JPH0257814B2 - - Google Patents

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JPH0257814B2
JPH0257814B2 JP59028864A JP2886484A JPH0257814B2 JP H0257814 B2 JPH0257814 B2 JP H0257814B2 JP 59028864 A JP59028864 A JP 59028864A JP 2886484 A JP2886484 A JP 2886484A JP H0257814 B2 JPH0257814 B2 JP H0257814B2
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epoxy
formula
bis
resin
mixture
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An Domeiyaa Rinda
Chesutaa Gaadonaa Hyuu
Toomasu Kuiatokosuki Jooji
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BP Corp North America Inc
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Publication of JPH0257814B2 publication Critical patent/JPH0257814B2/ja
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G59/00Polycondensates containing more than one epoxy group per molecule; Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups
    • C08G59/18Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing
    • C08G59/40Macromolecules obtained by polymerising compounds containing more than one epoxy group per molecule using curing agents or catalysts which react with the epoxy groups ; e.g. general methods of curing characterised by the curing agents used
    • C08G59/50Amines
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
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    • C08G59/50Amines
    • C08G59/504Amines containing an atom other than nitrogen belonging to the amine group, carbon and hydrogen
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L63/00Compositions of epoxy resins; Compositions of derivatives of epoxy resins
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T428/00Stock material or miscellaneous articles
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    • Y10T428/31511Of epoxy ether

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  • Epoxy Compounds (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】
高度な複合材料は引張強度とモジユラスの高い
物質なので、航空機、自動車、スポーツ用品の構
成部品としての用途が増加している。代表的なも
のとしては、熱硬化性樹脂母材(マトリツクス)
に埋め込まれる織布あるいは連続フイラメントの
形をした炭素繊維のような構成繊維となつて使用
される。 非常に高度な複合材料はプリプレグ
(prepreg)、すなわち、硬化してない、又は半分
硬化した樹脂を含浸させた補強用のすぐに成型で
