JPH0257466B2 - - Google Patents

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JPH0257466B2
JPH0257466B2 JP60085467A JP8546785A JPH0257466B2 JP H0257466 B2 JPH0257466 B2 JP H0257466B2 JP 60085467 A JP60085467 A JP 60085467A JP 8546785 A JP8546785 A JP 8546785A JP H0257466 B2 JPH0257466 B2 JP H0257466B2
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JP
Japan
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insert
core
resin
soft
bits
Prior art date
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JP60085467A
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English (en)
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JPS61245956A (ja
Inventor
Hiroaki Takayama
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Publication date
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コアの外周面に多数のビツトを埋込
み配置してなる掘削用ドリルビツトの製造法に関
する。
〔従来技術とその問題点〕
従来、この種のドリルビツトを製造するにおい
ては、金属性コアの外周面に多数の埋込み穴を設
け、これら各各の穴にビツトを埋込んで焼ばめ、
あるいはロウ付け等によつて固着している。
しかしながら、このような従来の製造手段で
は、コアへの穴明けを機械加工によつて行ない、
しかもその各各の穴にビツトを1本ずつ埋込んで
なることから、作業能率が悪く、生産性に劣るた
めにコスト高になるばかりでなく、コア自体の硬
度が制限され、ビツト埋込み配列における設計上
の自由度も小さいなど、種種の問題があつた。
〔発明の目的〕
本発明は、上記の事情のもとになされたもの
で、ビツトの配列および数などが比較的自由に選
択でき、コアの材質も硬度の高い材料を使用する
こができるようにした掘削用ドリルビツトの製造
法を提供することを目的としたものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明に係る掘削用ドリルビツトの製造法は、
入子造型用空間でワツクスまたは熱可塑性樹脂に
より成型した軟質入子の内面に適当数のビツトの
先端を埋込む工程と、上記軟質入子の内面に炭化
消失可能な樹脂からなる樹脂型を遠心注型法で成
型する工程と、上記軟質入子を入子造型用空間か
ら溶融除去後に該入子造型用空間内で硬質入子を
成型して該硬質入子で上記各ビツトの先端を保持
させる工程と、上記樹脂型の内面に鋳鉄溶湯を注
入して該樹脂型を炭化消失させると同時に上記各
ビツトと一体のコアを遠心鋳造法により鋳造する
工程とで構成される。
〔作用〕 まず軟質入子の内面に埋込み固持されたビツト
の先端は、樹脂型を成型後軟質入子を加熱溶融除
去したときの前記樹脂型による一時的な保持状態
を経て、前記軟質入子と入れ替わりに成型された
硬質入子の内面に埋込み固持される。そしてこの
状態で樹脂型の内面に鋳鉄溶湯を注入して遠心鋳
造すると、同時に前記樹脂型が炭化消失してこの
消失部分を鋳鉄溶湯が埋めるので、各ビツトの基
端がコアが埋設固持され、冷却後硬質入子を除去
することによつて、表面からビツトが突出したコ
アが得られる。
〔発明の実施例〕
以下、本発明を図示の一実施例を参照しながら
説明する。
第1図に示すように、図中1は後述する製造工
程により製造された本発明に係る掘削用ドリルビ
