JPH0257963B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0257963B2
JPH0257963B2 JP61044698A JP4469886A JPH0257963B2 JP H0257963 B2 JPH0257963 B2 JP H0257963B2 JP 61044698 A JP61044698 A JP 61044698A JP 4469886 A JP4469886 A JP 4469886A JP H0257963 B2 JPH0257963 B2 JP H0257963B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cloth
plate
roller
chain
guide rod
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP61044698A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62201612A (ja
Inventor
Masayuki Nakamura
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd filed Critical Kurita Machinery Manufacturing Co Ltd
Priority to JP61044698A priority Critical patent/JPS62201612A/ja
Publication of JPS62201612A publication Critical patent/JPS62201612A/ja
Publication of JPH0257963B2 publication Critical patent/JPH0257963B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、布走行式フイルタプレスに関し、
特に、布の巻取装置の構造の改良に関する。
従来の技術 従来、この種の布巻取装置は種々の構造のも
のが知られている。例えば、隣接する板間に一
対の布を上下動可能に配置し、各板の上方幅
方向両側に各第1チエーンスプロケツトを回転自
在に備えるとともに、板下方幅方向両側に各第
2チエーンスプロケツトを回転自在に備え、第
1、第2チエーンスプロケツト間にチエーンを掛
け回して上記第1チエーンスプロケツトを駆動装
置で回転駆動する一方、上記板下方に布巻取
ローラを備え、上記チエーンに各布の上端を係
止する一方、該布巻取ローラに上記布の下端
を係止して、上記駆動装置の駆動によりチエーン
を回動させてチエーンとともに布の上端を下降
させるとともに、布の下部を布巻取ローラに
巻取るようにしたものが知られている。この巻取
ローラは、その中にねじりばねを装着し、該ねじ
りばねのばね力により布を巻取方向に巻取るよ
うに付勢する(特公昭56−45642号)。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記構造のものでは、布巻取
ローラ内にねじりばねを装着するので、布巻取
ローラの構造が非常に複雑なものとなり、コスト
アツプの要因となるといつた問題があつた。
従つて、本発明の目的は、上記問題を解決する
ことにあつて、布巻取装置の構造が簡素なもの
となり、コストダウンを図ることができるフイル
タプレスを提供することにある。
問題点を解決するための手段 上記目的を達成するために、本発明は、布巻
取ローラと第2チエーンスプロケツトとを同軸に
かつ同期回転するように備え、かつ布下部を掛
け回した布案内棒を下方に付勢するように構成
した。すなわち、隣接する板間に一対の布を
上下動可能に配置し、各板の上方幅方向両側に
各第1チエーンスプロケツトを回転自在にかつ同
期して相互に回転するように備えるとともに、各
板の下方幅方向両側に各第2チエーンスプロケ
ツトを回転自在にかつ同期して相互に回転するよ
うに備え、上記第1チエーンスプロケツトを回転
駆動する駆動装置を備え、上記第1、第2チエー
ンスプロケツト間に夫々チエーンを掛け回す一
方、上記第2チエーンスプロケツトの回転軸と同
軸に同期して回転する布巻取ローラを配置し、
上記板の上記布巻取ローラの下方に各布に
対応して各布案内棒を上下動自在に備え、さら
に上記板に上記各布案内棒を下向きに付勢す
