JPH0257919B2 - - Google Patents

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JPH0257919B2
JPH0257919B2 JP59092739A JP9273984A JPH0257919B2 JP H0257919 B2 JPH0257919 B2 JP H0257919B2 JP 59092739 A JP59092739 A JP 59092739A JP 9273984 A JP9273984 A JP 9273984A JP H0257919 B2 JPH0257919 B2 JP H0257919B2
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agar
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Pfizer Inc
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    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P37/00Preparation of compounds having a 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring system, e.g. penicillin
    • C12P37/06Preparation of compounds having a 4-thia-1-azabicyclo [3.2.0] heptane ring system, e.g. penicillin by desacylation of the substituent in the 6 position
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N1/00Microorganisms, e.g. protozoa; Compositions thereof; Processes of propagating, maintaining or preserving microorganisms or compositions thereof; Processes of preparing or isolating a composition containing a microorganism; Culture media therefor
    • C12N1/20Bacteria; Culture media therefor
    • C12N1/205Bacterial isolates
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12NMICROORGANISMS OR ENZYMES; COMPOSITIONS THEREOF; PROPAGATING, PRESERVING, OR MAINTAINING MICROORGANISMS; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING; CULTURE MEDIA
    • C12N11/00Carrier-bound or immobilised enzymes; Carrier-bound or immobilised microbial cells; Preparation thereof
    • C12N11/02Enzymes or microbial cells immobilised on or in an organic carrier
    • C12N11/04Enzymes or microbial cells immobilised on or in an organic carrier entrapped within the carrier, e.g. gel or hollow fibres
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    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12PFERMENTATION OR ENZYME-USING PROCESSES TO SYNTHESISE A DESIRED CHEMICAL COMPOUND OR COMPOSITION OR TO SEPARATE OPTICAL ISOMERS FROM A RACEMIC MIXTURE
    • C12P13/00Preparation of nitrogen-containing organic compounds
