JPH025645B2 - - Google Patents

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JPH025645B2
JPH025645B2 JP60131193A JP13119385A JPH025645B2 JP H025645 B2 JPH025645 B2 JP H025645B2 JP 60131193 A JP60131193 A JP 60131193A JP 13119385 A JP13119385 A JP 13119385A JP H025645 B2 JPH025645 B2 JP H025645B2
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JP
Japan
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elastic engagement
engagement part
cleaning plate
elastic
conveyor belt
Prior art date
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Application number
JP60131193A
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English (en)
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JPS61291316A (ja
Inventor
Tomyuki Iwata
Shigeo Maruyoshi
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Sumitomo Riko Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Riko Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Riko Co Ltd filed Critical Sumitomo Riko Co Ltd
Priority to JP60131193A priority Critical patent/JPS61291316A/ja
Publication of JPS61291316A publication Critical patent/JPS61291316A/ja
Publication of JPH025645B2 publication Critical patent/JPH025645B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、コンベヤベルトの表面に当てがわれ
該表面に付着した付着物をかきとつて清掃除去す
るベルトクリーナに関する。本発明は、例えば、
土砂、石炭、コークス、鋳物砂、鉱石などの搬送
物を搬送するコンベヤベルトに設置されるベルト
クリーナに利用することができる。
[従来の技術] 従来、この種のベルトクリーナとして実公昭59
−2021号公報にかかるものが知られている。この
ベルトクリーナの模式的断面図を第4図に示す。
第4図に示すように、板状の基体102と、基体
102上に、端面りんかく形状が略三角形で、中
央部に断面が三角形の空間103が形成された斜
め方向に向く弾性係合部101と、この弾性係合
部101の上端部に取付部が埋設固着され、基体
102に対して直角方向に突出する清掃板100
とから構成されている。
そしてこのベルトクリーナを使用するにあたつ
ては、駆動するリターン側コンベヤベルト700
の表面に清掃板100の上端部100cを略直角
に圧接できるように、基体102を締結すること
により、清掃板100の上端部100cでコンベ
ヤベルト700の表面の付着物をかきとり、以て
コンベヤベルト700の搬送部の表面を清掃する