きるシートから造られる。エポキシド樹脂と芳香
族アミン硬化剤を含有する樹脂系はこの複合材料
製造方法に必要な特性のつりあいがとれているの
でプリプレグの状態でしばしば使用される。現在
技術水準のエポキシ/炭素繊維複合材料は高度の
圧縮強度、優れた疲労特性、および硬化期間中の
低収縮性を有する。しかし、大抵のエポキシ組成
物はその高温特性を減少させる湿気を吸収する。
従つて、吸湿性を減らした複合材料をもたらす樹
脂系が必要である。 さらに、使用に先立つて、エポキシおよびアミ
ン硬化剤の均一な溶液を調製する必要がある。固
形アミン硬化剤の場合は、アミン硬化剤をエポキ
シ硬化剤に溶解する必要がある。従つて、加熱時
間を延長しないでも簡単に急速に溶解できるアミ
ン硬化剤は特に優利である。さらに、エポキシ溶
液から調製されるプリプレグが長い期間粘着性お
よび加工性を保つためにアミン硬化剤の反応性を
調整する必要がある。 特定の部類の硬化剤を含有する組成物がエポキ
シ化合物と共に使用されると、吸湿性の減少、溶
解度の改良、およびある場合には反応性の制御を
示し、その結果、組成物の加工特性は改良される
ことがわかつた。 本発明の組成物は、 (a) 置換されたジアミン硬化剤の選ばれた部類、
および (b) 1分子当たり2個またはそれ以上の1,2−
エポキシド基を含有するエポキシ樹脂 から成る。 本発明の組成物は任意にc、熱可塑性重合体、
および/又は、d構造繊維を含有してもよい。 本発明で使用される硬化剤は次の一般式で表わ
される。 〔式中、Xは直接結合、O、S、SO2、CO、
COO、C(CF82、C(R1R22(ここにR1とR2とは
独立的に水素あるいは1〜4個の炭素原子をもつ
アルキル基である)の中から独立的に選ばれ、Q
は1〜4個の炭素原子をもつアルキル基であり、
n1〜n4はこの内の少なくとも1個のnは1または
それ以上であるという条件つきで独立的に0から
4までの数である。〕 好ましい硬化剤は次の化合物のうちの1個また
はそれ以上から選ばれる: 本発明のジアミンは双極性非プロトン性溶媒中
で塩基の存在下で昇温においてアミノフエノール
とジハロベンゼノイド化合物を縮合して製造され
る。適当なアミノフエノールとしては、m−アミ
ノフエノール、p−アミノフエノール、4−アミ
ノチオフエノール、および4−アミノ−3−メチ
ルフエノールが挙げられる。有効なジハロベンゼ
ノイド化合物としては、4,4′−ジクロロジフエ
ニル・スルフオン、4,4′−ジフルオロベンゾフ
エノン、4,4′−ジクロロベンゾフエノン、2,
6−ジクロロベンゾニトリル、1,2,4,5−
テトラクロロベンゼン、ヘキサクロロベンゼンな
どが挙げられる。 本発明において、アミノフエノール、又は、ジ
ハロベンゼノイド化合物、あるいはこの両方が芳
香族環上に少なくとも1個のアルキル置換基をも
つことが必要である。 使用される塩基としては、水酸化ナトリウム、
水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、重炭酸ナトリ
ウムなどが挙げられる。適当な溶媒としては、ジ
メチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトア
ミド、N−メチルピロリジノン、スルフオラン、
ジメチルスルホンなどが挙げられる。トルエン、
又は、クロロベンゼンのような共沸溶媒は反応混
合物から水を除去するのを助けるために混合物中
に添加するのが好ましい。 本発明のジアミンの製造は米国特許第3895064
号明細書に記載のようにして行われる。もしく
は、英国特許第1492366号明細書の製法条件を使
用してもよい。反応時間は代表的に温度140〜170
℃で8〜30時間またはそれ以上である。 ジアミンは、アミノフエノールと、ジハロベン
ゼノイド化合物と塩基とを同時に反応器に仕込む
一段階方法によつて製造される。もしくは、ジハ
ロベンゼノイド化合物を添加する前に、アミノフ
エノールと塩基とを反応させて最初にフエノキシ
ド塩を生成する2段階方法を使つてもよい。 ジアミンはまた多段階方法で製造してもよい。
第一段階でハロニトロベンゼンと二価フエノール
とを塩基の存在下で縮合し、ニトロ末端基オリゴ
マーを形成する。 この方法では、ハロニトロベンゼンとしては、
p−クロロニトロベンゼン、m−クロロニトロベ
ンゼン、p−フルオロニトロベンゼン、m−ブロ
モニトロベンゼンなどが使われる。 適当な芳香族ジフエノールとしては、ビスフエ
ノールA、ハイドロキノン、レソルシノール、
4,4′−ビフエノール、4,4′−ジヒドロキシジ
フエニルスルホン、4,4′−ジヒドロキシジフエ
ニルスルフイド、4,4′−ジヒドロキシ−3,
3′,5,5′−テトラメチルジフエニルスルフイ
ド、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テ
トラメチルジフエニルスルホンなどが挙げられ