    • C12P13/04Alpha- or beta- amino acids
    • C12P13/20Aspartic acid; Asparagine
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C12BIOCHEMISTRY; BEER; SPIRITS; WINE; VINEGAR; MICROBIOLOGY; ENZYMOLOGY; MUTATION OR GENETIC ENGINEERING
    • C12RINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES C12C - C12Q, RELATING TO MICROORGANISMS
    • C12R2001/00Microorganisms ; Processes using microorganisms
    • C12R2001/01Bacteria or Actinomycetales ; using bacteria or Actinomycetales
    • C12R2001/37Proteus
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  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は触媒として活性のある微生物の細胞を
寒天ゲル繊維に固定する方法に関する。 酵素を触媒としてそのままあるいは細胞内の形
で固定して使用することは化学工業における完全
な一つの態様となつてきた。固定化触媒は多くの
化学製品および食品の製造について開発されてお
り、アスパルターゼ、ペニシリンアシラーゼ、グ
ルコースイソメラーゼ、β−ガラクトシダーゼ、
α−アミラーゼおよびアミノアシラーゼのような
酵素系を含んでいる。そのような触媒の固定化は
一般に交叉結合したゲル内に抱合;中空繊維また
はマクロカプセル内に充填;不活性支持体または
イオン交換樹脂への吸着;多くの官能基を有する
試薬による交叉結合;および重合性支持体への共
有結合である。これら種々の方法およびそれらの
適用の例は文献及び論文(たとえばApplied
Biochemistry and Bioengineering Vol.L、
Immobilized Enzyme Principles)に多く示さ
れているのでここでは議論しない。これらの種々
の方法の工業への適用は、大規模操作のために選
択された支持マトリツクスが実際に得られるか否
かにかかつている。マトリツクスが良好な機械的
安定性および良好な流体力学的特性を有すること
により、長く使用しても支持体の圧縮、縮小化お
よび/または破裂が生じないことが工業上の適用
のためには特に重要である。上記支持体はまた適
当な透過性と表面積を有し固定化された触媒(酵
素)の活性が最大となり拡散抵抗が最小となるよ
うな構造でなければならない。 このような要求の答えるために、Chibata等
(米国特許第3791926)は合成タイプの重合体マト
リツクス(たとえばポリアクリルアミド)内に酵
素または微生物をとじ込める種々の方法を特にア
スパラギン酸の製造のために開発した。Nelson
(米国特許3957580)は同様に、他のタイプの合成
重合体系内に酵素含有微生物細胞をとじ込めるか
あるいは交叉結合する方法であつて該固定化細胞
がさらに重合体マトリツクスにグルタールアルデ
ヒドのような多官能性試薬により交叉結合されて
いる方法を報告した。これらのタイプの合成重合
体系は2つの主たる欠点を有する。第1は固定化
触媒の製造が毒性ある刺激性の物質(単量体、開
始剤、交叉結合剤等)を使用しなければならず、
このことが食品級製品の製造に問題を生ぜしめる
ことである。第2の支持体マトリツクスが大規模
カラム反応容器系の中で長期間使用していると変
形したり縮小化したりすることである。 ゲル内にとじ込められた固定化触媒の特性を改
善するために、Chibata等は硫酸エステル化多糖
類ゲル(カツパーカラゲン等)を支持体マトリツ
クスとして使用することを検討した(米国特許
4138292)。これらのタイプのゲルは種々の形(ビ
ーズ、膜等)で使用できる。これらの適用におけ
る限界は、多糖類が10重量%の硫酸基を有しなけ
ればならないこと及びゲル硬化剤(たとえば水溶
性有機アミンまたは原子量24を越える金属イオ
ン)を使用して安定なゲル支持体を確保しなけれ
ばならないことである。上述の文献には微生物を
とり込んだ寒天ゲルマトリツクス(特開昭50−
95470号)は特に40℃以上の温度ではゲルの形に
とどまつておらず、ゾルの形に変換していること
を示している。同様に、カラゲニンも上述のタイ
プのゲル硬化剤を使用して機械的安定性を維持し
なければ上述の寒天ゲルマトリツクスと同じく形
