JPH0257556A - 流体容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は広く流体の収納容器、特に不凍液、ガソリン、
潤滑油またはウィンドシールド・ワイパー洗浄液のよう
な液を自動車内側の近接困難な受は口に注入するのに使
用する使い捨て式容器に関する。かかる注入用容器は従
来、長い注入管またはノズルを具えるかまたはそれらを
結合するようにされており、これら管またはノズルは使
用の際に伸び、しかも収納の際にかさばらないよう固定
されなければならない。

在来型のガソリン缶として、上部に把手とねじ蓋を備え
た組み立て型金属ボックスからなるものがある。別個の
金属製注入管がその基部に環状リングを有し、使用の際
は缶上部から突出するように、また収納の際は缶内に張
り出すように取り付けられる。この収納のやり方は、流
体製品を注入管の外側全体に付着させることとなり、モ
ーターオイルのように表面張力の高い製品の場合、不当
に周囲をきたなくされる。注入管は長期間、製品内の浸
漬に耐えなければならないから、典型的には硬い金属で
できており、このような注入管を目標の受は口に向ける
動作と注入操作とを同時に逐行しなければならないため
、誤って流体をこぼすことがある。把手の位置が缶の携
行には好都合であっても、傾斜または水平時の缶の重心
から救い難い程離れているため、使用者は把手の代わり
に缶の側面をも持たなければならないので、このような
事態が避けえないのである。

在来型のモーターオイル缶は注入管を具えず、使用者は
孔明は器兼用の注入管を探さなければならず、この注入
管も上記と同じ剛性（不撓性）による悩みを在来から与
える。

前記問題の一解決法として、容器外側に恒久的に取り付
けられ、しかも収納スペースを取らないよう容器に沿っ
て折たたみし得る可撓注入管を与えることがある。事実
、種々の容器についてかかる装置の数多くが特許を受け
、米国特許第１．９０゜８９５号、２，９５７．６目号
、２，９８７．０８号、３．Ｈｌ、０３号、３．３Ｎ、
８７号、３，４７６．１１１号に記載されている。しか
し、これら開示の多くは複雑かつ高価な容器・注入管一
体製作法を伴うと同時に、注入管を折たたみ位置に保持
するためのファスナを取り付ける厄介な方法を伴い、通
常、容器壁に孔を明けることから生ずる漏れの可能性を
大いにはらんでいる。

従って、可撓注入管またはノズルを一体成形しである流
体容器を与えることが本発明の主目的の一つである。

また容器と一体のノズル固定装置をその容器に与えるこ
とも本発明のいま一つの目的である。

さらに注入態勢において容器の重心近くにある一体席形
の把手を注入用容器に与えることも本発明のもう一つの
目的である。

なお、単体のプラスチックとしてブローモールドにより
成形し得る容器、注入管および把手を与えることも本発
明のもう一つの目的である。

これらの目的を逐行するため、本発明の容器は、容器の
頂部から延び、基部近くに可撓性を与えるための環状ひ
だまたはしわを有する細長い管状ノズルを具える。ノズ
ルはその先端に在来型のねじって取り付ける蓋を、また
その表面に沿って容器に向けて折たたむための１個また
は１列のクランプを有する。

本発明の好ましい実施例の容器は、対向する頂部および
下部端壁と融合する一枚の連続的な側壁を有し、頂部端
壁はその外面と一体となった１個または１列のクランプ
を有し、該クランプは折たたみノズル上のクランプと組
み合い連結する。

好ましい実施例の別の特徴は、側壁の対向する一組の部
分に同位置に設けた孔と両端をそれぞれ側壁に結合され
た管状把手とで形成される把握部を有することである。

さらにいま一つの特徴は頂部端壁の役付形態にあり、ノ
ズルをクランプ化めする端壁部分と対向する底部端壁と
の距離を、ノズルが突出る端壁部分と底部端壁との距離
より長くすることにより、ノズルを端壁に固定するのに
必要なノズル屈曲部の鋭さを減することになる。

添付図面に示す本発明の望ましい実施例を以下に説明す
る過程で、他の目的、特徴、利点も述べる。

可撓ノズル１２、ねじって取り付ける蓋１４、および管
状把手１６を有する容器１０が第１図に示される。容器
ｌＯは基本的には角および縁を丸めた長方形の箱であり
、第１．２図に示すように前側１８、後側２０、左側２
２および傾斜して把手１６に接続する右側２４からなる
連続的な側壁、ならびに頂部、底部の端壁２６および２
８を有する。底壁２８は、浅いくぼみ３２を取り囲む直
方形の縁３０を有する。頂壁２６は、右側近くに平らな
盛り上がり部分３４、左側２２近くに平らな沈下部分３
６、そしてその両者を結合する傾斜部分３８を有する。