ことにしている。
[発明が解決しようとする問題点] この従来のベルトクリーナでは、空間103が
施されているので、弾性係合部101を硬いゴム
で形成しても、空間103のぶん清掃板100を
柔らかく弾性支持でき、その結果、コンベヤベル
ト稼動時に、コンベヤベルトの長手方向に生じる
張力変化に伴うリターン側コンベヤベルトの上下
方向の変動に対して、清掃板100の追従性を少
しでも高めることができる。しかしながら、上下
方向の追従性は必ずしも充分ではなかつた。
またこの空間103が施されているため、清掃
板100が揺動しがちで、早期に清掃効果が低減
するという問題を有していた。即ち、空間103
が施されているため、走行するコンベヤベルトの
上下方向の変化に対して、清掃板100が基体1
02を支点として大きく、図面上左右に揺動し、
その結果、ベルト表面と接する清掃板100の上
端部100cがベルト表面と接するエツジ角度が
大きくなるように摩耗が進行するので、清掃効果
が早期に低下する欠点を有していた。
本発明は上記した問題点を解決するためになさ
れるものであり、その目的は、清掃板の揺動角度
を抑制しつつ上下方向の追従性を高めることがで
き、これにより長期にわたつて優れた清掃効果を
維持できるベルトクリーナを提供するにある。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係るベルトクリーナは、上記目的を達
成するために、清掃板の上下方向の移動量を大に
確保しつつ水平方向の移動量を小にし、以て清掃
板の揺動角度を小さ目に抑制したものである。こ
こで、上下方向とは、コンベヤベルトの表面に対
して直角又はほぼ直角方向を意味する。水平方向
とは、コンベヤベルトの表面と平行又はほぼ平行
な方向を意味する。
即ち、本発明に係るベルトクリーナは、リター
ン側コンベヤベルトの表面に略直角に圧接し、上
端部でコンベヤベルトの表面に付着した付着物を
清掃することになる板状の清掃板と、 清掃板の表面及び裏面のそれぞれ上下方向の中
央部に接続され、コンベヤベルトの走行方向と平
行にかつ清掃板の面方向とほぼ直交する向きにの
びて清掃板の中央部を弾性支持するゴム製の第1
弾性係合部と、 清掃板の表面及び裏面のそれぞれの下端部に接
続され、コンベヤベルトの走行方向と平行にかつ
清掃板の面方向とほぼ直交する向きにのび清掃板
の下端部を弾性支持するゴム製の断面腕状の第2
弾性係合部と、 各第1弾性係合部と各第2弾性係合部とを連結
し、内部に第1空間をもつ台形枠を第1弾性係合
部及び第2弾性係合部とで形成し、第1弾性係合
部および第2弾性係合部の肉厚のゴム製の弾性連
結部と、 第2弾性係合部の下方に第2空間を形成して第
2弾性係合部を保持する基体とで構成され、 清掃板の上端部に作用するコンベヤベルトの走
行方向と平行な方向の力に対しては第1弾性係合
部および第2弾性係合部の圧縮および引張り方向
の反力で対応し、コンベヤベルトの走行方向と直
角方向の力に対しては第1弾性係合部および第2
弾性係合部のせん断方向の反力で対応する構成と
したことを特徴とするものである。
以下構成要素に分けて説明する。
本発明の構成要素である清掃板は、上端部でコ
ンベヤベルトの表面に付着した付着物を清掃する
機能をもつ板状の部材である。清掃板は、従来と
同一の構造、材質とすることができる。例えば清
掃板の上端部は、該上端部の摩耗を少なくすると
いう意味で、超硬合金製のチツプ、セラミツクス
製のチツプで構成することが好ましい。この場合
清掃板の残りの部分は、鋼板やステンレス鋼板等
から作製することができる。
本発明の構成要素である第1弾性係合部は、清
掃板の表面及び裏面のそれぞれの中央部に接続さ
れており、清掃板の上下方向の中央部を弾性支持
する断面腕状のゴム製の部材である。ここで、清
掃板の中央部とは、清掃板の上端部及び下端部を
除く清掃板の中間部を意味する。よつて清掃板の
中央部は、清掃板の下端部にかたよつた部位で
も、清掃板の上端部にかたよつた部位でもよい。