または構造を失うことを示している。 本発明者等は10重量/重量%未満の硫酸基を有
する寒天ゲルを使用することにより従来使用され
たゲル硬化剤を必要としない安定な触媒活性系が
得られることを見出した。さらに、このタイプの
系はカラム反応器中で“繊維触媒”の形で使用で
きその形を失わない。この新しく開発された固定
化方法の具体例としては、フマール酸アンモニウ
ム基質からL−アスパラギン酸を連続的流れ操作
で製造するための固定化細胞カラム反応器として
使用されるアスパルターゼ含有微生物を使用す
る。アスパラギン酸の工業的生産は一般にアスパ
ルターゼ含有微生物を使用して反応を行い1回使
用後捨てるバツチ発酵方法かあるいは連続的流れ
操作の中で繰返し使用できる固定化アスパルター
ゼ含有微生物の使用を含有している。後者の方法
は労働コストが低く、触媒が再使用できる形なの
でバツチタイプの系よりも一般に好ましいが、適
当に設計された(良好な活性、安定性等)固定化
細胞触媒が使用されるべきである。本発明はその
ような固定化細胞による触媒の生産を可能にする
ものである。 本発明の方法は他の固定化細胞の方法(たとえ
ばペニシリンアシラーゼ系)にも適用でき、酵素
そのものの固定化にも適用できる。実際の適用は
本発明を実施する者に依るであろう。 本発明は固定化が全細胞酵素を寒天ゲルの繊維
粒子内にとじ込めることにより行なわれる該固定
化された酵素含有微生物細胞の製造方法に関す
る。得られた繊維は次いで製品の連続的流れ操作
による製造のために適当に設計された反応器中で
使用できる。 本発明は下記段階(a)ないし(c)よりなる酵素含有
微生物の細胞を固定化する方法: (a) 上記細胞を約45〜60℃の温度で約1.0〜8.0重
量/重量%の硫酸残基を有する寒天溶液と接触
させ; (b) 無機ナトリウム塩の0.10〜5.0M溶液を約0゜〜
20℃の温度で、上記(a)で形成された混合物の流
れと接触させて細胞を含有する寒天繊維を形成
させ; (c) 上記細胞を含有する寒天繊維を回収する。 (a) 上記寒天が2.0〜3.0重量/重量%の硫酸残
基を有し、 (b) 上記無機ナトリウム塩の溶液が塩化ナトリ
ウムの3.0〜5.0M溶液であり、 (c) 上記の塩溶液が5゜〜15℃の温度である方法
が好ましい。 上記微生物細胞が酵素としてアスパルターゼ
(アスパラギン酸アンモニアリアーゼ)、ペニシリ
ンアシラーゼ、グルコースイソメラーゼ、グルコ
ースオキシダーゼ、フマラーゼ、インベルター
ゼ、シス−トランスマレイン酸イソメラーゼ、ま
たはL−アスパルテートβ−デカルボキラーゼを
含有する方法が好ましい。アスパルターゼ含有微
生物細胞がバチラス・メガテリウム(Bacillus
megaterium)種のものであり、一方、細胞がさ
らに処理される前にまず15゜〜45゜の温度でフマレ
ートまたはアスパルテートイオンの0.1〜2.0M溶
液と接触させる方法も好ましい。細胞含有寒天繊
維をフマール酸アンモニウムの0.1〜2.0M溶液と
PH8.0〜9.5で約25゜〜55℃の温度で接触させる方法
もさらに好ましい。 酵素含有細胞、好ましくはバチルス・メガテリ
ウム(Bacillus Megaterium)またはプロテウ
ス・レトゲリ(Proteus rettgeri)種の細胞を含
有する寒天繊維も本発明の方法によつて得られ
る。 ペニシリンアシラーゼ含有微生物細胞がプロテ
ウス・レトゲリ(Proteus rettgeri)種である方
法も好ましい。 本発明の方法を実施する際の、酵素含有微生物
細胞は繊維状寒天マトリツクス内にとじ込められ
る。寒天自体は種々の属の寒天産生海草から抽出
される天然多糖類複合体である。構造的には寒天
は種々のレベルの硫酸残基を含有するα(1−3)
およびβ(1−4)結合多糖類の複合体混合物で
ある。本発明で使用される寒天の特定組成は、1
〜8%、好ましくは2〜3%、もつとも好ましく
は約2.54重量/重量%の硫酸残基を含んでおり、
典型的には重量/重量%として、0.13%のカルシ
ウム、0.01%のバリウム、0.19%のケイ素、0.43
%の塩化物および0.17%の窒素を含有する。本発
明で使用される寒天の硫酸残基の割合は従来の他
の研究者の多糖類タイプの調製物に使用された10
(またはそれ以上)%の硫酸残基より少ないこと
に注目すべきである。 機械的に安定な支持体マトリツクスとして使用
できる寒天の特性は、高温で水性コロイド状“ゾ
ル”を形成し、冷却するとゲル網状組織に転換
し、ほとんどの酵素反応に使用する温度ではゾル
にもどらない能力である。 本発明に使用されるアスパルターゼ含有微生物
細胞はバチルス・メガテリウム(Bacillus
megaterium)であり、これらの細胞はフマール
酸またはアスパラギン酸で前処理(ゲルにとり込
ませる前)して細胞内アスパルターゼ活性を増加