るばね手段を備えて、上記各布の上端を上記
板両側の上記チエーンに夫々係止する一方、上記
各布の下部を上記布案内棒に掛け回したのち
上記各布の下端を上記布巻取ローラに係止し
て、上記布案内棒により上記各布を下方に付
勢して上記各布を展張状態に保持するように構
成した。
発明の作用 上記構成においては、駆動装置の駆動により第
1チエーンスプロケツトを回転させて、チエーン
の回動により第2チエーンスプロケツトを回転さ
せ、この第2チエーンスプロケツトと同期して
布巻取ローラを回転させて、布の上端をチエー
ンとともに下降させるとともに、ばね手段により
布案内棒を介して布を下方に付勢して常時展
張状態に保持し、この状態で布下部を布案内
棒の周囲を走行させて布巻取ローラに巻取る。
一方、上記駆動装置を逆駆動して第1チエーンス
プロケツトを逆回転させ、チエーンを逆方向に回
動させて第2チエーンスプロケツトを逆回転さ
せ、布を上記緊張状態で、布の上端をチエー
ンにより上昇させるとともに布の下部を布巻
取ローラから巻き戻す。
実施例 以下に、本発明にかかる実施例を図面に基づい
て詳細に説明する。
本実施例にかかるフイルタプレスは、第1図に
示すように、前後スタンド1,3間に多数の板
5,…,5を前後動可能に配置するとともに、各
板5は隣接する板5,5に対して連結リンク
6,…,6により相互に連結されて、可動板7を
後退させて板5,…5の開枠を行うとき連結リ
ンク6,…,6により全板5,…,5が一斉に
開枠できるタイプのものであつて、上記隣接する
板5,5間に一対の布16を吊り支持し、該
布16の上端を布吊棒17を介して駆動装置
18で上下動するとともに、布16の下端を上
記各板5の下方に配置されて布案内棒21を
掛け回した上で上記駆動装置18で駆動される
布巻取ローラ20に係止して、該駆動装置18の
駆動により布吊棒17を下降させるとともに、
布巻取ローラ20を巻取り方向に回転させて、
布16を布巻取ローラ20に巻取る一方、上
記駆動装置18を逆駆動して布吊棒17を上昇
させるとともに布巻取ローラ20を布巻き戻
し方向に逆回転させるように構成する。
上記駆動装置18は布走行駆動機構を駆動す
るものであつて、後部スタンド3の上部に備え、
減速機付きモータ13の正逆駆動により傘歯車伝
達機構14を介して、上記前後スタンド1,3間
の上部片側に回転自在に備えた断面多角形状の駆
動軸9を正逆回転させるものである。
上記各板5は公知の構造からなり、板本体
5bの中央部両面に凹んだ過床5aを備え、該
本体5bの各角部には具体的には図示しないが耳
部を側方に突出させて、各耳部に夫々過床5a
に連通した液回収口を備えるとともに、板5
の幅方向両側端面には把手5c,5cを突設し
て、該各把手5cが前後スタンド1,3間に架設
された各案内レール4,4上に走行可能に載置さ
れて各板5の前後動を案内する。また、上記本
体5bの中央部上部に突出した突出部5dを形成
し、該突出部5d内に原液供給口5eを形成す
る。
上記板5の本体5bの上端幅方向両側にはL
字状ブラケツト23,23を夫々固定し、かつこ
のブラケツト23,23の先端間に回転軸24を
回転自在に配置し、この回転軸24の一端に傘歯
車25を固定するとともに、この傘歯車25に噛
み合う傘歯車10を各板5のブラケツト23に
回転自在に支持し、該傘歯車25を上記駆動軸9
に駆動軸軸方向に摺動自在に嵌合して、駆動軸9
の回転により両傘歯車25,10が回転して回転
軸24を回転させる。
一方、板本体5bの下端幅方向両側には、逆
L字状ブラケツト26,26を夫々固定して、両
ブラケツト26,26間の上部に布巻取ローラ
20を回転自在に配置する。この巻取ローラ20
は布16の下端を係止する。
上記布走行駆動機構は、各回転軸24の一端
の傘歯車25の近傍及び他端に第1チエーンスプ
ロケツト27,27を固定する一方、上記布巻
取ローラ20の回転軸20aに第2チエーンスプ
ロケツト28,28を固定し、上記各両チエーン
スプロケツト27,28間にチエーン15を掛け
回して、上記回転軸24が回転すると、第1チエ
ーンスプロケツト27,27が同期回転してチエ
ーン15,15を回動させて第2チエーンスプロ
ケツト28,28を同期回転させ、布巻取ロー
ラ20を第2チエーンスプロケツト28と一体的
に回転させる。上記各チエーン15には該チエー
ン15を張設した板5の後側の板5,5間に
配置された一対の布16,16の上端が夫々固