る。 使用される塩基と溶媒とは、アミノフエノール
とジハロベンゼノイド化合物との反応に使われる
上記記載のものと同様である。 この場合にハロニトロベンゼン、又は二価のフ
エノール、又はこれら両方は芳香族環上に少なく
とも1個のアルキル置換基を持つことが必要であ
る。 ジアミノを製造する第2段階は末端のニトロ基
をアミノ基に還元することである。この方法は当
該技術分野で知られている方法を使つて、例え
ば、水素とFe又はNiのような金属触媒を使つて、
あるいは、塩化第二スズと塩酸とを使つて行つて
もよい。 本発明のジアミンは慣用の芳香族ジアミンと組
み合わせて使用することができる。慣用のジアミ
ンの例としては、4,4′−ジアミノジフエニルエ
ーテル、4,4′−ジアミノジフエニルメタン、
3,3′−ジアミノジフエニルメタン、4,4′−ジ
アミノジフエニルスルホン、3,3′−ジアミノジ
フエニルスルホン、3,3′−ジアミノベンゾフエ
ノン、m−フエニレンジアミン、p−フエニレン
ジアミン、4,4′−ジアミノジフエニルプロパ
ン、4,4′−ジアミノジフエニルスルフイド、
1,4−ビス(p−アミノフエノキシ)ベンゼ
ン、1,4−ビス(m−アミノフエノキシ)ベン
ゼン、1,3−ビス(m−アミノフエノキシ)ベ
ンゼン、1,3−ビス(p−アミノフエノキシ)
ベンゼン、4,4′−ビス(3−アミノフエノキ
シ)ジフエニルスルホン、およびトリメチレング
リコール・ジ−4−アミノベンゾアートが挙げら
れる。また、本発明の硬化剤は、1983年5月20
日、H.C.ガードナー外によつて出願された米国
特許出願に開示されたジアミン硬化剤と組み合わ
せて使用できる。 本発明で使用されるエポキシ樹脂は次の式で表
わされる2個又はそれ以上のエポキシ基を有す
る。 エポキシ基は末端エポキシ基、又は内部エポキシ
基であることができる。エポキシドには2種の一
般的な型、すなわち、ポリグリシジル化合物、又
はジエンあるいはポリエンをエポキシ化して誘導
された生成物がある。ポリグリシジル化合物は多
官能性活性水素含有化合物とエビハロヒドリンの
過剰量とを塩基性の条件下で反応させて得られた
複数個の1,2−エポキシド基を含有する。活性
水素化合物が多価アルコール、又は多価フエノー
ルの場合は、得られたエポキシド樹脂はグリシジ
ルエーテル基を含有する。好ましい部類のポリグ
リシジル化合物はビスフエノールAとしても知ら
れる2,2−ビス(4−ヒドロキシフエニル)プ
ロパンとの縮合反応により生成され、例えば次の
のような構造を有する。 (式中、nは約0〜約15の範囲の値を有する。)
このようなエポキシドがビスフエノールAエポキ
シ樹脂であり、シエル・ケミカル社から例えば
「Epon828」、「Epon1001」、および「Epon1009」
のような商標で、また、ダウ・ケミカル社から
「DER331」、及び「DER334」の商標で市販され
ている。最も好ましいビスフエノールAエポキシ
樹脂は、0から10までの範囲の「n」値を有する
ものである。 本発明で有用なポリエポキシドとしては、4,
4′−ジヒドロキシジフエニルメタン、4,4′−ジ
ヒドロキシジフエニルスルホン、4,4′−ビスフ
エノール、4,4′−ジヒドロキシジフエニルスル
フイド、フエノールフタレン、レソルシノール、
4,2′−ビフエノール、又はトリス(4−ヒドロ
キシフエニル)メタンのポリグリシジルエーテル
などが挙げられる。さらに、EPON1031〔シエ
ル・ケミカル・カンパニーから市販の1,1,
2,2−テトラキス(ヒドロキシフエニル)エタ
ンのテトラグリシジル誘導体〕および
Apogen101〔シエーフアーケミカル社から市販の
メチロール化したビスフエノールA樹脂)も使用
できる。D.E.R.580(ダウ・ケミカル・カンパニー
の臭素化ビスフエノールAエポキシ樹脂)のよう
なハロゲン化ポリグリシジル化合物も使用でき
る。その他適当なエポキシ樹脂としては、例えば
ペンタエリトリトール、グリセリン、ブタンジオ
ール、又はトリメチロールプロパンなどのポリオ
ールとエビハロヒドリンとから生成されたポリエ
ポキシドが挙げられる。 例えば式でn=0.1〜8の場合のフエノール
ホルムアルデヒド・ノボラツク、および式でn
=0.1〜8の場合のクレゾール−ホルムアルデヒ
ド・ノボラツクのポリグリシジル誘導体も使用で
きる。 式の場合の誘導体はダウ・ケミカル・カンパ
ニーからD.E.N.431、D.E.N.438、およびD.E.
N.485として市販されている。式の場合の誘導
体は、例えば、ECN1235、ECN1273、および
ECN1299(米国、ニユーヨーク州、アーズレイ市
のチバ・ガイギー・コーポレイシヨンから得られ
る)として市販されている。他の例えばSU−8
のような、エポキシ化ノボラツク(米国、ケンタ
ツキー、ルイスビル市のセラニーズ・ポリマー・
スペシヤリテイズ・カンパニーから入手できる)
も適当である。 フエノールおよびアルコール以外に他の多官能