ツトで、半球面状のコア2と、該コア2の外周面
に埋込まれた多数のビツト3…とから構成されて
いる。
すなわち、上記ドリルビツト1を製造するに
は、第2図から第5図に示すように、まず回転盤
10上に下型ホルダ11を設置し、該下型ホルダ
11の下面に開口させた排出孔12を栓体13で
密栓してその上に外枠14を介して上型ホルダ1
5を設置する。該上型ホルダ15は、上面中央部
が開口16し、その開口部16の内周側に環状溝
17を形成してなるとともに、前記下型ホルダ1
1および外枠14とで形成される内部空間に連通
する注入孔18を有するのでこれら下型ホルダ1
1、外枠14および上型ホルダ15で形成される
内部空間に、外径面が所定のコア外径面と同一形
状の適宜厚さを有する半球有底筒状の内枠19を
配置し、該内枠19の上端部19aの前記上型ホ
ルダ15の開口部内周側に形成された環状溝17
に係止される鍵型の支持具20で懸架してビツト
の保持を可能にする入子造型用空間21が形成さ
れるように型組みする(第2図参照)。ついで、
該入子造型用空間21に、前記上型ホルダ15の
注入孔18から溶融したワツクスまたは塩化ビニ
ル、ポリエチレン等の熱可塑性樹脂液22を注入
充填し(第3図参照)、冷却固化させて軟質入子
23を造形するとともに、第4図に示すように、
該軟質入子23が冷却固化した時点で、前記内枠
19を取り外し、前記軟質入子23の造型内周面
23aに適当数のビツト24…の先端部を所定の
設計にもとづいて埋込み固持させる。このとき、
該各各ビツト24…を軟質入子23の造型内周面
23aに埋込むにあたつては、ビツト24を適当
な温度に加熱して軟質入子23の表面を溶融させ
ながら所定の深さまで差込み、いわゆる“焼ば
め”のような状態で固持させるものである。そし
て、この状態で前記回転盤10を回転させて上型
ホルダ15の開口部16からエポキシ樹脂あるい
はフエノール樹脂等の酸化燃焼して炭化する性質
のいわゆる炭化消失可能な樹脂液25を注入し、
回転を伴なう遠心力によつて該樹脂液25を軟質
入子23の造型内周面23aに沿つて上昇させな
がら各各のビツト24間を埋めるようにし、この
ように遠心注型法によつて硬化させることによ
り、前記内枠19の厚さと略等しい樹脂型26を
造型すると同時に、該樹脂型26にビツト24…
を固持させる(第5図参照)。このとき、前記回
転盤10の回転数は、注入樹脂液25の粘度を考
慮して適正に設定され、また注入樹脂液25は希
望する硬化時間により硬化剤、硬化促進剤を適宜
に配合調整して、軟質入子23の造型内周面23
aを覆つた時期の回転している間に硬化するよう
に設定されているもので、これによつて造形され
た樹脂型26は、その上端26aが前記上型ホル
ダ15の開口部16の内周側に形成した環状溝1
7に喰い込み係止させるようになつている。
このように、上記の製造工程によつて樹脂型2
6を成形した後、第6図および第7図に示すよう
に、前記下型ホルダ11の排出孔12を密栓する
栓体13を抜き取り、型全体をバーナ等で加熱し
て前記軟質入子23を溶融させて外部に排出する
(第6図参照)。ついで、軟質入子23の排出後、
再び排出孔12を栓体13で密栓して、前記上型
ホルダ15の注入孔18から入子造型用空間21
に、焼石膏(CaSO4・1/2H2O)と水とを軟泥
状に混合した混合物27を注入充填し、硬化させ
た後、型全体を200〜300℃に加熱して硬石膏
(CaSO4無水物)とした硬質入子28を造形する。
このとき、前記焼石膏に界面活性剤などを混入し
て硬質入子28が通気性を有するようにする。こ
れによつて、前記樹脂型26のビツト24…の先
端部24a…は、上記軟質入子23に替つて硬質
入子28により固持される(第7図参照)。
そして、第8図〜第11図に示すように、上記
した硬質入子28に各各のビツト24の先端部2
4a…が固持された樹脂型26の上端部26aを
硬質入子28の上端面と同一高さに切断した後、
上型ホルダ15および外枠14を取り外し、その
替りにガス抜き孔29を有する鋳造用外枠30
と、ガス抜き孔31を有する鋳造用上型ホルダ3
2を組枠する(第8図参照)。該鋳造用上型ホル
ダ32は、コアの内径に応じたロ径の開口部33
を有し、該開口部33から別途溶解炉あるいは保
持炉によつて約1450〜1500℃に溶融させた鋳鉄溶