させることができる。とり込まれたアスパルター
ゼ含有バチルス・メガテリウム細胞の繊維状寒天
粒子は典型的には長さ1.9〜3.7cm、巾0.1〜0.2cm
である。形成した寒天繊維のサイズは処理条件を
変えることにより変化させられる。繊維状寒天に
とり込まれた細胞は1.5Mフマール酸アンモニウ
ム供給流からL−アスパラギン酸を連続的流れ操
作で製造するのに使用される。反応器内の至適条
件は、PH8.5〜9.0、温度37℃〜45℃、であつて、
98%のモル転化収率のレベルを達成するには(好
適)逆流供給速度1.5〜3.0床容量/時間を必要と
する。反応体カラム系の流体力学的特性に影響を
与えることなく連続的に操作できる。固定化され
た全細胞アスパルターゼ活性のとり込みは典型的
には遊離の全細胞活性70〜100%であり、触媒半
減期は少なくとも132日であり、277日間は活性が
高い。全細胞アスパルターゼを使用して本発明を
適用する具体例を下記に説明する。 典型的実験として、使用される寒天がデイフ
コ・ラボラトリーズ(ミシガン州デトロイト)製
の乾燥抽出物として得られ、2.54重量/重量%の
硫酸残基を含有していた。これを90℃〜100℃の
水に撹拌しながら溶解して水性寒天の5%コロイ
ド状ゾルを得た。このゾルの形成後、温度を45℃
〜60℃に低下させてからアスパルターゼ含有全細
胞を導入した。ゾルの温度を45℃以下に低下させ
ると寒天ゾルがゲル化する。60℃よりはるかに高
い温度は全細胞が寒天ゾルに添加されたとき細胞
内酵素の熱変性の可能性があるので避けなければ
ならない。アスパルターゼ含有バチルス・メガテ
リウムは遠心分離により濃縮細胞ペーストまたは
スラリーとして使用された。この細胞ペーストま
たはスラリーを0.25〜0.50容量部の水対1.0重量部
の細胞(湿時)と混合してもつて容易に加工し易
い細胞塊にする。この時点でアスパルターゼ含有
バチルス・メガテリウム細胞を任意にフマール酸
アンモニウム基質の1.5M溶液とインキユベート
できる。0.5重量部の細胞ペーストまたはスラリ
ー対1.0容量部の上記基質を使用して25℃で12〜
16時間保持すると観察される細胞内アスパルター
ゼ活性が3倍迄増加する。この観察される活性の
増加が固定化の際にも維持されると、至適生産性
のある反応器系の設計が可能となる。 細胞ペーストまたはスラリー(前処理または未
処理)は次いで寒天ゾルと混合する前に撹拌しな
がら45℃に加熱しなければならない。この細胞ペ
ーストまたはスラリーを次いで0.25〜0.75重量部
(湿時)の細胞対1.0容量部の5%寒天ゾルの比で
撹拌しながら加える。温度を混合段階の間45℃〜
60℃に維持してゲル化を防止する。均一な細胞と
寒天との混合物を、1.0〜12.0/時間の速度で
直径0.3175cm(0.125インチ)のノズルを通して
10℃〜15℃に維持され撹拌された0.10〜50M無機
ナトリウム塩溶液に注入する。この細胞と寒天の
混合物1容量部を4容量部の上記冷塩溶液に、寒
天と細胞の混合物の連続的添加流を維持するよう
な速度で注入する。上記撹拌された生理塩溶液の
表面に上記混合物の接触するやいなや、寒天の繊
維に細胞をとじ込めて固化したものが形成する。
寒天と細胞との混合物のすべてを上記塩溶液に加
えた後、触媒繊維をラツプ(Lapp)フイルター
を通して過して集め、1.0〜2.0容量の水で洗つ
た。触媒繊維中の湿めつた細胞の重量は触媒全重
量(湿時)の30〜40%である。次いで、触媒繊維
は、パツクされたベツドカラム反応器中での使用
に備えて1.5Mフマール酸アンモニウム基質溶液
中に入れておかなければならない。 固定化細胞カラム反応器の設計はL−アスパラ
ギン酸の産生が至適なるようなものにする。至適
触媒充填量は典型的には1.0容量部の反応器内空
間当り0.7重量部(湿時)の触媒繊維である。
1.5Mフマール酸アンモニウム基質溶液は1.5〜3.0
床容量(カラムの)/時間で、PH8.5〜9.0で37℃
〜45℃の温度でカラムに通す。良い設計のカラム
では代表的には98%のL−アスパラギン酸モル収
率が得られる。生成物は連続的結晶化によりカラ
ム溶出流から直接沈殿する。該連続的結晶化は、
溶出流のPHを硫酸によつて3.2に調節し、得られ
たL−アスパラギン酸結晶を30分間顆粒化させる
ことによる。 本発明は種々の酵素系に等しく適用できる。た
とえば、ペニシリンアシラーゼ、グルコースイソ
メラーゼ、グルコースオキシダーゼ、フマラー
ゼ、インベルターゼ、シス−トランスマレイン酸
イソメラーゼ、およびL−アスパテートβ−デカ
ルボキシラーゼなどが本発明の方法によつて固定
化できる。ペニシリンアシラーゼが必要な場合、
プロテウス・レツトゲリの細胞が使用される。グ
ルコースイソメラーゼ、グルコースオキシダー
ゼ、フマラーゼ、インベルターゼ、シス−トラン