性活性水素化合物も本発明のポリグリシジル付加
物を生成するために使用される。アミン、アミノ
アルコール、およびポリカルボン酸などがある。 アミンから誘導される付加物としては、N,N
−ジグリシジルアニリン、N,N′−ジグリシジ
ルトルイジン、N,N,N′,N′−テトラグリシ
ジルキシリレンジアミン(すなわち、V)、N,
N,N′,N′−テトラグリシジル−ビス(メチル
アミノ)シクロヘキサン(すなわち、)、N,
N,N′,N′−テトラグリシジル−4,4′−ジア
ミノジフエニルメタン(すなわち、)、N,N,
N′,N′−テトラグリシジル−3,3′−ジアミノ
ジフエニルスルホン、およびN,N′−ジメチル
−N,N′−ジグリシジル−4,4′−ジアミノジフ
エニルメタンなどがある。この型の樹脂で市販の
ものとしては、Glyamine135、および
Glyamine125(米国、カリフオルニア州サンフラ
ンシスコ在のF.I.C.コーポレーシヨンより入手で
きる)、AralditeMY−720(チバ・ガイギー・コ
ーポレーシヨンより入手)、PGA−Xおよび
PGA−C(米国、イリノイ州シカゴ在のザ・シヤ
ーウイン−ウイリアムズ社より入手)などが挙げ
られる。 アミノアルコールから誘導される適当なポリグ
リシジル付加物としては、チバ・ガイギコーポレ
ーシヨンからAraldite0500、又はAraldite0510の
商標で市販されているO,N,N−トリグリシジ
ル−4−アミノ−フエノール、およびF.I.C.コー
ポレーシヨンからGlyamine115の商標で市販され
ているO,N,N−トリグリシジル−3−アミノ
フエノールが挙げられる。 本発明で使用するに適したものとしては、カル
ボン酸のグリシジルエステルもある。例えば、ジ
グリシジルフタラート、ジグリシジルテレフタラ
ート、ジグリシジルイソフタラート、ジグリシジ
ルアジパートなどである。トリグリシジルシアヌ
ル酸塩、トリグリシジルイソシアヌル酸塩、N,
N−ジグリシジルオキサミド、(チバ・ガイギ・
コーポレーシヨン発売の)「XB2793」のような
ヒダントインのN,N′−ジグリシジル誘導体、
環式脂肪族ジカルボン酸のジグリシジルエステ
ル、およびポリチオールのポリグリシジルチオエ
ーテルなどのポリエポキシドも使用される。 その他にエポキシ含有の物質には、例えばアク
リル酸グリシジルおよびメタクリル酸グリシジル
のようなグリシドールのアクリル酸エステルと、
1種又はそれ以上の共重合可能なビニル化合物と
の共重合体がある。このような共重合体の例とし
ては、1:1のスチレン−メタクリル酸グリシジ
ル、1:1のメタクリル酸メチル−アルリル酸グ
リシジル、および62.5:24:13.5のメタクリル酸
メチル−アクリル酸エチル−メタクリル酸グリシ
ジルが挙げられる。 例えば、2,4,6,8,10−ペンタキス〔3
−(2,3−エポキシプロポキシ)プロピル〕−
2,4,6.8,10.ペンタメチル−シクロペンタシ
ロキサン、および1,3−ビス−(3−ヒドロキ
シプロピル)テトラメチルジシロキサン)のジグ
リシジルエーテルなどのエポキシ官能性を有する
シリコーン樹脂も使用できる。 エポキシ樹脂の第二の部類はジエン、又はポリ
エンをエポキシ化して生成される。この型の樹脂
としては、下記式で表わされるビス(2,3−
エポキシシクロペンチル)エーテル、式の化合
物とエチレングリコールとの反応生成物であつ
て、米国特許第3398102号明細書に記載されてい
るもの、下記式で表わされる5(6)−グリシジル
−2−(1,2−エポキシエチル)ビシクロ
〔2.2.1〕ヘプタン、及びジシクロペンタジエンジ
エポキシドが挙げられる。 このようなエポキシドの市販のものとしては、
例えば、ユニオン・カーバイド・コーポレーシヨ
ン発売の「ERL−4206」などのビニルシクロヘ
キセンジオキシド、同社発売の「ERL−4221」
などの3,4−エポキシシクロヘキシルメチル−
3,4−エポキシシクロヘキサンカルボキシラー
ト、同社の「ERL−4201」などの3,4−エポ
キシ−6−メチルシクロヘキシルメチル3,4−
エポキシ−6−メチルシクロヘキサンカルボキシ
ラート、同社の「ERL−4289」などのビス(3,
4−エポキシ−6−メチルシクロ−ヘキシルメチ
ル)アジパート、同社の「ERL−4269」などの
ジペンテンジオキシド、同社の「ERL−4234」
などの2−(3,4−エポキシシクロヘキシル−
5,5−スピロ−3,4−エポキシ)シクロヘキ
サンメタジオキサン、およびFMCコーポレーシ
ヨン発売の「Oxiron2001」などのエポキシ化ポ
リブタジエンが挙げられる。 その他の適当な環式脂肪族エポキシドとして
は、参考のために引用する米国特許第2750395号、
第2890194号及び第3318822号の各明細書に記載さ
れている次式で表わされるものが挙げられる。
【式】
【式】
【式】
【式】
