JPS5821269B2 - 移動ポスタ−を有する掲示板のベルト巻取装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一つのローラーから他のローラーへベルトを巻
取るための装置に関するものであって、はぼ平行であっ
て一定の間隔を置いた軸を中心に回転するように２本の
ローラーを設けた枠よりなり、ベルトはその両端をこの
２本のローラーに固定され、柔軟伝動部が２本のローラ
ーをスリップすることなく接続し、２本のローラー間の
ベルトの張力を制限する装置はほぼ一定の力を加えるた
めの装置が働いているところの可動の方向転換装置に巻
きつけた可変長のループよりなり、該ループはこの力を
加える装置によって伸されるようにし、全体の装置を回
転駆動せしめる装置はベルトと２本のローラーよりなる
型式の巻取装置に関するものである。

この構成により、ベルトの巻取側ローラー上の蓄積にも
拘らず均等なベルトの張力が得られ、この蓄積は巻取部
分の直径の増加に従って駆動速度が一定であるのに巻取
部分の周速を増加せしめることとなり、通例、該制限装
置を欠く場合は巻取中にベルトの緊張を高めその結果ベ
ルトが破れるか少くとも伸びるおそれがある。

この種装置は、可変長のループの配置に関し異る構成を
用いた例えば仏国特許第７３１８２０９（２，２０５，
２４３）及び第７００２９１により公知である。

第１の場合（仏国特許第７３１８２０９）においては、
可変長のループは巻取られるベルト上に直接に設けられ
方向転換装置は中間ローラーによって構成されこれに対
し、この中間ローラーの重量又は張機によって形成され
た一定の力を加える装置が作用している。

この構成は殆んど利点がない即ち装置が相対的に不安定
であり長い間運転すると特にベルトがいたんだり、破れ
たりする傾向がある。

第２の場合（仏国特許第７００２９１）は可変長のルー
プは柔軟伝動部に設けられているので少くとも装置の信
頼性は多少改善され、ベルトの悪化のおそれは減少する
。

しかしこの装置においてはベルトと２本のローラーより
成る全装置の駆動は、駆動モーターによって駆動される
案内板、摺動板、レバーリンクよりなるきわめて複雑な
機構を通じて行われる。

この複雑さは故障、磨滅或は一般的に運転不良のおそれ
を増加せしめ、装置に対する関心を相対的に減少せしめ
る。

更にその複雑さのために機構は相当大型となり、明かに
他の装置よりも大きくなる。

。更にまた、前記機構の性質上、この装置には第１の装
置によって加えられる力よりも小さい一定の力を加える
ための他の装置によって構成された張力を維持するため
の装置を設ける必要がある。

二つの力を加える装置間に均整の欠けているこの構。

成では結果として張力制御装置はベルトの単一方向への
移動に対して有効に動くだけである。

従って本発明の目的は上記の欠点を全く有せず特にベル
トの張力の制御に関して充分に信頼できる装置を提供す
ることにある。

この構成により複雑にしてかさ高い駆動機構は必要がな
くなり装置は充分に信頼できるものとなる。

１ 更に駆動モーターが柔軟伝動部を直接駆動するとい
う事実はモーター自身がこの柔軟伝動部の駆動張力を維
持する作用を行うことを可能とし、この目的のための特
別な装置は不必要となる。

従って本発明の特に有利な一実施例においては、０該柔
軟伝動部が無端伝動部の一部によって形成され、その他
端もまた第２の可動の方向転換装置に掛けた可変長のル
ープより成る場合、二つの可動の復帰装置を共通の支持
部で支持するよう構成することが可能であって、この共
通支持部は二つの５０一ラー間をその方向に動くことが
でき、これに対して該はぼ一定の力を加える装置が働き
、一方駆動モーターは転換可能モーターによって形成さ
れる。