頂壁２６の沈下部分３６から垂直に、傾斜の付いた切頭
円錐状のノズル１２の基部４０が立ち上がっている。基
部４０の真上にそれと隣接して、ノズル１２に感情のひ
だまたは折り目を形成させた波状部４２が有る。波状部
４２は頂壁２６の盛上部分の面３４より低い高さの所か
ら始まり、ノズル１２の少なくとも３分の１の長さにわ
たり、部分４２で９０度の角度にノズルを曲げるのに充
分なだけ延びていることが望ましい。部分４２と自由端
との間のノズル部分は不撓性で、円形の孔で終わってお
り、該孔゛のまわりに第１図に示すように蓋１４と係合
するねじ山４４が切っである。

ノズル１２の波形部４２とねじ山４４との間の外面に数
個のフック形りラング５０が形成される。

これらのクランプはノズルを曲げた時の、ノズル１２の
円筒面と壁３４の平坦面との接線に沿い、ノズル１２の
軸線に平行な列に配置される。各クランプはフック状の
形態を有し、第４図に示すように、容器の前側１８また
は後側２０の何れかに向かって横向きに突出した歯４８
を頭部に有する長方形の柱４６である。第１図に示すよ
うに２個の後方を向くクランプ５０と、その間に前方を
向く１個のクランプ５０″とを配することが望ましい。

第３図に示すように前側１Ｂと後側２０とから等距離の
所に、頂壁２６の盛上部分３４の沿って前記のノズル上
の列と組み合わせとなる列に配置された２個の前向きの
クランプ５２′および１個の後ろ向きのクランプ５２と
前記のノズル上のクランプとが係合する。かくて、ノズ
ル・クランプの各々は対向する頂壁クランプと係合し、
第１図に示すように固定組み合わせ５０−５２″５０’
　−５２および５０−５２″を形成する。両面にあるク
ランプの向く方向を交互に換えているという事実により
、クランプの組が偶発的に外れてノズル１２が離れる可
能性を少なくする。第４図に示すように各歯４８の頂部
の傾斜５４はクランプを単に押し付けるだけで保合を可
能とする。

曲げたノズル１２をその軸に沿って、クランプの重なり
がなくなるか少なくなるまで、引き延ばして、次いでノ
ズルを持ち上げてクランプを引き離すことにより、必要
な際にクランプ組を外せるように、クランプ間の間隔を
きめである。波状部４２のひだはその伸縮自在作用によ
り上記の手順を容易にする。波状部４２のひだはこのよ
うに、第１図に示すようにノズル１２を折り畳み位置に
曲げさせると共に、ノズルを軸線方向に引き延ばしてク
ランプから外させるという２重の機能を有する。

前後の側壁１８および２０には、それぞれ底壁２８から
容器の全高の約５分の１の高さに始まり上方へ容器の全
高の約半分の長さ延び、側壁１８および２０の全中にわ
たるくぼんだ平面状のラベル取り付は面５６がある。こ
の特徴により、互いに接して梱包された容器のラベルが
接着するのを防ぎ、汚れやグリスが製造者のラベルを見
難くする可能性を軽減する。

側面１８および２０は側面２４と直線上の縁を形成せず
に、相互に向かって傾斜して折曲部を作り、ついでその
中に楕円形の断面を有する把握部または孔５Ｂが形成さ
れる。側面１Ｂおよび２０ならびに垂直の管状把手１６
は第１図にもつとも良く図示される。容器の前または後
ろから見ると、孔５８は部分１Ｂおよび２０から伸びる
折曲部の各々に細長い孔を同位値に設けてそれらを一体
に結合したものである。孔５８の上部および下部の表面
６０は位相幾何学的に鞍型として知られるもので、第１
図の側面１８から見られるように凹面をなし、第２図の
側面２４から見て点線で示されるように凸面をなしてい
る。

垂直面内にある右側面２４の一部はこのように、管状把
手１６が細長い中央部を形成する砂時計または犬の骨に
似ている。右側面２４の残りの部分は平面状ではなく、
上部および下部の平面部分から内方に向かって傾斜し、
第１図に示すように側面が椀状をなす曲線に沿い側面１
Ｂおよび２０と交叉する。これら同一部分がまた孔５８
の側方から側面２２に向かって傾斜し最後にラベル取り
付は面５６と結合する。

底端壁２８は直方形で丸い縁３０中夫のくぼみ３２とを
有する。容器の重みは通常、縁３０で支えられ、くぼみ
３２はべと付いた表面に接着するのを低減する。

蓋１４を除き、容器とノズルの全体は一操作でプラスチ
ック材からブローモールドにより成形される。適当なプ
ラスチック材にはポリエチレン、ポリプロピレン、その
他同様の密度と疲労耐性とを有するものがある。

容器は第１図の一点鎖線で示すようにノズル１２を自立
垂直位置にして成形されるので、容器には従来通り垂直
位置で充填することができる。充填後蓋１４を捩って取
り付は出荷、収納のためノズル１２を９０度曲げて頂壁
２６にクランプ化めする。容器は不凍液、ガソリン、潤
滑油、ウィンドシールド・ワイパー洗浄液その他数多く
の流体を収容し貯蔵するのに使用し得る。

