JPH0259121B2 - - Google Patents

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JPH0259121B2
JPH0259121B2 JP61149259A JP14925986A JPH0259121B2 JP H0259121 B2 JPH0259121 B2 JP H0259121B2 JP 61149259 A JP61149259 A JP 61149259A JP 14925986 A JP14925986 A JP 14925986A JP H0259121 B2 JPH0259121 B2 JP H0259121B2
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JP
Japan
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mites
agent
termites
controlling
indoor pests
Prior art date
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JP61149259A
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English (en)
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JPS635002A (ja
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Yasuo Nakajima
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  • Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Paints Or Removers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、畳やカーペツト等に発生するツメダ
ニ科・コナヒヨウダニ等のダニ類、又白アリ、黒
アリ、ゴキブリ等の家屋内害虫の防除・駆除に長
期間効果を発揮する駆除剤に関する。 (従来の技術) 従来の家屋内塵ダニ等の駆除を行う薬は溶剤に
有機燐酸系のスミチオン油剤等のダニ駆除成分を
添加して溶解したものであり、この薬剤でダニ類
を駆除するときは畳やカーペツト・畳下の床面に
散布したり塗布したりしていた。又、特に最近で
はエアゾールに備えられた針を畳に突刺して薬剤
を注入するもの等が使用されている。 又、殺虫成分を含むアルコール溶液にアクリル
樹脂を添加する殺虫塗布剤が特開昭54―76826号
公報に、又メタノールに殺虫成分を溶解した殺虫
組成物が特公昭59―1681号公報に記載されてい
る。 尚、ここでダニの駆除にはダニを殺虫すること
も含めるものとする。 (発明が解決しようとする問題点) しかしながらこの従来の薬剤では、折角畳の内
部に注入されたり畳の裏側に散布されていながら
溶剤等の揮発性、酸化作用、紫外線による分解等
原因のため薬剤の残留期間が短く、強く圧縮され
た畳の深部まで浸透しないうちに蒸発してしまつ
て薬効も短期間でなくなりダニ等の家屋内害虫の
防除・駆除を十分有効に行えないという問題点が
あつた。又、特公昭59―1681号のメタノールの溶
剤あるいはケロシン・キシレン等は溶剤による弊
害が問題となつていた。又アルコール系溶剤のみ
では、ダニ防除駆除力を有する薬剤の効果が紫外
線・酸素・水分によつて長く持続できなかつた。
又アクリル系樹脂とアルコールとの混和が不充分
であつた。次に、特開昭54―76826号記載の殺虫
塗布剤では、カチオン型でないため、畳・セメン
ト内部のアルカリ分との反応が弱く造膜化が不充
分で殺虫駆除剤の効力の持続力において劣つてい
た。更にアクリル系樹脂とアルコールとの混和だ
けでは混和が不充分で、又アルコールのみでは気
化が速過ぎ、殺虫駆除剤の畳・木・コンクリート
等の深部への浸透が不足していた。 (問題点を解決するための手段) 本発明はこの従来の問題点を解決するためにな
されたものでその目的とするところは、ダニ・白
アリ等の家屋内害虫の防除駆除剤を散布又は塗布
後の溶剤等の揮発を遅らせることにより畳、コン
クリート、木材等の深部まで十分ダニ・白アリ等
の家屋内害虫の防除駆除剤を浸透させ、さらにダ
ニ・白アリ等の家屋内害虫の防除駆除剤を薄膜に
包含させて畳、コンクリート、木材等の材料の細
部に付着させて長期間残留させることによりダニ
の駆除力を長期間持続させることのできるダニ・
白アリ等の家屋内害虫の防除駆除剤を提供するこ
とにあり、そのための技術的手段として本発明で
は、ダニ防除駆除力を有する薬剤をイソプロピル
アルコールと29重量%以上の水とで希釈した原体
に有効微量成分としてカチオン型アクリル系樹脂
を混入した。 (作 用) 従つて本発明では、ダニ・白アリ等の家屋内害
虫の防除駆除力を有する原体に有効微量成分とし
てカチオン型アクリル系樹脂を混入したので、こ
れを畳の裏面側面、コンクリート、木材等の床材
表面に散布するとダニ・白アリ等の家屋内害虫の
防除駆除剤が畳、コンクリート、木材内部に浸透
し、同材料の細部に付着した後前記カチオン型ア
クリル系樹脂がその材料中のアルカリ成分と反応
してダニ・白アリ等の家屋内害虫の防除駆除剤を
包含して硬化するためこのダニ・白アリ等の家屋
内害虫の防除駆除剤が畳、コンクリート、木材内
部に残留しダニ・白アリ等の家屋内害虫の防除駆
除力を長期間そしてこのカチオン型アクリル系樹
脂が原体を被覆するように硬化するためこの樹脂
膜が紫外線や空気を遮断し原体の分解や酸化を防
止する。このことから原体の薬効成分の効力を長
期間に亘つて持続させることができる。又、前記
樹脂の混入量は微量であるのでこれが畳やコンク
リート、木材の空間や微細な通気口を覆つて硬化
することがなく前記材料の通気性を損なうことは
ない。 又樹脂を混和するのにイソプロピルアルコール
と29重量%以上の水を使用した。イソプロピルア
ルコールは消毒用アルコールで安全性が高い溶剤
で、メタノール等の他の溶剤の如く弊害は全くな
い。又このアルコールに水をかなりの量使用する
ことで、イソプロピルアルコールの気化を押えて
素材への浸透を高めている。又この水とイソプロ
ピルアルコールを使うことで、カチオン系水溶性
アクリル樹脂をうまく混和できるようになつた。
更に水は本害虫駆除剤の引火点を下げるのに寄与
する。 このように、本発明は上記構成とすることで、
害虫駆除剤の効力の持続性を高め、又素材への浸
透性を良好にし、しかも、より安全なものにでき
た。 (実施例) 以下本発明の実施例を説明する。 表Aは第1実施例のダニ駆除剤の組成を示して
おり、表中イソプロピルアルコールは溶剤であ
り、又畳材料中への浸透性を有する。又、ブチル
セロソルブは揮発性が小さいためこれで薬剤の揮
発を制御する。 又、表中アクリルスチレンはカチオン型アクリ
ル系樹脂で本剤が他の原体と共に畳材料の微細部
分に付着し、畳材料のアルカリ成分と反応して硬
化する。 又、表中殺虫剤、防腐剤、防カビ剤をアルコー
ルと水とで希釈したものがダニの防除駆除の原体
であり、このうち防腐・防カビ剤はダニの繁殖に
