JPH0256786A - 透明カセット用滑りシート - Google Patents

透明カセット用滑りシート

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JPH0256786A
JPH0256786A JP20859588A JP20859588A JPH0256786A JP H0256786 A JPH0256786 A JP H0256786A JP 20859588 A JP20859588 A JP 20859588A JP 20859588 A JP20859588 A JP 20859588A JP H0256786 A JPH0256786 A JP H0256786A
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JP
Japan
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antistatic
silicone resin
sliding
group
transparent
Prior art date
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Application number
JP20859588A
Other languages
English (en)
Inventor
Tomoyuki Murakami
知之 村上
Minoru Komura
小村 稔
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Publication of JPH0256786A publication Critical patent/JPH0256786A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、オーディオカセット、ビデオカセット等の
カセットに組み込まれる透明カセット用滑りシートに関
するものである。
〔従来の技術〕
オーディオカセット、ビデオカセット等のカセット内に
は、磁気テープ走行時におけるテープとケース内壁面と
の摩擦を低減し、テープ走行の安定化を図るためのカセ
ット用滑りシートが組み込まれている。この種のカセッ
トにおいては、巻きテープの左右両側面が、ケースの内
壁面に設けられた滑りシートの表面に接触しながら回転
することによって、テープの円滑な走行と巻き乱れの防
止とが図られている。このような機能を発揮する滑りシ
ートは、巻きテープ側面との滑り性が良好なことはもち
ろんであるが、テープとの接触によって発生した静電気
にもとづく走行持続性の低下を防止するため、帯電防止
性能も要求されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このような滑り性と帯電防止性の両特性を付与すること
を目的として、従来、プラスチックシートに、シリコー
ン樹脂と帯電防止剤とを混合状態で、もしくはそれぞれ
を別々に塗布し滑り層を形成するという技術が開示され
ている(特開昭58−146065)。しかしながら、
上記のようにシリコーン樹脂と帯電防止剤とを混合状態
で塗布する場合には、シリジーン樹脂と帯電防止剤とが
それぞれ疎水性と親水性とであって、本来相溶しないも
のであるところ、上記混合液を溶剤で希釈することによ
り、両者を完全溶解状態にして使用することが行われて
いる。しかしながら、このような溶液を使用すると、塗
布液の乾燥過程で溶剤が減少するにしたがって両者が分
離し、均一な滑り層が得られず、また、帯電防止剤が滑
り層の表面にブルーミングするため、経口によりべとつ
きを生ずるようになる。したがって、滑り層本来の性能
が得られない。また、シリコーン樹脂と帯電防止剤とを
それぞれ別々に塗布する場合には、滑り層が二層構造に
なり、その表面層側に位置するものの特性しか発揮され
なくなり、滑り性と帯電防止性の両特性を発揮させるこ
とはできない。
この発明はこのような事情に鑑みなされたもので、滑り
性と帯電防止性の両特性を備えた透明カセット用滑りシ
ートの提供をその目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するためこの発明の透明カセット用滑
りシートは、帯電防止性基が導入された帯電防止変性シ
リコーン樹脂およびそれ以外のシリコーン樹脂を有効成
分とする滑り層がプラスチックシートの片面に形成され
ているという構成をとる。
〔作用] すなわち、この発明の透明カセット用滑りシートの滑り
層は、本来的に滑り性を有するシリコーン樹脂の分子構
造中に帯電防止性基を導入し、滑り性と帯電防止性の双
方を備えた帯電防止変性シリコーン樹脂を用いて滑り層
が形成されているため、従来のような帯電防止剤とシリ
コーン樹脂との分離等の問題は生じず、長期にわたって
安定な滑り性と帯電防止性を奏するようになる。
この発明の透明カセット用滑りシートは、基材となるプ
ラスチックシートと、帯電防止性基が導入された帯電防
止変性シリコーン樹脂と、それ以外のシリコーン樹脂を
用いて得られる。
上記プラスチックシートとしては、ポリエチレンフタレ
ート、ポリブチレンフタレート、ポリカーボネートポリ
プロピレン等からなる透明なものが用いられる。
上記帯電防止性基が導入された帯電防止変性シリコーン
樹脂としては、下記の式(I)、  (II)(III
)で示されるものがあげられる。