第1弾性係合部は、後述の実施例で例示したよう
にコンベヤベルトの走行方向と平行な方向で水平
方向にのばして配設されている。清掃板の中央部
と第1弾性係合部とを接合するにあたつては、第
1弾性係合部と清掃板とを一体的に加硫接着する
構造、あるいは、清掃板の中央部に貫通孔を形成
し、この貫通孔にゴム材料を流入させ、これによ
り清掃板の表面側の第1弾性係合部と清掃板の裏
面側の第1弾性係合部とを一体とする構造等を採
用することができる。第1弾性係合部は、後述の
実施例で例示するように、第1弾性係合部の外端
部と清掃板の上部とを連結するカバー部をもつ構
造が好ましい。
本発明の構成要素である第2弾性係合部は、清
掃板の表面及び裏面のそれぞれの下端部に接合さ
れ該下端部を弾性支持する断面腕状のゴム製の部
材である。第2弾性係合部は、第1弾性係合部と
同様に、コンベヤベルトの走行方向と平行な方向
でほぼ水平方向にのばして配設されている。清掃
板の下端部と第2弾性係合部とを接続するにあた
つては、第1弾性係合部の場合と同様に、清掃板
と第2弾性係合部とを一体的に加硫接着する構
造、あるいは、清掃板の下端部に貫通孔を形成
し、この貫通孔にゴム材料を流入させ、これによ
り清掃板の表面側の第2弾性係合部と清掃板の裏
面側の第2弾性係合部とを一体とする構造等を採
用することができる。
本発明の構成要素である弾性連結部は、第1弾
性係合部と第2弾性係合部とを連結するゴム製の
部材であり、第1弾性係合部や第2弾性係合部の
肉厚よりも厚いのでこれらよりも変形しにくい。
本発明では弾性連結部を介して第1弾性係合部と
第2弾性係合部とが連結された結果、内部に第1
空間をもつ台形枠が形成される。
なお、前記した第1弾性係合部、第2弾性係合
部、弾性連結部は、難変形性をもつ。ここでゴム
の変形能にも硬軟いろいろあるが、難変形性と
は、清掃板を保持しても清掃板の自重で第1弾性
係合部、第2弾性係合部、弾性連結部がほとんど
たわまない程度の比較的硬いゴム硬度を意味す
る。また、前記した三者は、一般には、同一種類
のゴム材料で一体的に形成する。ゴム材料は、天
然ゴム、合成ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブ
タジエンゴム、クロロプレンゴム等を用いること
ができる。ゴム硬度は清掃板の重量によつて異な
るが、例えばJISK6301で50〜70とすることがで
きる。
本発明の構成要素である基体は、ベルトクリー
ナの固定部となる部材である。故に通常、コンベ
ヤベルトのフレーム等に取着される取着部を有す
る。基体は、通常、金属材料から形成されてい
る。基体は第2弾性係合部を保持している。この
場合、第2弾性係合部と基体とを一体的に加硫接
着して第2弾性係合部を直接に保持してもよい
し、他の部材を介して保持してもよい。例えば、
基体と弾性連結部とを一体的に加硫接着し、これ
により基体は、弾性連結部を介して第2弾性係合
部を保持することにしてもよい。このように基体
が第2弾性係合部を直接的に又は、他の部材を介
して間接的に保持する結果、第2弾性係合部の下
方に第2空間が形成される。
なお、基体と第2弾性係合部との間には、該第
2弾性係合部の水平方向への移動を規制するスト
ツパ部を設けることが好ましい。
ストツパ部は、基体に設けても、第2弾性係合
部に設けてもよい。又、ストツパ部は、基体と第
2弾性係合部とを連結するように、架橋状態に設
けてもよい。
[作用] (1) 上下方向の力が清掃板の上端部に作用する場
合には、清掃板は上下方向に移動しやすい。その
主たる理由は、清掃板はゴム製の第1弾性係合部
と第2弾性係合部とで第1弾性係合部および第2
弾性係合部のせん断方向の反力で弾性支持されて
いること、第1弾性係合部の下方に第1空間が形
成されていると共に第2弾性係合部の下方に第2
空間が形成されていること、である。
そのため、本発明に係るベルトクリーナにおい
ては、第4図に示す従来に比して、上下方向の撓
み量、移動量が大きい。
一方、清掃板の表面側から裏面側に向かう水平
