t−ブチルフエニル)プロピオ
ネート;ペンタエリスリトール−テトラキス−
〔3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
フエニル)プロピオネート〕;ジ−n−テトラデ
シル3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル−ホスホネート;(エチル330);トリス
(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベン
ジル)イソシアヌネート;等を含む。 好ましいヒンダードフエノール系酸化防止剤は
イソシアヌル酸に基づいていて一般式 {式中Rは式 (式中mは1〜4の数であり;r1は環上のヒドロ
キシル基にすぐ隣接して位置する1〜18個の炭素
原子を含む脂肪族又は脂環式のアルキル基であ
り、r2,r3及びr4は水素原子及び1〜18個の炭素
原子を含む脂肪族又は脂環式の基から選ばれる)
を有するヒドロキシフエニルアルキレネイル基で
あり、R1及びR2は水素原子から独立に選ばれる
か又は前記のRと同じものである。} によつて表わされる。好ましい実施態様において
R1及びR2はR基と同じ定義で規定される。この
部類における好ましい化合物はトリス(ジアルキ
ルヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、さら
に特にアルキル基が3〜8個の炭素原子を含むト
リス(3,5−ジ−t−アルキル−4−ヒドロキ
シベンジル)イソシアヌレートである。特に有用
なヒンダードフエノールはアルキル基が4〜8個
の炭素原子を含む対称トリス−(3,5−ジ−t
−アルキル−4−ヒドロキシベンジル)イソシア
ヌレートである。これらの化合物の特定の例はト
リス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシ
ベンジル)イソシアヌレート、トリス(3−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレ
ート、トリス(3−t−ブチル−5−t−アミル
−4−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート、
トリス(2,6−ジメチル−3−t−ブチル−3
−ヒドロキシベンジル)イソシアヌレート等であ
る。そのようなヒンダードフエノール及びそれら
の製造を十分に記載している米国特許第3531483
号は参考文献によつて組み込まれており、これに
よつてそのようなヒンダードフエノールの開示を
成し遂げてい。 もう一つの部類の好ましいヒンダードフエノー
ルはエステル核上にアルキルヒドロキシフエニル
置換基を有する。この部類は一般式 (式中pは1〜4の数であり;xは1〜8の整数
であり;Rは水素又は1〜8個の炭素原子を有す
る低級アルキルであり;R′は1〜8個の炭素原
子を有する低級アルキルであり;R″は1〜30個
の炭素原子を有する脂肪族炭化水素、及び1〜30
個の炭素原子を有する脂肪族モノ及びジチオエー
テルから選ばれた四価の基である) によつて表わされる。好ましい実施態様におてx
は1〜4の数であり、R及びR′はα−炭素上に
分岐される3〜6個の炭素原子を有するアルキル
基から選べれ、R″は1〜20個の炭素原子を含む
四価の脂肪族炭化水素から選ばれる。この部類は
n−オクタデシルβ−(3,5−ジ−t−ブチル
−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネート、ペ
ンタエリストール−テトラキス−〔3−(3,5−
ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロ
ピオネート〕、n−ドデシル3,5−ジ−t−ブ
チル−4−ヒドロキシフエニルベンゾエート、2
−(2−オクチルチオ)エチル3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシベンゾエート、n−オク
タデシルβ−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒ
ドロキシフエニル)プロピオネート、等によつて
例証される。これらのフエノール系エステル安定
