JPH0258385A - 電歪アクチュエータ - Google Patents

電歪アクチュエータ

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Publication number
JPH0258385A
JPH0258385A JP63210083A JP21008388A JPH0258385A JP H0258385 A JPH0258385 A JP H0258385A JP 63210083 A JP63210083 A JP 63210083A JP 21008388 A JP21008388 A JP 21008388A JP H0258385 A JPH0258385 A JP H0258385A
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JP
Japan
Prior art keywords
grooves
internal electrodes
sintered body
electrodes
exposed
Prior art date
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Pending
Application number
JP63210083A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Kikko
橘高 敏彦
Akira Ando
陽 安藤
Yoshifumi Hagino
萩野 吉史
Kazuhiko Kanai
金井 一彦
Masaaki Sueyoshi
末吉 正昭
Yukio Sakabe
行雄 坂部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP63210083A priority Critical patent/JPH0258385A/ja
Publication of JPH0258385A publication Critical patent/JPH0258385A/ja
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  • General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、積層型の電歪アクチュエータの改良に関し、
特に焼結体周辺に変位しない部分に基づく変位量の低下
を抑制する構造を備えた電歪アクチュエータに関する。
〔従来の技術〕
第2図は、積層型の電歪アクチュエータの一例を示す、
電歪アクチュエータ1では、電歪材料よりなる焼結体2
の内部の電歪材料層を介して1ブみ方向に重なり合うよ
うに、複数の内部電極3〜10が配置されている。この
複数の内部電極3〜10は、交互に焼結体2の対向する
側面に引出されている。また、焼結体2の上面および下
面には、電極11.12が形成されており、該電極11
、】2もまた、電歪材料層を介して、それぞれ、内部電
極3またはIOと対向するように配置されている。
電歪アクチュエータlでは、電極11.12および内部
電極3〜lOの引出されている2個の側面2a、2bに
、外部電極が付与され、この外部電極から電圧を印加す
ることにより焼結体2が変位される。
しかしながら、第2図の電歪アクチュエータ1では、焼
結体2の周辺部分の斜線のハンチングを付して示した領
域により、変位がクランプされるという問題があった。
すなわち、斜線のハンチングが付された領域は、電歪材
料層が、異なる電圧を印加される内部iiiにより挟ま
れていないため駆動されない、従って、この駆動されな
い領域により、中央側の駆動領域の変位が抑制されたり
、甚だしき場合には応力集中による破壊が生じたりする
という問題があった。
そこで、第3図に示すように、焼結体2の側面2a  
2bに複数本の溝13.14を形成した構造が提案され
ている。ここでは、複数本の溝1314は、それぞれ、
焼結体2の内部電極3〜lOが露出されている側面2a
、2bにおいて、内部電極と平行に、かつ露出している
内部電極3〜10と接触しない位置に形成されている。
これは、側面2aまたは2b上で露出している内部電極
が形成されている部分を含むように溝13または14が
形成された場合、後に付与される外部電極と内部電極3
〜10との間の電気的接続に不良が生じる恐れがあるか
らである。
第3図の構造では、溝13.14が形成されているので
、第2図において斜線のハツチングを付して示した駆動
されない領域が厚み方向に変位しやすくなり、従って、
駆動領域の変位をクランプする作用を効果的に抑制する
ことが可能とされている。
なお、複数本の満13.14は、(a)予めセラミック
グリーンンートを積層する工程において、焼結の際に飛
散し得る有機物ペースト等を満1314を形成する位置
に塗布しておき、焼結体2の焼結に際し該有機物を飛散
することにより形成する方法や、(b)第2図に示した
焼結体2を得た後に、溝13.14をスライシング装置
等により機械的に形成する方法が採用されている。
〔発明が解決しようとする技術的課題〕しかしながら、
(a)の有機物ペーストを塗布し、焼結体の焼成に際し
有機物を飛散させる方法では、有機物ペーストを別途用
意し、該有機物ペーストを印刷・乾燥させる工程等が加
わるため、製造工程が煩雑となり電歪アクチュエータの
コストが高くつく。
他方、(b)のスライシング装置等により焼結体の溝を
機械的に形成する方法では、溝13.14の形成に際し
、側面に露出している内部TaJ’jに至らないように
、正確な位置に形成する必要がある。従って、溝のカッ
ティングを、非常に高精度に行わなければならず、また
その前提として焼結体2に形成されている内部電極3〜
IOのピンチ自体が高精度に保たれていなければならな
い、さもないと、必要な内部電極部分がカッティングに
際して削り取られるからである。
しかしながら、内部電極3〜IOピンチをそのように高
精度に形成することや、得られた焼結体2の内部ii3