方向(コンベヤベルトの走行方向と平行な方向)
の力が清掃板の上端部に作用した場合には、それ
に伴つて、清掃板の上端部は力の作用した方向へ
揺動せんとする。このとき清掃板の下端部は第2
弾性係合部に連結されて弾性支持されており、又
清掃板の中央部は第1弾性係合部に接続されて弾
性支持されているため、第1弾性係合部および第
2弾性係合部の圧縮および引張り方向の反力で対
応し、清掃板の揺動は所定範囲内に抑制される。
故に本発明に係るベルトクリーナでは水平方向の
撓み量、移動量が小さい。
なお清掃板が揺動せんとするときには、清掃板
の中央部が揺動中心域となる。清掃板の中央部を
弾性支持している第1弾性係合部は、厚肉で変形
しにくい弾性連結部に連結されているからであ
る。
(2) さて本発明のベルトクリーナを使用するにあ
たつては、従来と同様にコンベヤベルトの表面に
清掃板の上端部を当てがう。この場合、第1弾性
係合部及び第2弾性係合部が僅かに下方へ傾くよ
うに、かつ、清掃板がコンベアベルトの走行方向
と直角又はほぼ直角となるように当てがう。
このように当てがうと、走行するコンベヤベル
トの表面に付着している付着物は、コンベヤベル
トの走行によつて、清掃板の上端部に当り、これ
により該付着物は清掃板の上端部によつてかきと
られ、この結果、付着物はコンベヤベルトから清
掃除去されて落下する。
コンベヤベルトの表面に清掃板が当てがわれる
際には、本発明に係るベルトクリーナでは清掃板
が上下方向に大きく変位でき、コンベヤベルトが
上下方向へ変動した場合であつても、あるいは、
清掃板の上端部が摩滅した場合であつても、清掃
板の上端部はコンベヤベルトの表面に自動的に追
従しやすく、よつて清掃効果を良好に確保でき
る。
またコンベヤベルトの付着物を清掃除去するに
際には、清掃板の上端部はコンベヤベルトの表面
との摩擦等によつてコンベヤベルトの移動方向へ
揺動せんとする。しかし前述したごとく本発明に
係るベルトクリーナにおいては水平方向の撓み量
が小さいため、清掃板はあまりにも揺動すること
ができない。よつて清掃効果を良好に確保でき
る。
[発明の効果] 本発明に係るベルトクリーナでは、清掃板は第
1弾性係合部及び第2弾性係合部で水平方向(コ
ンベヤベルトの走行方向)への動きを規制される
ため、清掃板の揺動角度を抑制できる。故に清掃
板の上端部のエツジの摩耗を抑制でき、長期間に
わたり優れた清掃効果が得られる。
また本発明に係るベルトクリーナでは、第1弾
性係合部及び第2弾性係合部を難変形性をもつ比
較的硬いゴムで形成されているが、清掃板の上端
部の追従性を高めることができる。
そのため本発明では、コンベヤベルトの表面に
付着している付着物の掻き落とし漏れを少なくす
ることができ、優れた清掃効果を長期間にわたり
維持できる。
更に、本発明のベルトクリーナでは、圧縮力、
引張力が作用しない中立線の部分、それに近い部
分を、ゴム材が存在しない第1空間としているの
で、材料ロスを改善できる。
[実施例] (第1実施例) 本発明に係るベルトクリーナの第1実施例を第
Y図に示す。
(1) 第1実施例の構成 第1実施例に係るベルトクリーナは、清掃板
1と、第1弾性係合部2と、第2弾性係合部3
と、弾性連結部4と、基体5とで構成されてい
る。
清掃板1は、鋼板にて作製された本体10
と、該本体10にロウ付けされた上端部として
の超硬合金製のチツプ11とからなる。
清掃板1の上部には貫通孔12が形成され、
清掃板1の中央部には貫通孔13が形成され、
清掃板1の下端部には貫通孔14が形成されて
いる。これらの貫通孔12,13,14は、図
示はしないが清掃板1の幅方向に複数個並設さ
れている。
第1弾性係合部2は、清掃板1の表面1a側
及び裏面1b側のそれぞれにほぼ水平方向、即
ちコンベヤベルト7の走行方向とほぼ平行な方
向にのびるように形成されている。
本実施例では、貫通孔13にゴムが装填され
ており、これによつて清掃板1の表面1a側の
第1弾性係合部2と、清掃板1の裏面1b側の
第1弾性係合部2とは接続されている。この結
