JPH025895Y2 - - Google Patents
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- JPH025895Y2 JPH025895Y2 JP17257284U JP17257284U JPH025895Y2 JP H025895 Y2 JPH025895 Y2 JP H025895Y2 JP 17257284 U JP17257284 U JP 17257284U JP 17257284 U JP17257284 U JP 17257284U JP H025895 Y2 JPH025895 Y2 JP H025895Y2
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- Japan
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- pressure
- passage
- refractory material
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- dividing
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Landscapes
- Nozzles (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
産業上の利用分野
本考案は湿式用吹付ノズルに関する。
従来の技術
従来タンデイツシユ、脱ガス浸漬管、溶銑樋等
の吹付け施工として、耐火材料を高圧気体にて吐
出口に向け圧送しつつ吐出口近くで水又はバイン
ダーを添加して噴射する所謂乾式吹付け法と、予
め水練りした耐火材料を圧送しつつ吐出口の近く
で高圧気体を添加し噴射する所謂湿式吹付け法が
とられている。
の吹付け施工として、耐火材料を高圧気体にて吐
出口に向け圧送しつつ吐出口近くで水又はバイン
ダーを添加して噴射する所謂乾式吹付け法と、予
め水練りした耐火材料を圧送しつつ吐出口の近く
で高圧気体を添加し噴射する所謂湿式吹付け法が
とられている。
考案が解決しようとする問題点
湿式吹付け法は、耐火材料が充分に混練され均
一な水分の分布が得られるので付着性及び耐久性
がよく、また吹付け時に発塵がないので作業環境
がよいなど、乾式吹付け法より優れている点が、
多々ある。ところが湿式吹付け法は、噴射ノズル
先端から吹付け面までの距離が例えば3〜5mと
長い場合は、高圧噴射(例えば4〜7Kg/cm2)で
きるので、噴射口より噴射される耐火材料の分散
状態がよく、従つて平滑な吹付け面が得られる。
ところがタンデイシユ、脱ガス浸漬管の吹付けの
場合のように吹付け面までの距離が例えば100〜
200mm程度の近距離となると、リバンドロスひい
ては付着性低下のために高圧噴射ができなくな
り、例えば2〜3Kg/cm2程度の低圧噴射となる
が、これでは噴射口より噴射される耐火材料の分
散状態が悪くなり例えば10〜20mm程度の粗粒状と
なり、これでは平滑な吹付け面が得られなくな
る。このような理由で現在ではタンデイシユ、脱
ガス浸漬管及び溶銑樋の吹付け施工のように近距
離噴射の場合は、殆んど乾式吹付け法が採用され
ている。ところが近時乾式吹付け法は製鋼原単価
の引下げ、作業環境の面で発塵が問題化され始
め、湿式吹付け法が再び見直されつつある。
一な水分の分布が得られるので付着性及び耐久性
がよく、また吹付け時に発塵がないので作業環境
がよいなど、乾式吹付け法より優れている点が、
多々ある。ところが湿式吹付け法は、噴射ノズル
先端から吹付け面までの距離が例えば3〜5mと
長い場合は、高圧噴射(例えば4〜7Kg/cm2)で
きるので、噴射口より噴射される耐火材料の分散
状態がよく、従つて平滑な吹付け面が得られる。
ところがタンデイシユ、脱ガス浸漬管の吹付けの
場合のように吹付け面までの距離が例えば100〜
200mm程度の近距離となると、リバンドロスひい
ては付着性低下のために高圧噴射ができなくな
り、例えば2〜3Kg/cm2程度の低圧噴射となる
が、これでは噴射口より噴射される耐火材料の分
散状態が悪くなり例えば10〜20mm程度の粗粒状と
なり、これでは平滑な吹付け面が得られなくな
る。このような理由で現在ではタンデイシユ、脱
ガス浸漬管及び溶銑樋の吹付け施工のように近距
離噴射の場合は、殆んど乾式吹付け法が採用され
ている。ところが近時乾式吹付け法は製鋼原単価
の引下げ、作業環境の面で発塵が問題化され始
め、湿式吹付け法が再び見直されつつある。
本考案は近距離噴射時に見られる湿式吹付け法
の欠点を解消し得るような湿式用吹付けノズルを
提供することを目的としてなされたものである。
の欠点を解消し得るような湿式用吹付けノズルを
提供することを目的としてなされたものである。
問題点を解決するための手段
本考案は、ノズル本体の噴出口より手前の圧送
通路内に、該通路内圧送の耐火物材料を分断する
ための分断機構を備えると共に、分断耐火物材料