【式】 その他の適当なものとしては次式で表わされる
ものもある。
【式】
【式】 (式中、nは1から4までの数を示し、mは(5
−n)を示し、RはH、ハロゲン、又は1から4
までの炭素数のアルキル基を示す。) t−ブチルフエニルグリシジルエーテルなどの
ような1個のエポキシ基を有する反応性希釈剤も
使用できる。該反応性希釈剤はエポキシド成分の
25重量%までを包含し得る。 好ましいエポキシ樹脂としては、ビス(2,3
−エポキシシクロペンチル)エーテル、式のビ
スフエノールAエポキシ樹脂(ここにnは0から
5までの数とする)、式およびのエポキシ化
ノボラツク樹脂(ここにnは0から3までの数と
する)、N,N,N′,N′−テトラグリシジルキシ
リレンジアミン、ビス(2,3−エポキシシクロ
ペンチル)エーテルと式,、又はの化合物
との混合物、およびN,N,N′,N′−テトラグ
リシジル、4,4′−ジアミノジフエニルメタンが
挙げられる。 本発明の組成物は任意に熱可塑性重合体(成分
c)を含有できる。これらの物質はエポキシ/硬
化剤混合物(すなわち、成分aとb)の粘度およ
びフイルム強度特性に有利な効果を及ぼす。 本発明で使用される熱可塑性重合体としては、
米国特許第4108837号および第4175175号の各明細
書に記載されている式Xのポリアリールエーテル
が挙げられる。 (−O−R′−O−R″)−o X (式中、R′は例えばビスフエノールA、ヒドロ
キノン、レソルシノール、4,4−ビスフエノー
ル、4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホン、
4,4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テトラ
メチルジフエニルスルフイド、4,4′−ジヒドロ
キシ−3′,3′,5,5′−テトラメチルジフエニル
スルフオンなどの二価フエノールの残基を示す。
R″は例えば4,4′−ジクロロジフエニルスルホ
ン、4,4′−ジフルオロベンゾフエノンなどの求
核芳香族置換反応に影響されやすいベンゼノイド
化合物の残基を示す。nの平均値は約8から約
120までの範囲である。) このような重合体は、例えば水酸基、又はカル
ボキシル基などのようなエポキシ樹脂と反応する
末端基、あるいは反応しない末端基を有する。 他の適当なポリアリールエーテルは米国特許第
3332209号明細書に記載されている。 次式XIのポリヒドロキシエーテルも適当であ
る。 (式中、Rは式の定義と同じであり、nの平均
値は約8から約300までの数である):さらに、例
えばビスフエノールA、テトラメチルビスフエノ
ールA、4,4′−ジヒドロキシジフエニルスルホ
ン、4,4′−ジヒドロキシ−3,3′,5,5′−テ
トラメチル−ジフエニルスルホン、ヒドロキノ
ン、レソルシノール、4,4′−ジヒドロキシ−
3,3′,5,5′−テトラメチルジフエニルスルフ
イド、4,4′−ビフエノール、4,4′−ジヒドロ
キシジフエニルスルフイド、フエノールフタレ
ン、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シ
クロブタンジオールなどに基づくポリカーボナー
トも適している。他の適当な熱可塑性樹脂として
は、ポリ(ε−カプロラクトン);ポリブタジエ
ン;ポリブタジエン/アクリロニトリルの共重合
体、および、任意にアミン、カルボキシル基、水
酸基、又は−SH基を含有する共重合体;ポリ
(ブチレンテレフタレート)などのポリエステ
ル;ポリ(エチレンテレフタレート);ゼネラ
ル・エレクトリツク・カンパニー発売のUltem樹
脂などのポリエーテルイミド;アクリロニトリ
ル/ブタジエン/スチレン共重合体、ナイロン
6、ナイロン6,6、ナイロン6,12、およびダ
イナミツト ノーベル コーポレーシヨン発売の
Trogamid Tなどのポリアミド、米国、イリノ
イ州ネイビアービル在のアモコ・ケミカル コー
ポレーシヨン発売のTorlonがポリ(アミドイミ
ド)などのポリ(アミドイミド);ポリオレフイ
ン、ポリエチレンオキシド;ポリ(ブチルメタク
リラート);衝撃変性ポリスチレン;スルホン化
ポリエチレン;ビスフエノールAとイソフタル酸
とテレフタル酸から誘導されたものなどのポリア
リーレート;ポリ(2,6−ジメチルフエニルオ
キシド);ポリ塩化ビニルとその共重合体;ポリ
アセタール;ポリフエニレンスルフイドなどが挙
げられる。 さらに本発明組成物には硬化速度を増加させる
ために促進剤を添加できる。使用できる促進剤と
しては、ルイス酸;例えばBF3モノエチルアミ
ン、BF3ピペルジン、BF32−メチルイミダゾー
ルなどのアミン複合体;例えばイミダゾールとそ
の誘導体である4−エチル−2−メチルイミダゾ
ール、1−メチルイミダゾール、2−メチルイミ
ダゾールなどのアミン類;N,N−ジメチルベン
ジルアミン;例えばp−トルエンスルホン酸など