果第1弾性係合部2と清掃板1の中央部とは接
続され、清掃体1の中央部は表面1aおよび裏
面1b側から第1弾性係合部2によつて弾性支
持されている。
第1弾性係合部2の上方には、薄肉状のカバ
ー部16が設けられている。カバー部16は、
第1弾性係合部2の外端部と清掃板1の上部と
を接続している。ここで、貫通孔12にはゴム
が装填されており、これによつて清掃体1の表
面1a側のカバー部16と、清掃板1の裏面1
b側のカバー部16とは接続されている。この
カバー部16は、清掃板1に向かうにつれて上
昇するように傾斜している。なお、カバー部1
6の下方には、第3空間17が形成されてい
る。
第2弾性係合部3は、清掃板1の表面1a側
及び裏面1b側のそれぞれにコンベヤベルトの
走行方向と平行な方向にのびるように形成され
ている。第2弾性係合部3の長さは第1図に示
すように第1弾性係合部2の長さよりも長い。
本実施例では、貫通孔14にゴムが装填されて
おり、これによつて清掃板1の表面1a側の第
2弾性係合部3と、清掃板の裏面1b側の第2
弾性係合部3とは接続されている。この結果第
2弾性係合部3と清掃板1の下端部とは接続さ
れ、清掃板1の下端部は表面1aの側および裏
面1b側から第2弾性係合部3によつて弾性支
持されている。
弾性連結部4は、清掃板1の表面1a側及び
裏面1b側のそれぞれに設けられている。弾性
連結部4は、第1弾性係合部2や第2弾性係合
部3よりも厚肉状である。清掃板1の表面1a
側の弾性連結部4は、表面1a側の第1弾性係
合部2の外端部と同じく表面1a側の第2弾性
係合部3の外端部とを連結している。又、清掃
板1の裏面1b側の弾性連結部4は、裏面1b
側の第1弾性係合部2の外端部と、同じく裏面
1b側の第2弾性係合部3の外端部とを連結し
ている。その結果弾性連結部4は、第1図に示
すように、清掃板1に向かうにつれて上昇する
ように傾斜している。
上記のように弾性連結部4で第1弾性係合部
2と第2弾性係合部3とを連結している結果、
第1図に示すように、弾性連結部4と第1弾性
係合部2と第2弾性係合部3とで、第1空間4
0をもつ台形枠が形成されている。本実施例で
は第1図から明らかなようにこの台形枠は清掃
板1を介して対称形状とされている。
基体5は、上方へ延長する側辺部50を有し
ている。この基体5は薄鋼板を2枚結着するこ
とにより構成されている。この基体5の下部に
は、図示はしないが取付部が形成されている。
この取付部は、コンベヤベルト7のフレームに
設置される。基体5の側辺部50には、第2弾
性係合部3と弾性連結部4との接合部が加硫接
着により一体的に保持されている。この結果、
第2弾性係合部3と基体5との間には第2空間
41が形成されている。
なお第1実施例では、基体5と第2弾性係合
部3との間にはストツパ部6が形成されてい
る。ストツパ部6は、清掃板1の下方に位置
し、第2弾性係合部3と基体5とに接続されて
いる。このストツパ部6の主な機能は、清掃板
1がコンベヤベルト7の走行方向へ揺動せんと
するときに抵抗として作用し、清掃板1の水平
方向への揺動を抑制することである。
なお、前記した第1弾性係合部2、第2弾性
係合部3、弾性連結部4、カバー部16、スト
ツパ部6は、比較的硬い同一種類のゴム材料か
ら一体的に形成されている。
(2) 第1実施例の作用及び効果 () 第5図に示すように下向き荷重により清
掃板1が下方向へδだけ移動し、第2弾性係
合部3が二点鎖線で示すように変形したとす
る。このとき、第6図に示すように、変形前
の第2弾性係合部3の長さはlであるが、変
形後の第2弾性係合部3の長さはlである
が、変形後の第2弾性係合部3の長さは伸び
てl′と長くなる(l′>l)。この場合清掃体1
の移動量がδであるにもかかわらず、第2弾
性係合部3の伸び量は、δsinθとなる。よつ
て清掃体1の移動量δの長さに比して第2弾
性係合部3の伸び量は、著しく小さい量であ
る。このように伸び量が小さいと、荷重.伸
縮量の関係を示す第7図の特性線においてW