必要な餌を除去するもので単独でもダニの防除駆
除に有効である。従つてダニの防除駆除の原体と
しては前記の外、殺虫剤のみ、防腐剤のみ、防カ
ビ剤のみ、又はこれ等のうち2剤の組合わせとし
てもよい。
【表】 本実施例によるダニ防除駆除試験の実施結果は
下記の通りである。 (1) 生ダニ数の変動 試験期間を通じての生ダニはツメダニ科、コ
ナヒヨウヒダニ等が検出され、試験前の平均が
4.5個体であつたものが試験後一日目は8個体
に上昇し、1週間後には2個体に減少、さらに
1個月後には0となつた。 (2) 死ダニ数の変動 試験前にはツメダニ科、イエササラダニ、コ
ナヒヨウヒダニ、その他の死ダニが4824個体検
出され、試験後は平均で1日目98個体、1週間
で82個体、1個月で23個体となつた。 上記のことから次のことが確認できる。 (イ) 生ダニは薬剤処理後1週間で処理前の44.4%
まで減少し、1個月ではOとなり、本薬剤処理
は有効であつた。 (ロ) 生ダニの薬剤処理後1日の増加は、薬剤処理
に伴うものか、日変動とが考えられる。 (ハ) 死ダニ数は、処理後1週間で処理前の6.8%、
1個月では2%まで減少していた。 この調査結果によると実施例による原体が長期
に亘つて残留しダニ数の防除駆除に有効に作用し
ているのが認められる。 表Bは第2実施例のダニ駆除剤の組成を示して
いる。本実施例に於てはイソプロピルアルコール
の量的割合を増やして浸透力を強めたことに特徴
がある。
【表】 又、表Cは第3実施例のダニ駆除剤の組成を示
しており、本実施例に於てはイソプロピルアルコ
ールの量的割合を更に増やし、しかもブチルセロ
ソルブを除いたことに特徴がある。 この実施例は揮発性を極めて強くすることによ
り畳の乾燥を速めることにより、ダニの繁殖条件
の一つである水分を低下させて乾燥させて防除効
果を高めた例である。これはジユータン、ソフア
ーに主に使用されている。
【表】 前記各実施例の使用方法は原液をそのまま畳の
裏面、側面、畳下床面等に1平方m当り60c.c.〜90
c.c.を散布すれば充分である。 (発明の効果) 以上の様に本発明によれば、ダニ・白アリ等家
屋内害虫の防除駆除力を有する原体に有効微量成
分としてカチオン型アクリル系樹脂を混入したの
でこれが畳、コンクリート、木材等のアルカリ成
分と反応して硬化し畳、コンクリート、木材材料
の微細な部分に付着しているダニ・白アリ等の家
屋内害虫の防除駆除剤を残留させるので長期間に
亘つてダニ駆除を行うことができる。又、畳、コ
ンクリート、木材材料中の空間や微細な通気口を
閉鎖することがなく畳、コンクリート、木材の通
気性を維持することができる。 しかも安価に製造することができ、又散布に際
しても特殊な技術や作業具が必要で誰でも容易に
使用できる利点がある。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ダニ防除駆除力を有する薬剤をイソプロピル
    アルコールと29重量%以上の水とで希釈した原体
    に有効微量成分としてカチオン型アクリル系樹脂
    を混入したことを特徴とするダニ・白アリ等の家
    屋内害虫駆除剤。 2 薬剤がダニ・白アリ等の家屋内害虫の殺虫剤
    であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
    載のダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤。 3 薬剤が防腐剤であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項記載のダニ・白アリ等の家屋内害
    虫駆除剤。 4 薬剤が防カビ剤であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項記載のダニ・白アリ等の家屋内
    害虫駆除剤。 5 カチオン型アクリル系樹脂としてアクリルス
    チレンを使用した特許請求の範囲第1乃至4項記
    載のダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤。
JP14925986A 1986-06-24 1986-06-24 ダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤 Granted JPS635002A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14925986A JPS635002A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 ダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤

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JP14925986A JPS635002A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 ダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤

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JPS635002A JPS635002A (ja) 1988-01-11
JPH0259121B2 true JPH0259121B2 (ja) 1990-12-11

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ID=15471343

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JP14925986A Granted JPS635002A (ja) 1986-06-24 1986-06-24 ダニ・白アリ等の家屋内害虫駆除剤

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476826A (en) * 1977-11-25 1979-06-19 Dainippon Jochugiku Kk Aerosol type pesticidal coating agent
JPS591681A (ja) * 1982-06-25 1984-01-07 Narumi China Corp 金属体上に絶縁層を有する複合体の製造方法

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5476826A (en) * 1977-11-25 1979-06-19 Dainippon Jochugiku Kk Aerosol type pesticidal coating agent
JPS591681A (ja) * 1982-06-25 1984-01-07 Narumi China Corp 金属体上に絶縁層を有する複合体の製造方法

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JPS635002A (ja) 1988-01-11

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