の第3級アミン類の酸塩;イミダゾール複合体、
例えば3Mカンパニー発売のFC−520などのトリ
フルオロメタンスルホン酸の塩、有機ホスホニウ
ムハロゲン化物、およびジシアンジアミドなどが
挙げられる。 本発明で使用できる構造繊維(すなわち、成分
d)としては、炭素繊維、グラフアイト繊維、ガ
ラス繊維、炭化ケイ素繊維、ポリ(ベンゾチアゾ
ール)、ポリ(ベンズイミダゾール)、ポリ(ベン
ゾオキサゾール)、アルミナ、チタニア、ホウ素、
芳香族ポリアミドなどの繊維が挙げられる。これ
らの繊維は100000psi以上の引張強さ、200万psi
以上の引張モジユラス、および200℃以上の分解
温度を有する特徴がある。このような繊維は連続
トウ(各1000から400000のフイラメント)、織布、
ホイスカ、チヨツプドフアイバー、又はランダム
マツトの形にして使用される。好ましい繊維は炭
素繊維、米国、デラウエア州ウイルミントン在の
E.I.デユポン社発売のKevlar49繊維のような芳香
族ポリアミド繊維、および炭化ケイ素繊維などで
ある。 本発明の組成物は、5〜70重量%、好ましくは
15〜60重量%の硬化剤(すなわち、成分a)、5
〜75重量%、好ましくは10〜50重量%の成分b、
および0〜約25重量%、好ましくは0〜15重量%
の成分c、0〜85重量%、好ましくは20〜80重量
%の成分dを含有する。 予備含浸させた(プリプレグ)補強材は本発明
の組成物から成分(a+b)と成分dを組み合わ
せ、又は成分(a+b+c)と成分dを組み合わ
せて製造することができる。 予備含浸させた補強材は、例えば湿式巻き取
り、又はホツトメルトなどの当該技術で公知の
種々の方法により製造される。含浸させたトウ、
又は方向性のないテープを作る一つの方法におい
ては、繊維をエポキシ/硬化剤混合物の浴中に通
過させる。例えばメチルエチルケトンのような反
応しない揮発性の溶媒を、粘度を減少させるため
に樹脂浴中に任意に添加してもよい。含浸の後、
補強材は余分な樹脂を取り除くためにダイス型を
通過させ、剥離紙の層の間にはさみ、一揃いの加
熱ローラーを通し、冷却し、そして巻き取る。こ
れは数日以内に使用するか、0〓で数ケ月間保存
することができる。 プリプレグの製造中は、樹脂系は「B−段階」
であるか、又は部分的に進行する。 複合材料は熱と圧力とを使用して予備含浸させ
た補強材を硬化して製造することができる。真空
バツグ/オートクレープ硬化がこのような組成物
には適合している。1980年11月26日公開のヨーロ
ツパ特許出願第0019149号明細書に記載されてい
るように、湿式レイアツプ及びそれに続く圧縮成
形、樹脂トランスフアー成形、又は樹脂射出によ
つて積層品も製造される。代表的な硬化温度は
100〓から500〓までの範囲、好ましくは180〓か
ら450〓までの範囲である。 本発明の組成物はフイラメント巻き取りに好適
である。本発明の複合材料の製造方法において
は、樹脂により予め含浸するか、又は巻取り中に
含浸するかのいずれかのテープ又はトウの形状に
おける連続補強材を、予め定めたパターンにおけ
る、回転し、かつ取り外し得る型、又はマンドレ
ル上に置く。一般的に該マンドレルの型状は回転
する表面であり、かつ末端クロージヤーを有す
る。適当な数の層が巻かれたとき、該巻かれた成
形物を炉又はオートクレープ中において硬化し、
次いでマンドレルを取り去る。 各種のエポキシ樹脂により粘着性のドレープ性
プリプレグが得られる。本発明の硬化剤の低室温
(25℃)反応性の故に、貯蔵寿命の長いプリプレ
グが得られるが、該寿命は典型的には1〜3週間
である。 フイラメント巻き取りおよび湿式レイアツプ用
に、好ましい樹脂組成物は、ビス(2,3−エポ
キシシクロペンチル)エーテルから選ばれたエポ
キシ樹脂、式のビスフエノールAエポキシ樹脂
(ここにn=0〜6である)N,N,N′,N′−テ
トラグリシジルキシリレンジアミン、式および
のエポキシ化ノボラツク樹脂(ここにn=0〜
3である)およびO,N,N−トリグリシジル−
4−アミノフエノールから成る。好ましいエポキ
シ樹脂混合物は、70℃で30000センチポアズ以下
の粘度を有するものである。 全てのプリプレグおよび複合調製物において、
硬化剤中のN−H基対エポキシ樹脂中の1,2−
エポキシド基の好ましいモル比は0.5対1.5であ
る。 本発明の組成物は、例えば翼の外板、翼と機体
の整形材、床羽目板、フラツプ、レードームなど
の航空機部品として、また例えばドライブシヤフ
ト、バンパー、ばねなどの自動車部品として、圧
力容器、タンク、およびパイプとして使用され
る。また、軍事用車輛の保護外装、ゴルフのシヤ
フト、テニスのラケツト、釣り用ロツドなどのス
ポーツ用品に使用するのにも適している。 本発明の組成物は構造繊維のほかに、タルク、
マイカ、炭酸カルシウム、アルミニウム三水和
物、ガラス製マイクロバルーン、フエノールサー
モスフエア及びカーボンブラツクのような微粒子