〜10間に正確に溝13.14を形成することは非常に
困難である。また、露出している内部型8i3〜10に
接触しない溝13,14を形成することができたとして
も、量産に際して常に一定の位置に溝13.14を形成
することも非常に難しい、従って、変位特性にばらつき
が生しることを避は得なかった。
よって、本発明の目的は、比較的簡単な工程で製造する
ことができ、かつ変位特性のばらつきの少ない大変位置
の電歪アクチュエータを提供することにある。
〔技術的課題を解決するための手段〕
本発明は、電歪材料よりなる焼結体と、この焼結体内の
焼結体層を介して1ゾみ方向に重なり合うように配置さ
れた複数の内部電極とを備え、該複数の内部電極が交互
に焼結体の異なる側面に露出するように引出されている
電歪7クチユエータにおいて、焼結体の内部電極が引出
される側面において、内部電極の該側面に露出していな
い内部電極に至らない長さで複数の溝が、内部電極に交
差する方向に形成されていることを特数とするものであ
る。
〔作用] 本発明では、複数本の溝を、内部電極の露出している側
面において内部電極と交差する方向に形成することによ
り、溝と交差している部分の両側の内部電極部分を側面
に露出させた状態を維持し、それによって該側面に付与
される外部電極と内部電極との電気的接続を確実なもの
とする。同時に、側面近傍の駆動されない領域を、該複
数本の溝により柔構造とすることにより、焼結体周辺部
分のクランプ作用を低減することを特徴とするものであ
る。
〔実施例の説明〕
第1図は、本発明の一実施例の電歪アクチュエータの斜
視図である。電歪アクチュエータ21では、電歪材料よ
りなる焼結体22内に、内部電極23〜30が電歪材料
層を介して厚み方向に重なり合うように配置されている
。複数の内部電極23〜30は交互に焼結体22の対向
する側面22a、22bに引出されている。また、焼結
体22の上面および下面には、電歪材料層を介して内部
型i23.30と対向するように電極3132が付与さ
れている。
焼結体22の対向する側面22a、22bには、図示し
ない外部電極が付与され、1亥外部電極により電極31
.32および内部電極23〜3oが、それぞれ、相互に
電気的に接続される。
本実施例の特徴は、焼結体22の対向する側面22a、
22bにおいて、内部電極23〜3oの電極面と交差す
る方向に複数本の溝33.34が形成されていることに
ある。この複数本の満33゜34は、該溝33または3
4が形成されている側面22aまたは22bに露出して
いない内部電極24.26,28.30または23.2
5.2729に至らない深さとされている。外部電極を
付与した場合に、外部電極と、露出されていない内部電
極との導通を防止するためである。
本実施例では、複数本の溝33.34が側面22a、2
2b上に形成されているので、第3図に示した従来例と
同様に駆動されない周辺領域による負荷を低減すること
ができる。従って、溝を形成していない第2図に示した
電歪アクチュエータに比べて、大きな変位量を得ること
ができる。
のみならず、本実施例では、溝33.34は、側面22
a、  2’lb上において内部電極23〜30と交差
する方向にさえ形成すればよいものであるため、溝33
.34の形成に際し高精度な位置決めや機械的加工を要
求されない、すなわち、第3図に示した従来例では、溝
13.14は内部電擾面と平行に、かつ露出している内
部電極と接触しないように形成する必要があったが、本
実施例+1133.34では、溝の形成されている部分
の両側では内部電極23〜30が側面22a、22b上
に露出した状態に維持される。
従って、外部電極を付与した場合、露出している内部電
極と外部電極との電気的な接続は溝33゜34の形成に
かかわらず良好に保たれる。また、溝33,34は、内
部型Jfi23〜30の交差する方向にさえ形成されれ
ばよく、等間隔で形成する必要もなく、複数本の溝33
.34を同じ幅で正確に形成する必要もない。よって、
比較的精度の良くない安価な切削装置を用いて、極めて
簡単に溝33.34を形成することができる。
なお、溝33.34は、図示のように平行に形成する必
要は必ずしもなく、溝同士が側面22a22b上で交差
していてもよく、また溝の平面形状についても直線状に
形成する必要も必ずしもなく、任意であることを指摘し
ておく。
第1図実施例の製造に際しては、第4図に示すように複
数枚のセラミンクグリーンシート4142・・・を用、
意する。各セラミックグリーンシート41.42・・・
には、それぞれ、上記した内部電極23〜30を形成す
るため、並びに電極31.32を形成するために電極ペ
ースト43.44を塗布しておく、このような電極ペー
スト4344の塗布されたセラミックグリーンシート4
1,42・・・を積層し厚み方向に圧着した後、焼成す
ることにより第5図に示す焼結体22を得ることができ
る。なお、焼結体22の上面および下面に形成された電
極31.32については、焼成後に、印刷・焼付けを行
うことにより、別途形成してもよい。
しかる後、上述した溝33.34を、グイシングツ−の
ような切削装置によって形成する。さらに、側面22a
、22b上に外部電極を付与し、外部電極を用いて焼結
体を分極処理することにより電歪アクチュエータを得る
外部電極は、導電ペーストを塗布・焼付けしたり、y、
着またはスパッタ等により形成することができる。この
外部電極は、溝33.34の内壁にも至るように形成さ
れるが、溝の内壁において内部電極23〜30と外部電
極との間に導通不良部分があったとしても、溝の両側部
分において側面に露出している内部電極部分と外部電極
とにより確実な電気的接続が得られる。
つぎに、具体的な実験結果につき説明する。
Q、32PbTi03+D、23P bZros十o、
45Pb (Ni+/s Nbz y、3)Oxを主体
とし、これにバインダを加えた複数枚のセラミンクグリ
ーンシートを用意した。このセラミックグリーンシート
の表面に内部電極を形成するために電極ペーストを塗布
