JPH02572B2 - - Google Patents

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JPH02572B2
JPH02572B2 JP3585880A JP3585880A JPH02572B2 JP H02572 B2 JPH02572 B2 JP H02572B2 JP 3585880 A JP3585880 A JP 3585880A JP 3585880 A JP3585880 A JP 3585880A JP H02572 B2 JPH02572 B2 JP H02572B2
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JP
Japan
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protrusion
clutch
pressure plate
plate member
plate
Prior art date
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JP3585880A
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English (en)
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JPS56131836A (en
Inventor
Takashi Kyono
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Astemo Ltd
Original Assignee
Atsugi Motor Parts Co Ltd
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Application filed by Atsugi Motor Parts Co Ltd filed Critical Atsugi Motor Parts Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動車の動力伝達装置に使用される摩
擦クラツチのプレツシヤ・プレートに関する。
従来の技術 従来から一般的に知られるように、自動車にあ
つてはエンジンの動力を車輪に伝達するため、摩
擦クラツチ装置がそのエンジンと変速機との間に
設けられている。そしてそのクラツチとして部品
点数が少く、組付工数が少い乾燥単板式のクラツ
チ装置が今日広く用いられている。これは、1枚
のクラツチ・デイスクをフライホイールとプレツ
シヤ・プレートとの間に挟み、これらを一枚のダ
イヤフラム・スプリングで押圧し、その摩擦力に
て、上記動力の伝達を行う様に構成されている。
ところで、かかるクラツチに於けるプレツシ
ヤ・プレートは上記の様にクラツチ・デイスクと
の間の摩擦によつて高温となるため、耐熱性耐摩
耗性および熱伝導性にすぐれた特殊鋳鉄で作られ
るのが一般的である。
発明が解決しようとする課題 しかるに、かかる鋳鉄製のプレツシヤ・プレー
トは鋼鉄などに比較して極めて脆弱で破壊され易
いばかりか、極めて重く放熱効率が十分でないと
いう問題がある。特に、クラツチ装置に組付ける
際に、割れが発生したり、質量のばらつきなどに
起因する動的なバランス不良などの原因に依つて
不良率が高いという問題があつた。また、プレツ
シヤ・プレートのクラツチ・デイスクとの接触面
を精密な平滑面に加工する必要があり、その加工
作業が煩雑となつていた。
本発明はかかる従来の問題点に鑑みて成したも
のである。
課題を解決するための手段 即ち、本発明は、クラツチ・カバにストラツ
プ・プレートを介して連繋される複数の耳片と、
ダイヤフラム・スプリングの外周端に当接してば
ね力を受ける突起と、クラツチフエーシングに摺
接する摩擦係合面とを備えた摩擦クラツチのプレ
ツシヤ・プレートであつて、略円環状の板部材か
ら形成されてなり、この板部材の外周縁に耳片を
形成し、残余の外周縁を折り曲げて突起を形成し
て、突起の突出方向と反対方向の板部材側面を前
記摩擦係合面としたことを特徴としている。
実施例 以下に、本発明の実施例を図面について具体的
に説明する。
第1図は本発明のプレツシヤ・プレートを備え
た摩擦クラツチ装置の要部の断面図であり、この
図において1はクラツチ・カバで、その下端1a
は拡開する様に開口し、その上端1bにはレリー
ズ・ベアリング(図示しない)の挿入を許容する
小径の開孔2が設けられている。このクラツチ・
カバ1は鋼板をプレス加工することに依つて形成
される。また、このクラツチ・カバ1の開孔2の
周辺には、取付孔3が複数箇所にわたつて穿設さ
れており、これらにはリベツト4が固着され、こ
のリベツト4でダイヤフラム・スプリング5を、
これを内外にはさむ一対の支点リング6を介して