の充てん剤を含有することもできる。該組成物に
おける構造繊維の重量の半分までを充てん剤によ
り置き換えることができる。ヒユームドシリカの
ようなチキソトロピー付与剤もまた使用すること
ができる。 次に実施例によつて本発明を具体的に説明す
る。ただし、その範囲を限定するためのものでは
ない。 実施例 1 かい付きかくはん機、温度監視制御装置付き温
度計、デイーン・スターク・トラツプと凝縮器、
窒素導入口、および加熱マントルを備えた容量1
リツトルのフラスコに次のものを仕込む。 炭酸カリウム 78.4g 4,4′−ジクロロジフエニルスルホン108.4g トルエン 115ml N,N−ジメチルアセトアミド 265ml この混合物をかくはんし、窒素でパージし、80
℃に加熱する。次にフラスコに4−アミノ−3−
メチルフエノールを100g加えて、トルエン/水
共沸混合物がトラツプに集まるように160℃に加
熱する。留出物中のトルエンは初めに循環され、
次に水分のほとんどを除去してから集められる。
混合物は10時間155℃〜160℃に保持され、次に室
温に冷却される。70℃に再加熱した後、混合物を
過する。液は2リツトルのメタノールが入つ
た容量5リツトルのフラスコに仕込み、還流する
まで、加熱され、1300gの水が1時間にわたつて
添加される間かくはんされる。次に加熱を止め
て、混合物を室温まで冷却する。黄褐色の結晶の
第1収得物を取した。このものは真空下で乾燥
後、150〜152℃の融点を持する。放置後、結晶の
第2収得物を液から集めた。このものは融点約
148℃であつた。生成物の陽子NMRは内部標準
のテトラメチルシランに比較して、δ2.2(6H)お
よび4.9(4H)で一重線、δ7.9および7.0で芳香族
二重線、6.8(合計14H)で多重線を示した。生成
物は4,4′−ビス(4−アミノ−3−メチルフエ
ノキシ)ジフエニルスルホンから成るものであつ
た。 実施例 2 かい付きかくはん機、添加用漏斗、温度監視制
御装置付き温度計、デイーン・スターク・トラツ
プと凝縮器、窒素導入口、および加熱マントルを
備えた1リツトル入りフラスコに次のものを仕込
む。 4,4′−ジヒドロキシ3,3′,5,5′−テトラ
メチルジフエニル−スルホン 50.0g ジメチルスルフオキシド 200ml トルエン 200ml この混合物をかくはんし、窒素でバージし、45
℃に加熱する。30分後、(80.10g/モルの水酸化
物で滴定した)水酸化ナトリウムの水溶液の
26.15gを添加用漏斗で15分間にわたつて添加し、
さらに水でその漏斗を洗浄した。混合物はトルエ
ン/水共沸混合物がトラツプに集まるよう加熱還
流した。トルエンを3時間循環し、次に2時間か
かつて除去したが、その間に白い塩が反応フラス
コの側面に現れた。反応は130℃まで冷却され、
51.43gのp−クロロニトロベンゼンが15分間に
わたつて添加され、さらにジメチルスルフオキシ
ドで洗浄された。温度を150℃に上げ、さらに200
mlのジメチルスルフオキシドと共に50gのシユウ
酸が加えられた。この混合物を激しくかくはんし
ている水の中に注ぎ(反応混合物約1部に対し水
10部)、生成した沈殿物を集めた。水で数回洗浄
した後、生成物を真空下で乾燥し、融点218〜220
℃の生成物を得た。生成物の陽子NMRはテトラ
メチルシランに比較してδ2.2および7.8で一重線、
δ8.2および6.9ppmで二重線を示した。生成物は
4,4′−ビス(4−ニトロ−フエノキシ)−3,
3′,5,5′−テトラメチルジフエニルスルホンで
あつた。生成物の収量は約78gであつた。 実施例 3 かい付きかくはん機、温度監視制御装置付き温
度計、凝縮器、窒素導入口、加熱マントルを備え
た3リツトル容量のフラスコに次のものを入れ
る。 実施例2のジニトロ生成物 75g 塩化第一すず二水和物 200g メタノール 400ml 濃塩酸 400ml この混合物をかくはんし、窒素でパージし、
5.5時間還流まで(〜85℃)加熱した。冷却した
後、混合物を1リツトルの水、500mlの50%水酸
化ナトリウム溶液、および氷の入つた4リツトル
容量のフラスコにゆつくりと注ぎこんだ。得られ
た混合物を過し、集めた固形物を水で二回洗浄
した。次にこの固形物をソツクスレー装置に入
れ、エタノールで16時間抽出した。エタノール抽
出液を800mlまでに濃縮した後、熱い溶液を200ml
の水で処理して冷却した。第2回目の結晶がエタ
ノール/水混合物から集められた。最初の結晶は
出発物質とジアミン生成物との混合物より成るも
のであつた。ジアミンのみ含有する第二の結晶は
δ7.85一重線とδ6.67および6.94での二重線を含む
芳香族領域を示した。メチル基の共鳴はδ2.14で
見られた。アミン陽子はDMSO溶媒中で交換平
均であつた。生成物は4,4′−ビス(4−アミノ
フエノキシ)−3,3′,5,5′−テトラメチルジ