定された布吊棒17の各端部を係止する。
上記板5の下側両ブラケツト26,26間の
下部には布16の下部が掛け回された布案内
棒21をその胴部が両端の回転軸21a,21a
に対して回転自在となるように板5の厚み内に
配置する。この各案内棒21は、その各回転軸2
1aが各ブラケツト26の上下方向沿いに形成し
た長穴26a内にはめ込まれ、布案内棒21が
上下方向に上下動自在に案内されるように取り付
けられている。従つて、板下方のブラケツト2
6,26間に設けた上記布案内棒21により各
布16をU字状に屈曲させて布16に付着し
たケーキを該布16から剥離させた上で巻取ロ
ーラ20に巻取るようにする。
なお、上記巻取ローラ20の下方でかつ上記一
対のブラケツト26,26間には多数の洗浄ノズ
ル22a,…,22aを上向きに備えた洗浄管2
2を固定し、布16が布案内棒21を屈曲し
て上記布巻取ローラ20に巻取られるとき、
布16に対して洗浄管22から洗浄水を噴射して
布16を洗浄する。
また、上記各案内棒21のブラケツト26から
外方に突出した各端部とブラケツト下端の各突起
26bとの間にはばね29を架設して、ばね29
のばね力により長穴26a沿いに案内棒21を下
降させるように付勢して、各布16を布吊棒
17から布案内棒21を介して布巻取ローラ
20に至るまでの間で常時展張状態に保持する。
さらに、上記各布16はその上端を布吊棒
17に係止し、この吊棒17の両端をチエーン1
5に係止する一方、布16の下部を布案内棒
21に板外側から内側向きに掛け回したうえで
布巻取ローラ20に係止する。この布16の
上部中央部には原液供給穴を備え、この原液供給
穴の周囲に上記板5の原液供給口5eの周囲に
密着するリング状原液供給板30を固定して、
板5の閉枠時に布16の原液供給穴すなわち原
液供給板30の原液供給口30aを上記板5の
原液供給口5eに合致させて、原液が、布16
と板5との間に入り込むことなく布16の原
液供給穴を通して一対の布16,16間にのみ
供給され、一対の布16,16間で過が行え
るようにする。
上記構成によれば、本実施例にかかるフイルタ
プレスは以下のように作動する。
すなわち、可動板7を前進させて全板5,
…,5を前部スタンド1側に締め付けて閉枠した
のち、各板5の原液供給口5e及び各布16
の原液供給板30の原液供給口30aを通して各
板5,5間に挟み込まれた一対の布16,1
6間に原液を供給して、該一対の布16,16
間で過を行い、液を各板5の液回収口か
ら回収する一方、ケーキ31を一対の布16,
16間に残す。
一回の過工程を終了すると、可動板7を後退
させて連結リンク6,…,6により可動板側から
順に連結された板5,…,5を相互に一定の間
隔を保持した状態で一斉に開枠する。各板5が
開枠された状態では、各布16は各板5から
離れて位置して、布16を板5に対して走行
させても布16が板5に接触して摩耗しない
ようにする。この板5の開枠と同時に、ケーキ
31は布16からケーキ自体の重量により自然
落下する。次いで、モータ13が一方向に回転駆
動され、駆動軸9が回転し、駆動軸9に嵌合され
た各板上方の傘歯車10が回転して、傘歯車2
5を介して回転軸24を回転させ、第1チエーン
スプロケツト27,27が同期回転し、チエーン
15,15を一方向に回動させて、布吊棒17
を水平方向沿いに姿勢を保持しつつ板5,5間
で下降させる。上記チエーン15の回動により第
2チエーンスプロケツト28,28も同期回転し
て、第2図から第3図に示すように、布16の
下部を布案内棒21に接触させて布案内棒自
体の回転により板16をU字状に走行案内した
のち、布巻取ローラ20に巻取る。布巻取ロ
ーラ20に布16が巻取られ始めると、布1
6を最初に布巻取ローラ2に巻取るときの巻取
径よりも布16を巻取るにつれて巻取径が徐々
に大きくなり、このため、第2チエーンスプロケ
ツト28と一体的に巻取ローラ20が回転しても
布16の下降量に比べて巻取量が多い分だけ
布16に必要以上の引張力が作用し、該布16
により布案内棒21をばね29のばね力に抗し
てブラケツト26に対して上昇させる。従つて、
布16にはばね29のばね力により下方向きの
付勢力が付与されて布16を緊張させ、布1
6の弛みを防止する。
上記布16が下端位置に位置して布16の
大部分が布巻取ローラ20に巻取られると、モ
ータ23を逆駆動して駆動軸9を逆回転させて回
転軸24を逆回転させ、第1チエーンスプロケツ