湯34を黒鉛ルツボで汲み取つて前記樹脂型26
内に注湯してなるもので、注湯にあたつては、前
記回転盤10を回転させながら行ない、注湯され
た溶湯34が樹脂型26の内周面を遠心力により
上昇し、注湯量に応じた厚みをもつてコア35を
造形する(第9図参照)。このとき、前記シエル
型26は、溶湯34の熱によつて瞬間的に燃焼し
てその残骸26′は炭化する一方、発生する燃焼
するガスは、第9図点線矢印で示すように、通気
性を有する硬質入子28を通つて外枠30、上型
ホルダ32および下型ホルダ11の通気孔29,
31および排出孔12から排出されるようになつ
ているとともに、前記樹脂型26の厚み、硬質入
子28へのビツト24…の埋込み深さおよび硬質
入子28の材質の硬さ等は、前記コア35の凝固
冷却による収縮作用によつても各各のビツトが硬
質入子28から引き抜くことが可能なようにあら
かじめ適宜調整されている。ついで、冷却後に前
記硬質入子28にビツト24を固持させたままの
コア35を型内から取り出し(第10図参照)、
硬質入子28をハンマー等で砕き、さらにコア3
5の外表面の炭化した樹脂型の残骸26′を取り
除くことによつて(第11図参照)、第1図に示
すようなドリルビツト1を得るものである。
なお、本発明は、上記実施例には限定されず、
本発明の要旨を変えない範囲で種種変形実施可能
なことはもちろんである。
〔発明の効果〕
ビツトの先端をまず軟質入子の内面に埋込み固
持させるので、該埋込み作業が容易であり、前記
ビツトは樹脂型の成型後に前記軟質入子と入れ替
えて成型された硬質入子によつてしつかりと固持
されるので、コアの鋳造時に軟質入子への埋込み
固定位置から移動してしまうようなこともない。
しかもコアの鋳造と同時にビツトがコアに一体に
固持されることから、コアの形状およびビツトの
配列や個数を比較的自由な設計でもつて選択する
ことができるとともに、従来のようなビツトの埋
込みに際してコアに機械加工を施す必要がないた
め、コアの硬度が制限されず、コアとしての硬度
の高い材料を使用でき、耐摩耗性の向上を図るこ
とができ、また生産性を高め、コスト的に安価に
製作することができるなど、すぐれた効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る掘削用ドリルビツトの一
実施例を示す斜視図、第2図から第11図は同じ
く製造工程を示す説明図である。 1…ドリルビツト、2,35…コア、3,24
…ビツト、10…回転盤、11…下型ホルダ、1
5…上型ホルダ、23…軟質入子、26…樹脂
型、28…硬質入子、32…上型ホルダ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入子造型用空間でワツクスまたは熱可塑性樹
    脂により成型した軟質入子の内面に適当数のビツ
    トの先端を埋込む工程と、上記軟質入子の内面に
    炭化消失可能な樹脂からなる樹脂型を遠心注型法
    で成型する工程と、上記軟質入子を入子造型用空
    間から溶融除去後に該入子造型用空間内で硬質入
    子を成型して該硬質入子で上記各ビツトの先端を
    保持させる工程と、上記樹脂型の内面に鋳鉄溶湯
    を注入して該樹脂型を炭化消失させると同時に上
    記各ビツトと一体の鋳鉄コアを遠心鋳造法により
    鋳造する工程と、からなる掘削用ドリルビツトの
    製造法。
JP8546785A 1985-04-23 1985-04-23 掘削用ドリルビツトの製造法 Granted JPS61245956A (ja)

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US5863003A (en) 1995-07-26 1999-01-26 Smith; Leward M. Waste processing machine
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JPS60261657A (ja) * 1984-06-08 1985-12-24 Komatsu Ltd 遠心鋳造法

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