スマレイン酸イソメラーゼまたはL−アスパルテ
ートβ−デカルボキシラーゼを含有する細胞の固
定化が望ましいときは、使用できる微生物はスト
レプトマイセス(Streptomyces)、バチルス
(Bacillus)、アセトバクター(Acetobacter)、シ
ユードモナス(Psoudomonas)およびアスペル
ギルス(Aspergillus)属の微生物である。この
タイプの微生物は必然的に無傷の生細胞ではない
が、本発明で使用する前に物理的または化学的に
処理できる。本発明の方法によつて寒天繊維中に
細胞外の酵素すなわち酵素そのものをとじ込める
ことも可能である。 本発明の方法の態様は下記例によつて詳しく説
明される。 例 1 NZアミンBとコーンステイープリカー基質で
28℃、PH8.5で18時間好気条件下に生育させたバ
チルス・メガテリウム(Bacillus Megaterium)
(ATCC21209)発酵プロスを15000gで15分間遠
心分離した。遠心分離した細胞重量(湿時)は発
酵プロスリツトル当り34.7gであつた。細胞を固
定化する前に、56.0gの湿つた細胞を約100mlの
1.5Mフマール酸アンモニウム溶液中で16時間25
℃に保持した。この懸濁液を次いで15000gで15
分間遠心分離した。湿つた細胞収量は38.0g(す
なわちフマール酸アンモニウム基質中でインキユ
ベーシヨンしたとき得られた細胞の湿時重量の32
%が損失した。)これらの処理された細胞のアス
パルターゼ活性は湿つた細胞1g当り1時間当り
生成された約5.17gのL−アスパラギン酸であつ
た。 90℃〜95℃の水63mlに、3.3gのバクト−アガ
ール(Bacto−Agar)(ミシガン州デトロイトの
デイフコラボラトリーズ製)を加え、この混合物
をコロイド状のゾルが形成するまで90℃〜95℃で
撹拌した。次いでこのゾルを撹拌しながらゆつく
りと55℃〜60℃に冷却した。5%寒天ゾルの55℃
における粘度は640センチポイズであつた。 上記バクトアガールの組成は下記のとおりであ
る。(以下の実施例で使用されたバクトアガール
も同じ組成を有する。)
【表】 処理されたバチルス・メガテリウム細胞35gに
9.0mlの水を加え、細胞スラリーを撹拌しながら
45゜〜50℃に加温した。この加熱した細胞スラリ
ーを次いで撹拌しながら且つ温度を50℃以上に維
持しながら5%寒天ゾルに加えた。細胞寒天懸濁
液をよく混合して細胞を均一に分散させた。 細胞−寒天懸濁液を55℃に維持し、直径0.3175
cm(0.125インチ)のノズルを通して約1リツト
ル/時間の速度で10゜〜15℃に維持され撹拌され
た3.0M塩化ナトリウムの溶液440mlに注入した。
固定化アスパルターゼを含有するバチルス・メガ
テリウム細胞を寒天繊維内にとじ込めたものは、
上記寒天−細胞懸濁液を冷生理塩溶液の表面と接
触させるとすぐ形成した。この細胞を固定化した
繊維をラツプ(Lapp)フイルターで取し、水
で洗つた。この触媒繊維の湿時重量は106gでそ
のうち約33%(35.0g)は固定化されたバチル
ス・メガテリウム細胞であつた。 触媒繊維のアスパルターゼ活性は、ゲル1g当
り時間当り生成されたL−アスパラギン酸約1.68
g、すなわち固定化細胞1g(湿時)当り時間当
り生成されたL−アスパラギン酸5.08gであつ
た。したがつ寒天−触媒繊維中の活性の保持は処
理された未固定化全細胞の活性の98.2%であつ
た。 この触媒繊維をカラム反応器で使用するまでフ
マール酸アンモニウム基質中に保持した。 例 2 例1において調製されたアスパルターゼ含有触
媒繊維95gを147ml(2.5cm×30cm)のジヤケツト
付ガラスカラムに充填した。45℃に維持した水を
上記カラムのジヤケツトに還流させ、1.5Mフマ
ール酸アンモニウム基質溶液(1.0ミリモルMg++
イオン含有)を前以つて加熱するのに使用した。
前以つて加熱された基質をカラムを通して7.35
ml/分(3.0床容量/時間)の速度で注入(上か
ら下へ)し、溶出物を集めた。溶出物をHPLC
(高速液体クロマトグラフイー)で分析したとこ
ろL−アスパラギン酸が98.3%のモル収率で生成
していることがわかつた。58%硫酸溶液で抽出物
をPH調節(3.2に)することによつて生成したL
−アスパラギン酸を回収した。回収率は、結晶化
と顆粒化温度(45℃〜25℃)に依つて84%〜94%
(乾燥時重量)であつた。 例 3 グルコース基質の上で28℃でPH6.8〜7.0で好気
条件下に生育させたプロテウス・レツトゲリ
(Proteus rettgeri)〔ATCC31052(ATCC9250)〕
の培養物を遠心分離し、分離した細胞を水で洗つ
た。洗つた細胞50g(湿時)25mlの水と混合し、
細胞スラリーを45℃に加熱した。5%寒天水溶液
(バクト−アガール(Bacto−Agar)(デイフコ