ト27,27を介してチエーン15,15を逆回
動させて各布吊棒17を上昇させるとともに、
第2チエーン28,28を逆回転させて巻取ロー
ラ20を逆回転させ、布16を巻取ローラ20
から巻き戻す。このとき、布巻取ローラ20の
逆回転により布16が巻戻され始めると、布
16の巻戻し径が徐々に小さくなるので布上端
の上昇量よりも巻戻し量が少なくなり、布16
により布案内棒21を上昇させて、ばね29の
ばね力により布案内棒21を介して布16を
下方に付勢して布16を展張状態に保持した状
態で布16を巻き戻す。この状態で各布吊棒
17が板5,5間から抜け出て上昇位置に位置
すると、モータ13の駆動が停止されて駆動軸
9、回転軸24及び第1、第2チエーンスプロケ
ツト27,27;28,28の回転が停止され
て、ケーキ排出工程を終了し、次の過工程に備
える。なお、布16の洗浄が必要ならば、布
巻取ローラ20下方の布洗浄管16から布1
6に洗浄水を噴射して該布16の洗浄を行うよ
うにする。
上記実施例によれば、布巻取ローラ20と第
2チエーンスプロケツト28とを同軸に設けて一
体的に同期回転させても、板巻取時には、巻取
ローラ20の巻取径は布16の巻取に伴い徐々
に大きくなつて布16の巻取量が大きくなるの
で、布16の巻取量がチエーン15の下降量よ
りも多くなつて下方に引張られ、布16により
布案内棒21をばね29のばね力に抗して上昇
させて布16を展張させ、この展張状態で布
16が布案内棒21を回つて巻取ローラ20に
巻取られる一方、布巻戻し時には、布16が
巻戻されるに従い布16の巻戻径が小さくなつ
て布16の巻戻し量が少なくなり、布上端の
布吊棒17の上昇量に比べて布16の巻戻し
量が小さくなり、布16により布案内棒21
をばね29のばね力に抗して上昇させて、布1
6が下方に引つ張られた状態で布16の巻戻し
が行なわれるので、布巻取ローラ20内にばね
手段が無くても布16が弛むことがなく巻取ま
たは巻戻し作業を行うことができ、布巻取ロー
ラ20の構造を簡素なものとすることができると
ともに、コストダウンを図ることができる。ま
た、各布案内棒21一個に対して二本のばね2
9が設けられて、該ばね29により布案内棒2
1を下方に引つ張るので、各布16の伸びに対
応して適切に布16を展張保持することができ
る。また、布案内棒21を下方に付勢するばね
29のばね力は、従来の布巻取ローラ20に内
蔵したばねのばね力よりもかなり小さなものでよ
い。
なお、本発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、その他種々の態様で実施できる。例え
ば、上記ばね29は引張ばねに限らず布案内棒
29を下方に押し下げる押圧ばねでもよい。ま
た、第6〜9図に示すように、板5の下方のブ
ラケツト26,26間でかつ布巻取ローラ20
と布案内棒21との間にケーキ剥離ローラ3
3,34を略上下方向沿いに備えて、該ローラ3
3,34を布16が通過するとき布16に付
着したケーキ31を該布16から剥離させるよ
うにしてもよい。すなわち、上記ブラケツト2
6,26の布巻取ローラ20と布案内棒21
との間に回転自在に上下方向沿いに一対のケーキ
剥離ローラ33,34が取り付けられ、上側のケ
ーキ剥離ローラ33に対して板外側から布1
6が掛け回される一方、下側のケーキ剥離ローラ
33に対して板内側から布16が掛け回され
て、布16が上側のケーキ剥離ローラ33から
下側のケーキ剥離ローラ34に向かつて板外側
から内側向きに屈曲するとき、ケーキ31が布
16から剥離して自重によりまたは布16から
振り落とされて落下するようにしている。この各
ケーキ剥離ローラ33,34は、ブラケツト2
6,26に対していずれも回転自在に取り付け
て、布16の走行に伴い各ローラ33,34が
回転して布16を円滑に案内する。この実施例
では、ばね29のばね力により布案内棒21を
介して布16は下方向きに引つ張られているの
で、布16が一対のケーキ剥離ローラ33,3
4間で確実に屈曲せしめられ、このローラ33,
34で布16から確実にケーキ31を剥離させ
ることができる。
また、第10,11図に示すように、布巻取
ローラ20を各布16毎に備えたときすなわち
各板5に2個の布巻取ローラ20,20を備
え、かつ各布巻取ローラ20に同軸に第2チエ
ーンスプロケツト28を備えたとき、第10図に
示すように板5の各側において一本のチエーン
15を上記両第2チエーンスプロケツト28,2