が著しく小さな領域となり、第2弾性係合部
3の上下方向におけるバネ定数(W/δ)の
値は小さくなる。第1弾性係合部1について
も同様なことがいえ、従つて清掃板1が上下
方向へ移動する場合には、第1弾性係合部1
の上下方向のバネ定数は小さい。
一方、コンベヤベルト7の走行方向と平行
な方向、即ち、水平方向に荷重が加わつた場
合には、上下方向に荷重が加わつた場合と逆
のことがいえる。即ち、この場合には、清掃
体1はコンベヤベルト7の走行方向へ即ち水
平方向へ移動せんとするが、この水平方向へ
の移動量の大半が第1弾性係合部2や第2弾
性係合部3の伸縮量となる。従つて清掃板1
が水平方向へ移動せんとするとき、第7図に
示す特性線において第1弾性係合部2や第2
弾性係合部3の移動量δが大きくなる領域と
なり、故に第7図の特性線から明らかなよう
にWの値が大きくなり、第1弾性係合部2や
第2弾性係合部3の水平方向におけるバネ定
数(W/δ)の値は大きくなる。
() さて本例のベルトクリーナを使用する場
合について説明する。この場合には、基体5
の取付部に取付ボルト等を挿通し、これによ
りコンベヤベルトのフレーム等にベルトクリ
ーナを取付ける。この場合通常、清掃板1の
チツプ11がコンベヤベルト7に対してほぼ
直角となるように、又、第1弾性係合部2や
第2弾性係合部3が僅かに下方へ傾くように
清掃板1をコンベヤベルト7の表面に当てが
う。このような状態で、コンベヤベルト7が
駆動して走行すると、走行するコンベヤベル
ト7の搬送面に付着していた付着物は、清掃
板1のチツプ11に当つて掻きとられ、これ
により付着物は清掃除去され落下する。
なお、コンベヤベルト7が矢印70方向へ
駆動するときには、2個の第2弾性係合部3
は清掃板1の下端部により力を受ける。即
ち、第1図において図示左側の第2弾性係合
部3にはこれが縮むような圧縮力が作用せん
とし、そのため第1図において図示左側の第
2弾性係合部3には圧縮されまいとする反力
が作用する。また、図示右側の第2弾性係合
部3にはこれが伸びるような引張力が作用せ
んとし、そのため図示右側の第2弾性係合部
3には引張られまいとする反力が作用するも
のである。
() このようにコンベヤベルト7の付着物を
清掃除去する際には、本実施例に係るベルト
クリーナは上下方向の移動量が大きいので、
清掃体1のチツプ11が摩滅した場合であつ
ても、あるいはコンベヤベルト7が上下方向
へ振動した場合であつても、チツプ11はコ
ンベヤベルト7の表面に追従しやすい。よつ
てチツプ11が摩滅した場合であつても清掃
効果を良好に確保できる。又、清掃板1は、
コンベヤベルト7の表面とチツプ11との摩
擦等によつてコンベヤベルト7の走行方向へ
揺動せんとする。しかし清掃板1の下端部は
第2弾性係合部3に弾性支持されて動きを規
制され、そのため清掃板1の揺動角度は抑制
される。故に本実施例に係るベルトクリーナ
では、水平方向の撓み量は小さくなり、よつ
て清掃板1は傾動しにくくなり、チツプ11
のエツジの摩耗は防止される。従つて長期に
わたつて優れた清掃効果を確保できる。
又、本実施例では前述した上下方向のバネ
定数が小さいため、コンベヤベルト7の表面
の損傷防止に有効である。
又本実施例では、第1図に示すように弾性
連結部4及びカバー部16は、清掃板1に向
かうにつれて上昇傾斜する構造となつてい
る。そのため、コンベヤベルト7から清掃除
去された付着物が弾性連結部4やカバー部1
6に落下しても、弾性連結部4やカバー部1
6への付着物の堆積を少なく、又はほとんど
無くすることができる。
又、本実施例では第1図に示すように清掃
板1を介して第1弾性係合部2、第2弾性係
合部3、弾性連結部4は鏡面対称形状となつ
ている。そのため、コンベヤベルト7を正転
した場合の清掃板1の傾動量と、コンベヤベ
ルト7を逆転した場合の清掃板1の傾動量と
はほぼ等しくなり、そのため対称形状でない
場合に比べて第1弾性係合部2、第2弾性係
合部3、弾性連結部4にそれだけ無理な力が
作用しにくくなる。