フエニルスルホンであつた。 実施例 4 実施例1のジアミン32.5g、ビスフエノールA
エポキシ樹脂(チバ・カイギ社発売のEEW189、
Araldite9527)13.0g、およびビス(2,3−エ
ポキシシクロペンチル)エーテル19.5gを配合し
て熱硬化性組成物を生成した。かい付きかくはん
機、温度監視制御装置付き温度計、真空出口を備
えた100ml入り3頚フラスコに両方のエポキシ化
合物を入れて混合物を調製した。混合物をかくは
んし、120℃に加熱した。実施例1のジアミンを
加え、すばやく溶解する(約2〜3分)。真空に
して約15分後、かくはん機を止めた。さらに2分
後、真空は取り除かれ、流動溶液は3/32×8.5
インチの寸法のくぼみを作つたガラスの中に注
ぎ、予定した加熱サイクル、すなわち105℃で16
時間、140℃で8時間、そして175℃で16時間で硬
化された。 熱硬化性組成物の未硬化部分は室温に冷却され
た。これは透明なままで、約1週間粘着性を保持
した。 硬化した流し込みは2週間160〓の湯に浸した
後、重量%が増加したかを試験したところ、2.8
%の増加が見られた。 未硬化の熱硬化性組成物の一部が、500psi窒素
雰囲気下で1分間に10℃の計画的温度上昇を使つ
た示差走査熱量測定(DSC)により試験された。
組成物は223℃で最高の発熱性を示した。 対照 A 次の構造を有する未置換ジアミンの31.5gを、
ビスフエノールエポキシ樹脂(EEW189、
Araldite9527)の13.4gとビス(2,3−エポキ
シシクロペンチル)エーテルの20.1gと配合させ
て熱硬化性組成物を調製した。 ジアミンが溶解するのにかなり長い時間(10分
間)かかり、得られた混合物の粘度が高かつたこ
と以外は、実施例4の手順が繰り返えされた。 熱硬化性組成物の未硬化部分は室温まで冷却さ
れた。不透明になり、粘着性がなく固かつた。 硬化した流し込みは2週間160〓の湯に浸した
後、重量%の増加に関し試験したところ、3.3%
の増加が見られた。 この組成物のDSC試験を実施例4と同じ手順
で行つたところ、より高い反応性を示す205℃で
の最高発熱性を示した。 実施例 5 実施例3の硬化剤0.356g、ビスフエノールA
エポキシ(Araldite9527)0.134g、およびビス
(2,3−エポキシシクロペンチル)エーテル
0.201gを配合して熱硬化性組成物を製造した。
上記物質は100℃の浴中の小さなバイアル(薬び
ん)の中に入れて、時々かくはんしした。1時間
後に均一な溶液が生成された。 対照 B 1当量のジクロロジフエニルスルホンおよび2
当量のパラ・アミノフエノールから調製された次
のジアミンの0.315gと、ビスフエノールAエポ
キシ(Araldite9527)の0.134gと、ビス(2,
3−エポキシ−シクロペンチル)エーテルの
0.201gとを配合して、熱硬化性組成物を製造し
た。上記物質は100℃の浴中の小さなバイアルに
入れて、時々かくはんした。1時間後、ジアミン
が完全に溶解しなかつたので、この混合物は不透
明な、不均一なペースト状であつた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (a) 一般式 〔式中、XはO及びSO2から独立的に選ばれ、
    Qは1〜4個の炭素原子を有するアルキル基で
    あり、n1〜n4はこの内の少なくとも1個のnが
    1またはそれ以上の数であるという条件つきで
    独立的に0から4までの数である〕で表わされ
    るジアミン硬化剤、および (b) 1分子当たり2個またはそれ以上の1,2−
    エポキシド基を有するエポキシ樹脂 から成ることを特徴とする組成物。 2 ジアミンが式 で表わされるものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の組成物。 3 ジアミンが式 で表わされるものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の組成物。 4 ジアミンが式 で表わされるものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の組成物。 5 ジアミンが式 で表わされるものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の組成物。 6 エポキシ樹脂がビス(2,3−エポキシシク
    ロペンチル)エーテルであることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の組成物。
JP59028864A 1983-09-22 1984-02-20 置換したジアミン硬化剤を含有するエポキシ組成物 Granted JPS6067526A (ja)

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