このように、ベルトの移動方向に全く無関係にン作動し
、全体のサイズが最小の装置が提供される。

装置の停止時に使用するための機械的なりラッチ解除或
は連結解除装置を２本のローラーのうちの１本の部分に
おいて伝動装置に挿着し、整備等のために装置の停止時
にベルトの張力をゆるめるこ：とができるようにするこ
とが望ましい。

又安全スイッチを錘りの移動域の下部に設けてローラー
の駆動装置を制御する回路の一部とすれば有利である。

更に又移動部に接続したプーリーに掛けたケーブルの一
端に錘りを吊しその解放端を枠の下部□に取外し可能に
接続することが望ましい。

＝般に、ベルトの張力に関する本装置の大きな信頼性と
は別に、本装置は多くの他の利点を持ち、その一つとし
て大きな機械的能率を挙げることができる。

即ち、例えばクラッチやトルク・リミタ−に存在する摩
擦が防止されるからである。

なお、伝動装置は慣性が少いので巻戻し率が大巾に増加
し、例えば２倍となりこのために停止期間が延長され、
従って極めて重要なこととしてポスターの展示が長くな
る。

最後に、この機構は又、ベルトと枠の相対的な膨張を補
正する。

本発明はその装置が逆転運動をするので移動ポスターを
有するポスター掲示板に利用すれば有利である。

その他の方面例えば研磨ベルト或いは光線又は蒸気孔に
対する保護膜等に利用しても有利である。

本発明のその他の特徴及び利点は単に一例として添付図
面に関して述べる以下の説明により明度となる。

第１図は本発明の巻取装置より成る移動ポスゴーの掲示
板の一部切欠き正面図である。

第２図にカバ一部分を取外した第１図の左側面から見た
障面図である。

図示のポスター掲示板は一般に矩形の側面なヰち、一方
において支持枠２を含むとともに他方において外部カバ
ー３を有する枠１より成る。

こＣ枠には垂直面に含まれた水平の平行軸Ｘ−Ｘ及０Ｙ
−Ｙを中心として回動可能な２本のローラー４ａ ｔ４
ｂが設けられている。

これらのローラーは互に接続された一連のポスターによ
って形成される。

ベルト５を巻取り、このベルトはその両雌においてそれ
ぞれ巻きついている２本のローラー４ ａ ｔ ４ ｂ
に接続している。

ベルトはこの２本のローラー間で緊張状態に保たれる。

枠１と２本のローラー４ａ ｔ ４ｂに加えてここに述
べる巻取装置は２本のローラーを回転駆動するための装
置、即ち、反転可能モーター減速機６と２本のローラー
と直接係合する伝動機７より成る常時係合駆動装置を含
む。

伝動機７は枠内のベルト５を含む部分に対して左側に位
置するとともにモータ了減速機６はベルト５の背後で２
本のローラーの中間に位置する。

伝動機７はローラー４ａ 、４ｂの軸端にくさび止めし
た２個のスプロケット歯車９ ａ 、９ ｂとモーター
減速装置６の軸にくさび止めしたスプロケット歯車に掛
けたチェーン８より成るチェーン伝動装置によって形成
された無端部を有する伝動装置である。

２個の方向転換スプロケット歯車１１はチェーンとスプ
ロケット歯車１０との係合を容易ならしめる。

巻取装置は又、２本のローラー間のベルトの張力を制御
するための装置を含み、この装置は駆動装置の能動部分
の張力を弛めるための装置とその受動部分の張力を同時
に増加するための装置によって形成され、能動部分は張
力を受けるチェーン部分例えば８ｂ−８０即ち駆動スプ
ロケット歯車１０をスプロケット歯車に接続するチェー
ンの部分によって形成されるとともに受動部分は駆動ス
ズロケット歯車１０をスプロケット歯車９ａに接続する
他の部分８ａによって形成される。