8に掛けて、両チエーンスプロケツト28,28
を上記一本のチエーン15で回転させて、両布
巻取ローラ20,20を回転させるようにしても
よいとともに、また、第11図に示すように、各
第2チエーンスプロケツト28と第1チエーンス
プロケツト27との間にチエーン15を備えて、
各チエーン15で各巻取ローラ20を夫々回転さ
せるようにしてもよい。
また、第12〜14図に示すように、上記ばね
29を無くして布巻取ローラ20の両端に夫々
トルクリミツタ35,35を備えるようにしても
よい。すなわち、第14図に示すように、布巻
取ローラ20の回転軸20aにトルクリミツタ本
体35aを止めねじ36により固定するととも
に、このトルクリミツタ本体35aの外周面に第
2チエーンスプロケツト28をはめ込み、かつこ
の第2チエーンスプロケツト28の両側に摩擦板
37,37を配置し、外側の摩擦板37はトルク
リミツタ本体35aの端部鍔部35bで抜け止め
保持するとともに、内側摩擦板37は押さえ板3
8と皿ばね39と調節ナツト40により抜け止め
保持する。従つて、第2チエーンスプロケツト2
8が回転すると、両側の摩擦板37,37により
トルクリミツタ本体35aもチエーンスプロケツ
ト28と一体的に当初は回転し、第2チエーンス
プロケツト28の回転に対して布巻取ローラ2
0に布16が巻取られる布16の巻取量が多
くなりすぎて布16に必要以上の引張力が作用
したとき、第2チエーンスプロケツト28が布
巻取ローラ20に対して滑ることにより、布巻
取ローラ20の回転を遅くして布16に過負荷
がかからないようにし、布16を常に一定の引
張力で展張状態に保持する。また、布巻戻し時
には、布16が巻戻されるに従い布16の巻
戻径が小さくなり布16の巻戻し量が少なくな
り、布上端の布吊棒17の上昇速度に比べて
布16の巻戻し速度が小さくなり、布16が
下方に引つ張られた状態で布16の巻戻しが行
なわれ、もし、布16に対する引張力が過大に
なつたときには、第2チエーンスプロケツト28
に対してトルクリミツタ本体35aが滑ることに
より布16に過負荷がかかるのを防止できる。
従つて、布巻取ローラ20内にばね手段が無く
ても布16が弛むことがなく巻取または巻戻し
作業を行うことができるとともに、板下方の構
造を簡素なものとすることができる。また、布
16に過負荷がかかるごとにトルクリミツタ本体
35aと第2チエーンスプロケツト28とを滑ら
せて布16の展張状態を調整するので、ばね2
9の場合のように布16がばね29のばね力に
より揺動することが少なくなり、布16の走行
を安定して行うことができ、かつ布16の展張
をより円滑に行うことができる。なお、この実施
例では、各布案内棒21は、上記ブラケツト2
6の長穴26aに対して単にその両端回転軸21
a,21aを嵌合するだけでよく、ばねを備える
必要がなく、布16に過負荷がかかつたときだ
け自在にブラケツト26の長穴26a内を上昇す
るようにする。
また、第15図に示すように、布16に対し
てばね41を布下部側のみならず、布吊棒1
7とチエーン15との間に備えて、上記と同様な
効果を奏するようにしてもよい。すなわち、第1
5,16,17図に示すように、チエーン15に
T字状でかつその突出部45aにねじ穴45bを
有するばね取付部材45を固定する一方、このチ
エーン15に対して取付部材46の突出したねじ
部46aを上記ばね取付部材45のねじ穴45b
内にねじ込み、ばね41の上端をチエーン取付部
材46の下端に係止し、布吊棒17の各端部に
ばね41の下端を係止してチエーン15にばね4
1の上端を係止するようにする。
また、第18〜20図に示すように、板5の
両側に水平断面コ字状のガイドレール42を上下
方向沿いに固定して、このガイドレール42内に
三角板状ガイド部材43を上下方向に移動自在に
かつ水平方向には抜止め保持し、ガイド部材43
の先端をチエーン15に固定してチエーン15と
ともにガイド部材43が一体的にガイドレール4
2沿いに上下動してチエーン15の走行を円滑に
案内するようにしてもよい。なお、図中、44は
チエーン15の走行方向を案内する案内部材であ
つて、該案内部材44により、チエーン15を第
1チエーンスプロケツト27と第2チエーンスプ
ロケツト28間で走行させるとき、チエーン15
が円滑に走行するように案内するものである。
発明の効果 上記構成によれば、ばね手段により布案内棒
を介して布を下方に引張した状態で布巻取ロ