以上の3種類の帯電防止変性シリコーン樹脂!■、■は
、それぞれ単独で用いてもよいし、併用しても差し支え
はない。このような帯電防止変性シリコーン樹脂を使用
して滑り層を上記プラスチックシートの片面に形成する
場合には、ジメチルシリコーンで代表される帯電防止性
を有しない通常のシリコーン樹脂と混合使用する。
この場合、帯電防止変性シリコーン樹脂とそうでないシ
リコーン樹脂の比率は、重量基準で5/100〜100
/100が好適である。すなわち、帯電防止変性シリコ
ーン樹脂が5重量部未満になると帯電防止性が不足し、
逆に100重量部を超えると滑り層にべとつきを生じ、
滑り性の低下減少がみられるからである。
この発明は、上記のような帯電防止変性シリコーン樹脂
と帯電防止性を有しないシリコーン樹脂との混合樹脂を
プラスチックシートの片面に塗布(スプレー、ロールコ
ーティング等も含む)し、熱、紫外線、放射線照射によ
って硬化させる。この場合、塗布層が0.01〜1 g
/rrrと薄いため、通常、溶剤で希釈して塗布したの
ち、溶剤を揮散させ、その後、上記熱、紫外線等を照射
し、シリコーン樹脂を架橋させることが行われる。上記
シリコーン樹脂からなる滑り層は、架橋後の状態で、0
.01〜Ig/ydの状態になっていることが好ましい
。すなわち、滑り層が0.01g/rrr未満であると
滑り性および帯電防止性が不足する傾向がみられる。逆
°に、1 g/rrfを超えると、べとつきを生じロー
ル状に巻き取った場合、ブロッキング現象を引き起こす
傾向がみられるからである。
このようにして得られた透明カセット用滑りシートは、
その滑り層がシリコーン樹脂の本来有する滑り性を発揮
するうえ、帯電防止性も発揮するのであり、このような
特性は経時的に損なわれることがない。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の透明カセット用滑りシートは
、滑り層が、帯電防止性基が導入された帯電防止変性シ
リコーン樹脂およびそれ以外のシリコーン樹脂を有効成
分として構成されているため、滑り性と帯電防止性の双
方の特性を備え、しかもこの特性が経時的に劣化するこ
とがない。
つぎに実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〕 トルエン100gに、シリコーンm脂(信越シリコーン
社製、KS−770A)10gと、触媒(信越シリコー
ン社製、PL−8)0.09gと、ポリエーテル変性シ
リコーン(信越シリコーン社製、KF335A)Igと
を溶解させた。つぎに、この溶液を、ポリエチレンテレ
フタレートからなる厚み50μmのフィルムに固形分付
着量が0゜1 g/%となるように塗布し、140°C
で2分間加熱硬化し、滑り層を形成させた。このように
して得られた透明カセット用滑りシートを第1図および
第2図に示す。図において、1はポリエチレンテレフタ
レート製のシート、2は滑り層である。
〔実施例2〕 シリコーン樹脂(信越シリコーン社製、KS−770A
)10gと触媒(信越シリコーン社製。
PL−8)0.09gとアミノ変性シリコーン(信越シ
リコーン社製、KF−857)0.6gとをトルエン1
00gに溶解した。この溶液を厚み、75μmのポリプ
ロピレンフィルムに固形分付着量が0.1g/イになる
ように塗布し、130°Cで2分間加熱硬化処理し、滑
り層に形成し、目的とする透明カセット用滑りシートを
得た。
〔実施例3〕 シリコーン樹脂として、信越シリコーン社製。
KS−5500Aを10g用い、触媒をベンゾフェノン
0.15 gに変え、樹脂液の塗布後の加熱を100°
C12分に設定し、続いて、IKWのUVランプを用い
、距離20cmで1分間照射し、塗布層を硬化させた。
それ以外は、実施例1と同様にして透明カセット用滑り
シートを得た。
〔比較例〕
ポリエーテル変性シリコーンに代えて、帯電防止剤(花
王社製、エロクトロストリツバ一−N)0.5gを用い
た。それ以外は、実施例1と同様にしてカセット用滑り
シートを得た。
以上の実施例および比較例で得られた透明カセット用滑
りシートを、オーディオカセット用のカセットに組み込
み、走行試験を行った結果、実施例品はいずれも良好で
あり走行性能は経時によっても変化はなかったが、比較
例品は走行試験の途中で走行状態が重くなり、不良と判
定された。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例で得られた透明カセット用
滑りシートの平面図、第2図はそのA−A′断面図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)帯電防止性基が導入された帯電防止変性シリコー
    ン樹脂およびそれ以外のシリコーン樹脂を有効成分とす
    る滑り層がプラスチックシートの片面に形成されている
    ことを特徴とする透明カセット用滑りシート。
  2. (2)帯電防止性基が、シリコーン樹脂分子の側鎖に導
    入されたアミノ基およびポリエーテール基の少なくとも
    一方である請求項(1)記載の透明カセット用滑りシー
JP20859588A 1988-08-23 1988-08-23 透明カセット用滑りシート Pending JPH0256786A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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