従ってこの作用によってベルト５はローラー４ｂから巻
戻されてローラー４ａに巻取られるにつれて上方に移動
することは当然である。

モーター減速装置６の作動を逆にすることによってベル
テトを下方へ向けて逆方向に駆動しうろことが理解でき
る。

張力を同時に弛緩せしめ、又増加せしめるための装置は
ローラー４ａ、４ｂ間をＺ方向に可動に設けられた部品
１２より成り、この部品はＴ型支０柱１３より成る運び
車によって形成され、その２本の垂直のアームは２個の
方向転換装置、即ちスプロケット歯車４ａ、４ｂの軸を
支え、この支柱１３は垂直の案内棒１５の中央に固定さ
れその両端は枠に固定した支柱１６に摺動可能に取つけ
ら５れている。

２個のスプロケット歯車１４ａ。１４ｂはそれぞれロー
ラー９ ａ ｔ ９ ｂのスプロケット歯車を接続する
チェーン８の二つの部分の各各と係合し、その第１の部
分即ち前方部分は前記２部分８ ａ ） ８ ｂの組合
せにより形成されるととフもに第２即ち後方部分は駆動
スプロケット歯車に掛らずにローラー９ａ 、９ｂを接
続する他の部分８ｃによって形成される。

即ち、８ｃの部分はＳ字型であって順次駆動スプロケッ
ト歯車１０、運び車１３の方向転換スプロケット歯車１
４ａ、他１の方向転換スズロケット歯車１７ａ、更にス
プロケット歯車９ａを通過する。

同様に後方部分８ｃも又Ｓ字型であってスプロケット歯
車９ａ、方向転換スプロケット歯車１４ｂ、もう一つの
方向転換スプロケット歯車１７ｂ、更にローラー９ｂを
、１駆動スプロケツト歯車１０とほぼ同じ高さに位置し
これと一定の間隔を置いた進路転換ローラー１８を介し
て、順次通過する。

従って８ａ、８Ｃの部分によって形成されスプロケット
歯車１４ａ、１４ｂＫ１１つている２個のループ１８ａ
、１８ｂは反対方向に相対して伸びており運び車１２の
垂直移動の結果として同時にループの一つが短縮すると
ともに他のループはこれに見合う延長を行うこととなる
。

張力を同時に弛緩、増大せしめるためのこのような構造
の装置はほぼ一定の力を２方向に加えるための装置を以
て完成するが、この装置は運び車を案内する棒１５の下
端に回転自由に装着したプーリー２１の溝に掛けられた
ケーブル２０の一端につるした重り１９より成り、この
ケーブルの他端は枠の下部の一点２２に取外し可能に接
続されている。

この装置は、枠の下部において、モーター減速機６を制
御する回路に挿入した安全マイクロスイッチ２３と全装
置が停止した際スプロケット歯車９ｂをローラー４ｂか
ら切りはなすためのクラッチ機構によって完成する。

この機構はレバー２５によって作動する。

このレバー２５とケーブルの７ツキング・ポイント２２
はポスター掲示板が高い位置にあるときでも枠の下部に
おいて直接手がとどくという点に注意することである。

更に２個のマーク検出機２６がそれぞれローラー ４
ａ ｔ ４ ｂの近（にベルト５の一端縁部に並んで枠
上に設けられる。

これらの検出機はベルトを形成する連続したポスター間
のマークの存在を検出してモーター減速機６を制御する
回路を遮断しこれによって各ポスターのためにベルトを
停止せしめるためのものである。

又ポスターの側方への移動を制御するための装置２７が
あり、ベルト５の各側部の端縁近くにおいてベルトのほ
ぼ中間に位置しベルト５を適当に正しい位置に保つので
ある。

以上説明した装置の作用は以下の通りである。

ベルトが一方のローラー例えばローラー４ｂから巻戻さ
れて他のローラー４ａに巻取られるに従ってこのローラ
ー４ａに巻取られた部分の値径は増大する。

ところが、伝動機１は分離クラッチ或はトルクリミタ−
の介在なしに直接係合しているために２本のローラーは
正確に同一の角速度で駆動スプロケット歯車１０によっ
て駆動される。