が通過する圧送通路の径を拡大し、拡大圧送通路
に、通路全周を実質的に取り囲むように多数の圧
縮空気噴執孔を形成したことを特徴とする湿式用
吹付ノズルに係る。
通路内に、該通路内圧送の耐火物材料を分断する
ための分断機構を備えると共に、分断耐火物材料
が通過する圧送通路の径を拡大し、拡大圧送通路
に、通路全周を実質的に取り囲むように多数の圧
縮空気噴執孔を形成したことを特徴とする湿式用
吹付ノズルに係る。
実施例
以下に本考案の一実施例を添附図面にもとづき
説明すると次の通りである。
説明すると次の通りである。
本考案による湿式吹付けノズルはノズル本体1
の噴出口2より手前の圧送通路3内に、該通路3
内圧送の耐火物材料を分断するための分断機構4
を具備している。
の噴出口2より手前の圧送通路3内に、該通路3
内圧送の耐火物材料を分断するための分断機構4
を具備している。
分断機構4は通路3内を圧送される耐火物材料
を縦割り状に複数に分断できるような構造のもの
であればよく、図には通路3の中心から放射状且
つ等間隔に6本の分断刃4aを備えた場合が示さ
れている。分断刃4aはその他格子状等に配設さ
れていてもよい。分断数は通路3の口径や圧送さ
れる耐火物材料の性状などによつても異なるが、
4〜10本、特に6〜8本程度が適当である。分断
刃4aとしては、図示のような鋼線その他ステン
レス板、セラミツク板などを用いることができ、
適宜取換え得るような構造にしておくことが好ま
しい。
を縦割り状に複数に分断できるような構造のもの
であればよく、図には通路3の中心から放射状且
つ等間隔に6本の分断刃4aを備えた場合が示さ
れている。分断刃4aはその他格子状等に配設さ
れていてもよい。分断数は通路3の口径や圧送さ
れる耐火物材料の性状などによつても異なるが、
4〜10本、特に6〜8本程度が適当である。分断
刃4aとしては、図示のような鋼線その他ステン
レス板、セラミツク板などを用いることができ、
適宜取換え得るような構造にしておくことが好ま
しい。
図示の分断刃(鋼線)4aは、ノズル本体1に
縦方向に貫通された取付穴4bに貫挿された後、
先端がかしめ等により抜止めされると共に、基端
の環状部4cが、緊張付与機構としてのボルトナ
ツト4dの先端のフツク部4eに嵌止され、緊張
を受けるような構造になつている。この取付け構
造によれば、分断刃4aが耐火物材料により摩損
され切断された場合は、簡単に新しいものと取換
えることができる。また分断機構4としては、放
射状又は格子状に分断刃を有するリング状のアダ
プター(図示せず)を、圧送通路3a内の所定位
置に取換え自在にセツトするような構成にしても
よい。
縦方向に貫通された取付穴4bに貫挿された後、
先端がかしめ等により抜止めされると共に、基端
の環状部4cが、緊張付与機構としてのボルトナ
ツト4dの先端のフツク部4eに嵌止され、緊張
を受けるような構造になつている。この取付け構
造によれば、分断刃4aが耐火物材料により摩損
され切断された場合は、簡単に新しいものと取換
えることができる。また分断機構4としては、放
射状又は格子状に分断刃を有するリング状のアダ
プター(図示せず)を、圧送通路3a内の所定位
置に取換え自在にセツトするような構成にしても
よい。
分断機構4により分断された耐火物材料が通過
する圧送通路3aは、分断前の耐火物材料が通過
する圧送通路3の口径より拡大されている。拡大
の比率は広い範囲から選択できるが、直径で1.1
〜1.4程度の倍率が適当である。
する圧送通路3aは、分断前の耐火物材料が通過
する圧送通路3の口径より拡大されている。拡大
の比率は広い範囲から選択できるが、直径で1.1
〜1.4程度の倍率が適当である。
拡大圧送通路3aの分断機構4側の端部に、通
路全周を実質的に取り囲むように、多数の圧縮空
気噴射孔5が形成され、この噴射孔5は、環状の
空気室5a及び圧縮空気供給口5bを介して、コ
ンプレツサー等の圧縮空気供給部に連絡されてい
る。噴射孔5としては、図には、前後2列に、且
つ各列が等間隔に8個有するように設けた場合が
示されているが、圧縮空気を通路の全周から実質
的に噴射できるものであれば、その構成は特に制
限されない。噴射孔5の口径としては0.5〜1.5mm
φ程度が適当である。尚ノズル本体1の先端に
は、常法通り、噴射ノズル6を備えることができ
る。
路全周を実質的に取り囲むように、多数の圧縮空
気噴射孔5が形成され、この噴射孔5は、環状の
空気室5a及び圧縮空気供給口5bを介して、コ
ンプレツサー等の圧縮空気供給部に連絡されてい
る。噴射孔5としては、図には、前後2列に、且
つ各列が等間隔に8個有するように設けた場合が
示されているが、圧縮空気を通路の全周から実質
的に噴射できるものであれば、その構成は特に制
限されない。噴射孔5の口径としては0.5〜1.5mm
φ程度が適当である。尚ノズル本体1の先端に
は、常法通り、噴射ノズル6を備えることができ
る。
上述の構成を有する本考案吹付けノズルに於て
は、耐火物材料(予め水及び/又はバインダーと