製)100mlを95℃で調製し55℃に冷却した。前以
つて加熱したプロテツス・レツトゲリ(Proteus
rettgeri)・の細胞スラリーを寒天溶液と混合し、
温度を55℃に維持した。寒天と細胞のスラリーを
口経0.3175cm(0.125インチ)の供給チユーブを
通して1.0リツトル/時間の速度で700mlの撹拌さ
れ5〜10℃に維持された3.0M塩化ナトリウム水
溶液に注入した。ペニシリン−アシラーゼを含有
するプロテウス・レツトゲリ(Proteus
rettgeri)細胞を寒天繊維にとり込んだものは寒
天と細胞のスラリーを上記生理食塩水と接触させ
るとすぐ形成した。この繊維の湿時重量は173g
であつた。 ペニシリンアシラーゼの活性についての研究は
22.8gの繊維を5.6cm×3.3cmのシリンダー状のガ
ラス反応器に充填された繊維触媒について行つ
た。この反応器の温度は37℃に維持され、10重
量/重量%のペニシリンGカリウム塩(PH8.0)
溶液1.0リツトルを前以つて37℃に加熱し、22.1
〜48.7床容量/時間(29.9〜65.9ml/分)の流速
で反応器に通つて再循環させた。水酸化アンモニ
ウム(1.0N)を再循環させたペニシリンG基質
に加えてPHを8.0に維持した。そして反応の進行
は、添加された水酸化アンモニウムの量を監視す
ること及び残留するペニシリンGをHPLC分析す
ることにより追跡された。反応器を3時間操作し
た後の転化収率は19%であつた。 本発明の方法において硫酸残基1.0〜8.0%を含
有する寒天ポリサツカライドを使用することによ
つてもたらされる有利な効果は、上述の如く、有
機アミンや原子量24より大な金属イオンのような
ゲル硬化剤を存在させる必要がない点である。元
来、固定化触媒による食品の製造は毒性ある刺激
物(たとえばアミン類)あるいは金属イオンの不
存在下に行なわれるべきである。そのような刺激
物は最終生成物の品質を低下させ、金属イオンは
固定化触媒の活性を失活するからである。 本発明は、硬化剤を必要とせずしかも硫酸残基
を1.0〜8.0重量%にとどめることによつて、固定
化触媒活性を低下させることなく高品質無毒性の
食品を得ることができるという顕著な効果を奏す
るものである。このような本発明により、微生物
固定化技術の適用可能範囲を拡大できる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 下記段階(a)ないし(c)よりなる酵素含有微生物
    の細胞を固定化する方法: (a) 上記細胞を約45°〜60℃の温度で約1.0〜8.0重
    量/重量%の硫酸残基を有する寒天水溶液と接
    触させ; (b) 無機ナトリウム塩の0.10〜5.0M溶液を約0゜〜
    20℃の温度で、上記(a)で形成された混合物の流
    れと接触させて細胞を含有する寒天繊維を形成
    させ; (c) 上記細胞を含有する寒天繊維を回収する。 2 (a) 上記寒天が2.0〜3.0重量/重量%の硫酸
    残基を有し、 (b) 上記無機ナトリウム塩の溶液が塩化ナトリウ
    ムの3.0〜5.0M溶液であり、 (c) 上記の塩溶液が5゜〜15℃の温度である特許請
    求の範囲第1項記載の方法。 3 上記微生物の細胞がアスパルターゼ(アスパ
    ラギン酸アンモニアリアーゼ)を含有している特
    許請求の範囲第1項記載の方法。 4 微生物の細胞がペニシリンアシラーゼを含有
    する特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 アスパルターゼを含有する微生物細胞がバチ
    ルス・メガテリウム(Bacillus megaterium)の
    ものである特許請求の範囲第3項記載の方法。 6 上記ペニシリンアシラーゼ含有微生物細胞が
    プロテウス・レツドゲリ(Proteus rettgeri)の
    ものである特許請求の範囲第4項記載の方法。 7 バチルス・メガテリウム(Bacillus
    megaterium)のアスパルターゼ含有細胞を、ま
    ず最初にフマレートまたはアスパルテートイオン
    の0.1〜2.0M溶液と15〜45℃で接触させる特許請
    求の範囲第3項の方法。 8 細胞含有寒天繊維をPH8.0〜9.5で約25゜〜55℃
    の温度でフマール酸アンモニウムの0.1〜2.0M溶
    液と接触させる特許請求の範囲第3項記載の方
    法。
JP59092739A 1983-05-09 1984-05-09 微生物の固定化方法および固定化微生物を含む寒天繊維 Granted JPS59205981A (ja)

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