この直径の相違によって、ベルトの巻取られた部分或は
巻戻された部分の周速成は直線速度に相違が生じ、その
結果通例巻取ローラー４ａ上のベルトの張力が増大し、
そのためにベルトが破れたり伸びたすするおそれがある
。

しかしながら張力を同時に弛緩或は増大せしめるための
装置１２〜１９があるために運び車１３の自動的移動即
ちローラー４ａが巻取りローラーの場合は下方へ又その
反対の場合は上方への移動によって補正効果が挙げられ
る。

従って本装置はベルトの張力の完全な制御を確実に行う
。

この張力の値は錘りの適当な値を選ぶことによって決定
する。

今〃ｄ９〃をもってスプロケット歯車９ａ＋９ｂの直径
を表わし、〃ｄ４〃を以てローラー４ａ、４ｂの直径を
表すとすればポスターの張力と錘りＰの間の関係は以下
の通りである。

但しＫは定数であり、この等式は錘りの値Ｐがチェーン
上の力Ｔｃとほぼ等しいという事実を示している。

注意すべきことは、もし錘り１９がその移動の正規の下
限を超えた場合はスイッチ２３が装置を停止せしめるこ
とができ、一方クラッチ解除機構は、装置が停止した場
合、ポスターベルトの位置を変えることを許しこの場合
ローラーは自由に回転する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の巻取装置よりなる移動ポスターの掲示
板の二部切欠正面図、第２図はカバ一部分を取外した第
１図を左側面からみた断面図である。 ３・・・・・・外部カバー、４ａ、４ｂ・・・・・・ロ
ーラー、５・・−・・・ベルト、６・・・・・・モータ
ー減速機、γ・・・・・・伝動機、８・−・・−チェー
ン。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １１本のローラーから他のローラーへベルトを巻取る装
   置であって、２本のローラーが、はぼ平行で一定の間隔
   をおいた軸を中心として回転するように設けられた枠、
   ベルトはその両端な該２本のローラーに取りつけられ、
   ２本のローラー間をスリップしないように接続する柔軟
   な伝動部、２本のローラー間のベルトの張力を制限する
   とともにほぼ一定の力を加えるための装置が働いている
   ところの可動方向転換装置を通過する可変長のループよ
   り成る装置、該ループの長さは核力を加える装置によっ
   て長くなるようにしてあり、ベルトと２本のローラーか
   ら成る装置を回転駆動するためのモーター、以上より成
   る装置で、可変長ループが該柔軟伝動部に設けられた場
   合駆動モーターは該柔軟伝動部と直接係合すること特徴
   とする移動ポスターを有するポスター掲示板のベルト巻
   取装置。 ２ 柔軟伝動部は無端伝動部の一部によって形成され、
   他の部分も又第２の可動方向転換装置を通過する可変長
   のループより成る場合、二つの可動方向転換装置は２本
   のローラー間の一方向に可動の共通支持部によって支え
   られ該共通支持部にはほぼブ定の力を加える装置が働き
   、駆動モーターは転換可能モーターである特許請求の範
   囲第１項記載のベルト巻取装置。 ３２本のローラー間の方向が垂直でありほぼ一ン定の力
   を加える装置が錘りによって形成される場合無端伝動部
   の二つの部分も又それぞれ固定方向転換装置を通過する
   特許請求の範囲第２項記載のベルト巻取装置。 ４ 安全スイッチが錘りの通路の下部に設けられ駆動モ
   ーターを制御する回路に挿入された特許請求の範囲第３
   項記載のベルト巻取装置。 ５ 錘りは可動部に設けられたプーリーを通過するケー
   ブルから吊され、ケーブルの自由端は枠の下部に取外し
   可能に固定された特許請求の範囲第３項記載のベルト巻
   取り装置。 ６ 機械的クラッチ解除装置が装置の停止中に使用する
   ために設けられ、該クラッチ解除装置は２本のローラー
   の１本と接続する部分において柔軟伝動部に挿入されて
   いる特許請求の範囲第１項記載のベルト巻取り装置。