剤、並びにそれらの用途及び製造は米国特許第
3330859号及び第3441575号に開示されていて、そ
れらは完全なそれらの開示のために参考文献によ
つてここに組み込まれている。 2−ケトジアザシクロアルカンは紫外線安定剤
であることが知られている。本発明に有用なもの
は次の構造式:
【式】
【式】
【式】 (式中R1及びR2は水素、1〜12個の炭素原子を
有するアルキル基、1〜12個の炭素原子を有する
ヒドロキシアルキル基、5〜14個の炭素原子を有
するヒドロキシシクロアルキル及びシクロアルキ
ル基、1〜12個の炭素原子を有するハロアルキル
基、2〜12個の炭素原子を有するシアノアルキル
基、1〜12個の炭素原子を有するアミノアルキル
及びイミノアルキル基、3〜18個の炭素原子を有
するエーテル基、4〜18個の炭素を有するヒドロ
キシアルキルエーテル及びシアノアルキルエーテ
ル基、7〜14個の炭素を有するアルケニル及びア
ルアルケニル基、2〜7個の炭素を有するアルキ
レン基から独立に選ばれ、所望よりホスフアイ
ト、エステル、又はヒンダードフエノール基を含
み;そして環状炭素原子上の水素原子のうちの一
方又は両方が前記R1及びR2の規定に相当する基
で置換されることができる。) を有する2−ケト−1,4−ジアザシクロアルカ
ン(及び)及び2−ケト−1,5−ジアザシ
クロアルカン()を含む。2−ケトジアザシク
ロアルカンの一般的な開示の文脈の中で、R1
びR2は水素原子及び1〜5個の炭素原子を有す
る低級アルキル基から独立に選ばれ、環状炭素上
の水素原子のうちの一方又は両方が1〜5個の炭
素原子を有する低級アルキル基によつて置換され
ることができる。 好ましい2−ケトジアザシクロアルカンは次の
構造式: (式中R′は1〜8個、好ましくは2〜4個の炭
素原子を有するアルキレン基であり;各R3基は
水素及び1〜8個、好ましくは1〜4個の炭素原
子を有するアルキル基から独立に選ばれる) を有する2−ケト−1,4−ジアザシクロアルカ
ンのビス化合物である。特に好ましいものは第6
番目の位置にあるR3基が両方とも水素であるよ
うに規定された化合物である。好ましい部類の2
−ケト−1,4−ジアザシクロアルカンにおける
特定の例は1,2−エタン−ビス−(N′−3,
3,5,5−テトラメチル−2−ピペラジノン)、
1,2−エタン−ビス−(N′−3,3,5,5,
6−ペンタメチル−2−ピペラジノン)、等を含
む。これらの化合物、それらの製造及び用途は完
全なそれらの開示のための参考文献によつてここ
に組み込まれている米国特許第4167512号及び第
4190571号に開示されている。 ポリマー樹脂の加工安定性は予め設定された温
度で4又は5回のパスに対して樹脂を押出及び再
押出することによつて決定される。ASTM法
D1238に記載されているメルトフローインデツク
スは樹脂の試料において各パスの後一定の圧力で
固定された時間間隔にオリフイスを通して流れる
加熱されたポリマーの重量を測定することによつ
て決定される。理想的には与えられた化合物のメ
ルトフローインデツクスは押出機を通しての繰返
しパスと共に変化すべきではない。しかしながら
実際、与えられた温度における変化の度合は樹脂
中に存在する加工安定剤の効果に依存する。より
高いメルトフローインデツクスより低い粘度は樹
脂の劣化を示す。 加工安定性、耐老化性及び水のキヤリオーバー
を測定するために一部のポリプロピレン粉末を酸
化防止剤及び/又は紫外線安定剤の存在又は不存
在ワーリング(Waring)ブレンダーにおいてブ
レンドしてコンセントレートを形成し、次いでこ
れを残りのポリプロピレン粉末とヘンシエルミキ
サーにおいて2000rpmmで3分間混合することに
よつてポリプロピレン樹脂配合物を作製した。そ
の粉末ブレンド物を空冷の1−1/4インチのブ
ラベンダー押出機を用いて215℃でロツドに押出
した。その押出物を水冷してペレツト化した。延
伸されたリボンをそのコンパウンドをフイルムダ
イを通して押出してフイルムを形成し、そのフイ
ルムを水浴で急冷し、そのフイルムを複数のリボ
ンにスリツトし、そしてそのリボンを熱風オープ
ン中で6:1の延伸比で延伸することによつて製
造した。 前記メルトフローインデツク試験に従つて押出
の間の安定化されたポリプロピレンの加工安定性