混練されている)は、圧送通路3から分断機構4
を通過するとき、縦割り状に分断される。この分
断状態が第3図に概略的に示されている。この分
断状態は分断機構4に続く圧送通路3aの径が拡
大されているので、再付着することなしにそのま
ま維持される。耐火物材料は、このような分断状
態を維持しつつ、通路全周から供給される圧縮空
気により噴射されるので、分散が均一に且つ効率
的に行なわれ、例えば2〜4Kg/cm2程度の低圧噴
射であつても小粒にして均一且つ良好な分散状態
が得られ、表面平滑な吹付け面が得られる。
は、耐火物材料(予め水及び/又はバインダーと
混練されている)は、圧送通路3から分断機構4
を通過するとき、縦割り状に分断される。この分
断状態が第3図に概略的に示されている。この分
断状態は分断機構4に続く圧送通路3aの径が拡
大されているので、再付着することなしにそのま
ま維持される。耐火物材料は、このような分断状
態を維持しつつ、通路全周から供給される圧縮空
気により噴射されるので、分散が均一に且つ効率
的に行なわれ、例えば2〜4Kg/cm2程度の低圧噴
射であつても小粒にして均一且つ良好な分散状態
が得られ、表面平滑な吹付け面が得られる。
以下に図示の本考案吹付けノズルを用いて湿式
吹付け法を実施した場合の吹付け条件及び結果を
配す。
吹付け法を実施した場合の吹付け条件及び結果を
配す。
Γ 耐火物材料 マグネシア粒(2mm以下)にリ
ン酸バインダーを添加し、22%の水分を加
えて混練したもの Γ 吹付け距離(平均) 250mm Γ 材料圧送圧 40Kg/cm2 Γ 噴射空気圧 2Kg/cm2 Γ 噴射エアー量 0.5m3/min Γ 空気噴射孔口径 1mmφ Γ 噴射分散された耐火物材料の粒径 0.5〜1mmφ Γ 得られた吹付け面 平滑 (乾式吹付面の仕上げと遜色なし) 効 果 このように本考案湿式吹付けノズルに於ては、
近距離噴射に於ても乾式法と変らない平滑な吹付
面が得られ、湿式吹付け法の普及に寄与できる。
ン酸バインダーを添加し、22%の水分を加
えて混練したもの Γ 吹付け距離(平均) 250mm Γ 材料圧送圧 40Kg/cm2 Γ 噴射空気圧 2Kg/cm2 Γ 噴射エアー量 0.5m3/min Γ 空気噴射孔口径 1mmφ Γ 噴射分散された耐火物材料の粒径 0.5〜1mmφ Γ 得られた吹付け面 平滑 (乾式吹付面の仕上げと遜色なし) 効 果 このように本考案湿式吹付けノズルに於ては、
近距離噴射に於ても乾式法と変らない平滑な吹付
面が得られ、湿式吹付け法の普及に寄与できる。
第1図は本考案の一実施例を示す縦断面図、第
2図は第1図の右側面図、第3図は耐火物材料の
分断状況を概略的に示す斜面図である。 図に於て、1はノズル本体、2はその噴出口、
3は圧送通路、3aは拡大圧送通路、4は分断機
構、4aはその分断刃、5は圧縮空気噴射孔、6
は噴射ノズルである。
2図は第1図の右側面図、第3図は耐火物材料の
分断状況を概略的に示す斜面図である。 図に於て、1はノズル本体、2はその噴出口、
3は圧送通路、3aは拡大圧送通路、4は分断機
構、4aはその分断刃、5は圧縮空気噴射孔、6
は噴射ノズルである。
Claims (1)
- ノズル本体の噴出口より手前の圧送通路内に、
該通路内圧送の耐火物材料を分断するための分断
機構を備えると共に、分断耐火物材料が通過する
圧送通路の径を拡大し、拡大圧送通路に、通路全
周を実質的に取り囲むように多数の圧縮空気噴射
孔を形成したことを特徴とする湿式用吹付ノズ
ル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17257284U JPH025895Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17257284U JPH025895Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6187554U JPS6187554U (ja) | 1986-06-07 |
JPH025895Y2 true JPH025895Y2 (ja) | 1990-02-13 |
Family
ID=30730234
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17257284U Expired JPH025895Y2 (ja) | 1984-11-14 | 1984-11-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH025895Y2 (ja) |
-
1984
- 1984-11-14 JP JP17257284U patent/JPH025895Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6187554U (ja) | 1986-06-07 |
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