し、1100a厚の複数枚のシートを得た。このシート
100枚を積層し、圧着し所定の大きさに切断した後、
焼成し、上面が7X5m、厚みが10鴫の大きさの焼結
体を得た。
この焼結体に、内部電極と45度の角度を成し、かつ幅
が50μmの複数本の満33.34を200μmピッチ
で形成した。しかる後、焼結体の側面に外部電極を付与
した。この外部電掩間に80’C,3kV/am、30
分の条件で直流電界を印加して分極処理を行った。
このようにして得られた電歪アクチュエータの変位量−
印加電圧の関係を第6図に示す。なお、比較のために、
複数本の溝が形成されていない第2図従来例に相当する
電歪アクチュエータを製作し、その特性を測定した。従
来例の変位量〜印加電圧特性についても、第6図に併せ
て示す。
第6図から明らかなように、本実施例によれば、従来例
に比べて、より大きな変位量の得られることがわかる。
なお、上述した実施例では、内部電極は焼結体の対向す
る側面に交互に引出されていたが、対向する側面ではな
く任意の2側面に交互に引出されている構造にも本発明
を適用することができる。
さらに、焼結体の形状についても、図示の実施例のよう
に直方体状のものに限らず、円板状のもの等任意のもの
に適用し得ることを指摘しておく。
r発明の効果〕 本発明では、複数本の溝は、内部電極と交差する方向に
形成されてさえおればよく、内部電極のピンチと無関係
に形成することができる。従って、内部電極のピンチの
精度に関わらず、簡単に溝を形成することができ、また
溝の形成に際しての正確な位置決め工程を省略すること
ができる。従って、第3図に示した従来例の場合に比べ
て遥かに簡単な工程及び装置により、溝を形成すること
ができ、例えば多数の焼結体を治具にセントシた状態で
一度に溝を形成することさえ可能である。よって、を歪
アクチュエータのコストを飛躍的に低減することができ
る。
また、有機物を印刷し、焼成に際して飛散させる従来例
に比べても、有機質ペーストの塗布・印刷等の煩雑な工
程を必要としないため、より安価に変位量の大きな電歪
アクチュエータを得ることができる。のみならず、有機
質ペーストを塗布した従来例では、有機質ペーストの塗
布厚みや焼成時の飛散状況の違い等により安定な溝を形
成することが困難であったが、本発明では、焼結体を得
た後に溝が形成されるので、このような変位特性のばら
つきを効果的に低減することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の斜視図、第2図は従来の電
歪アクチュエータの一例を示す側面図、第3図は従来の
電歪アクチュエータの他の例を示す側面図、第4図は第
1図実施例を得るのに用いられるセラミックグリーンシ
ートおよびその上に形成された電極パターンを示す斜視
図、第5図は溝を形成する前の焼結体を示す斜視図、第
6図は実施例および従来例の変位量−印加電圧の関係を
示す図である。 図において、21は電歪アクチュエータ、22は焼結体
、22a、22bは側面、23〜30は内部電極、33
.34は溝を示す。 第5図 第3図 第6図 印n[1e/E(V)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 電歪材料よりなる焼結体と、 前記焼結体内の焼結体層を介して厚み方向に重なり合う
    ように配置された複数の内部電極とを備え、 前記複数の内部電極が、交互に焼結体の異なる側面に露
    出するように引出されている電歪アクチュエータにおい
    て、 前記焼結体の内部電極が引出されている側面には、前記
    内部電極のうち該側面に露出していない方の内部電極に
    至らない深さの複数の溝が前記内部電極と交差する方向
    に形成されていることを特徴とする電歪アクチュエータ
JP63210083A 1988-08-24 1988-08-24 電歪アクチュエータ Pending JPH0258385A (ja)

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JP63210083A JPH0258385A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 電歪アクチュエータ

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JP63210083A JPH0258385A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 電歪アクチュエータ

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JPH0258385A true JPH0258385A (ja) 1990-02-27

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ID=16583537

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JP63210083A Pending JPH0258385A (ja) 1988-08-24 1988-08-24 電歪アクチュエータ

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JP (1) JPH0258385A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241782A (ja) * 1990-02-19 1991-10-28 Nec Corp 電歪効果素子

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH03241782A (ja) * 1990-02-19 1991-10-28 Nec Corp 電歪効果素子

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