また貫通孔12,13,14にゴムを装填
している本実施例では、第1弾性係合部2、
第2弾性係合部3、カバー部16と基体1と
の接続強度を向上しうる。
(第2実施例) 本発明に係るベルトクリーナの第2実施例を第
2図に示す。第2実施例に係るベルトクリーナの
構成、作用、効果は、基本的には第1実施例の場
合と同一である。但し、ストツパ部6が設けられ
ていない点異なる。
(第3実施例) 本発明に係るベルトクリーナの第3実施例を第
3図に示す。
第3実施例に係るベルトクリーナの構成、作
用、効果は基本的には第1実施例の場合と同一で
ある、但し、第3実施例の場合には、基体5の内
面にはゴム製の当接部60が形成されている。こ
こで、第2弾性係合部3が下方へ弾性変形する
と、第2弾性係合部3と当接部60とは互いに当
接する。そのため第2弾性係合部3がそれ以上下
方つまり基体5側へ移動することを防止すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第3図は本発明に係るベルトクリーナ
の各実施例を示し、第1図は第1実施例に係るベ
ルトクリーナの断面図であり、第2図は第2実施
例に係るベルトクリーナの断面図であり、第3図
は第3実施例に係るベルトクリーナの断面図であ
る。第4図は従来のベルトクリーナの断面図であ
る。第5図は作用状態を説明するためのベルトク
リーナの断面図、第6図は作用状態を説明するた
めの要部の模式図、第7図は伸縮量と荷重との関
係を示す図である。 図中、1は清掃板、10は本体、11はチツプ
(清掃板の上端部)、1aは清掃板の表面、1bは
清掃板の裏面、16はカバー部、17は第3空
間、2は第1弾性係合部、3は第2弾性係合部、
4は弾性連結部、40は第1空間、41は第2空
間、5は基体、6はストツパ部、7はコンベヤベ
ルトをそれぞれ示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 リターン側コンベヤベルトの表面に略直角の
    圧接し、上端部でコンベヤベルトの表面に付着し
    た付着物を清掃することになる板状の清掃板と、 該清掃板の表面及び裏面のそれぞれの上下方向
    の中央部に接続され、該コンベヤベルトの走行方
    向と平行にかつ該清掃板の面方向とほぼ直交する
    向きにのびて該清掃板の該中央部を弾性支持する
    ゴム製の断面腕状の第1弾性係合部と、 該清掃板の表面及び裏面のそれぞれの下端部に
    接続され、該コンベヤベルトの走行方向と平行に
    かつ該清掃板の面方向とほぼ直交する向きにのび
    該清掃板の該下端部を弾性支持するゴム製の断面
    腕状の第2弾性係合部と、 各該第1弾性係合部と各該第2弾性係合部とを
    連結し、内部に第1空間をもつ台形枠を該第1弾
    性係合部及び該第2弾性係合部とで形成し、該第
    1弾性係合部および該第2弾性係合部の肉厚より
    も厚い肉厚のゴム製の弾性連結部と、 該第2弾性係合部の下方に第2空間を形成して
    該第2弾性係合部を保持する基体とで構成され、 該清掃板の上端部に作用する該コンベヤベルト
    の走行方向と平行な方向の力に対しては該第1弾
    性係合部および該第2弾性係合部の圧縮および引
    張り方向の反力で対応し、該コンベヤベルトの走
    行方向と直角方向の力に対しては該第1弾性係合
    部および該第2弾性係合部のせん断方向の反力で
    対応する構成としたことを特徴とするベルトクリ
    ーナ。 2 基体と第2弾性係合部との間には、該第2弾
    性係合部の移動を規制するストツパ部が設けられ
    ている特許請求の範囲第1項記載のベルトクリー
    ナ。 3 第1弾性係合部は、該第1弾性係合部の外端
    部と清掃体の上部とを接続するカバー部をもつ特
    許請求の範囲第1項記載のベルトクリーナ。
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