を測定するために実験を行なつた。これらの実験
において安定化されたポリプロピレン樹脂のバツ
チを全5回のパスで押出及び再押出をした。少量
の試料を各パスの後保留し、そのメルトフローイ
ンデツクス、すなわち粘度を先に述べたように測
定した。2つの連続的なパスの間のメルトフロー
における変化が大きければ大きい程、押出工程の
間行なわれる劣化はより大きいのである。メルト
フロー値をX軸の相当する押出パスの数に対して
Y軸にプロツトした。プロツトの数によつて示さ
れているプロツトの勾配が急であればある程、繰
り返し押出に対してポリプロピレン樹脂はより不
安定である。 第1図及び2図は1−1/4インチ(約3.1cm)
スクリユーで40rpmで270℃の押出温度で5回ま
でのパスに対して得られたメルトフローインデツ
クス試験の結果を要約している。樹脂は酸化防止
剤A単体、また増加する量の化合物B及びCを含
むポリプロピレンであつた。酸化防止剤Aはトリ
ス(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシベ
ンジル)−イソシアヌレートであり、化合物Bは
1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス−(3,
3,5,5,7−ペンタメチル)−1,4−ジア
ザシクロヘプタン−2−オンであり、そして化合
物Cは1,1′−(1,2−エタンジイル)−ビス−
(3,3,5,5−テトラメチル−2−ピペラジ
ノン)であつた。化合物Aはよく知られた酸化防
止剤であり、化合物B及びCはよく知られた紫外
線吸収剤である。 第1図の解析は0.05phrの酸化防止剤A単体の
添加では4回パス後のメルトフローインデツクス
は15.3であるのに対して、0.05phrの酸化防止剤
Aと0.02phrの化合物Bの場合にはメルトインデ
ツクスは13.0に低下し、さらに化合物Bが
0.05phrに増加した時11.6に低下したことを示し
ている。加工安定剤用に試験されたもう一つのフ
エノール系酸化防止剤は3.5−ジ−t−ブチル−
4−ヒドロキシヒドロ桂皮酸の1,3,5−トリ
ス(2−ヒドロキシエチル)−S−トリアジン−
2,4.6(1H,3H,5H)−トリオンとのトリエス
テルであつた。この酸化防止剤は化合物Aよりも
より良好な(より低い)メルトフローインデツク
スを有した。 第2図は270℃で4回パスの後ポリプロピレン
における0.05phrの酸化防止剤Aに対して15.4の
メルトインデツクスを示し、0.02phrの化合物C
が添加された時そのインデツクスは12.2まで低下
したことを示している。0.05phrまで増加する量
の化合物Cは約1/3の減少である10.1のメルト
インデツクスになつた。270℃の押出温度におけ
る化合物B及びCの性能は満足なレベルの加工安
定性の達成を示した。300℃の押出温度における
メルトインデツクスを示す第3及び4図を熟続す
ると300℃のより高い温度で化合物C以上に化合
物Bにより良好な性能を示していることがわか
る。0.05phrの酸化防止剤A及び0.10phrの化合物
Bを含むポリプロピレン樹脂のメルトインデツク
スは4回パス後13.3であるのに対し、化合物Bの
代りに0.10phrの化合物Cの場合は樹脂は劣化し
てしまつた。 ポリプロピレンフイルムの耐老化性における添
加剤の効果を測定するために、リボンをホルダー
上に置き、アトラスカーボンアークウエザロメー
タXWR型中に暴露した。そのリボン試料を1サ
イクル当り18分の水スプレーを伴なう102分の光
に暴露した。ブラツクパネル温度を145〓(約
62.7℃)に設定した。引張強さをそれらの老化効
果を測定するために種々の間隔で測定した。 第5及び6図は一方で酸化防止剤Aを他方で化
合物Cと共に酸化防止剤Aを含むポリプロピレン
フイルムのウエザロメーターにおける時間に対す
る引張強さのプロツトである。第5図は酸化防止
剤Aの量を0.05phrから0.10phrまで増加すること
はウエザロメーターにおけるある時間を越えると
有益であり、有益な効果は約100時間を越えると
促進するということを示している。ポリプロピレ
ンフイルムを0.05phrの酸化防止剤Aと0.02phrの
化合物Cで製造した時、第6図はウエザロメータ