クラツチ・カバ1に枢支している。
なお、このダイヤフラム・スプリング5は全体
として皿状の環状をなし、内径孔7から半径方向
に切込んでリベツト4の挿入孔8に開口する複数
のスリツト9でフインガー10が形成され、この
フインガー10は上記開孔2から挿入されるレリ
ーズ・ベアリングを接触せしめうる様になつてい
る。
一方、11は本発明にかかるプレツシヤ・プレ
ートである。このプレツシヤ・プレート11は、
鋼鉄製の略円環状の板部材から形成されており、
クラツチ・カバ1にストラツプ・プレート20を
介して連繋される複数の耳片17がその板部材の
外周縁に打抜き成形され、この耳片17を除く板
部材の外周縁を折り曲げることにより、ダイヤフ
ラム・スプリング5の外周縁に当接してばね力を
受ける突起15が形成されている。そして、この
突起15の先端には、ダイヤフラム・スプリング
5の荷重を受けて作用点となるナイフエツジ16
が形成されている。又、プレツシヤ・プレート1
1は、その内周縁に連設された複数の突片12が
その基部付近から突起15の突出側に折り返され
ている。これによつて、突起15の突出方向と反
対方向の板部材(摩擦係合片14)側面に図外の
クラツチフエーシングに摺接する摩擦係合面14
aが形成されると共に、折り返された突片12で
摩擦係合片14が補強される。上記各突片12は
略台形をなし、これらの一方の角部が再び傾斜方
向に3角形状に折曲げられて、放熱フイン13が
一定の向きに突設されている(第2図参照)。
尚、ダイヤフラム・スプリング5の外周部をナ
イフエツジ16に係合するためのリテーナ・プレ
ート19およびストラツプ・プレート20は、リ
ベツト21でプレツシヤ・プレート11に固定さ
れている。18はリベツト21を挿通するための
取付孔である。
かかる構成になる摩擦クラツチでは、ストラツ
プ・プレート20を介して、プレツシヤ・プレー
ト11がクラツチ・カバ1と連繋しているので、
一体的に回転する関係にあり、このとき、ダイヤ
フラム・スプリング5の上記支点リング6を支点
として作用する偏倚力がナイフエツジ16を介し
てプレツシヤ・プレート11に作用し、クラツ
チ・デイスクをフライホイールに押圧し、それら
相互間の摩擦によつてそのフライホイールの回転
を、クラツチ・デイスクを介して出力軸に伝達す
なわち、クラツチを接続する様になつている。一
方。上記開口2に臨むダイヤフラム・スプリング
5のフインガー10にレリーズ・ベアリング(図
示しない)を介して図中下向きの力を加えると、
支点リング6を支点として、ダイヤフラム・スプ
リング5のプレツシヤ・プレート11に対する上
記偏倚力を釈放する如く作用し、クラツチを解除
する。
かかるクラツチの断続操作で、プレツシヤ・プ
レート11には摩擦熱を生ずるのであるが、板金
成形して得たプレツシヤ・プレート11に依つて
も、従来の鋳造のものに比較し、放熱フイン13
を設けることに依つて十分な放熱効果が得られ、
さらに、突片12を摩擦係合片14に対して折り
返して重畳せしめることで、プレツシヤ・プレー
ト11の構造的な強度を十分に高めることができ
る。そしてこれが組立時に割れを生じたり、バラ
ンス不良が多発するという従来の欠点がことごと
く改善され、全体的にクラツチ装置の大幅なコス
トダウンがはかれる利点がある。
次に、プレツシヤ・プレート11の製造方法に
ついて説明する。
先ず、平板から、突起15、耳片17及び突片
12が略円環状の板部材に備わつた状態に打抜
く。次いで、摩擦係合面14aに対する耳片17
の寸法(位置)を決定する。続いて、放熱フイン
13を突片12に折り曲げ成形した後、この突片
12を折り返す。その後、突起15を突片12が
折り返された側に略直角に折り曲げ、続いてその
先端にナイフエツジ16を形成する。次いて、ナ
イフエツジ16の形状を仕上げると同時に、ナイ
フエツジ16の半径方向位置Pを決定する。
尚、上記突起15およびナイフエツジ16の成
形方法の詳細を、第3図および第4図に基づいて
説明する。
先ず、第3図に示す如くプレツシヤ・プレート
11の突起15を摩擦係合片14に対して直角に
起立した状態に於いて、その摩擦係合片14を金
型22上の所定位置に設置し、その上方に臨ませ
た2つの異なる金型23,24を突起15の上縁
および突起15の内側面にそれぞれ接触せしめ、
金型23を図示の如く突起15に圧印せしめるこ
とで、第3図に示す如きナイフエツジ16を有す
る突起15が形成される。ここで金型24は金型
23に依る突起15上縁に負荷する圧力に依り、
突起15が内側方向へ倒れたり座くつするのを防
止する作用を持ち、これによつて折曲部28の曲
率半径を極力小さく抑えて、摩擦係合面14aの
面積増大を図ることができる。なお、金型24は
突起15の外周に位置させても、突起15の座く
つ等に対して同様の効果がある。つぎに第4図に
示す如く、この様にして成形した突起15を金型
25で支持し、これにナイフエツジ溝27を有す