ーラと第2チエーンスプロケツトとを同軸に備え
て一体的に回転させても、布巻取時には、巻取
ローラの巻取径は布の巻取に伴い徐々に大きく
なり、布巻取ローラの巻取速度が一定でも布
の巻取量が次第に大きくなるので、布の巻取量
はチエーンの下降量よりも多くなつて布が下方
に引つ張られ、布により布案内棒をばねのば
ね力に抗して上昇させ、布がばね力で下方に付
勢されて展張状態で下方に走行し布案内棒を回
つて巻取ローラに巻取られる一方、布巻戻し時
には、布が巻戻されるに従い布の巻戻径が小
さくなり、布巻取ローラの巻戻し速度が一定で
も布の巻戻し量が次第に少なくなり、布上端
の布吊棒の上昇量に比べて布の巻戻し量が少
なくなり、布により布案内棒をばねのばね力
に抗して上昇させて、布がばね力で下方に引つ
張られた状態で布の巻戻しが行なわれるので、
布巻取ローラ内にばね手段が無くても布が弛
むことがなく巻取または巻戻し作業を確実に行う
ことができ、布巻取ローラの構造を簡素なもの
とすることができるとともに、コストダウンを図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるフイルタプ
レスの側面図、第2,3,4,5図は夫々第1実
施例にかかるフイルタプレスの布吊構造及び
布走行機構を示す斜視図、板の正面図、開枠状
態での板の側面図及び板の下部拡大正面図、
第6,7,8図は夫々第2実施例にかかるフイル
タプレスの布吊構造及び布走行機構を示す斜
視図、板下部の拡大正面図、板下部の拡大側
面図、第9図は上記第2実施例の板の側面図で
あつて、右側2枚の板は板閉枠状態を示す側
面図、左側2枚の板は板開枠状態を示す側面
図、第10,11図は夫々板の布走行機構の
他の実施例を示す側面図、第12,13,14図
は夫々ばね手段の他の実施例にかかるトルクリミ
ツタを備えた板の下部拡大正面図、板下部の
拡大側面図及びトルクリミツタの断面図、第1
5,16,17図は夫々さらに他のばね手段を示
す板上部の拡大側面図、チエーン取付部材の側
面図及びチエーン取付部材の側面図、第18,1
9,20図は夫々チエーンの案内手段を備えた
板の正面図、平面図及び板を部分的に開枠し残
りを部分的に閉枠させた状態での板の側面図で
ある。 1……前部スタンド、3……後部スタンド、4
……案内レール、5……板、6……連結リン
ク、7……可動板、9……駆動軸、10,25…
…傘歯車、12……布走行駆動装置、13……
モータ、14……減速機構、15……チエーン、
16……布、17……布吊棒、18……駆動
装置、20……布巻取ローラ、21……布案
内棒、22……洗浄ノズル、23,26……ブラ
ケツト、24……回転軸、27,28……第1、
第2チエーンスプロケツト、29,41……ば
ね、30……原液供給板、31……ケーキ、3
3,34……ケーキ剥離ローラ、35……トルク
リミツタ、42……ガイドレール、43……ガイ
ド部材。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 隣接する板5,5間に一対の布16,1
    6を上下動可能に配置し、各板5の上方幅方向
    両側に各第1チエーンスプロケツト27を回転自
    在にかつ同期して相互に回転するように備えると
    ともに、各板5の下方幅方向両側に各第2チエ
    ーンスプロケツト28を回転自在にかつ同期して
    相互に回転するように備え、上記第1チエーンス
    プロケツト27を回転駆動する駆動装置18を備
    え、上記第1、第2チエーンスプロケツト27,
    28間に夫々チエーン15を掛け回す一方、上記
    第2チエーンスプロケツト28の回転軸と同軸に
    同期して回転する布巻取ローラ20を配置し、
    上記板5の上記布巻取ローラ20の下方に各
    布16に対応して各布案内棒21を上下動自
    在に備え、さらに上記板5に上記各布案内棒
    21を下向きに付勢するばね手段29を備えて、
    上記各布16の上端を上記板両側の上記チエ
    ーン15に夫々係止する一方、上記各布16の
    下部を上記布案内棒21に掛け回したのち上記
    各布16の下端を上記布巻取ローラ20に係
    止して、上記布案内棒21により上記各布1
    6を下方に付勢して上記各布16を展張状態に
    保持するようにしたことを特徴とするフイルタプ
    レス。