ーにおける約120時間を越えると引張強さは化合
物Cの含有によつて大いに予期されずにためにな
つたことを示している。 水のキヤリオーバー試験は下方に置かれた10イ
ンチのフイルムダイ、水浴及びフイルムを水から
引きまたフイルムのスピードを変える手段を与え
る浴のすぐ上に置かれた一組のモーター駆動のニ
ツプロールを備えた1500psiのヘツド圧で120rpm
で操作された2−1/2インチのジヨンソン押出
機を含む試験装置を用いて測定した。水浴温度は
100〓に保持した。押出機を500〓(約260℃)の
温度で操作した。この装置は代表的な生産装置の
大きさの約1/3であり、意味深長な水のキヤリ
オーバーのデータを得ることが必要であることが
わかつた。より小さい装置は意味深長な結果を与
えるようには思われない。浴の水の表面とフイル
ムダイのリツプとの間の距離を3/4インチ(約
1.9cm)で一定に保つた。水のキヤリオーバーを
測定するための判定基準は水の表面のちようど上
のフイルム上に形成された水壁が破壊し又は移動
するフイルムにくつついている滴を散逸させ始め
るフイルムのスピードである。ポリプロピレンフ
イルムにおける水のキヤリオーバー試験の結果を
表に与える。以下ここで水のキヤリオーバー
(WCO)はフイート/分で測定され、添加剤の量
は100部のポリマー材料に対する部で与えられる。
なお、水のキヤリオーバー(WCO)は通常フイ
ート/分で示されるものであるが、これをメート
ル/分に換算すると、Aフイート/分=A×
(0.3)メートル/分で示すことができる。
【表】 表に与えられた水のキヤリオーバー値は約5
回の試験の平均を表わしている。化合物A,B及
びCは既に規定したが、化合物Dはペンタエリス
リトール−テトラキス−〔3−(3,5−ジ−t−
ブチル−4−ヒドロキシフエニル)プロピオネー
ト〕であり、化合物Eはオクタデシルβ−(4−
ヒドロキシ−3,5−ジ−t−ブチルフエニル)
プロピオネートであり、後の二者はもちろんフエ
ノール系酸化防止剤である。 表に示されているように0.01部フエノール系
酸化防止剤である化合物Aを含むポリプロピレン
フイルムの試料1は109フイート/分の水キヤリ
オーバーを有した。0.05部の化合物Aと0.05部の
2−ケト−1,4−ジアザシクロアルカン紫外線
安定剤である化合物Cをポリプロピレン試料2を
製造するのに使用した時、水キヤリオーバーは
128フイート/秒まで劇的に増加し、それはもう
つの2−ケト−1,4−ジアザシクロアルカンで
ある化合物Bが同じ量の0.05phrで化合物C対し
て置換された試料3に対してと同じであつた。ポ
リプロピレンフイルムの試料4における化合物の
0.10部の量は111ft/secの水キヤリオーバーを与
え、それは0.10部の化合物Aが使用された試料1
に対する109ft/secの実験誤差内にある。0.05部
の化合物Dと0.05部の化合物Cの組合せは試料5
のフイルムに対して132ft/secという申分のない
水キヤリオーバーになり、化合物Cが等量の化合
物Bで置きかえられた試料6に対しては125ft/
secまで低下した。フイルム試料7は0.1部の化合
物Eを含み、132ft/secという極めて高い水キヤ
リオーバーを有し、それは0.05部の化合物Eと
0.05部の化合物Cをフイルム試料8に練込むこと
によつて信じられない137ft/secまで増加した。
試料8に比較した試料9に対しては化合物Cに対
して等量の化合物Bを置換することによつて水キ
ヤリオーバーは132ft/secまで減少した。それぞ
れ0.10部の化合物C及びBを含んだ試料10及び11
は135ft/sec及び130ft/secというそれぞれの水
キヤリオーバーを有した。 化合物B及びCは紫外線安定剤であるというこ
とを思い起すべきであり、それらはすばらしい水
キヤリオーバー性を示すけれども、それらは存在
することが種々の適用に対して肝要である化合物
Aの望ましい酸化防止の保護は与えない。 他の酸化防止剤を別の2−ケト−1,4−ジア
ザシクロアルカン及び2−ケト−1,5−ジアザ
シクロアルカンと組合せて試験し、加工安定性、
耐老化性及び水キヤリオーバーに関して類似した
結果が得られている。
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