る金型26を臨ませ、この金型26でさらに突起
15を圧印する。これによつて、突起15はその
ナイフエツジ溝27の内壁に沿つて斜め方向にそ
の基部から内側方向にわずかに折曲される。これ
に依り、ナイフエツジ16のプレツシヤ・プレー
ト11の中心線からの距離Pが規制される。この
とき、さらにその屈曲面28の半径Rを極力小さ
く抑えて、摩擦係合面14aの面積の増大を図
る。かくして形成されたナイフエツジ16はダイ
アフラム・スプリング6を円滑かつ軽快に支承す
る。
以上の如く、本実施例に依れば、1枚の板部材
から成形され、片面にクラツチ・デイスクに対す
る平坦な摩擦係合面を、他面にダイヤフラム・ス
プリングを支持する円弧状ナイフエツジを設けた
ことに依り、成形が容易で容易に破損しないプレ
ツシヤ・プレートを安価に得ることができる。ま
た、それが板部材から成形することにより全体形
状を薄くできるとともに軽量化でき、これの取扱
いや組付け作業が容易となる。さらに、これがプ
レツシヤ・プレートは内径部を折返して重ね合わ
せれば、その強度が格段に向上するという利点が
ある。またさらに、板金成形に依れば、各部質量
のアンバランスが大幅に改善され、車両の振動発
生の原因となるのを防ぐことができる。さらにま
た、板金の一部を起立してフインを形成すれば、
これが内部の空気を外部へ放出する様に作用する
とともに、伝導熱の放熱効果も顕著となり、クラ
ツチ・デイスクなどの他部品への熱害を防止する
ことができる。加えて、本実施例に依れば、円弧
状のナイフエツジを有する突起を平坦な係合面の
外周部で、係合面に対して略直角に形成した後、
金型に依りその先端部を上記係合面に対して略直
角な方向に印圧成形してナイフエツジを形成した
ことに依り、その先端を高精度で鋭い支点とし
て、ダイヤフラム・スプリングを低抵抗で支承
し、そのダイヤフラム・スプリングの動作を高感
度で応動せしめうる。なお、このナイフエツジの
先端縁にコイニング加工を施すことに依り、強度
並びに耐摩耗性を一段と向上できる。
発明の効果 以上述べたように本発明によれば、プレツシ
ヤ・プレートは、略円環状の板部材から形成され
ており、この板部材の外周縁に耳片を形成し、残
余の外周縁を折り曲げて突起を形成して、突起の
突出方向と反対方向の板部材側面を摩擦係合面と
しているため、鋳鉄製のプレツシヤ・プレートに
比較して、その重量を軽くできると共に、質量の
ばらつきなどに起因する動的なバランス不良を防
止できる。加えて、従来例において生じていた鋳
造欠陥に起因する不良品の発生の虞れをなくすこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施例を示し、第1図は本発明
にかかるプレツシヤ・プレートを備えた摩擦クラ
ツチ装置の要部の縦断面図、第2図は同じくプレ
ツシヤ・プレートの要部を拡大して示した平面
図、第3図および第4図はプレツシヤ・プレート
の成形方法を示し、プレツシヤ・プレートを第2
図のA−A線で切断した場合に於ける金型要部の
縦断面図である。 1……クラツチ・カバ、5……ダイアフラム・
スプリング、11……プレツシヤ・プレート、1
4a……摩擦係合面、15……突起、17……耳
片。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クラツチ・カバにストラツプ・プレートを介
    して連繋される複数の耳片と、ダイヤフラム・ス
    プリングの外周端に当接してばね力を受ける突起
    と、クラツチフエーシングに摺接する摩擦係合面
    とを備えた摩擦クラツチのプレツシヤ・プレート
    であつて、略円環状の板部材から形成されてな
    り、この板部材の外周縁に耳片を形成し、残余の
    外周縁を折り曲げて突起を形成して、突起の突出
    方向と反対方向の板部材側面を前記摩擦係合面と
    したことを特徴とする摩擦クラツチのプレツシ
    ヤ・プレート。
JP3585880A 1980-03-21 1980-03-21 Pressure plate for friction clutch and manufacture thereof Granted JPS56131836A (en)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01210620A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用クラッチのプレッシャプレート
JPH01210621A (ja) * 1988-02-19 1989-08-24 Aisin Seiki Co Ltd 車両用クラッチの締結構造
JP2885153B2 (ja) * 1995-09-18 1999-04-19 日本電気株式会社 Sng製造用触媒材料及びsng製造方法

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