ノズル１２の可撓性の故に、容器を傾けて内容の注入を
開始する前にノズルを曲げてクランクケース、ラジェー
タその他の受は口の上に位置決めすることが可能となる
。

ノズルは長いので、流体が出て来る前にノズルの位置を
修正するための余裕「移動１時間が生じ、こぼれる可能
性をさらに低減する。ノズル口径は製品粘度、所要流量
、製品を注入する受は口の寸法により変えることができ
る。

水平位置の容器の重心近くに把手１６が位置することか
ら、取り扱いがより易く、注入作業がより制御し易くな
る。

また、頂部端壁２６は段付形態をとっており、ノズル１
２が収納位置にあるときに該ノズルの自由端がその上に
伸長しているところの頂部端壁の部分３４が、該部分３
４と平行でかつノズル１２がそこから突出しているとこ
ろの頂部端壁の部分３６よりも、底部端壁２８からの距
離が遠くなるようになされているので、ノズル１２を頂
部端壁上に保持するのに必要な前記ノズルの屈曲部の鋭
さは減じられ、ノズル１２に無理な力が働かないですむ
。

さらに、本発明の容器は、把手１６と、注ぎ位置および
収納位置におけるノズル１２との相対位置が工夫されて
おり、中身を注ぐときは注ぎやすく、また、運搬すると
きは収納位置にあるノズルが不用意に外れたりする可能
性があまりないようになされている。

【図面の簡単な説明】

第１図は容器の縮尺前面図であり本発明の望ましい実施
例を図解し、蓋を外して延ばされたノズルを一点鎖線で
示し、蓋をして収納のため固定されたノズルを実線で示
す。 第２図は容器の側面図である、把手と側壁が傾斜して把
手の背後に把握部を形成する態様とを示す。 第３図はノズルを延ばした位置の容器の上面図であり、
容器の頂壁と一体の単数または複数のクランプの位置を
示す。 第４図は２個の連結可能のクランプの断片的な拡大図で
ある。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、流体容器であって、 実質的に平坦で剛性の連続した側壁と、自立性のある頂
   部端壁と、自立性があり、前記頂部端壁と対向し、実質
   的に平坦で剛性の底部端壁とを有する、非折たたみ式の
   定形性のある剛性中空体を形成する、単体形で一体成形
   の自立性ある薄肉部材と、 前記頂部端壁から延びかつそれと一体になっている細長
   い管状ノズルであり、収納位置と注ぎ位置との間を移動
   可能となされており、可撓部分を備えており、ひとつの
   ある注ぎ位置にあるときには容器から外方に伸長した実
   質的に剛性の位置にとどまるようになされており、外力
   の影響のもとに他の注ぎ位置をとるよう撓むことのでき
   るようになされたノズルと、 該ノズルを前記頂部端壁に隣接した収納位置にとどめる
   ための止め装置と、 前記側壁に把手を形成するための把手装置とを備えてな
   る、流体容器において、 前記頂部端壁は段付形態をとっており、前記ノズルが収
   納位置にあるときに該ノズルの自由端がその上に伸長し
   ているところの前記頂部端壁の部分が、該部分と平行で
   かつ前記ノズルがそこから突出しているところの前記頂
   部端壁の部分よりも、前記底部端壁からの距離が遠くな
   るようになされており、それによって、前記ノズルを前
   記頂部端壁上に保持するのに必要な前記ノズルの屈曲部
   の鋭さを減じ、かつ前記ノズルが収納位置にあるときに
   該ノズルの大部分が前記底部端壁と実質的に平行になる
   ようにしたことを特徴とする流体容器。 ２、前記把手は、前記側壁のひとつにおける細長い折曲
   げ部であって一対の側壁対向部分を与えている折曲げ部
   と、これら対向部分における互いに整列せしめられた細
   長い孔であってそれぞれの縁が互いに一体に結合されて
   いる孔とから構成されていることを特徴とする特許請求
   の範囲第１項に記載の流体容器。 ３、前記止め装置が、その一部分が前記ノズルに一体に
   形成され、他の部分が前記頂部端壁に一体に形成されて
   互いに係止可能な部材からなることを特徴とする特許請
   求の範囲第１項または第２項に記載の流体容器。 ４、前記把手は、前記頂部端壁および底部端壁を垂直に
   すべく容器を傾けたときに該容器の重心に隣接した位置
   となるように位置づけられており、また、前記把手は、
   前記ひとつの側壁の高さより短く、前記孔は前記頂部端
   壁と底部端壁との中間に形成されていることを特徴とす
   る特許請求の範囲第２項に記載の流体容器。 ５、前記可撓部分は前記頂部端壁に隣接して位置づけら
   れていることを特徴とする特許請求の範囲第１項乃至第
   ４項のいずれかに記載の流体容器。