JP61044698A 1986-02-28 1986-02-28 フイルタプレス Granted JPS62201612A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61044698A JPS62201612A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 フイルタプレス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61044698A JPS62201612A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 フイルタプレス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62201612A JPS62201612A (ja) 1987-09-05
JPH0257963B2 true JPH0257963B2 (ja) 1990-12-06

Family

ID=12698635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61044698A Granted JPS62201612A (ja) 1986-02-28 1986-02-28 フイルタプレス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62201612A (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5333945B2 (ja) * 2010-06-01 2013-11-06 株式会社石垣 フィルタープレスにおけるろ板開閉異常検出装置並びに制御方法
JP5585887B2 (ja) * 2011-08-10 2014-09-10 株式会社石垣 ろ布走行型フィルタープレスにおける付着ろ布の引き剥し装置
CN108031154B (zh) * 2017-12-19 2019-11-01 浙江丰安生物制药有限公司 压滤机
CN110396842B (zh) * 2019-07-29 2021-03-30 湖北三江航天江北机械工程有限公司 双捻机排线导杆副参数配置方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62201612A (ja) 1987-09-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100686615B1 (ko) 베니어시트권취롤의 권취해제장치
NL9301280A (nl) Industriële deur met loslaatbare balk en houdmechanisme onder spanning voor steunen.
KR20140111596A (ko) 차양구동장치의 구동휠 안전줄 어셈블리 및 그에 사용되는 안전커버부재
JPH0257963B2 (ja)
JP4651245B2 (ja) ロールブラインド
JP2755932B2 (ja) フィルタプレス
JP2741396B2 (ja) フィルタープレスの▲ろ▼布昇降装置
JP3730852B2 (ja) ロールブラインドの操作装置
JP2750384B2 (ja) フイルタプレスにおけるろ布の吊設装置
JPS6112732B2 (ja)
JPS5821269B2 (ja) 移動ポスタ−を有する掲示板のベルト巻取装置
JPH0128232Y2 (ja)
JP2004293059A (ja) 遮蔽装置
JPH0730088Y2 (ja) フイルタプレスにおける▲ろ▼布の走行駆動装置
JP4140145B2 (ja) シートの開閉駆動装置
CN220726163U (zh) 一种背带式柔性提升门
JPS601775Y2 (ja) フイルタプレス
JPH0118174Y2 (ja)
GB2436344A (en) Cordless winding mechanism for blind
JPS6015363B2 (ja) フイルタプレスの濾布巻取装置
JPH0353003B2 (ja)
JPH02149304A (ja) フィルタプレス
JP2780102B2 (ja) フィルタープレスの▲ろ▼布昇降装置
KR810001370B1 (ko) 필터 프레스
JPS5855924Y2 (ja) フイルタプレス